条件は揃わない

南風が強いとの予報でしたが、ここカルデラ湖の中はそれほどでもなく波も中程度で小雨という2つはいい条件。あと一つ、暖かめの北風が朝から吹いていれば釣れる3条件が揃うのですが、そんな日はめったにありません。それに3つ揃っても釣れない日があるのがアナログで面白いとも言えます。

我が家にもよく来るハクセキレイが湖岸に何羽もエサを探していました。家族だったのかも。

暴れるし、体をくるくる回転させて針を外そうとするのでサクラマス?ニジマス?と思ったら50センチのグッドコンディションのアメマス。段々と良い体型になってきたけどやはりクネクネと勝手に陸に上がってしまったところをパチリ。今日はリトリーブ(フライを投げて沈めて引っ張る釣り方)でも釣ることができて釣果の割には満足。ビショビショのウェアーや道具を乾かすのが帰ってからの一仕事です。・・・今日も帰路、道路で5回もエゾシカの群れに遭遇!最初の時は群れが目の前に飛び出てきて「あ~っダメだ避けきれない!少しでも弱く当たれ!」と後ろの釣り具が飛んでくるほど急ブレーキをかけたけどちょうど1頭目と2頭目の間をぎりぎりすり抜けることが”たまたま”できました。運が良かっただけです。こうやって暗闇から目の前に飛び出してこらえたら気を付けようがないよなぁ・・

少し離れた場所で

強い南風が一日中吹き気温も急上昇。こういう日は釣りは苦戦することが多いのでいつもの場所からしばらく歩いたところで竿を振ってみました。頭上を飛ぶハクチョウの声もそろそろ聞き納めかも。

魚の写真をいつも載せているので「そんなに釣れるんだ~」と思うかもしれませんが、この魚は昼から夕方までやって釣った貴重な一匹。ごくたま~に2桁釣れるときもあるけどたいがい0~3匹です。たぶんこのぐらいの釣果が自然のフィールドでのルアー・フライフィッシングに対するモチベーションが続くのかも。この時はもしかしたらあの落ち葉のたまったところにエサの虫も集まっているかも・・と思い、狙って釣れたいい型(55センチ)なので1匹でも大満足。可愛い顔のメスなのに鋭い歯でフライが破損。美しいバラにはトゲがある・・

水内際には立派な角の雄鹿の亡骸。周りを見渡すとオジロワシやキツネ、タヌキ、そしてカラスの命をつなぐ役割をはたしていました。

人に厳しい

北風が強くて波があり「今日は釣れるぞ!」と期待して出陣。寒さのことなんかあまり考えていません・・冷え切るまでは・・

今日も20分に一匹のパターン。アメマスの次に釣れてきたのは25センチの可愛いサクラマス。小桜といったサイズ。

次にニジマス。さすが力持ち、40センチほどなのに良い引きをしてくれました。少し体が暖まったかな・・

そして再びアメマスを数匹ポツポツと。ニジマスと間違うほどの弾丸体型のパワフルなやつとまだちょっと痩せていてクネクネするやつとアメマスは個性豊かです。

あとウグイとヒメマスを釣れば五目釣り達成だったけど途中から吹雪となりネットやロッドのガイドは凍り付き、人間も手足の感覚が無くなってきたので早めに終了。こんな天気だから虫も出ず、ライズも無かったけど魚が定期的に回ってくるのは良くわかりました。でもそんな回遊が毎日あるわけでもないというところがアナログで面白いのです。

湖の自然

湖畔の樹々には野鳥が多く、今日はヤマゲラのつがい(に、なろうとしている?)をしっかり見ることができました。

これだけ晴天で波が無いとやはり苦戦・・6時間の釣りの中で釣れたのは16時ごろの15分間にパタパタッと3匹。小さな群れが来たみたい。

なごみ系トラウト、アメマス。

オスプレイ(ミサゴ)はこのあと見事なダイブでウグイを仕留めていました。その瞬間を撮りたいのだけど難しい・・

夕暮れまで粘りましたが不発。やはり人に優しい日は釣りは厳しいと実感でした。

 

