原生林を子供らに

斜里岳の山小屋、清岳荘の裏手にある原生林ハイキングコースを中学生の課外授業でガイドしてきました。このコースは町内の原生林を見せたくて20年ほど前にボクと元ガイドのKTちゃんで作った想い入れのあるコース。ただ歩くと「森」だけど倒木更新やクマゲラの開けた穴、ヒグマの爪や歯形の残る木や杭など、土と森が世代交代していく状況が見られます。一生懸命説明したけど、地元の子供たちの心に残るかどうかはわかりませんが、自分たちの町には原生林が残っている、ということだけでも覚えていてもらえれば嬉しいです。きよさと観光協会にMapもあるので熊対策をして行ってみてください。

花盛り

今年も原生花園の花が盛り。ここ小清水原生花園ではエゾキスゲ(エゾカンゾウ)とエゾスカシユリが特に目立っています。

夕方、海が荒れていてしぶきで霞がかかり幻想的な夕焼けの光景を見られました。野付半島なども素晴らしく広大な原生花園が広がっているのでまだ見ていない方は行ってみてください。意外と一つの花の盛りの時期は数日と短いです。

今期も星々を想う

ウチの鳥窓の前にいつも来るベニマシコ(かな・?わかる方、教えてください)。夕日にあたり一層尾の付け根あたりが紅くなっていてハッとする美しさでした。

今日は久々の晴天。今シーズン初の星空撮影ができました。まだ6月なので斜里岳の右側に天の川の中心があります。これからだんだんと斜里岳から離れる右方向に移動していきます。

天の川を渡る人工衛星。今日はいくつも見えました。なんか年々多くなっているような気が・・??流れ星も見えて今夜はいい夢がみられそうです。

 

小鳥さまざま

この時期は宿業としてさすがに遠出することはできないけど、宿の窓からいろいろな小鳥たち(時にはオジロワシやタカ類など)の生活を見て楽しんでいます。このノビタキもよく来る一員。道路に落ちていた虫を見つけて嬉しそうに飛んでいきました。近くで子育てしているのか?

ウチの周りで子育てしているベニマシコ。最近寒いのでよく丸くなっています。紅くて目立つので外敵に見つかりやすいのではないかとおもうけど目立つ方がモテるのかも。小鳥は写真のピンと合わせが難しいけどこれからも写しつつ見守っていきたいです。

個体差かなぁ?

居間の目の前にある電線にはいつも小鳥たちがやってきて美声を聞かせてくれます。(鳥がよく観察できる居間の北側の窓を「鳥窓」と命名しました)今日、現れたのはベニマシコ・・いや・?尾に近い背中の色が真っ赤だ!図鑑で調べるとオオマシコの若鳥のようだけど大きさが違うし・・?個体差なのでしょうか・・今年は多くの種類が見られますが、年により見られる数と種類にばらつきがあるようです。

コン吉7世も毎日徘徊しています。ウチはコンポスト(生ごみをたい肥化するバケツ。キツネやネズミが掘り返す・・)をやめたからそんなにエサは無いはずだけど虫や植物にとっては畑の中のオアシスだから日々の食事処なのでしょう。

斜里岳状況

昨日、今年も斜里岳夏山登山シーズンが始まるため登山道整備に行ってきました。今年はいつ爆風が襲ったのか倒木がとても多く処理に苦闘・・

たまに現れる雪渓も上二股から下はわずか。危険なスノーブリッジもわずかでアイゼンもいりません。(上二股までしか行けませんでしたがそこより上は馬の背まで残雪があるようです)

観光協会の印の押してある標識テープを道迷いが起きそうなところ、沢を渡るところなどに付けていきます。古いものや、誰かが付けてそのままになっているものなど紛らわしいものは外したり看板をつけなおしたり、草刈りをしたり、沢の流れを遮っている枝葉をどかしたり、迷いそうな脇道にロープを張ったりと登りながらの作業はホントこたえます・・

最後の花見?チシマザクラ。

オオバナノエンレイソウやキバナシャクナゲ、エゾイソツツジなども咲いていました。

山ではエゾエンゴサクも今頃です。

温度計の気温は2℃、雨も降ってきて冷たい思いをしましたが、作業が重労働なので意外に冷え切らずにいられました。今年も最高に面白い登山の斜里岳を怪我せず楽しめてもらえたら嬉しいです。

小鳥の季節

首都圏などでは真夏日とか聞こえてくるのにこちらでは峠に雪が積もったり、雨が降ったり止んだりと不安定で肌寒い日が続いています。積雪が特に少なかった斜里岳も融雪が遅れているようでさらに今さら連日雪化粧・・

でも家の周りの雑草の勢いは凄くて毎日のように草刈りや建物の周りに侵入してきたタンポポやスギナ、イタドリなど根深い草と戦続き。そんなイタドリの中で生活しているのか、居間の前の電線にはいつもベニマシコが滞在。他にもいろいろな小鳥たちが来て多忙な季節の心を癒してくれます。これから幼鳥たちも育って出てくるので屋内からもバードウォッチングが楽しめそうです。

パンを買いに・

中標津のパン屋さんへ行く途中に誰もいない裏摩周展望台にて休憩。好きなものを食べるために往復160キロのドライブです・・

多くのパンをゲットした後はちょっと足を延ばして野付半島へ。海霧が出ていていつもと反対側から見る知床連山は宙に浮いているよう。そして気温は20℃から一気に10℃!出発時にダウンを持ってきた女将さんを笑っていたTシャツ一枚のボクが笑われました・・

まだ緑色の少ない野付半島だったけどオジロワシやタンチョウツル、シギ類やサギ類から小鳥も多くやはりバードウォッチングの聖地です。

エゾヤマザクラかな・?森のなかで唯一の彩色が目を引きました。

年1度の発行となったファウラ。たまたま野付半島の特集だったのでネイチャーセンターで購入。ずいぶんと薄くなったけどやはり自然好き鳥好きにはおススメ。たまにでいいからずっと発刊してほしいです。

ロングトレイル整備

現在策定中の釧路~知床を歩く道、東北海道ロングトレイル。清里町としては畑のある田園風景や牧場の丘の中を歩くことはもちろん、摩周湖外輪山から裏摩周展望台そして神の子池へ続く道を開拓しています。今日はまだ公開はしていませんが、先に開通した裏摩周~神の子池間のトレイルの整備をしてきました。

作ったのは主に林業ための林道使って歩く道。ここは天然林や植林地帯の中を下っていくコースで明るく爽快で小鳥が多い場所です。倒木や落ちた枝をどかしたり、目印の標識テープを付けながら6キロの山道を歩きます。

コース横にあったクマゲラが掘った大きな縦穴がいくつも開いたエゾマツ。開けたてのようで穴は透明な松脂を出していました。

森の中のトレイルの終点は神の子池。今シーズンも透き通ったコバルトブルーの水をたたえていました。今秋に開通させたいと計画しているトレイル。環境省が主体となって策定しているので開通したときはけっこう大々的に宣伝されるでしょう。お楽しみに!

オーロラ現る

釣りのほうは3日間ボウズで心折れていたところ太陽フレアの影響でオーロラ出現かも、のニュースが!でも曇天、春霞と強風でのホコリ、花粉であきらめていたけど寝る前に北の空を眺め、よ~くみると赤紫に!撮影するとやっとわかる程度に写っていました。我が家の窓から見られたのも最高でしたが、いつか極地にカーテンのようなオーロラを見に行きたいと思います。