川北温泉ハイク

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車やバイクではよく行く秘湯、川北温泉。今回は雪の林道を歩いて行ってみることに。クロスカントリースキーで行った跡が少し残っていたものの、積雪はちょうどカーブミラーが鏡だけ見えるぐらいありスノーシューでも少し沈みました。温泉まで林道を5キロ。

Photo_2 途中1キロごとにある看板が、安心感と距離感を与えてくれます。

Photo_3 やった!到着~。で、もちろん誰もいないので隣の女湯をちょっと見させてもらいました。聞いていたとおり、お湯の色がちょっと違う!少しぬるかったけどこんなときだから両方入りました。

Photo_4 男湯はかなり熱かったので、外に出してある水のホースを引き入れ、すこし雪で冷ましました。外気温は0℃。小雪。誰もいない露天風呂は最高でした。・・帰路を除いては・・

その帰路、歩きはじめるとすぐ、こんな山奥なのに何か大きな音が・・・歩くのを止めると数百メートル離れた山の向こうで犬が何頭か激しく吠えている・・・・・・(恐・・)たぶん標津の有名なクマ撃ちの方の犬だと信じたいですが、もしそうだとすると追っているヒグマがこちらに来るかも・・?それともいつか斜里川の上流で吠えられた狼の群れのような野犬・・?こっちはナイフやクマ撃退スプレーは持っているものの所詮弱い一人の人間。もしものときにどうするか、ヒグマと野犬、あるいはクマ追い犬、いずれか場合も考えて・・・まずは見つかる前に逃げるが勝ち!5キロの雪道を小走りに近い歩行。残り1キロほどで声も聞こえなくなりちょっと安心。無事車についたものの、汗だく疲労困憊でした。あ~怖かった・・

スノーシューウィーク終盤2

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そして神の子池。ここはやっぱり面白い!これは元ヘルパーCちゃんの転倒シーン。実はけっこう急斜面を降りています。

Img_2060_1 そして神の子池から流れ出す川べりにはこの冬・・?いや春の第一号フキノトウ。

確実に季節は春になっているようです。

スノーシューウィーク冬終盤1

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冬終盤のスノーシューツアーの毎日です。この冬はずっと寒いのであちこちとても綺麗!藻琴山は樹木がまだ樹氷となっています。氷点下10℃強風・・この時期ではありえないほど寒かったなぁ・・

Img_2047_1 知床の森、これが現実、鹿たちの樹皮食いのひどさといったら・・皮をぐるっと食べられた木は枯れるため、森がなくなってしまわないか心配です。どんどん鹿を食べなくちゃ!

Img_2049_1 ここはフレペの滝ですが、なんと知床にはまだ流氷がけっこうあります。今日網走の流氷観光船に乗ったお客さんもかなり楽しめたとのことで今年はいいですよ~。

阿寒を楽しむ

Photo 冬の阿寒の森。成長の遅いアカエゾ松の原生林は長い時と静寂を感じさせる不思議な森です。

Photo_2 阿寒湖の湖面を歩いてみると全面結氷した湖の真ん中に突然穴が!!これって気をつけてなければ、あるいは吹雪などで表面が覆われていたら・・落ちます・・ここは湖底からお湯が沸いている湯壷といわれるところ。阿寒湖には何か所もあるそうで、スノーモービルも結構沈んでいると聞いたことがあります。凍った湖、河、海、流氷、アウトドアには危険がいっぱい。だから緊張感があってそれを克服したときがよけいに面白いのでしょう。

Photo_3 その湖面を疾走するエゾシカの群れ。見事でした。団体客ばかりが目立つ阿寒湖周辺。個人旅行者はほとんど素通りするけど自然を楽しむフィールドは素晴らしいものがあります。もっと楽しめ滞在できる観光行政をのぞみたいものです。

嵐の後

Photo 珍しく東からの強風が吹き荒れた後、雪原全域に飛ばされた雪玉が出来ていました。暖かくなって雪が湿ってくると出来る現象。着実に春が近づいています。

3月の流氷と輪廻

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3月に入ってもまだこれだけ流氷が残っているのは久しぶりです。もう日差しがとても強くて美白要注意ですが、流氷も強い太陽光で影の明暗がくっきりしてさらにきれい。明日には南の強風が吹くと予想されていますが、もうしばらく残っていてほしいものです。

Photo_2 フレペの滝の上部を歩いていると展望所の人が「あっ落ちたっ!」と言ったすぐ後に「どぉ~ん」というにぶい音が・・滝の下をみると鹿が転落していました。もちろん即、天に召されましたが、数分もしないうちにカラスたちがやってきて食べはじめました。これも輪廻転生、自然現象なのでしょう。春を前に命を落とす鹿もずいぶん増えてきたようです。

それと、今年は知床にワタリガラスがかなり多いです。なぜだろう?・

神の子池周辺 動物と美と遊び

Photo_9 人間の感覚遊び。眼をつむって雪原をまっすぐ歩きます。しばらくして眼を開けて振り返ると・・ちっともまっすぐじゃない・・!人間の感覚ってこんなもんでしょう・・

Photo_10 湧水の多い神の子池周辺では小さな沢も多く、それが雪に埋まって、こんな穏やかな曲線に。自然の造形物には直線は無く、曲線がとても感覚に優しいと感じ取れます。・・こういう感覚を家作りなどにも生かせていければいい家ができるのだろうな・・

Photo_11 川沿いの木々の根元にはイタチなどの動物が雪の下にもぐった穴があちこちに見られます。きっと雪の下にある空間の世界でネズミなどの獲物とのやり取りが繰り広げられているのでしょう。もう日差しがとても強くってすっかり春。どうか美白にはお気づかいを。

クマゲラが見られました!

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知床、男の涙を歩いているとすぐ近くでコンコンというゆっりした音が・・見渡すと近くにクマゲラ発見!やはり特に珍しい鳥。ボクもかなり興奮しました。この鳥はしばらく姿を見せてくれて、皆でゆっくり観察。結構肝が座っています。何枚も写真を撮った中でなんとか見られるのはこの一枚だけでしたが気持ちにしっかり焼きついたシーンでした。

Photo_7 男の涙の氷爆を見下ろすとオオワシの若鳥が滝の下に落ちてしまった鹿の亡骸を狙って旋回中。いかにも知床の冬らしい光景でした。

動物にはもう春かな

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連日あちこちツアーで歩いています。今年は天候が不安定ですが、いいほうに外れることも多く、この日のルベス岳も意外に晴れてスノーシュー日より。北側にオホーツク、東に野付半島や国後島を流氷の海とともに見渡しながらの稜線歩きは格別です。

Photo_4 そして運のつく落し物、ウサギのフン。こんな風雪にさらされるところでよく見かける痕跡です。きっとウサギにとってキツネなどの天敵が少ないのでしょう。

やはり絶景 藻琴山

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ようやく天気も安定してきて山にも登れる日が多くなってきました。ここ藻琴山からの眺めも何度見ても素晴らしく、登っている間もしょっちゅう振り返ってしまいます。樹氷原より見渡すと、ウチの裏山の斜里岳、知床連山、流氷のオホーツク海、畑作地帯、右を見ると根釧原野と牧草地帯、屈斜路湖、雌阿寒雄阿寒の山、摩周岳に先日登った温泉富士、北見や美幌の町と東北海道を一望。ちょっと二の足を踏む冬山登山ですがまだ登られていない方は冬の藻琴山、おすすめです。