やっと釣れた!

カムイミンタラでの遊びの筋肉痛は残っているけど、日暮れまでの1時間半だけ「今日も釣れないだろ・・」と無欲で出陣。今シーズンはついにカラフトマスは一匹も釣れず意気消沈していたので海を見に行こうという感じでした。が、2投目でルアーの後に大きな波紋が広がりじっと巻いていると追いかけてきてそのままヒット!久しぶりのサケの引きを堪能しながら、銀ピカのメスをキャッチ。海の栄養が足りないようで痩せているのが心配だけど初物は嬉しい!

よく引くのがサバ。25cmほどだけど一瞬「カラフトか!?」と思うほどです。(一瞬だけね・・)朝は15人ぐらい釣り人がいて半数ぐらいの人がサケが釣れていたみたいだけどほとんど釣れていない夕方で上げられたのはラッキーでした。これから日が進めば、少しはもっと釣れるようになると思うけど、今年も魚自体の数は少ないかも・・

カムイミンタラへ

大雪山。北海道に移住してすぐに入ったガイド会社でラフティングや大雪山のガイドで休みなく毎日毎日体を張って働いていたときは趣味で山に登るなんて考えられなったけど、宿業が主な仕事となり、改めて大雪山を見てみるとやはりこの山々は特別!アイヌ語の意味のごとく「神々の遊ぶ庭」でした。

まずは北海道最高峰の旭岳へ。ロープウェーの終点から何も考えず(斜里岳みたいに「この沢、どこを渡るんだろう?」「あの木に頭ぶつけないようにしゃがんで・・」「ここに足をかけると滑りそうであぶないなぁ・・」等々気持ちが忙しい)ひたすら息を整えつつ登ります。手前は落ちそうで落ちない金庫岩。旭川の町も一望。快晴に万歳!

自撮りもたまには。山頂は気温は9℃で風も強くて寒い!

富良野岳、十勝連峰、トムラウシと登ってきた山々の山頂を眺めるのも至福。

一番遠くにはウチの裏山の斜里岳が!女将が手を振っていたのが見えたような気がしました・・知床連山や阿寒の山々も一望。地元が見えるとなんか嬉しい・・

やっぱりここが一番の難所、旭岳から裏側(お鉢平方面)への下り。乾いた小さい火山礫が固い斜面にさっと撒いてあるような急斜面ですぐに足を取られて転びそうになります。重心が高いからか欧米人たちはホント怖そう・・重心の低い日本人でさえヒーヒー言いながらエンジョイ?していました。

このコースで特に不思議な風景の間宮岳前後の登山道。やはり凍って解けての繰り返しで縞々の植生となっているのでしょう。大雪山を実感。

植生の少ない上部でもコケモモは食べごろ。クマちゃんもくるでしょう。

この風景が名残惜しくて降りる方向の分岐を過ぎ、中岳まで登り休息。日が高くなり大汗をかいた体に風が気持ちよくカムイミンタラにしばらく抱かれていました。

急に山の色が変わります。噴火の年代や植生、火山礫の質も違うのでしょう。

暑い今年は紅葉も遅め。ほんの一部だけ色づいていました。

この時期、イワギキョウはたまにあります。

裾合平に向け、ひたすら緩い下り。急な下りが続くとたちまちポンコツの両膝が悲鳴をあげるけど、今回は片膝だけの痛みですみました。鍛え方が足りん!

登山道にある秘湯中の秘湯、中岳温泉。登山者も多いので足湯にしている人が多かったです。

裾合平のチングルマの群生は凄い!今は綿毛だけど花の最盛期は見事なはず。

大雪山の登山道整備の方法はホントいろいろで参考になります。近自然工法あり、ヘリで運んだと思われる力技の蛇篭や木道から金属のブリーチングあり、と、どういった方向性でやっているのかなぁ・・?

