首都圏へ

首都圏はインバウントの方たちがあふれかえっていました。特にここは桜も見ごろということもあり大変なにぎわい。凄いなと思うのは外人といえば日本の文化が好き、というニーズをくみ取って隅々までJAPANらしさを追求した商売。(多少怪しいのもあり)これだけ来る人のニーズをくみ取って具現化できればどの町でも活性化するのでは、と深く感心。見習わねば。

和洋折衷的なスィーツも素晴らしい!

隅田川も屋形船で大にぎわい。

危ない→即禁止ではなく、気を付ければこんな街中の川で釣りしていいんだ!というのが素直な感想。素晴らしい!

桜吹雪に外人さんたちも大喜び。この桜の下では花見で宴会だらけ。

埼玉の釣り堀で半日肩慣らししてから静岡県の足柄にある鮎沢川という川で釣りを・・と思ったけど魚狂Nさん、神奈川Y氏と下見すると・・川に魚がいない・・普通ウグイとかオイカワとかカワムツとか見かけるけど小魚一匹いない・・そのとき漁協の組合長さんと話す機会があり、放流して釣り切られてカワウにも獲られて・・で、この状況とのこと。かなり手間と時間はかかるけど地元の皆さんでいろいろなルールを作っていつも魚がいる川になれば人は来るのでは、という話をしました。期待しています!

そこから車で10分ほどのところにある釣り堀でサクラと富士山を見ながら釣り。ホント釣り堀でもJAPAN!

ニジマスの釣り堀の中ではここの魚の多さと釣れやすさは一番かも。昼から終了の20時ごろまでライトの明かりで夜釣りも体験。貴重でした。

最終日は自転車で片道10キロほど走ってびん沼という埼玉では有名な釣り場へ。フライだ、ルアーだといわずに今回は延べ竿で釣れる魚を狙ってみました。竿は渓流用、餌はなんでも釣れるという練り餌。仕掛けも一本針という適当なもので期待はしていなかったけど・・

22cmのヘラブナが釣れました!中学、高校とはまっていたヘラ釣り。やっているうちに練り餌で寄せて「ツン」アタリで合わせて釣るんだと、だんだんと釣り方を思い出してきました。このあとクチボソ何匹かともう一枚ヘラを上げることができて大満足。掛けたときに「ああぁ・・この引きだぁ~ヘラだぁ~」と感動しました。次回はもうちょっと道具も揃えて(実家にあるはず)本気でやってみようかと思います。それにしても今回もよく自転車に乗り、よく歩きました。都会って健康になるよね・?

 

 

 

冬の可憐

摩周湖第一展望台。人がいないときは広大で音が吸い込まれるような静かさ。今日は風も弱く暖かな一日。

新しい展望デッキができていました。名前は”カムイテラス”とのこと・・星を見上げるための背もたれの角度とガラスで向こうが見える手すり壁はよく考えてあります。売店もドンキのような昭和ごちゃ置き風から少しデザインも良くなって垢ぬけてきました。美幌峠の道の駅も変わったしやはりデザインは大事です。

タンチョウヅルを見に行きました。個体数が回復してきて広範囲に生息させるために給餌も年々量を減らしているとのこと。うまくあちこちに分散してくれるといいですね。

音も無く飛来してくる優雅で可憐な姿にはいつも見惚れます。

帰路は屈斜路湖砂湯へハクチョウを。究極のスリップ路面に多くの鹿が飛び出してきていて、ホント「あぁ~ぶつかるわ!!」と何度か覚悟したほど。なんでわざとのように目の前に飛び出してくるのか?・・たぶんスピードと方向の認知能力が低い動物なのでしょう。

藻琴山とハクチョウたち。こちらは可憐というより健全という感じ。冬の北海道は大きな鳥がよく見られる場所。是非おいでください。

東日本食い倒れ

車で東北を走りつつ埼玉、東京へ2週間ほど行ってきました。今回は旅半分、帰省半分。まずは北海道内で行きたかった苫小牧近く白老町の国立民族共生空間ウポポイへ。壮大ないくつもの建造物と庭、再現したアイヌ民族の家など、税金をふんだんに使ったガランとした建物がずらり。展示物は数も説明も少ないしミニシアターの内容は??・・・きっとここを作るにあたっていろいろあったのでしょう。これからの作りこみに期待します。

