不安定の中の一瞬の美

一昨日は珍しく雷が少し鳴り、昨日は虹。そして今日はアラレが降り毎日不安定な天候が続いています。しかしそんな状況の時は瞬間的に素晴らしい風景が見られることがあります。

今日はアラレの後、ちょっと強い日差しが射すと大地全体から蒸気が沸き上がりました。そのモヤが畑を走っています。幻想的な美しさにすぐに外に飛び出て撮影。しばし見惚れて「やっぱり北海道って素晴らしい!」と再認識したのでした。

冷えるパラダイス

小雨、気温は4℃。寒いくて人に厳しい天候は魚には優しいはず、との期待で午後から出陣。日曜日とはいえこんな天気のときに来るのはボクぐらい・・と思っていたら知床K氏が合流。楽しくなってきました。波が小さいからちょっと苦戦・・忍耐モードに入りしばらくすると水深50センチ足らずの浅瀬でライズが始まりました。ほとんどウグイだけどなんか違うものも混ざっているような・・

その浅瀬のライズを狙い撃ち!強い引きはいいコンディションのアメマスでした!釣れたのは前回と同じくやっぱり普段釣り人が立っているところ。やる気のあるやつは人がいなければ、あるいはジッとして静かに釣りをすれば足元に来るのですね。してやったり!

この時期はウグイ君の猛攻はまだ。あちこちでライズしているけどよほど小さい虫を食べているようで彼らですら一筋縄で釣れません。でも沈めればたまに来ます。今日は#8~#20まで大小のドライフライは不発・・ちょっと悔しい。たぶん水面直下のやつ、たぶん浮上してきたユスリカかその抜け殻を食っている様子。でも小さいフライを結ぶのは老眼には厳しいので強引にいつものただのニンフで釣りました。

日増しに艶っぽくなっていく魚体。秋の産卵でやつれた体のやつ、かなり回復していてたくましいやつとかなり個体差があります。

ルアーで苦戦していたK氏も終了間際に渾身の一発。すぐ手前で50センチのアメちゃんゲット。今日は明らかに虫を食べにきている魚が多くフライが好調でした。魚たちはたぶん・・沖の深場でワカサギをなんとか捕まえて食べているけど浅場の虫も簡単にとれるビタミン剤のように食べに来るのかもしれません。また波があれば上からミサゴなどの攻撃もかわせるので浅場に来るのでしょう。ベタ凪はホントめったに釣れません。このように同じ場所にいつも通っていると見えてくることが多く楽しさもひとしお。アナログな理解を楽しむ釣り。やめられません!

透明度と光景に癒される

日本最北の不凍湖、支笏湖へ。ここは巨大なブラウントラウトがおり、たま~に釣り雑誌で表紙を飾っています。狙って釣れるほど甘くはないですが昨年丸ボウズだったので再チャレンジ!ここはとにかく水と風景が素晴らしい!カルデラ湖なので火山に囲まれており、気に入ったポイントから右を見ると風不死岳(フップシ岳)と樽前山が透明で深く吸い込まれそうな湖面の先にそびえています。

2時間ほどひたすらルアーを投げてみたりフライでねばったりしていたけど魚っ気が無い・・これはまたボウズだな、と思ってボーっといたら急にアタリが!結構引いたので慎重にやり取りすると銀色の魚体でニジだとわかりました。後ろは恵庭岳。

魚40センチほどでしたがプロポーションもよく太っていました。そして目が大きい!ニジやブラウンにはいろいろな柄や形のやつがいるからたまたまかもしれないけど透明度や深さと関係があるのかもしれません。今回の釣果はこの一匹でしたが支笏湖初級者としては満足。明日からはホームグラウンドの湖で楽しみます!