半日遊ぶ

うわさのます焼きを食べに川湯ビジターセンターへ。旧川湯エコミュージアムをちょっと改装し、小さなカフェが2階に出店。もともと雰囲気のいいところだったのですがさらに磨きがかかったよう。アカエゾマツの原生林を眺めながらお茶が飲めます。また、ます焼きにはヒメマスとアメマスがあり(あんことクリーム)これは釣り師であれば食べておかねば。特に皮の部分がサクッとしていて食感がよく美味しかったです。また袋も含めてやはりデザインもいいですね。

屈斜路湖で今年初釣り。というか5回ぐらい投げてみただけ。もちろん釣れません。でも気持ちいいので満足。今年の氷の解けるのはあと1週間ぐらいかな、例年より2週間ぐらい早そう。早く解けろーっ

湖畔の森にはゴジュウカラやシジュウカラ、アカゲラなどが春を楽しんでいます。気温は15℃!

まだほぼ氷結している屈斜路湖と左奥に斜里岳。美幌峠からの眺めはさすが有名観光地。

閉店間際に名物の揚げじゃがいもを堪能。やっぱり美味しいです。今日はとても暖かく穏やかに遊べました。

 

〆の藻琴山

今シーズンのスノーシューツアーも最終日。藻琴山も暖気が続いて雪の状態が心配だったけど夜からの冷え込みにより固く締まり、雪の下のハイマツや笹まで踏み抜くこともなく歩くことができました。それにしても今年の雪解けは早い!

凍結した屈斜路湖は表面だけ解けて水色になっているところが多くなってきました。

山頂近くの稜線では珍しい北と南の両方から枝にエビの尻尾がついていました。

知床岬周辺にだけ見えた流氷。さらば!

やはり素晴らしい斜里岳と知床の山々。いつも駆け降りる北の谷もアイスバーン状態。コケると滑落サヨナラコースだったので往復コースで帰りましたがこの風景を見ながら降りていくのも別世界にいるようです。

こんなハイマツの間を抜けながら下山。でもあと数日暖かい日があれば登山道以外は歩けないでしょう。タイミングのいいラスト藻琴山でした。

 

 

風景も釣りも

朝5時 月と斜里岳 静寂。

知床連山。これらの風景を見られただけでも早起きした甲斐がありました。さて行くか!

久しぶりの阿寒湖。暖かく天気もいいのでテントも張らずに釣ります。しかし氷が固~く厚~く、人力での穴あけで四苦八苦していると隣の紳士が電動ドリルで穴を開けてくれ感謝感激。さすがに来年はボクも買わなきゃダメそう・・そして雄阿寒岳をバックにワカサギエキスパートとなったS嬢、M名人も最初から食べごろサイズを釣りまくり!

ちっこいけどこんなの釣れました。チビサクラあるいはヒメか?

反対側には雌阿寒岳。噴煙も見えます。

阿寒湖の釣れるポイントは10メートル以上と深いので仕掛けの上げ下げに時間がかかるのと上げてくるまでに結構バレます。平日のこのコンディションでは袖針6本仕掛けで小さめのサシと針が良さそう。それでも好調で数百匹は釣れました。阿寒湖は3月末までワカサギ釣りができる予定とのこと。ちょっとしか釣れないときもあるみたいだけどシーズン後半なのに閉鎖された湖水域でこれだけ釣れるのはさすが阿寒湖でした。

ありがとう流氷

南からの強風が吹き荒れ、流氷に続く道(天に続く道の海側)からみた海にもほとんど流氷は無くなりました。

わずかに浜に残った流氷も沖に流されていきます。

オシンコシンの滝の氷もほとんど解けて中腹にはフキノトウの緑が。春だ!

知床の沖合い20キロぐらいまで離れた流氷。強い北風が吹き荒れればまだ戻ってくるかもしれないけどたぶん見納めかな・・

ウトロの道の駅の上空ではオオワシ、オジロワシが10羽ぐらい喧嘩したり上昇気流をつかまえて旋回したりしていました。この日のスノーシューツアーは南からの強風と雨で途中から森のショートコースに変更。でもゆっくりワシたちが見られました。

連日の絶景

スノーシューツアーも後半。今年は今頃になって天気も安定し、気温も一気に上がって連日汗をかきました。虫たちも春を察して川の近くの雪の上にはカワゲラの仲間があちこちに出ています。

モアン山は自然オンリーとは違い、開拓を感じさせてくれるコース。格子状防風林が広大な大地の歴史を物語っています。

ここを管理している方はさすが!MTBがOKになっていたり、「自己責任」というのが素晴らしい!本来アウトドアの行動の原点はこれなのです。

帰路は我が清里町の一本のシラカバへ寄り道。今は「ほしかぜの丘」という名前が付きましたが斜里岳展望台ともいえるところ。(この時は見えなかったけど・・)

そして知床には今さらながら流氷が押し寄せました。今年は北風の強風が吹き荒れていないので大人しい感じですが青色の氷は特にキレイ!

樹々の葉先からもつららが垂れていて春です。

これぞ知床。断崖と流氷。

この湾の奥にたぶんご馳走となった鹿がいるようでワシたちが交互にやってきていました。これは無理して崖に留まっているオオワシ。疲れる態勢だねぇ・・

知床連山の全貌。

フレぺのヒゲもかなり解けました。

今回の神の子池へは道なき道の尾根沿いへ。新雪スノーシュー体験ということでラッセル隊長はじめ健脚な皆さんの後をついていきました。(自分が楽したいだけという話も・・)

雪の少な目の今年は沢にも何度か落ちたりして楽しかったです!?

