以前からお客さんにも指摘されていた、イマイチの客室の防音性能。やっと重い腰と軽い財布を解放して取り掛かりました。まずはどのように性能をアップするか?ネットで調べ、材料を買い、遮音用ゴムシートをコーキング材で貼っていきます。
その上にさらに板を張っていきます。今回は北海道産のカラマツ。北海道の在来種の木ではないけど大量に植林されているので一度使ってみたかったもの。赤い感じもよさそう。
「長く休めていいなぁ~」「遊び放題だね」とか言われる宿の経営者として、日々実は何をやっているか、をそっとお伝えしたいと思います。(大体言われる通りです・・)
今日は海別岳に登られるお客さんを「ボクも行きたいなぁ~」とお見送りした後、もちろん掃除、その後、移住関係のパンフレットの原稿の校正や斜里岳山小屋の管理人などの打ち合わせ等をした後、「ドアを閉める音がうるさい!」と何度も女将に怒鳴られていた問題の自宅入口のドアを修正するため大工仕事をはじめました。ウチのドアはほとんど一品制作物で無垢の木と合板を使っているため、とにかく反ったり縮んだりして頻繁に閉まらなくなるのです。休館期間の日課のようになってしまったドア調整。始めると案外重症で丁番もすべて取り外し、微妙にノミで削って少しづらしたり埋め込んだりして取り付けします。何度も失敗するうちなんとか完成。ドアークローザーも取り付け、まずはOK。半日以上かかりましたがこれで1年ぐらいはもつでしょう。
家を建築、改築予定の皆さん、ドアは無垢の木のものは味はあるけど、かなりいいもの+湿度が適当なところ以外で使うと、素人では苦労するメンテナンスが必要です。次作る時はちょっと妥協して厚手の合板にしようと思います。
師走はさすがに遊んでばかりではいけません。まずは掃除。居間の大きな窓を何時間もかけて磨いたのに昨晩は暖かく湿った雪が吹き付けてたちまち汚れてしまいました。まあ外側だけだからしょうがないか・・それにしても雪って意外に汚れているもんです。
10年以上経って初めての薪ストーブのガスケット(煙などが出てこないようにする隙間につける石綿)交換をしました。ぼろぼろになった古いガスケットをはがし、接着剤代わりのセメントをドライバーなどで削ったり砕いたりしながら取って、新しいのを貼り付けました。でもまだやったのは半分。全部やるにはあと1日はかかるかな。
そして毎年恒例のトバのカット。ハサミでやるのですが、あまりにも量が多いのと固いので、指の皮はいつもむけて痛い目にあいます。でもそれだけオホーツクの味は魅力があり、サケも自分が釣ってきたものなのでおいしさひとしおです。