日課

積雪がありました。ウチの近所は10センチほどですが、森の雪化粧は静けさを呼ぶよう。こういう日は釣れるのです。

2~3日に一度、午後から出陣する湖。ここで野生動物たちをみるのも楽しい日課。ハクチョウたちも次の暖気あたりで北へ向かいそうです。

釣り始めて30分、アタリがあり合わせるとかなり強い引き。

太ってはいなかったけどちょっと大型のアメマス58センチ。いまのところ今シーズンの最大魚。この直後、生け簀のように囲った石をクネクネと乗り越え湖へ帰還。「イワナは這って移動する」という話に納得です。

しかしこの魚の歯を触ってしまって・・なかなかの切れ味!痛えなぁ・・

上手く撮れない飛んでいるオジロワシ。昼間なのにエゾタヌキもいました。

今日は寒かった!凍り付くガイドを湖水で解かしながら竿を振ります。

42センチの弾丸ニジ。いい走りをしました。

今日はフライ・ルアー共そこそこ満足のいく釣果が得られ車に戻ると先の森に動くいくつもの大きな影。ぶつからないように帰ろうっと。

 

 

 

現実の大物、幻の大物

3密を避けて(というわけじゃないけど広~い湖にポツンと一人)M名人が「なんかデカい!」と、大物と格闘中!

上げたのは58センチのオスのニジマス。

やっぱりいるんですね、お見事!この少し前にボクも同じぐらいの大きさの銀ピカのメスのニジマスとしばらく格闘しましたがランディングのときにバレてしまい幻に(涙)・・今思うとつがいだったのかも・・

その後も30センチほどのチビニジ(ウグイのほうが重くてデカい)

アメマスとウグイが多数と今日は快釣でした。面白いのは今日はアメマスの型が全体的に一回り小さくなり、釣れる場所も特定の場所だけではなく広範囲に散らばっている感じでした。ウグイのライズも広範囲にあったからエサの水生昆虫が全体的に羽化しだしたのかな?また昨日のほうが波があり天気も悪く釣りにはいい条件だったけど今日のほうが釣れました。なんか釣りにはいい条件の日の次の日がより良く釣れる傾向があるかも・・水温や地温と同じく水の中にいる生き物には好条件が伝わるのに一日ほど時間がかかるのかもしれませんね。そんなことを考えながら帰路に着いたらエゾシカの飛び出し!急ブレーキ!・・あ~ビックリした。

ルアーとフライと

5分ほど先に着いたM名人がすでにアメマスをゲット。もう釣っちゃったの・・

幸先よくしばらくするとボクにもヒット。日を追って体型が良くなり引きもパワフルに。アメマスは50センチ前後が多いけど、「この引きはニジか?」と思うぐらいです。

昨日湖一番の有名ポイントで58のニジを上げている知床K氏のアメマス53。ここのシャロ―(浅場)には主に虫を食べにきているようでフライでは数が出ますが、ルアーでは大物の比率が多いようです。

M名人の上げた銀ピカ。これは何?ニジ?ヒメ?と思ってよく見たらパーマークがうっすっらとあり口が黒い・・ヒメマス体型のサクラマスでした。

ミサゴも連日見るようになりました。狙いを定めて急降下するも「あ~逃げちゃった」という嘆きが聞こえてきそうな空振りの連発。カラスに追われるオジロワシ、後ろの森にはキツツキたち、道路にはキタキツネやエゾシカと自然も一級のここは理想郷です。明日も行こうかな・・

 

冷えるパラダイス

小雨、気温は4℃。寒いくて人に厳しい天候は魚には優しいはず、との期待で午後から出陣。日曜日とはいえこんな天気のときに来るのはボクぐらい・・と思っていたら知床K氏が合流。楽しくなってきました。波が小さいからちょっと苦戦・・忍耐モードに入りしばらくすると水深50センチ足らずの浅瀬でライズが始まりました。ほとんどウグイだけどなんか違うものも混ざっているような・・

その浅瀬のライズを狙い撃ち!強い引きはいいコンディションのアメマスでした!釣れたのは前回と同じくやっぱり普段釣り人が立っているところ。やる気のあるやつは人がいなければ、あるいはジッとして静かに釣りをすれば足元に来るのですね。してやったり!