登別の温泉宿に泊まって青函フェリーへ。4時間とはいえ禁煙なはずの客室の喫煙所のようなタバコ臭と暑さ、外海に出たとたんのどんぶらこの揺れにヘロヘロになりながら本州へ。(函館山を見ると明治維新のころを思い浮かべます)

盛岡まで走り、県庁近くの居酒屋街にあるmassという居酒屋へ。店員さんは皆若く雰囲気も明るく料理も丁寧でGood!小技がきいていてとても勉強になります。

たち(タラの白子)の天ぷら、美味かったなぁ~おかげで飲みすぎちまった・・

久しぶりに福島県猪苗代町の菜園オーベルジュ「すまいる」へ。代表の岩井君は清里町にもいたことがあり、あちこちのホテルで料理修行してきた料理人。

夕食の料理の数々も朝のおかゆも素材と調理に心血を注いだ逸品。コメ一つの炊き方にしても研究を重ねている姿勢に刺激を受けました。ファミリーやカップルの方は是非!

女将さんもボクも思い出の地である裏磐梯へ。磐梯山って幕末のころに大噴火して山体崩壊し、一面の岩と火山灰だったよう。それがたった150年でこんな森になってしまう日本の自然って凄い!

散策路の周りはそのとき転がってきた大きな岩がゴロゴロ。

五色沼の色は美瑛の青い池のような色や、

緑だったりと色の違いが面白い。

最近の道の駅はハードも凄いしソフトもなかなか。野菜や肉、魚と魅力あるご当地ものをいかに集めるかが肝心ですね。勉強になります。猪苗代にて。

白河の関の神社。義経も関係していたとかで巨大な杉とともに歴史を感じます。

復元した江戸時代の関所の中は・・なんかガランとしていました。

鴨川シーワールドのシャチの水しぶき(いろいろアップされている動画をみてください。凄いわ!)に大笑いしてから学生のときに合宿で行った御宿の月の砂漠公園へ。像が新しくなったようでした。

埼玉のAさんのガイドで東京湾のシーバス釣りへ。ビックリしたのは海の水の意外なキレイさ。そして・・

Aさんはコノシロやサッパ?をいくつかかけていましたが、その魚影の濃さが凄い!海一面が魚群でルアーが沈んでいかないほど。今の東京湾って富んだ海なんですね。

続けて江戸川河口周辺で夜釣り。東京は明かりが多くてヘッドライトがなくても河原を歩けて新鮮。キレイだったディズニーのホテル?と屋形船。シーバスは釣れなかったけど今人気のシーバス釣りというものが体験できました。次は釣るぞ!

神奈川Y氏と東京あきる野市にある管理釣り場へ。数は出ないけどじっくり待って大物を釣る、という釣り場でアルビノのニジマスも釣れました。こういう大物専門の管理釣り場も違った趣、釣り方があって楽しいものです。

復路、北上するとみるみる気温の降下と雪。慎重に慎重に。

青森まで一気に走り再び食を満喫。和食や じんすけという料理屋さんは値段も良心的で料理も素晴らしかった!青森や東北の日本酒の利き酒セットを堪能。

丁寧に作られた前沢牛のメンチカツも絶品!

三陸のカキの大きさにはビックリ!厚岸のカキの倍近くあり味も歯ごたえも違う!厚岸のマルエモンというブランドガキは三陸の稚貝を育てたもののはず。生育の環境によってこんなに違うのですね。育てている期間が違うのかな・?どちらもとても美味しいので食べ比べてみてください。

前回も前々回も臨時休業だった三内丸山遺跡にようやく行けました。ボランティアガイドさんの説明はやはり頭に入りやすい。縄文時代って1万年以上続いたらしくそれだけ完成された時代だったのでしょう。生き方として見習うべき点が多いです。今の近代って200年ももたないのでは・・

遺跡内食事処の昼食の発掘プレート。ご飯の中に貝殻が入っていたらソフトクリームをプレゼント、らしいのですが入っていなかった・・

でも食べました。縄文人は栗の木を植林し柱に使っていて実も食べていたようなので栗ソフトが看板です。美味しかったですよ。

夜、函館に着いて最後の晩餐はラッキーピエロ。愛想のいいおば様たちが丁寧にアツアツのポテトやハンバーガーを作ってくれ、出来立てを食べられるのでとても美味しい!今回はグルメに遺跡に自然に釣りにと多種満喫の旅でした。やはり旅は最高です!