約7時間、ゆっくり、最後は飛ばしてぐるっと回ってきました。エゾオヤマリンドウが終点の印。最高の疲労と最高の充実。

そしてもう一つの楽しみ。せっかく遠い大雪山の麓まできたのでちょこっと渓流のフライフィッシングを。

25~30cmほどのニジマスが爆釣!釣れないところと釣れるところがはっきりしていて溜まっているところがあるようです。ドライフライを流しているだけだとあまり釣れないけど、ウエットフライ的に誘ってやると面白いように釣れました。

婚姻色の少し出た尺足らずのこんなヤマメも何匹か。ウチの近くの川では海に降ってサクラマスになってしまうので陸封されたこんな大きくてキレイなヤマメはとても珍しかったです。

今回も大雪山の山と川を満喫しました。ボクのような外で遊ぶ者にとって、やっぱり北海道は天国です。

 

 

 

 

お盆いろいろ

盆休み、斜里岳が顔を出したり隠れたり、暑かったり寒かったり、霧が攻めてきたりと多様な天候でした。

虹も2重になったり斜里岳にかかったり。

カブちゃん2世とでもいうべきか、やはり実用性と燃費は抜群のツーリングマシン。

今回は3輪バイクで来てくれた若きライダーさん。でもちゃんとコケるそうです・・

終盤は1100カタナさん。貴重で人気の旧車は皆さんガレージに保管していてツーリングは最新のバイクで・という方が多い中久しぶりに好きなマシンのいい音を聞きました。

夜、網戸にブンブンという羽音が・・小型のカブトムシ!国内外来種で北海道にはいなかったのですが最近は徐々に増えてきたみたい。在来種のミヤマクワガタは少なくなってきたように感じます。

久しぶりの休館日。カラフトマスを探して知床のポイントをつぶさに見ていくものの川にも海にもまったくいません・・海水温は今年も熱いので遅れて来るのか、いや、もう来ない気がします・・釣りとしては2年前で終わりかも・・快晴の知床峠を抜けて羅臼側へ。道は爽快そのものです。

国後島の最高峰、爺々岳(チャチャ岳)。自由に行ける日を心待ちにしています。

標津の釣り突堤へ。ここは気持ちよくてお気に入りの場所。マスは釣れなくてもなんか釣れるでしょう。

ルアー仕掛けにエサをつけて沈めると一投目から25cmぐらいのクロソイ連発!結構強い引き!

もしかしてカラフト・・?という強い引き!抜きあげると45センチのウグイ!しっかり海にもいるのね・・他にカレイ、エゾメバルも釣れて晩のおかずとしては良い釣果。(ウグイはリリース)こちらは涼しくなりそろそろ長袖で寝る時期になってきました。秋も快適な北海道へ是非お越しください!

 

 

 

 

バイカモの川へ

夕方、久しぶりに大好きな川に行ってみました。バイカモの茂るこの川はフライフィッシングには最高のストリーム。以前はよく釣れたけど近年はサケの上ってくる時期以外は小型のトラウトが主体。でもバイカモの間から飛び出てくる魚には愛おしさを感じます。

1時間ほどの釣りだったけどやはりこの川は自分の中では特別な存在。心が洗われました。川に飛び込んできたエゾシカにはホント驚いたけど(あっちも驚いて飛び込んだみたい・・ヒグマかと思った・・)サケだけでなく多様なトラウトにとっていつまでも楽園であってほしいと思います。

渓流で大満足!

湖での連日ボウズで折れていた心をまっすぐにすべく渓流へ。すでに大きなアメマスは海や河口に降っているので本命はニジマスです。まず中流域の大場所ではチビニジやウグイ君だけでこりゃ川もダメか・・と近くの支流でM名人がルアーを投げるといきなり良型のニジマス!流れも速いので慎重にやり取りし見事キャッチ!

ボクは今日は途中からフライロッドをのべ竿に変更。お客さんにいただいた往年の銘竿、ダイワの匠、15尺。これで釣ってみたかったのです。餌はイクラ・・は食いが良くなくてクロカワ虫を懸命に探して流すとすぐに20cmほどのアメマスが釣れ竿に魂が入りました!(魚はすべてリリース)

同じ場所でついに40センチほどのニジマス!クロカワ虫の威力は絶大!足場が高かったので道糸1,5号、ハリス1号で冷や汗をかきつつ抜き上げ!・・さすが匠でした。

釣り上がっていくとM名人が再び格闘!本州の源流で使うようなショートロッドが満月になりつつ見事にキャッチ。

本日の大物賞、45センチほどの色の濃い見事なニジマスでした。

さらに遡行しボクも大満足の良型を再びキャッチ。高いところから掛けたのでM名人にランディングしてもらいました。竿が何度ものされそうになりアドレナリンとかドーパミンとか色々出て喜びもひとしお。横の公園で子供が遊んでいるような街中の川でこんな野生のニジマスが釣れるなんてやっぱり北海道スゲェ~!!

