土ぼこりのあい間に

にじ

畑作地帯で作物がまだ伸びていない時に風が強いとひどい土ぼこりが舞うのは関東も同じですが、春の東オホーツクは今がその時期。氷点下の暴風雪の数日後に25℃になったり、峠が通行止めになったり開いたり・・また風と共に細かい雨も飛んでくるように降るので2重の虹が出て鯉のぼりとともに空に色彩を与えてくれる季節でもあります。

吹雪だ・・

GW吹雪

昨晩から何年かに一度あるGWの吹雪が来ました。でも地面が暖まっているのと雪が湿っているのでそれほどの吹き溜まりもできず、予想の30センチにもならず、これを書いている今(16時)は道路に雪はほとんどありません。あとはこの風が治まってくれれば暖かい春が戻ってくるでしょう。

春 嵐前

斜里春16

 

数日前に山に降った雪で少しお色直しした斜里岳。天気予報では今晩から荒れてきて雨や雪、そして明後日は暴風雪!?の予報。5年に一度ぐらいあるGWの積雪となってしまうのか・・周りの道路はすぐに解けて問題なく走れるとは思うけどバイクやタイヤを夏タイヤに替えてしまったお客さんは来られないかも・・心配だ・・

感じる春

蒸気の季節

 

雪が解けてまだ大地がたっぷり水を含んでいるときに日差しが照りつけるとこのように水蒸気が一斉に湧いてきます。この現象もこの時期だけ。今作付の最中であと2週間もすると畑に緑が生まれるように出てきて作物たちも春本番です。

 

冷水ニモマケズ

極寒ウェーディング

風で南に行ったり北に流れたりしながら砕け、解けていく屈斜路湖の氷。ネオプレーンの胴長を履いているとはいえ、ここでの釣りは人間耐寒テスト。先月までしょっちゅう登っていた藻琴山を望みながら、ルアーを投げたり、フライを降ったり。

白鳥と藻琴

 

まだ少し残っている白鳥も飛んだり鳴いたりしながら数も減ってきました。後ろの森ではキツツキのドラミング。

暴れる

 

この時期のアメマスはお腹ブックリの元気はつらつと、痩せていて、なよっ~と釣れちゃうやつがいます。

ニジ

小さいけどニジマスはパワフル。ウグイもけっこう釣れたけど写真はありません。差別はいかんなぁ・・とおもいつつ。

アメマス大物

パワフル君。このお腹の中はワカサギか?我慢の釣りをしたあとは温泉で解凍。極楽。

半日旅行

開陽台1604

ちょっと行ってみよう!とおもいたち開陽台へ。夏はライダーでにぎわうここも今日は独り占め(女将と2人じめ)。残雪が消えつつある根釧原野はオホーツクとはまた違う情景。

オジロオオワシ

中標津の「こうば」さんの美味しいパンを味わい、風光明媚な野付半島へ。まだオオワシ、オジロワシがもうじき解けそうな海氷の上に何羽もたたずんでいました。カラスもトンビもカモメも混在。

津波避難タワー

先日完成した野付ネイチャーセンターの前にある津波避難施設。ほとんど海抜の無いここに、もし今、津波が来たらどうしよう・・といつも考えていたのでちょっと安堵。たぶん5メートルぐらいまでの波なら大丈夫か・・

仲良し丹頂

タンチョウのカップルは仲良し。ここ野付湾は海。ツルや白鳥は湿原など淡水のところにいるのかな、とおもっていたけど穏やかな湾でエサがあれば海水、淡水どちらでもいいようです。

国後をみるオジロ

オジロワシの青年が国後島を見つめていました。ここに留まるのか、北へ行くのか・・

 

朝の山と夕の山

朝日

一昨日、早起きしたらちょうど日の出の時刻。快晴の空とまだ少し冷たい空気が爽快。冬の間、斜里岳から上がっていた太陽は海別岳との中間点まで移動しました。

連山後光

これは先程の風景。知床半島の上だけ雲が切れて連山が浮かび上がる風景には神々しさを感じます。連日の事務仕事にちょっと疲れて今日は家の回りのいつもの4.6キロを走ったり歩いたり。今年は急激に暖かくなる日も少なく、徐々に春に向かっていて移ろいが優しい感じです。

また見えてます

再び来た

強い北風が昨日より吹き、またまた沖合に流氷が現れました。知床方面も再び接岸している様子。どうも名残惜しくて・・また見に行こうかな。

 

春の亀裂

藻琴3末

週末の案内の下見に藻琴山のハイランド小清水周辺を歩いてきました。雪は緩くなってきていて、スノーシューでもところどころで「ボコッ」ともぐる春の雪状態。急斜面の上は写真のように亀裂が入り雪崩の危険もありそう。この冬のスノーシューツアーは終了しましたが、次はGWからの知床峠周辺のスノーシューハイキングがとても楽しみです。

早春・オホーツク

1キツネまったり

去りゆく流氷とポカポカ昼寝。

2オオワシゆったり

氷船からエサ探し。そろそろ北へ帰るのかな。

3ときしらず

埼玉のTさんのランチはトキシラズのルイベ!一休屋さんの芸術。ちなみにトキシラズとは春~夏と早い時期に捕れた、まだ卵や白子に栄養をとられていない脂ののったサケのことです。美味!

4クマゲラ

原生林ではクマゲラに会いました。森のあちこちではコンコンコンだけでなく、タララララッ~というドラミングも聞こえてきました。恋の季節の始まりです。

5絶景でゆったり

人にとっては絶景。キツネにとっては昼寝の寝床。

6メイプル 今年もイタヤカエデの樹液にありつけました。知床産メープルシロップ。

7エトンビ登り

次の日は転勤で北海道から去ってしまうTさんとエトンビ山の軽・・?登山。自然林の中、徐々に斜度が増していく斜面を約2時間半、ひたすら登ります。この時期は雪の表面が締まっていて登りやすい!もし新雪だったら疲れと時間は倍かかっていたでしょう。

8噴気孔

ルベス岳と同じく、途中にあった穴からは暖かい空気が出ていました。あちこちに地熱の高いところ、人知れずあるんですね~

9急斜面

上部のヤセてきた尾根を登ると、

10清里の町

写真では伝わりませんがオホーツクの大パノラマ。沖には流氷、歩き始めたところに停めた車、わが町清里、斜里、小清水、網走に知床。藻琴山に屈斜路湖まで見えました。

11西から

尾根を歩き、山頂へ。この日は斜里岳を西側から遠望。

13斜里へ

次の日も快晴!今度は東側から斜里岳ルイベピークを目指します。ルイベピークとは以前そこで最高に(最低に)寒いおもいをしてルイベのようになってしまったので勝手に命名。まずは2時間、広くて気持ちのいいトドマツとダケカンバの自然林をゆったり登っていきます。

14抜けると

稜線に出ると正面には東斜里岳。その右側が本峰。北海道冬山の山岳景観。

16野付

目に入る風景は360度絶景。野付半島もまだ氷結中。

15海別 17国後

国後島の近さを実感。泊山、羅臼山。島の半分も見えていないけど佐渡島の2倍という大きな島。行ってみたい!

18東斜里

ルイベピークをすぎ、東斜里岳の手前、標高1200メートル付近まで行きました。暑くて背中汗だくだったり、寒くてプルプル震えたり、オオワシが上空を滑空していったり、クマゲラが鳴きながら飛んでいったり、今回も心に残るハイキングができました。