 

 

 

自然とグルメのフルコース

今日は急きょ女将様と今シーズンのお疲れさん会。定番の厚岸の牡蠣食べまくりへ。中標津のパン屋さん経由で牧草地のタンチョウツルを眺めつつルパン3世の生誕地?浜中町に到着。混雑を避けて夕方食べようということでまずは霧多布岬周辺で小雨の中、ラッコを探しました。カモメ類やウミウはたくさんいるけどラッコはなかなか見つかりません・・今回も空振りか・とあきらめかけていると・・

いました!のんびり浮かんでいるやつと岬の反対側には頻繁に潜るやつと2匹!初ラッコです。ズーム程度のレンズでは拡大してもこんな程度しか写らないけど双眼鏡でよく観察。一匹はずっと浮いていて流されつつ休んでいる感じ。もう一匹は盛んに潜って餌を探している様子。個性があります。見られてよかった!

岬の手前にはたぶん漁師の番屋と思われる小屋が並んでいますが、目に留まったのは軒先の短さと窓の高さ。ここは強風地帯なので屋根が飛ばないように短くしてあるものの思います。窓の高さは飛来物による割れをなるべく避けるためと防犯も兼ねてかな・・よく山小屋である作りです。北太平洋シーサイドラインを快適に走り厚岸へ。

そして空いている道の駅コンキリエで夜景を見つつ牡蠣三昧!生ガキ、蒸しガキ、カキサラダ・・

カキピザも堪能!厚岸のカキを食べるまでは苦手だったのにすっかり好きになりました。次は同じ道の駅でも違う食事処で食べてみようと思います。やっぱりかなり美味いわ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中富良野日帰り

中富良野へあるものを譲り受けるために早朝出発。タイミング悪く昨晩は雪。それも0℃前後と半端な冷え込みのため凍っている路面と濡れている路面、濡れているようで凍っている路面(ブラックアイスバーン)、塩をまかれて解けている路面と峠は様々な状況で緊張の連続。また平日は大型トラックが頻繁に通るので反対車線に飛び出してきそうで恐ろしいのです。ここは一番凍っていた津別~陸別間。

しかしオホーツクを抜けて十勝は晴れ!広大でも起伏のあるところが多いオホーツクや根釧原野とは違い十勝は平らなところが多いのです。これもまさに北海道。住むのにも十勝もおすすめです。

10年以上ぶりに来た中富良野の夕茜宿(あかねやど)オーナーさんのおもろさ、そして風景の良さは相変わらず。荷物を積み込み、美味い飯を食ってぐるっと往復600キロを一般道と自動車専用道路(無料の高速、距離は60キロだけだけど)で走ってきました。本州だと埼玉~青森間と同じ距離だけど釣りもしていないので11時間運転した割にはけっこう楽勝。本州と違い信号も車も少なくスピードも速いのでこんな芸当?ができるのです。車を運転する方は北海道で激走チャレンジしてみてください。

道北ウグイ釣行2022晩秋

久しぶりの天塩川へ、狙いはもちろんイトウですが広大な天塩川はポイントも絞りづらく魚も散らばっているので極めて厳しい釣りになるのはわかっていたけど・・その通りでした。結果は大エゾウグイ一匹・・しかし旅に出ることが目的。コロナや観光船の事故、旅行支援などで例年と違った忙しさのシーズンも終わり、あちこちに行っていろいろなものを見ているとだんだんと心が旅モードになり感性が戻ってきます。そんな心で見る秘境駅。音威子府村の筬島駅(おさしま)はきれいな客車になっていました。