M名人ついに


事務仕事と宿のメンテなどで日々過ごしています。今日は客室の鍵に付けているシラカバの枝の皮がボロボロになってきたのでカッターで削り取り紙やすりで磨いて汚れ防止に無公害塗料のオイルを塗りました。無垢の木で作ると加工ができるのがいいところ。

午後は湖へ。湖畔の森もすっかり新緑。花粉も壮絶・・目がかゆい・・

ウグイの釣り方はマスターしました・・まったくトラウトの気配が無いのでオホーツク海で夕方のサクラマス狙いに変更。

ボクは4連続ボウズでしたが、M名人はついにゲット!なぜか海サクラはM名人は縁が無かったのです・・・海も魚っ気も無く力が抜けて投げて巻いていたらいきなり10mぐらい先でヒットしたとのこと。おめでとうございます!それにしても夕方はなかなか釣れません。なんとかしたいものです。

 

花粉の中でようやく・

湖は同じだけどM名人が待ついつもと違うポイントへ。ここは小さな沢の流れ込みがいくつかありワカサギが多く岸寄りしているので一匹ぐらい釣れるかなぁ・・しかし湖水は凄い量の花粉で黄色くなっており水底が見えずに石に足を取られて転びそう・・釣り始めるとロッドもリールも手もウェダーも花粉だらけ。目がかゆくてうっかり手でこすってしまい花粉直撃!(ジーザス)・・シラカバやハンノキなどいくつかの樹木の花粉が集まってきているようです。

産卵のために集まっているウグイ君、エゾウグイ君は花粉の下でもよく釣れます。

今日はウグイ釣りだ!と思っていたら数投目、すぐ近くでアタリ、ウグイ君ではない強い引き!しばらくやり取りしてお腹でっぷりの46cmアメマスゲット。5日目にしてやっとボウズ記録が途切れて嬉しかったです。その後はウグイ君たちと遊んで終了だったけど満足の一日でした。

 

ヤバかった!

今日は厨房の配置変更+掃除と片付け。小型の冷蔵庫を導入するためのスペースを作るため棚を外したりずらしたりと大掛かりな作業になりましたが、もう23年も同じようなレイアウトでやっているので全体はあまり変えないようにしました。

夕方になりサクラマスを狙いに海に出陣。雲行き怪しく空が黒く風も北風になり温度も10℃急降下。そして第一投目を投げた瞬間、ビリビリッと電気が!?「これって?・!・雷が落ちる!」カーボンロッドの釣り竿は避雷針のようなもの。ロッドを寝かせ全力でラインを巻きダッシュで車へ避難。すぐに雷鳴と大粒の雨が落ちてきました。あ~ヤバかった・・

1時間後、雨も止み雷も無くなり知床方面の虹を見つつ暗くなるまで釣り再開。そして今日も丸坊主。釣りをしていたのが1時間とはいえ、湖も含めてもう5日間連続狙いの魚が釣れていません。こういう時は無欲無心になって鳥などの自然を楽しむ気でやればいいのです・・と自分に言い聞かせ慰めています(涙)

 

5月の生活

休館日であっても慌ただしい5月。車の清掃や夏タイヤに交換したり普段できないところの掃除や草刈り、枝払いや大工仕事に事務仕事と最繁忙期に備えてせかせかと動き回っています。

午後や夕方、時間があれば湖や海へ。ここのところ3日間連続で釣れていないボウズ新記録なので更新しないように頑張ります。

しかしM名人が50cmほどのアメマスと尺オーバーの大エゾウグイをいくつかあげただけでボクもエゾウグイ一匹。狙いのトラウトはこれで4日間連続ボウズと記録更新(涙・・)。ここはどうやら魚が回って来なくなっているようでしばらくは望み薄かもしれません。ということで仕事に集中できそうです・・・

人に厳しく、魚にも厳しい天気

峠は雪、湖はミゾレ、気温3℃。北からの強風と極寒なれど釣り中毒の知床K氏とボクは湖面に刺さっています。こんな日はトラウトは釣れるはず・・

一投目で60cmの大型アメマスをキャッチしたK氏。しかしその後はねばったもののボクがウグイ一匹という惨敗・・魚がいない・・・人に厳しい日は魚には優しいという定説もすっかり覆りました。GW前の夢の大釣りはホント夢だったのか・・?心折れた午後でした・・