今年も来ました、真冬の暖気。気温は5℃。南風が雨と共に吹き荒れて雪は急速に解け、硬かった圧雪路もザックザク。車のハンドルはとられ路肩に落ちそうになったり、ハマって動けなくなったり(北海道弁だと「あずる」)道路は水浸し。そしてこれからが再びカキ~ンと冷えこんでカッチカチ、ツルツルに・・・明日が恐ろしい・・
カテゴリー: 自然
能取の気嵐
流氷足踏み
輝ける知床岳
知床五湖 ガイド集結
もうすぐ冬の知床五湖のガイドウォークが始まります。それに際し、ガイド、知床斜里観光協会、環境省、知床自然センターの面々が集まり皆で現地にてコースを検討しました。植生保護や踏み固めによる散策コースの雪解けの遅延、湖面上の雪原の景観維持や水中への転落防止など多くの条件を考えて、皆でこうでもない、ああでもないと吹雪の中、何時間もヒートアップしていました。これもしゃべりが本業のガイドゆえ、でしょう。(何も言わずに聞いていた何人かの方々、寒かったでしょう・・早く帰りたかったでしょう・・ゴメンナサイね)でもちょっと引いて皆を見渡してみると、知床のガイドさんたちはみんな真面目で思慮深く、これだけ皆がガイドとしての意識のレベルが高い地域ってそうないだろうし素晴らしいと思います.
また会議室ではなく、現地での打ち合わせって一番いいですね。また個人のガイドは皆社長さんみたいなものだけど、こうやって集まって意志の確認などをすることが同じ土俵で仕事する上で特に大事だと再確認しました。面白かったなぁ~今シーズンも知床のガイドさんたちをよろしくお願いします。(もちろんウチも)
現地産
快晴・極寒・そしてついに・・?
斜里岳夕映え
冬の知床を歩く
オシンコシンを久しぶりに撮影。(といってもコンパクトデジカメですが・・)すでに半分凍っていて真冬の様相。そしてここまで上る階段はただの氷の斜面になっていました・・転倒注意!
今日は知床方面レギュラーコースヘのスノーシューツアー。自然センターから男の涙を目指します。今は意外に積雪が少なく、例年隠れていることもある倒木更新の切り株があちこちに見えていました。昔はこんな太い木がジャングルのように生い茂っていたんだろうなと想像。
男の涙はまだ厚さは薄いですが、ほぼ氷爆。
その先の象の鼻間にある、特に原生林の輪廻を感じる場所。立ち枯れした木がトーテムポールのように生えています。
フレペの滝展望台からは知床連山が一望!天気予報も良い方に外れて絶景でした。
滝の氷の造形も今年も見事!そしてあと1~2週間で流氷が来るのではないかと期待です。
新天地
藻琴山へのスノーシューツアーの予定が悪天候のため、ずっと行きたかった北根室ランチウェイのモアン山コースに変更。中標津からFさんも参加し大阪のOさんと3人で誰もいない雪原を歩き始めます。
ここが特に素晴らしいのは個人の牧場の真ん中を歩かせてくれること。これは日本ではとても先進的でコースを作った方々の志の高さが伺えます。ときにはこんなちょっとしたアドベンチャーもあり。
小川を渡ることも何度かあります。(腰、引けてますよ~)
牛が出られないように、しかし人が通れるように、ということでこんな「乗り越え」も随所にあり。Fさんはスノーシューを履いた足がうまく上がらずフリーズしています(笑)
丘を登って一気降り!これがフワフワと、とても楽しいのです!
風をしのげる沢筋で昼食。
見かけるといつも転んであたふたしているFさん。後ろに転び、前に転び、斜面を滑り落ち・・マジ爆笑。
目指す山頂へ。
振り向くと歩いてきた足あとが丘の向こうまでずっと続いています。
モアン山山頂。この山の下を通った方はわかると思いますが、でっかい「牛」の文字が書いてある山です。格子状防風林が続く広大な根釧原野を見渡す展望。これぞ北海道!
帰りはちょっと迷ったけど無事帰着。歩行時間およそ2時間半。ちょうどいい長さ。北海道でもここでしか味わえない広大な牧場の真ん中を歩ける開放感。これは他にはちょっとない素晴らしさ。これからも行きたいとおもいます。