やっぱり糠南駅のヨド物置の駅舎は素晴らしい!こんなアイディアで鉄路存続を願いたいが・・

簗の川の意味。岩が簗のように川を横断している(ところがあるのだろう・・)から名付けられたとのこと。音威子府あたりのことかな・・

天塩川ではあちこちで竿を出してみたけど結局一番人気のここでねばりました。列をなす風車と見事な利尻岳を見ながらルアーをとっかえひっかえしながら腕が痛くなるまでひたすらキャスティング。

ただ投げて引いているだけじゃ飽きるのでワーム(やわらかいミミズのようなゴム状のルアー)で川底を探ってみたらキタっ!!・・ん・・なんか引きがいつもの奴の感じ・・パッと見たらイトウじゃん、って自分を慰めた45cmの大エゾウグイ。唯一の獲物。ありがとうですね。

大湿原の広がるサロベツは渡り鳥の聖地。頭上にはカモ類やそれを狙うオジロワシなどが飛んでいきます。たまにフン爆弾が落ちてくる・・当たりませんように・・

何百羽いるのだろう・・あの下には居たくない・・

何百年もかけて形成されたふかふかの泥炭地が川の波で少しずつ削られて流されていきます。人の一生はこの泥炭より短い・・なんて考えながら竿を振ります。

帰路は下流から中流に移動しながら釣り。分解され大地に帰っていくサケたち。骨も残らないほどきれいに分解されるのはホントのリサイクル。

釣れない釣りにちょっと疲れて予定より一日早く昨晩帰宅。しかし今日はホームグランドの湖へ行ってやはりウグイと遊んできました。やっぱりここ、好きだな。

 

北海道のは楽園だ!

宿も遅い夏休みをもらっています。宿の仕事、大工仕事や観光関係の仕事もやらねばならないことばかり。全部終わるまであと何年かかるんだろう、っていうぐらいありますが、何か月ぶりかの連休。もうとにかく仕事はおいておいて自然を満喫しリフレッシュしよう!(いつもリフレッシュばかりしているじゃねーか!の声あり・・)ということで釣り竿と登山の装備を持って大雪山へ。まず途中の渓流で1時間ほど竿を振りました。

いたいた!こんな尺足らずのニジマスでも渓流の強い流れに乗るとなかなかスリリング。竿を寝かせたり下流に下がったりして慎重にランディング。あんな洪水のような雨があってもまだちゃんと生息していたんだと少し安心。

次の日は大雪山。宿の大先輩が管理人をしている愛山渓温泉から永山岳からぐるっと回って沼の平経由で一周を。まず33曲がりというつづら折りの急な登り。ホントに33ヶ所カーブがあるのか数えていたけど途中で忘れました・・この時点で上空は濃霧・・天気が心配・

登山道は雨上がりでぐちゃぐちゃ。おまけに笹や枝からの水で体中びしょびしょだけどリンドウがいたわってくれているよう。

樹林帯を抜けると絶妙なタイミングで晴れてきました。カムイの恵みか!十勝岳の噴煙もこの時はよく見えました。

最高の爽やかさ。眼下には大小の湿原の沼でどこを見ても絶景。この風景の中に身を置くために大雪山を登りに行きます。いつもなが~い登山で体にはきついけどだんだんと心の歓喜を実感してくるのです。

この時期にコマクサ!場所により雪がまだ残っているので融けた順番に咲いているのです。彼らには春であり夏。

山頂近くは地紅葉。秋の始まり。

最初の目標のピーク、永山岳。最初の2時間がぐちゃドロで結構きつかったなぁ・・

森林限界の上はまさにカムイミンタラ(神々の遊ぶ庭、大雪山のアイヌ語の一つ)やはり素晴らしい!