そして快晴の藻琴山へ。やっぱりここも最高!

大雪の山々も遠望できました。あっちからこっちを見ると斜里岳とか羅臼岳とかわかるのだけどこっちから見るとどれが黒岳でどれがトムラウシでどれが赤岳だかよくわからないなぁ・・?

屈斜路湖、雄阿寒岳、雌阿寒岳。

斜里岳から知床岳まで、流氷のオホーツク海も一望!写真をいくら撮っても足りないぐらい。

山頂付近にはダケカンバの樹氷が残っていました。

帰路は少しコースを変えて網走側の尾根筋へ。

そしていつもの一気駆け降り!振り返ると自分たちの軌跡。

最後はサルオガゼのトドマツ、エゾマツ、ダケカンバの森。充分に疲れるぐらい歩き、最高の風景を見ていいツアーができました。ちょっと歩かせすぎちゃった方、ゴメンナサイ・・

 

 

氷上の休日

今日は体を休めようかと思ったけど家にいるとあれもこれもと仕事をしてしまいそう・・やっぱり別海町の尾岱沼(おだいとう)の氷平線に釣りに行こう!国道244号サーモンロードと呼ばれるこの道も今は両側が雪原。しかし今日は7℃まで上がり道路の雪もすっかり解けて一気に春が来た感じ。

現実感の無い感じの釣り場。暖かいのでテントも張らずに魚を誘います。

知床連山もいつも見ているのと反対側からなので新鮮。

海なのに氷は分厚く硬く穴あけは大変だったけど、少しだけ掘って水を入れ生け簀を作り観察。

こちらでガジと呼んでいるクネクネ、ネバネバの不人気魚。底に餌を落として待つとよく釣れちゃいます。針を外そうとしてもかたくなに口を開けないし力強いし蛇のようにクネって仕掛けがぐちゃぐちゃに・・リリースしたけどちょっと不憫なやつ・・

国後島の泊山をバックに飛ぶオジロワシ。

お隣の釣り人さんの連れてきたワンコ。ワシにちょっとだけ興味あるみたい。

3時間ほどでチカにコマイ、ガジと10匹ほど。捌くことを考えると逆にほっとした釣果。やはり広大な風景の中でゆっくり釣りをするのは最高のくつろぎでした。帰路は清里峠から。夕日と西別岳、出かけて良かった。

 

幻想的初の光景

流氷の上にこれだけの霧が出ているのは初めてで海沿いの道は霧で真っ白。プユニ岬に出ると一面の雲海です。

森を抜け海を見渡す場所へ出ると霧が晴れてきました。昼頃からだんだんと晴れてくることが多いのはこの周辺の特徴でしょう。

男の涙に戻るころにはほぼ霧はなくなり最高の流氷。

夕日で陰影の映える流氷。大満足の一日でした。

曇りがちな天気の中、藻琴山へ

エビの尻尾が南側についていたり北側についていたりと地形と風が想像できるよう。

風は冷たいけど稜線に出て山頂が見えると気分も高まります。

山頂直下の樹氷。天気もちょうどこの時までは見渡せました。

恒例の一気降り!雪は重く深かったので体力と筋力を使いましたが気持ちいい!スノーシューのホントの楽しみを味わえました。流氷も今頃最盛期の様相なので最高の風景をまだまだ楽しめそうです。

 

 

 

森と滝と

毎年のことながらいつも驚く一気の暖気。この日もプラス2℃まであがり神の子池への林道脇は木の上から落ちてきた雪が斜面で転がりバームクーヘンになっています。これを見ると春が近いという感じ。しかし今は氷点下17℃・・

川沿いの森はクリスマスの嵐で倒木だらけ。火山灰地ということもあり根が浅く倒れやすいのです。またこの倒木も大地の栄養となり、また小動物たちの橋ともなり無駄なく土に戻っていきます。

知床フレぺの滝も氷結が進んで髭のようになったり融けて崩落したりを繰り返しています。冬が開けるのももう少しですが、まだあとひと月ぐらい流氷はしっかりいてほしいです。

 

絶景!藻琴山

これだけの絶景を楽しめるスノーシューハイキングはそうそうないと再認識した藻琴山。やはり素晴らしい!

太平洋とオホーツク海の分水嶺にあるここからはオホーツク海に押し寄せている流氷が一望。あそこまで来ているな、というのがわかります。

結氷し、御神渡りのできた屈斜路湖を見下ろしつつトドマツの半樹氷の間を登っていきます。

ダケカンバの霧氷群。

30分ほど斜面を登ると稜線歩きが続きます。雪庇踏み抜き注意!

遠いようで近いような山頂へ。

山頂直下のエビの尻尾が成長し樹氷となったダケカンバの穴からの景色。

氷点下10℃の中、風裏を探して昼食。お湯を沸かし温かいスープやカップ麺で暖まります。でもさすがにじっとしていて日が陰ると寒い!

帰りはこんな斜面を一気降り。慣れてくればスノーシューで走れるところ。こんな風景と雪を楽しめるオホーツクはやはり楽しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

押し寄せないながらも

天に続く道の90度海側、「海に続く道」も流氷の季節は見事。ここの風景も毎日変化するのが楽しみ。

オジロワシが仲良く寄り添って海を眺めていました。

行ったり来たりしている流氷。氷を手に取って遊べます。

輪廻を感じる知床の原生森の中の倒木更新。今年は特にトドマツの幼木が多く、あと10年もしたらトドマツの森になりそう。

水中の部分の青さがとてもキレイ。

男の涙からのオホーツク。

象の鼻も今まではこんな感じ。流氷がもっと来るのかちょっと不安です・・