知床を両側から見る

中標津への買い物ついでに知床を両側から見てみよう、と根室海峡側へ向かいました。これはいつもの風景。

これが標津からみた反対側の風景。キレイな円錐形の羅臼岳となだらかな知床岳はどちらから見てもわかる形。

これは斜里岳。ウチから見る山容とまるで違います。やっぱり自分の家から見るのが一番かっこいいべや!

1時間だけ野付湾で釣りをしました。凍った海と向こうは国後の山々。

釣り人の帰った後にはすぐにオオワシ、オジロワシが「なんか落ちてないかな・・」とやってきます。人として複雑な気分・・

氷点下5℃でテントを張らずにやっていると糸も穴も徐々に凍結。4ヶ所移動して結局1匹だけ。地元のオジサンいわく、「釣れだしたのは3年前からだぁ~今年はだめだぁ~」

今日は皆既月食。氷点下15℃の夜空のしたでの撮影は10分で終了。まともに写ったのは半分ぐらい欠けたこの一枚だけ。やっぱりシャッター押すだけじゃこんなもんでしょう。でも皆既月食となったら星が急に多く輝きだしたのは見事でした。天体って魅力ありますね。

 

 

 

流氷来る!

晴れの日が多くなってきました。気温も低くそろそろ流氷来るかな・・?と知床へ。ここは途中の天に続く道。冬に除雪されていたのは初めてで、樹々が葉を落として明るく、より広く感じます。

知床らしくてセンスもいいかな。

海側は少し沖に流氷。

オンネベツ川河口は先に来た小さな氷たちがコロコロしていました。

まだ少なめのオオワシ。羅臼にエサをもらいに行っているのかな?

知床ウトロの道の駅ではお土産ランキング第2位に我が清里町の焼酎が!純粋に地元産の素材を使ったものとしては第1位です!これも美味しい味+ボトルデザインのおかげ。製造、デザインに関わっている方たちを知っている自分としては感激ものです。嬉しいなぁ~

知床の森を抜けるとエゾシカの群れと大きな羅臼岳。

原生林では今年も朽ちていく木、生まれてくる木と更新が見られました。これはクマゲラの食痕。さすがチプタチカプカムイ(丸木舟を掘る神)。鳴き声と姿も見ることができました。

青空・流氷・氷爆。3役揃い踏み。

フレペの滝上からの知床連山。見事。

宿からも沖に流氷がかなり来ているのが見えます。これで北風が吹けば一気に流氷原でしょう。絶景の冬、来ました。

 

知床五湖冬のシーズンへ

冬季知床五湖のガイドコースの下見に警察、消防、斜里町役場、環境省などの方々と知床のガイドの皆さんと行ってきました。しかし今年は雪が少ない!平地や窪地は歩けるぐらいはあるけれど笹の深いところはまだ笹林。雪が少ないので湖面の氷は結構厚く(断熱材としての雪が少ないと湖の水がよく冷えて氷が厚くなる)安心感はあるのですが、森の中一面が銀世界!というまでにはあとドカ雪2回ぐらいはかかりそう。晴天なら最高の風景の知床五湖。これからはドカッと降ってスカッと晴れてほしいものです。

絶景!

今日は久しぶりの快晴。何年経ってもこの風景は心を癒やしてくれます。風もなく夕方からは冷えこんで氷点下10℃以下に下がりました。

夕映えもほんの数分紫色。まだ積雪は少ないけど、もしかしたらこのままこの冬はいくのかな。

それぞれの夕映え

昨日は晴れたり曇ったりでしたが夕映えの海別岳が特に素晴らしかったです。斜里岳とは反対に穏やかな表情の海別岳。色々な表情の山々が楽しめるのもここの特徴でしょう。

ワシだらけ

今年も清里にワシたちがやって来ました。体は大きいのにカラ松のてっぺんに留まるやつが結構います。でも先端の枝が折れ曲がって不安定そう。

オオワシの幼鳥。オジロワシとの見分けが難しい。よ~く見るとまだら模様でくちばしもまだ色は薄いけどオオワシの形です。アップでみたらしっかりこちらを睨んでいました。

留まりやすく飛び立ちやすい枝は人気があります。まあ仲良くやってよ。

よく見るとお腹のあたりの毛が濡れて凍っています。

その下にはサケがいっぱい遡上中。70㌢もあるサケを持ち上げるようです。

斜里岳とオオワシ。北海道だなぁ~ 例年1月中旬まではオオワシが多数滞在するのでお正月の撮影も最高でしょう。

 