北鎮岳へ続く稜線の片側は垂直な崖と奇岩。植物の無い地帯が広がっていて足がすくみます。

急な濃霧で気温も急降下、6℃。冬の手袋もってきてよかった。

安足間岳から当麻乗越までの下りは登山道がすっかりハイマツ、笹、樹木の枝で覆われてしまっているところが多く何度か迷いちょっと焦りました。これを見ると斜里岳の登山道ってちゃんと整備されているよな、と、ちょっと自画自賛。大雪山は登山道整備の先生の元、一生懸命にやっているけどなんといっても登山道の長さの割に人手がないのでしょう。ここの整備はホント大変そう・・登ってくるだけでも3時間はかかるし・・

7~8年ぐらい前の9月末には反対周りでここまできて氷点下の寒さで断念したところ。やっと来たよ。

湿原の沼が天上の楽園のよう。ホント素晴らしい!

毎日のスクワットトレーニングの成果があり、下りでの膝の痛みも激痛とまではいかなくて安心しました。登山道の整備の仕方も参考になることが多く、いろいろなことを教えてくれた山と人生の師匠のことを偲びながらいい登山ができました。また来年行こう!

帰ってきた次の日は早々に釣り。べた凪に苦戦するもM名人にヒット。知床K氏は2匹の竿頭。さすが!

ようやく手にした今シーズン最初のサケ。

ボクもなんとか仕留めました。釣り場と魚の減少で年々厳しくなるサケマスの釣り。魚は減っているのに痩せた魚の割り合いが年々増えてきて海の栄養が不足している様子が実感できます。あと何年できるのでしょうか・・

 

 

 

旅の若者応援!

クロスカブで日本一周中に泊まってくれた大学生のNさん。与那国島でウチの元ヘルパーのカブちゃんと知り合い、北海道に行くなら是非!と勧めてくれたとのこと。ウチは学生さんの長旅の途中で使うには高めの料金なのによく来てくださいました!Nさんも旅の途中、多くの人と知り合い、人生最高の経験をされているようで将来は明るいでしょう。こんな若者が今後増えてくれば日本の将来は明るい!青年たちには旅に出てリアルな体験を積んでほしいと思います。

道北釣行2022春

いままでのように早朝出発して釣り釣り釣りというのも戦闘モードでいいのですが、今回はゆっくり出発してあちこちを見ながら行くことにしました。上湧別のチューリップ公園も満開。広くて平らな公園一面に咲く花は北海道ならではでしょう。

湧別の国道沿いにある「麺屋おほーつく」のうどん。やっと行けました。有名店だけあって11時半ごろには平日なのにすでに満席。北海道らしくなく?(失礼・)洗練されたデザインとしょっぱすぎないいい味で丁寧に作られています。・・そういえば北海道って小麦の産地なのになんでうどん屋さんって少ないんだろう・・?この周辺にこのレベルのうどん屋さんがあったらさぞかし繁盛するのになぁ・・俺、やろうかな・?

紋別を超え、雄武を過ぎて明るく広く平らな道北らしい風景になってきました。ここは枝幸にある天北南部広域農道。海沿いからちょっと寄り道して道を満喫します。

必ず寄るエサヌカ線。今回は昨年夏のイトウ大量死のため釣り自粛願いの出ている猿払村まで行き、良いオヤジは言うことを聞き釣りをせずにUターン。とりあえず現地に行けば気が済むのです。こういうことってありませんか・?珍しく反対側から山に向かうエサヌカを撮影しました。

いつものように鹿の群れが牧草満喫。牧場主はイヤだろうな・・

浜頓別の何にもないところの海でデカくて重いルアーを投げる練習をしました。ルアー釣りはまだ経験が浅く、20グラム以上のルアーはあまり投げたことが無かったのです。それにもしかしてサクラマスかアメマスが釣れるかと・・思ったら強いアタリ!重い引き・・上げてみると30センチほどのカジカ。超うまい魚なので今日帰宅するなら間違いなくキープだけど・・また来てねとリリース。

次の日はM名人と待ち合わせて中流域へ。なんか久しぶりの川で新鮮です。

狙いのニジマスは25センチどまりだったけどポツポツ釣れました。

沼に続く川、の意味。こういう看板、旅が楽しくなります!

