やられた!

今日は真冬日だけど晴れ。空気が澄んでいて気持ちいい!

しかし知床方面はいつものようにどんよりと雪が舞ったり曇ったりしているよう。そして製作中の干しておいたサケとばを見ると・・・

網が大きく破かれてサケが半分無くなっている!!・・・3匹分、およそ60人分のサケトバがぁ~(泣)・・・周りには食べ残しも全く無い?しかも猫がどこからか来ている・・?網の高さは2メートル以上はある・・イイズナがロープを伝ってきたのか?いや、それにしては網の破け方が大きいしサケがキレイに無くなりすぎている・・やはりカラスが持ち去ったのか・・そして網から落としたときのかけらや食べ残しを猫が食べに来ていたのか・・しかしここまでやられると悔しさよりも見事とたたえたくなる。が、許さんぞ!犯人め!(犯鳥か・犯猫か・・犯イタチか!?)

残った鮭と無事だった方の網の半乾きのサケの半身にカッターで切れ目を入れてさらに干します。あと一週間ほどで完成。今年はちょっと塩分控えめ、そして量も控えめ(涙)となりそうです。

 

働く日

隣のJ子さんから「病気や虫のついたのリンゴ、そのままにしておくと他にもうつって良くないよ」とのアドバイスから少しだけ実ったリンゴをすべて収穫。問題のあるやつはコンポストへ、いいやつは食べてみると・・甘くない・・なんか苦みがある・・ということで観賞用かな。不思議なことに農薬も使わず除草もせず放っておいて出来たリンゴは数か月経っても腐らず、乾燥してしおれていくだけなのです。(これが本来なのでしょう)

皆さんも注意!2年ほど前、急に冷蔵庫が冷えなくなって修理にきてもらい基板交換ということで出張旅費も含めて2万円以上かかったけど、原因はたぶんこれ!このP社のものは背面の右側の上下にあるのが吸気、左側が排気のようで吸気がホコリでびっしり!で、内部温度が上がって電気部品が損傷したのでしょう。年に一度は掃除をおすすめします。これは動かすのが重いので旦那さんの仕事ですね。

さて、ようやくハエもいなくなったし午後はサケとば作り。宿業の合間に釣ってきて、疲労困憊で意識が半分ぐらいしかない中、がんばってさばいておいたサケがこのときに労力を減らしてくれます。(今年はよく釣れたなぁ~)半解凍で扱いやすいうちになるべくきれいに包丁などで皮側のぬめりを取り(この作業が後で生臭さを減らしてくれる)粗塩をすりこんで1時間待ち、さっと水で流して干しました。

世間ではちょうど今、どこかの社長だかが10億円だかの所得を申告しなかっただの流用しただのと騒いでいますが、なんかホント違う世界です。自分の庭になったリンゴをかじって、釣ってきたサケで肴を作って・・なんて自分では最高に贅沢な暮らしをしているな、と感じました。ちなみに夕食はさばいたサケのアラで野菜たっぷりあら汁を作りました。銀ピカのサケを選んで使ったので特に美味かったです。

 

究極のグルメショートトリップ

女将の熱望により雨の中、厚岸のカキを堪能しに行きました。場所は道の駅コンキリエのオイスターバール(酒も飲める・・女将だけ飲んだ・・ボクはあっしー君)。いつものマルエモンとカキエモンに追加されていた「金のカキエモン」というホタテの貝で育てた・・とかいうものも賞味。

でっかいナガエモン、弁天カキも生ガキ、蒸しガキで。やっぱり美味いなぁ!一昨年までカキ嫌いだった自分がなんか損していた気分になります。

カキリゾット。濃厚なチーズがとろけます!

カキのアヒージョ。オリーブオイルってモタレないのですね。ニンニクも匂わないし。これも素晴らしい!

窓の向うに厚岸湾が広がる風景を見ながらのあっけしサイダー・・で我慢。風景は味を引き立てる!