 

食べておこう

エサの少ない季節に備えてキタキツネも忙しそうに宿の周りでエサ探し。畑は雪が無くなってネズミも探しやすそうだけど次に降る雪はそろそろ根雪になるだろうか。でもネズミにとっても雪が積もる=雪の下は逆に暖かで敵も見つかりづらい=大胆に動ける・・のかもしれません。今のキツネは毛もフカフカ。外の寒さが伝わってくるようです。

鮮明な虹色

昨日の夕方、にわかに空が暗くなりサァーと雨がぱらつき外を見ると鮮やかな虹。よく見ると2重でキレイな半円でした。昨日はニジマスで今日は虹。これで人生虹色となるでしょう・・

恒例!お正月企画

ロッジ風景画ではお正月は北海道で!という提案で楽しい企画を行っております。是非おいでください。(正月特別割り増しなんてこともありません)

宿の前より見るお正月の斜里岳。こんな風景が見られれば今年も良いこときっとある!!

大晦日。長野県戸隠村でそば打ちを学んだオーナーが地元清里産の高品質のそば粉(秀峰そば)を使い北海道流の打ち方で手打ちしたものをお出しします。おいしいそばの食べ方の一番は「ざる」です。いままで「うどん派」だった人もこの機会にそばにはまってみては・・

深夜11時半過ぎ、歩いて20分ほどのところにある湧き水で有名な来運神社へ初詣に出発。前回は歩いているときに「明けましておめでとうございます!」

とても小さなここの神社ではお賽銭を入れ手を合わせると目の前に地元のおじちゃんたちが神様のように座っていてお神酒を渡してくれます。

元日の朝食はおせち料理とお雑煮。ちょっと寝坊して8時半ごろにお出しします。

食後はゆっくりと町内ツアー(無料)清里町にはオオワシとオジロワシが多くやってくる場所があります。

ちょっと見づらいですが前回はツアー中にエゾフクロウに出会いました。元日から縁起がいい!

お正月でもサケの遡上が見られます!今年は最低の漁獲量だったので遡上も少ないかも・と心配・・

天気が良ければこんな風景の中で昼食。イマイチの場合はパパスランドの足湯につかりながら・・・かな(正月は外食もほとんどやっていないのです・・)

夕暮れは一番山々が輝く瞬間。防寒バッチリで撮影を。

2日からはレギュラーコースのスノーシューツアーを催行。冬は北海道が一番輝く季節。是非おいでください。

 

根室を旅する

1週間引きこもりのように朝から夜中までデスクワークをしてすっかり心身が弱り、”今日は根室へ行こう”とおもいたち出発。さすが冬の太平洋側、天気が良く、冷たい風が吹いています。風蓮湖の道路脇にいたタンチョウヅルのペア。ずっと仲良く寄り添い同じようにエサ探し。

根室半島の付け根、春国岱では久しぶりに森をハイキング。ここには800年ほど前の竪穴式住居跡があちこちに残っています。気候風土のせいでなかなか侵食などが進まないとか。こんな海沿いの崖の上に家があったのですね。彼らの暮らしはたぶん、私たちが思っているより快適で、自然と共存し本当に持続可能な社会であったようです。

その森にも多数のエゾシカがいました。ここ数十年で一気に増えたようです。頭蓋骨が転がっていました。

日本最東端の東根室駅。周りは意外に住宅地なのに駅舎も無く本数も少なくこの鉄路も存続させることが大きな問題です。

34年前、ここで同じ写真をとったはず・・・

納沙布岬の北方館では北方領土問題の発生の状況や歴史的経緯を展示。間宮林蔵さんが書いた地図などがあり、正面にはその領土がすぐ近くに見渡せる。

岩の上の海鳥の楽園と向こうに草原が広がっていそうな北方領土。まさに近くて遠い・・そのうち行ってみたいです。

夕方、回転寿司の根室はなまるへ。こまいやニシン、ホッキなど根室産の魚介メニューも多く美味しくて大満足。ホント北海道の回転寿司はレベル高いです!是非行ってみてください。握っていた職人さん見事な握り方だったなぁ~!