羅臼の流氷を見に行った帰り、川の下流でちょっとルアーを投げてみました。しかし寒い!風は無くても氷点下3℃。数回キャストするとたちまちラインとガイドが凍りつきます。
数回投げると、45センチほどのアメマスが釣れました。このアメマスは時期的に少し痩せていて、アタリも小さく、釣られても「なんだよ~」という落ち着いた顔をしていました。でも今年の初トラウト。昨年の台風の影響が心配ですが、幸先の良いスタートがきれました。
今日の夜から嵐ということでその前に能取湖コマイ再チャレンジ。M名人が新調したテントは明るく広く快適でしたが、チカはいくらでも釣れるけどコマイはねばったけど全く釣れず・・穴からのぞいて良く見ていると、ごくたま~にコマイがエサの近くを通るけど全くの無視・・やはり今年は朝晩じゃないと釣れないぐらい魚影が薄いのでしょう。チカも先日より一回り大きく太って、しかし動きが鈍くなっていました。成長したけど水温が低下したから?でしょうか・・
テントの中にずっと座っていると腰が痛い!・・腰を伸ばそうと外に出るとすぐ近くにオジロワシがこっちを睨んでいました。カッコイイ顔しています。宿は次の土曜日28日から冬の営業開始。それまでに朝食用のチカの醤油みりん干しとワカサギの甘露煮を作ってお待ちしております。
一日おいて再び出漁。今回は女満別湖(網走の人は網走湖と言います・・)。網走湖のワカサギ釣りといえば、博物館網走監獄近くの呼人が有名ですが、こちらは比較的空いている、女満別町側の(湖でいうと上流側)ワカサギ釣り場。気温は朝氷点下20℃・・やはり痛い。
湖畔の森ではオジロワシとオオワシが釣り人や漁師の残した魚を狙って集まってきています。カッカッカッカッという大きな鳴き声も冬の風物詩。
テント横ではオオワシが獲物待ちでたたずんでいます。
釣果は・・ワカサギはとっても少なくて2人で100匹ぐらい。これは最低記録です。そしてカレイは専門で釣るとたぶんいくらでも釣れますが、手のひら大の唐揚げサイズなのでそこそこに。
外道、厄介者ウグイ。それもこのときはダブルヒット・・何度も大きいやつが掛かって暴れ、隣の仕掛けも巻き込んでぐちゃぐちゃにされました。老眼のボクとM名人には細くて小さくて針のいっぱいついているワカサギ仕掛けの絡み外しは一苦労。笑うしかありません・・・ホント秋の大雨から多くの釣りは厳しい状況です。温暖化はともかく、これも自然の摂理なのでしょうね。
寒~いこの冬は湖の氷結も早く、能取湖も安心して氷の上に乗ることができました。今年初の氷上釣り。これはもはや遊びということだけでなく、ロッジ風景画の食材調達のための「漁」です。
最初に開けた穴では全く釣れなかったので、次にちょっと深いところでテントを立て、暖かい中で本腰を入れました。凄いのは氷点下10℃以下なのに一日中外で立って釣りしているおっちゃんたち!尊敬。群れが来るか、あるいは寄せられるかが勝負のこの釣りでは、釣れるときはホント入れ食い、釣れないときは1時間以上何も無し、の状況。今回は最初の2時間ぐらいで一気に釣って、あとは仕掛けを替えてコマイ狙い。これがまったくのスカ・・ゼロ。なんでだかわからないけど、チカは釣れたからまあいいかっ。
釣ってきたのは約200匹。これぐらいにしておかないと捌くのが大変。(これでだけでも2時間・・)あとは醤油とみりんと酒に漬けて干して出来上がり。これを焼いてお出しします。冬も美味しい楽しい北海道、楽しんでください。