〆はカキソフト。女将は最近出たウイスキー「厚岸」のかかっているソフト。刺さっているカキはモナカ。今日は北海道のグルメ満喫の一日でした。

贅沢なオマケ。道路の横の牧草地にはタンチョウがいっぱい。キタキツネはあちこちに。厚岸の町中ではでっかいオス鹿がメス鹿を追って目の前を横切りました‥ビックリ・・北海道の野生も満喫の一日でした。

遊びと食と

我らが清里町の誇る「酒菜屋 大田」さんの大田御前。これに中サイズのイクラ丼と味噌汁も付いて「ちょっと安すぎない?」という値段ととても美味しい味。連泊や常連のお客さんと「今日は大田さん行きませんか!」と行くこともあります。

昼間はこんな感じで最高の環境と開放感の中で釣り。(のんびり、はできずに結構一生懸命釣りをしてしまう・・)

新築してから「頑張ってる感」の伝わってくる「道の駅パパスランドさっつる」の雲丹クリームうどん。地元B級グルメの虹色うどんとともに温泉とセットで味わうと至福です。

こんなオレンジと赤の絵の具を振りかけたようなカエデの紅葉の下で釣りをしています。

50センチほどのニジマスが釣れました。

暗闇が迫る中、「なんか重いっす!あっアメマスだ!」旅の最後の最後にW氏が見事に上げた53センチ。今回は50オーバーのニジマス、アメマスにヒメマス多数、ウグイも多数ゲットと見事でした。W名人へ昇格でしょうか。

今日は女将の付き合い、という名目で北見でアウトドアショップ&釣り具屋めぐり。店頭からすっかり品物が少なくなってしまったフライフィッシング用品に寂しさを覚えながら、夕食は「マルシェ」でハンバーグ。ここは北海道にしては珍しく、ボリューム勝負ではないところが素晴らしい!何を注文しても美味しく外れがありません。

今日から宿は休館です。今シーズンも楽しく素晴らしい出会いがあり、悲しくつらい別れもあり、地震だ停電だ台風だと、またいろいろなことを経験したなぁ・・と感慨深い気持ち、そしてこれからどう生きていこうか‥などと哲学的なことを考えたり、北海道の田舎暮らしの楽しさを伝えていくことは変わらないにしてもその方法は他にもあるはず・・と思ったり。

来てくださった皆様、そしてブログを見ていただいている皆様ありがとうございました。明日からは普段できない場所の掃除から始めて修理やら会議やら。いや、まずは遊びからだな。

残った清里焼酎は空になっちゃったし、まぶたが重い・・おやすみなさい・・

北海道!の風景

今日はちょっと近隣へ・・

中標津町モアン山。有名な牛文字の山で冬は風景画のスノーシューツアーで行くところ。ここは畑作地帯であるオホーツク海側から裏摩周の清里峠を越えて太平洋側に抜けたところに広がる大酪農地帯。ウチの周りのパッチワークの畑の風景から緑一色の牧草地帯へと一変する産業の違いが面白いところ。

左向うに見える山頂がモアン山。冬はこの牛の寝転ぶところ越えて広大な丘を登り、下ってまた登るのです。雪のないときとあるときの風景の違いがなんか面白い。

そしてランチは別海町にあるカフェトランクの絶品パンケーキ!これはマカダミアナッツパンケーキ。

いっぱいサラダが付いていて、というかサラダ山盛りとポテトサラダ、ウインナーとチーズのかかったパンケーキのお食事パンケーキ。2人で半分づつ食べてちょうどお腹いっぱい。それにしてもここのパンケーキは絹のような目の細かいしっとりしたスポンジケーキのような美味しさ。別海方面に行ったときは素晴らしく美味しい水だしコーヒーと一緒にイチオシです。

サケトバ完成!

寒空の下、およそ3週間干したサケ。身の厚さにより乾燥度合いが異なるけど、ほぼ完成。釣り用の先端に引っ掛けのついたペンチで皮を引き剥がし(これが結構力必要)ハサミでチョキンチョキンと一つづつ切っていきます。切れたら真空パックして冷凍庫へ。年末よりお出ししますのでお楽しみに。

美幌を旅する

北海道を町ごとにぶらついてみる、という旅をしている方に見習って美幌へ。食事も特徴のある行ってみたくなるところをよく下調べ。Netの評価なんてかなりあてにならないので「外したら笑おう」ぐらいの気持ちで行きます。美幌は中心部の大きな道路が互の字の上下の一が無いような形で交差しておりわかりづらい町。スマホのナビに助けられ目当ての「金魚食堂だいず」という珍ネームのカフェへ。ここは体に良い物を、というコンセプトで揚げ物もスチームオーブンで焼いていて油っこさ無し。その揚げ物もたぶん紅鮭、柔らかい鶏肉などに美味しい塩をまぶしたもので素材が生きていて素晴らしい!いつもソースをドバドバかけていたのは反省です。他にも絶妙な味付けの小鉢6品、具だくさん味噌汁、玄米ご飯とガラスの胃腸のボクには最適。値段もリーズナブルで客層も良く研究熱心そうなオーナーと明るい奥さんからもいい店感が伝わってきました。連日、魚介類だ、肉だと胃腸疲れ気味の旅人にもイチオシですよ~