この時期はウグイ君の猛攻はまだ。あちこちでライズしているけどよほど小さい虫を食べているようで彼らですら一筋縄で釣れません。でも沈めればたまに来ます。今日は#8~#20まで大小のドライフライは不発・・ちょっと悔しい。たぶん水面直下のやつ、たぶん浮上してきたユスリカかその抜け殻を食っている様子。でも小さいフライを結ぶのは老眼には厳しいので強引にいつものただのニンフで釣りました。

日増しに艶っぽくなっていく魚体。秋の産卵でやつれた体のやつ、かなり回復していてたくましいやつとかなり個体差があります。

ルアーで苦戦していたK氏も終了間際に渾身の一発。すぐ手前で50センチのアメちゃんゲット。今日は明らかに虫を食べにきている魚が多くフライが好調でした。魚たちはたぶん・・沖の深場でワカサギをなんとか捕まえて食べているけど浅場の虫も簡単にとれるビタミン剤のように食べに来るのかもしれません。また波があれば上からミサゴなどの攻撃もかわせるので浅場に来るのでしょう。ベタ凪はホントめったに釣れません。このように同じ場所にいつも通っていると見えてくることが多く楽しさもひとしお。アナログな理解を楽しむ釣り。やめられません!

透明度と光景に癒される

日本最北の不凍湖、支笏湖へ。ここは巨大なブラウントラウトがおり、たま~に釣り雑誌で表紙を飾っています。狙って釣れるほど甘くはないですが昨年丸ボウズだったので再チャレンジ!ここはとにかく水と風景が素晴らしい!カルデラ湖なので火山に囲まれており、気に入ったポイントから右を見ると風不死岳(フップシ岳)と樽前山が透明で深く吸い込まれそうな湖面の先にそびえています。

2時間ほどひたすらルアーを投げてみたりフライでねばったりしていたけど魚っ気が無い・・これはまたボウズだな、と思ってボーっといたら急にアタリが!結構引いたので慎重にやり取りすると銀色の魚体でニジだとわかりました。後ろは恵庭岳。

魚40センチほどでしたがプロポーションもよく太っていました。そして目が大きい!ニジやブラウンにはいろいろな柄や形のやつがいるからたまたまかもしれないけど透明度や深さと関係があるのかもしれません。今回の釣果はこの一匹でしたが支笏湖初級者としては満足。明日からはホームグラウンドの湖で楽しみます!

めげない勝利

日曜日なのに天気もいいので湖へ。水はとても冷たく氷もときおり流れてくるなか、M名人をバックに大ウグイをゲット・・これはアメマスも来るかな・・

有名ポイントだけあってズラッと並んでいます。この周辺だけで約9人。

氷が流れてきました。これも流氷か・その上にはハクセキレイが昆虫を探しています。で、結局見ている中では誰も一匹も釣れていませんでした。ボクもウグイ一匹だけ。寒いし釣れないしもうしばらく来るのは止めよう・・

と思ったけど・・どうも丸坊主が悔しくて今日も行ってしまったのです。沖まで入ってルアーで遠投しても全く釣れず、フライに換えて足元から5メートル先の昨日、皆さんが立っていたところにインジケーターを流しているとあっさりと40センチのアメマスが・・なんでそんな近くにいるの??

藻琴山から雪がやってきました。波もそこそこ。寒いけどこういう時って釣れることが多いような・・

一生懸命遠くに投げるとまったくアタリがなく、しばらく動かず静かにしていて足元5メートル先に落とすと釣れちゃうのです。それもほぼ等間隔で20~30分に一匹。

まだ痩せてるけど50オーバーもいくつか来ました。この時期だけなのか、今日の天気や風向き、温度などの諸条件と釣り方がマッチして最高の釣りができました。で、調子に乗ってすぐに行ったらまだボウズくらうんだよなぁ~