斜里岳の山小屋、清岳荘の裏手にある原生林ハイキングコースを中学生の課外授業でガイドしてきました。このコースは町内の原生林を見せたくて20年ほど前にボクと元ガイドのKTちゃんで作った想い入れのあるコース。ただ歩くと「森」だけど倒木更新やクマゲラの開けた穴、ヒグマの爪や歯形の残る木や杭など、土と森が世代交代していく状況が見られます。一生懸命説明したけど、地元の子供たちの心に残るかどうかはわかりませんが、自分たちの町には原生林が残っている、ということだけでも覚えていてもらえれば嬉しいです。きよさと観光協会にMapもあるので熊対策をして行ってみてください。
カテゴリー: 自然
花盛り
今期も星々を想う
小鳥さまざま
個体差かなぁ?
斜里岳状況
昨日、今年も斜里岳夏山登山シーズンが始まるため登山道整備に行ってきました。今年はいつ爆風が襲ったのか倒木がとても多く処理に苦闘・・
たまに現れる雪渓も上二股から下はわずか。危険なスノーブリッジもわずかでアイゼンもいりません。(上二股までしか行けませんでしたがそこより上は馬の背まで残雪があるようです)
観光協会の印の押してある標識テープを道迷いが起きそうなところ、沢を渡るところなどに付けていきます。古いものや、誰かが付けてそのままになっているものなど紛らわしいものは外したり看板をつけなおしたり、草刈りをしたり、沢の流れを遮っている枝葉をどかしたり、迷いそうな脇道にロープを張ったりと登りながらの作業はホントこたえます・・
最後の花見?チシマザクラ。
オオバナノエンレイソウやキバナシャクナゲ、エゾイソツツジなども咲いていました。
山ではエゾエンゴサクも今頃です。
温度計の気温は2℃、雨も降ってきて冷たい思いをしましたが、作業が重労働なので意外に冷え切らずにいられました。今年も最高に面白い登山の斜里岳を怪我せず楽しめてもらえたら嬉しいです。
小鳥の季節
パンを買いに・
中標津のパン屋さんへ行く途中に誰もいない裏摩周展望台にて休憩。好きなものを食べるために往復160キロのドライブです・・
多くのパンをゲットした後はちょっと足を延ばして野付半島へ。海霧が出ていていつもと反対側から見る知床連山は宙に浮いているよう。そして気温は20℃から一気に10℃!出発時にダウンを持ってきた女将さんを笑っていたTシャツ一枚のボクが笑われました・・
まだ緑色の少ない野付半島だったけどオジロワシやタンチョウツル、シギ類やサギ類から小鳥も多くやはりバードウォッチングの聖地です。
エゾヤマザクラかな・?森のなかで唯一の彩色が目を引きました。
年1度の発行となったファウラ。たまたま野付半島の特集だったのでネイチャーセンターで購入。ずいぶんと薄くなったけどやはり自然好き鳥好きにはおススメ。たまにでいいからずっと発刊してほしいです。
ロングトレイル整備
現在策定中の釧路~知床を歩く道、東北海道ロングトレイル。清里町としては畑のある田園風景や牧場の丘の中を歩くことはもちろん、摩周湖外輪山から裏摩周展望台そして神の子池へ続く道を開拓しています。今日はまだ公開はしていませんが、先に開通した裏摩周~神の子池間のトレイルの整備をしてきました。
作ったのは主に林業ための林道使って歩く道。ここは天然林や植林地帯の中を下っていくコースで明るく爽快で小鳥が多い場所です。倒木や落ちた枝をどかしたり、目印の標識テープを付けながら6キロの山道を歩きます。
コース横にあったクマゲラが掘った大きな縦穴がいくつも開いたエゾマツ。開けたてのようで穴は透明な松脂を出していました。
森の中のトレイルの終点は神の子池。今シーズンも透き通ったコバルトブルーの水をたたえていました。今秋に開通させたいと計画しているトレイル。環境省が主体となって策定しているので開通したときはけっこう大々的に宣伝されるでしょう。お楽しみに!