風景画流氷初日

朝、水平線を見ると!流氷の先遣隊が斜里町沖にやってきました。本隊の到達にはまだ何日かはかかりそうですが待ち人来るの気分です。

しかし今日は発達した低気圧の接近で段々風が強く暖かくなってきました。斜里岳の麓の森では樹木に積もった軽い雪が風で飛ばされています。これが始まると風がどんどん強くなるんだよなぁ・・まず外にある除雪道具など飛ばされそうなものを収納です。この写真を撮ったのが午前10時ごろ、朝の気温は―13度、昼は―2℃、そして今午前0時はプラス2℃で南からの暴風が家を押しています。たぶん流氷も一時的に遠ざかるでしょう。

そんな時は大掃除。いつかやろうと思っていた厨房のガスコンロにようやく手を付けました。レバーの周りに厚くこびりついた油汚れをスクレパー(へら)でかきとり、真鍮のブラシにクレンザーを付けて磨き、細く切った布で背中を洗うようにゴシゴシこすり・・

腰痛と闘いながらの5時間の成果!ぱっと見た目はピカピカに!昔はバイクをピカピカにして喜んでいたけど今はコンロをピカピカにして喜んでいます。次は何をピカピカにするか・・自分の頭か・・?

野鳥観察

網走市と小清水町の間にあるとうふつ湖へ行くと白鳥たちが逆さになって水草を食べています。ここの深さがわかりますね。ここではタンチョウズル、カモ類、からオオワシ、キタキツネなども観られてさすがラムサール条約登録地。水鳥・湿地センターもいい雰囲気でした。

白鳥が見上げるその上には斜里岳の山頂が見えています。今日は下界に少しモヤがかかって山の上だけが見える不思議ないい風景でした。

降雪なれど

ここ数日雪が降り続いています。密度の濃い大雪ではないけど気温が低く雪の結晶そのものが落ちてくるとても軽い雪。しかし着実に少しづつスノーシューツアーにいいコンディションになってきています。

こんな軽い雪はウルトラホーキという少し硬い箒で雪はね。(北海道弁で除雪は雪はねと言います)パパパッという感じですぐに完了。また今日は網走で沖に流氷が見えた流氷初日。待ってました!

私とオオワシの日常

昨日釣ってきた小さい大物。15センチもあったのできっとチカに違いないとおもい図鑑で調べました。チカは腹びれの位置が背びれより少し後ろ側についているけどワカサギは同じぐらいかちょっと前。で、結果はワカサギ。図鑑やネットによると最大は15センチで寿命は通常1年だが2年、3年と生きるものもいるとのこと。そういえば一昨年は小さい魚が多かったからそれが育ったのでしょう。

その30匹ぐらいの大物はハラワタをとり他の中小物と一緒に塩でもんでぬめりをとり水洗いして干し網へ。これで3日ぐらい水分を抜いて熟成させてから甘露煮を作ります。

買い物ついでに近くのオオワシのポイントへ遠くの木の上に留まっているオオワシ。斜里岳とのコラボが見事。

やはりサケの遡上の少なさからか例年の10分の1ほどの20羽ほどしか来ていません。でもその少ない獲物のサケをついばむオオワシとそれを横からつついて食べようとするカラスの攻防が面白く、「おいっ邪魔すんな!」という声が聞こえてきそうでした。

帰宅するとサンピラーが樹々の向うの藻琴山の上に出現。薄く扇状にも広がっていて後光のようでした。

 

2019年初氷上釣り

おそらく日本一魚影の濃い網走湖。今シーズンも冬の風物詩氷上ワカサギ釣りの季節がやってきました。しかし・・最初に開けた穴、次に開けた穴でもいつものようにすぐに釣れません。最後に良く釣れていそうな人の近くに腰を据え穴を開けテントを張り釣り開始。

メンバーはM名人、真冬でも屈斜路湖でルアーを振る知床K氏、清里K嬢、ボクの4名。10分ぐらいするとポツポツと、たまにガンガンという感じで釣れました。外は氷点下5度でも日差しがあるとテントの中はホント暖かで手袋もいらず足元の氷が解けていくほどです。

ウグイやカレイは来なかったものの、どう見てもこの大きさと色はチカじゃね?という15センチぐらいのやつも何匹も来ました。思ったより釣れなかったけど200匹は釣れたでしょうか。

自分の靴のボアを釣っているK嬢。しかし外した針に残ったボアが匂うのかこの後連続ゲット!(笑)

湖畔の樹にはオジロワシが見張りのように留まっておりたまに「キャッキャッキャッキャッ」と鳴いています。彼らは釣り人が帰るとテントの周りに落ちているエサや魚を狙うのです。今年も始まった氷上の釣り。ワカサギ、チカ、コマイを自然の中で楽しもうと思います。

これが北海道の空港だ!

久しぶりに中標津空港へ。この空港は立地がTHE北海道。着陸は雪で覆われた雪原の牧草地の真ん中に降りていくため到着前から北海道の広大さを味わうことができる絶景空港といえるでしょう。是非一度ご利用を。

飲む遊ぶ年末年始

今年もおじさんたちに手を合わせにいくぞ!と2019年0時に向けて歩いていきましたが、来運神社も周辺の過疎化が進みついに開かなくなりました・・もちろんいつもの焚火もお神酒もおみくじも無くなり訪れる人も数人。これが現実でしょうか。ちょっと寂しいので来年はちがうイベントを考えようと思います。

斜里岳から上る初日の出。

新年はまずおせち料理から。

元日からいきなり神の子池へスノーシューツアー。積雪もいい感じになってきました。

池では多くのオショロコマが越冬中。でも水温は年中一定の8℃ぐらいなので魚の動きはけっこう活発。

神の子池周辺の川筋ではあちこち水が湧いています。冷気によってできたフロストフラワー。冬を実感。

ミニの子池前急斜面の一気降り、というか一気ゴケ・・みんな尻制滑りになっています。

新鮮な?ヒグマの爪痕。少し警戒。

2日は知床へ。オシンコシンは半分氷の下でした。ここは日陰だから寒いのです。

男の涙へ。雄大なオホーツク海もあとひと月で流氷に覆われます。

原生林でのこの日の主役、ゴジュウカラ。逆さになって木を下っていく鳥はゴジュウカラとキツツキぐらいでしょうか。

フレペの滝上部では草の幹が氷漬けに。滝から吹き上げる風が水を運んでくるようです。

エゾシカたちも暖かい日差しの下でまったり。ちなみに次の日の昼食はエゾシカカレーやエゾシカカツ丼を堪能。ボクは彼らの姿を見ても可愛いというより美味そうだなと思うのでした。