車通りも少なくこれぞ北海道!の虹別59線道路。お気にいりの道路を通って厚岸の別寒辺牛川へカヌーフィッシング。狙うはもちろんイトウですが・・雪の中、清里を出るとき、カヌーを積んでいるところを見て女将は「この寒い中、ホントにカヌーに乗るの?」と呆れ顔。でもこの直線道路を南下していくうちにだんだんと雪は無くなっていきました。
さすが太平洋側。冬はよく晴れるのです。景色も抜群で風も無いこのときは太陽さんのおかげで気温は0℃ぐらいでも暖か。
なにか突き出ている・・?よく見るとオス鹿の骨まるごと1頭。アバラも見えていてこれも北海道の光景。
頭上には丹頂鶴、オジロワシに白鳥、カモ類などがのんびり飛んでいました。
結局目的のイトウは今回も釣れず。満潮と風で浮かんでいるとどんどん上流側で流されてしまいます。満潮により狭くなった橋と水面の間をくぐり抜け上陸地点へ・・岸近くが凍っていて出発するときにも苦労しましたが、帰りも風に流され氷にぶつかり、少し焦りました。もし落ちたら上がれないな・・
ちょっとした冒険カヌーを終えて川の上流へ。アメマスも釣れましたが、この日の心に残る一匹(一個?)はこれ!カラス貝・・ちゃんとフッキングしていました。
同じオホーツク海側でも、こうも天気が違うのか!冬の始まりのこの季節、ウチのある東オホーツクでは晴れているのに、道北では毎日、小雨→雪→曇→小雨→雪→曇の繰り返し・・ここは一面真っ白のエサヌカの直線道路。天気予報が晴れだったので「さあ行くぞ!」とM名人と気合を入れて行ったのに太陽さんが出たのは3日間で10分ほど・・ああ~寒々しい、これじゃ週末でも釣り人は少ないだろうな・・
と思いきや、10メートル間隔に30人以上がひしめいていました・・本州でいう平日の管理釣り場状態。この寒いのによくやるよ~というよくやる人間に自分たちも入っています・・
初日にきた唯一のイトウ。サケとも違う重~い引きにSAGE#8のフライロッドがバットから曲がりました。
88センチ。今回は一部の場所(30メートルぐらいの幅)だけが一日で何十匹も釣れていて、他は魚はたまにボイルしているのにまったく釣れないという状況でした。アメマスと同じように1か所に魚が集まる、あるいはその場所が食事処になっている、ということがイトウでもあるのですね。いつ、なんで、そこに集まるの?ということがわかればいいのにそれがわからないのです・・特にイトウってやつは。
あまり沈めたくなくて細軸のサーモンフックに巻いたのですが、もうちょっとで伸びて外れるところでした・・
ボクは2刀流。ルアーも振りましたが、いつのまにか竿先が折れていました、それも買って間もないD社のモアザンが・・M名人もライントラブルで同じ竿の先が2つに折れて、もうオレオレ泣き・・やはり極限まで軽くしてある最高性能のロッドは扱いも慎重を期す必要があるのでした。
2週間ほど前にいい思いと悔しい思いをした川へ再び「あの大物」を狙いにM名人と釣行。熊ちゃんの気配濃厚なので一人では行きたくない場所でもあります。しかしずっと入れ食いだった場所には、ただの一匹もいません・・・魚たちは移動した様子。
魚の付き場が変わっていました。多くの魚は深いところや岸沿いのエグレで静かにしていました。エッグフライでポツポツ釣れるアメマス。M名人もルアーで特定の場所で入れ食い。
ニジマスは元気でしたが、今回はオショロコマが一匹も釣れない・・サケの卵を飽食してこれから産卵なのか?産卵が終わってからサケの卵を食べて、これからどこかで越冬準備なのか?どこ行っちゃったのでしょう・・
40㌢ほどのアメマス。サビが出ている割にそんなに痩せていません。サケのような精悍な顔が素敵でした。さてそろそろ最後の大物を狙いに行くか!