川底には石の間にカラス貝がビッシリ。天塩川もそうでしたが栄養豊富なのでしょう。食べてみようかな・・

頭上ではオオジシギがディスプレーフライト(ジャージャーと声と羽音で威嚇しながら降下てくる)し、森ではキツツキがコンコン。目の前ではエゾハルゼミが長い幼虫生活から最後の一瞬の成虫へなろうとしていました。

トシカの宿さんの近くの川を散歩しているとアメリカミンクがワカサギを食べまくっていました。特定外来生物なのでやっつけねば・・と思うだけです・・

帰路は内陸に入ってサンル川上流へ。素晴らしくキレイな明るい渓流でいいポイントを発見!しかしチビトラウト2匹しか生体反応がありませんでした。

これが原因だろうな・・巨大な新しいダムが現れました。湖面にはまだ腐りきっていない立ち木がいっぱい。こういうものを撤去する時代が日本にいつ来るのでしょうか・・解体も莫大な公共事業なのだから進めればいいのに。

しかし下川町にはスキージャンプのレジェンドがいてジャンプ台があります。

そして世界旅行の大先輩で、画家でもある栗岩さんのやっているモレーナのカレー。M名人いわく、「辛みはそれほど感じないのに汗が出るスパイスの効いたカレー」古いながらもすべてに人生を感じる店内と、今までの旅の記録を出版し、また原稿も書き続けている栗岩さんには経験という凄さを感じます。

チャイを飲んで出発。岩尾内湖でチビアメマス、ウグイで少し遊び旅は帰結。毎日温泉に入りあまりガツガツしない「釣りもする道北旅行」。例年とちょっと違う旅ができました。この夏はあまり高温や渇水にならず秋にはイトウ釣りができることになるよう願っています。

 

 

 

 

 

阿寒を満喫

GW頑張ったし、どうみん割りで宿泊費も安くなるから1泊2日で旅に!いつも日帰りで行っているところだけど、近いから温泉でゆっくりできるし宿の食事も参考になるし、釣りもできるし、ということで阿寒へ。まずは津別町の相生道の駅。周りは廃墟ばかりで「なんか地域の雰囲気が・・」という中で突然明るいキャラクターの名物「クマヤキ」。自販も、

軽トラも、

袋も徹底したクマヤキぶり。味のほうはタイ焼きそのものだけど、衣がふんわりしているのが特徴。そういえば

北見の「たい夢」という39号沿いのたい焼き屋さんのたい焼き、衣がパリパリ目で注文後に作ってくれてめちゃ美味いっす!(車を停めづらいので注意)

オンネトーへ。沼のブルーが見事。神の子池と違い水が鉱物で青いのです。雌阿寒岳からオンネトー方面に登山道を降りてくるとすごくきれいですよ。

湖岸を散策。アカエゾマツの倒木更新があちこちにあるいい森です。

阿寒エコミュージアムの裏手の散策路。巨大な水芭蕉がお化けのよう。

阿寒川沿いのホテルに宿泊。目の前で釣りをしている人が何人もいてジッとしていられません・・

夕食は川に向かったカウンターで出されました。ウチは山と畑の風景だけどここは川と森が売り。窓の向うの目の前に現れたエゾタヌキ。

エゾシカの群れもやってきました。ボクには日常の光景ですが、町に住んでいる人には感激する時間です。またこれだけ川が近くても大丈夫なのは自然の湖から流れ出す水量というのは安定しているからでしょう。川岸も苔むしたところが多いです。

翌朝は少し早起きして前の川で釣り。ここは40~70センチぐらいの大型のニジマスばかり放流されていて竿が折れそうなぐらい重量感のある引き。10匹ほど釣ったら腕が痛くなりました。放流魚だけにあまり分散していなくて150メートルぐらいの区間に50~100匹ぐらいいて自然河川の管理釣り場そのものといった感じです。

午後は本命の阿寒湖へ。湖岸の遊歩道にはエゾエンゴサクが春を告げています。

大物!?・・やはりこいつか・・雄阿寒岳をバックに丸々太った尺越えのエゾウグイ。

アメマスは45分に一匹ぐらいのペースで4匹。だいたい40~45センチでしたが、手元で2連続大物バラシ・・超悔しい・・深いところを漂わせていたのできっとフッキングが甘かったのでしょう。まだまだだなぁ・・