「だいず」さんですっかり満足してしまったので帰ろうかと思いましたが、今日の目的は美幌博物館。川をテーマにした動植物、魚、そして美幌の歴史や松浦武四郎の話から開拓時代の道具などが展示されています。

これらは昭和20年代に初めて美幌に導入されたトラクター。この出現で一気に生産効率が上がったようです。この博物館もホント、マイナーで人も少ないけど学芸員さんの一生懸命度は伝わってきます。天気のイマイチなとき、また北海道をもっと知りたいときなど地方の博物館もオススメです。

干す

今日は朝からチカのみりん干し作り。一晩程良く漬け込んだチカを寒風干しです。ただ寒風過ぎて凍ってしまうのですが、それでも水分が少し抜け熟成されて旨味が増してくるようです。

サケも切り込みを入れてさらに干し。段々とトバらしくなってきています。

今日の夕方の斜里岳。見ていると神々しさを感じる夕映えでした。

仕込みの一日

昨日の大漁!・・の獲物を正月からのお客さんのために今日は一日仕込みです。まず大チカはみりん干し。腹わたを取り水を切って醤油、みりん、酒、砂糖で一晩漬け込み明日になったら外で3日ぐらい干します。ニシンは腹わたと、ちょっと面倒なウロコを取って塩麹漬けに。これは3~4日冷蔵庫で寝かせます。そしてサケはサケトバに。ヌメリをよく取り3枚におろして粗塩をしっかり擦り込み1時間ほど経ったら塩をさっと洗い流し(このさっとの加減が難しい・・)で5日ほど干してから切れ込みを入れさらに2週間ほどしたら完成。連日外が氷点下なので干し加減を慎重に。そして保存。空気が入らないようにしっかりラップで巻いたり真空パックしたりして冷凍庫へ。昨日のサケは2匹ともメスでイクラたっぷりでしたが成熟した「ばらこ」というバラバラと落ちてくる卵でした。この時期に釣れるやつは仕方ないのですが正直噛んだときにプチプチ感が強く後味もイマイチで別名ピンポンといってピンポン玉のよう。たぶん都会で食べるイクラの多くはピンポンイクラが多いと思いますが最高に美味しいイクラは表面が少し凹んでいて小粒な、噛むととろけるようなやつなのです。このピンポンは柔らかくする方法が無い、と言われていますがいろいろ試しているのでうまくいったら宿でお出しします。ダメなら釣り餌として加工して使用かな。

恒例!お正月企画

ロッジ風景画ではお正月は北海道で!という提案で楽しい企画を行っております。是非おいでください。(正月特別割り増しなんてこともありません)

宿の前より見るお正月の斜里岳。こんな風景が見られれば今年も良いこときっとある!!

大晦日。長野県戸隠村でそば打ちを学んだオーナーが地元清里産の高品質のそば粉(秀峰そば)を使い北海道流の打ち方で手打ちしたものをお出しします。おいしいそばの食べ方の一番は「ざる」です。いままで「うどん派」だった人もこの機会にそばにはまってみては・・

深夜11時半過ぎ、歩いて20分ほどのところにある湧き水で有名な来運神社へ初詣に出発。前回は歩いているときに「明けましておめでとうございます!」

とても小さなここの神社ではお賽銭を入れ手を合わせると目の前に地元のおじちゃんたちが神様のように座っていてお神酒を渡してくれます。

元日の朝食はおせち料理とお雑煮。ちょっと寝坊して8時半ごろにお出しします。

食後はゆっくりと町内ツアー(無料)清里町にはオオワシとオジロワシが多くやってくる場所があります。

ちょっと見づらいですが前回はツアー中にエゾフクロウに出会いました。元日から縁起がいい!

お正月でもサケの遡上が見られます!今年は最低の漁獲量だったので遡上も少ないかも・と心配・・

天気が良ければこんな風景の中で昼食。イマイチの場合はパパスランドの足湯につかりながら・・・かな(正月は外食もほとんどやっていないのです・・)

夕暮れは一番山々が輝く瞬間。防寒バッチリで撮影を。

2日からはレギュラーコースのスノーシューツアーを催行。冬は北海道が一番輝く季節。是非おいでください。