何時間もパソコンに向かっていたので外へ出たくなり、車で3分ほどの沢で竿を出してみました。いつものように子ヤマメは入れ食いですが、他によく釣れる、ちょっと大きいアメマスやオショロコマが一匹も釣れません。これはなぜだろう?東北海道の河川に上ってくるアメマスが激減しているところがいくつもあると聞きましたが、斜里川はそうなってほしくないものです。
宿だからこそ
北海道の家の多くには風除室という玄関前の小部屋があります。ここは冷たい風が直接屋内に入らないようにするところですが、除雪道具や工具の置き場にもなっていてウチは他にも釣り道具や長靴、焚き付け用の薪などがあります。もし宿をやっていなかったらきっと生活感あふれる?混沌、雑多な場所にたちまちなってしまうでしょう。気を付けねば。昨日はここを大掃除、そしてスノーシューを出しました。
レンタル用の防寒靴もいつの間にか、お客さんや元ヘルパーが置いて行ってくれたもの、買ったけど足の形に合わなくて使えないものなどが増えてきました。スノーシューツアーに行きたいけど靴がないという方はご相談ください。しかし!大雪がまだ来ない今シーズンは雪が足りません・・この分だと正月のスノーシューツアーはハイキングツアーになってしまうかも・・
釣っているのはボクらだけ
網走港へなんか釣れればいいなとM名人と出かけました。しかしチカぐらいは釣れるだろう、というあまい考えは打ち砕かれ(代わりにブナブナのサケは釣れたけど・)人の集まっている場所でワカサギ釣り。しかしおじさんたちは釣りではなく網ですくっているのです。これを覚えると「ちっこいワカサギ一匹づつなんか釣っていられねーよ」となるし、実際網ですくうのは面白くコツも必要で追いかけまわすようにすると見事に一匹も獲れません。魚の進行方向からゆ~っくり動かすのです。これも網走港の文化というか風物詩。そしてなぜか皆エンジンオイルの空バケツに獲物を入れています。
私たちは一匹づつ釣り。秘技!ダブル掛け。一つの針に2匹掛かりました!
ワカサギをエサにカレイも狙ったけどアタリはあれど針がかりせず・・結局お正月の甘露煮分ぐらい釣ってきました。これ、本気で一日網ですくったら1000匹は軽く獲れそう。でもあえて氷上釣りを楽しみにこれぐらいのしておきました。オホーツクの海は豊かです。帰り際の出来事・・M名人「今、浮きの近くでスゲーデカいボイル!!」・・「・・なんだ、アザラシじゃん・・・」
屈斜路湖納竿
昨日の雪でついに圧雪アイスバーンになりました。10が最悪のつるつる路面だとすると今日は8ぐらい。途中で路肩に落ちて救助されている車もありました。スタッドレスタイヤもメーカーとグレードにより性能がかなり違うのでこの冬のタイヤだけは評判の良いものをおすすめします。
湖に少し立ちこんで釣りをしていると後ろで「バキバキッ」という大きな音が!?振り向くと川から流されてきた氷が河口で詰まり、ダムのようになって一気に決壊!すぐに陸に上がりましたが氷に押されてたらちょっとやばかったかも・・
岸ではアオジ(たぶん・)の群れが元気にエサを探しています。
今日は4℃まで上がるという予報だったから来たのに結局ずっと氷点下。リールのガイドローラーにラインのしずくが氷となってたまり、だんだんとラインが押し下げられてスプールじゃないところに巻かれていきます。あ~こうなるんだ・・・もちろんガイドはすぐに凍ってラインの出が悪くなるし釣りづらいったらありません。
難しかったこの時期のウグイの大物をフライで連続ヒット。リトリーブではなく斜め上下への誘いが当たりました。そのうちトラウトが来るだろうと10匹ぐらい釣りましたがウグイのみ。ということで今シーズンの屈斜路湖の釣りは今度こそホントに終了。結氷まで(釣りができるまで)は釣れるのですがそろそろワカサギ釣りの準備です。あと港でも行ってみるかな・・
田舎暮らしの楽しみ・?
こちらでは車は一人一台、なおかつ北国では冬用と夏用のタイヤも必要で、それらを仕舞う風雪と直射日光のなるべく当たらない保管場所が必要です。ウチでは物置がいっぱいのため入りきらない一台分のタイヤを自作の囲いに入れて置くのですが、屋根としていたべニア板が腐敗してしまったため、トタンに張り替えることに。下地の木材も4方向のうち3つを交換。客室の作り付けの2段ベッドを解体した材料が役にたちました。
木材というのはとてもいい資材で土などいつも水気にさらされていなければなかなか腐らず長持ち。これでまだ10年ぐらい持つでしょう。気持ちのいい大工仕事でした。
半分腐った釘だらけの木材や端材など薪ストーブには入れたくないしゴミとして出すのもどうかなぁ?というものを一斗缶で作った焚火台(なんて立派なものじゃないけど)で焼却。氷点下5℃でも焚火の前は気持ちよく、椅子を出してしばし火の世話と夜空を体感。暗くなる空と段々と見えてくる星、しかし満月の月の出とともに弱くなっていく星の光。物音一つしない静寂。なんか懐かしさが・・そういえばここに住むまでは毎週のように野山を駆け巡りキャンプしたりしていたな、と焚火を見ていて思い出しました。
後回しになっていた物
今日も1ヶ月季節が戻ったような暖かさ。10℃ほどまで上がりました。こんな日は洗車のチャンス。氷点下だと洗ったそばから凍り付いていきドアも空かなくなるのです。そして大工仕事。客室や居間など今まではお客さんの目につくところを優先的にやっていましたが、今日は厨房の中の調味料置きや自分が寝る時のローテーブルなどを製作。
余っていた材料で適当に作って、これまた余っていた塗料で塗装。自分の使うものだと見た目も気にせずチャチャと作ってハイ出来上がりと気楽な仕事。最近は日がとても短く午後4時15分ごろには真っ暗なので、おやつものんきに食べているわけにもいかずスピード勝負。明日からは冬の天気に戻りそう。ちなみに平地は雪は全く無く、年末のスノーシューツアーがちょっと心配なこのごろです。
再び、はあるのか?
ダメもとの気持ちでいい思いをした先週が忘れられず、もしかしたらまた釣れるんじゃないかという都合のいい期待で知床K氏、M名人の釣りキチ2人と再び屈斜路湖へ行ってしまいました。でも釣り始めてしばらく釣れないと「今日は8℃もあり、人に優しい日は魚には厳しいんじゃないか」という言い訳を口にしたりしてボウズだったときの理由を用意しておきます。
フライをしつこく流れ込みの流れにのせるとアタリが⁉‥引かない・・と思ったらやっぱりウグイ君。30センチぐらいありました。
ルアーで初めてまもなく43センチのひれピンニジをゲット。掛ったのはすぐ手前。何度も跳ねて”これぞレインボーという引きをしてくれました。幸先のいいスタートだっ!とおもいきやこの後は皆さっぱり・・たぶん魚はいるけど、ものすごくスレているのでしょう。オオワシやハクチョウやカモ類も飛んでたりと、ここの環境は抜群だけど釣りのほうの難しさも抜群。湖って2~3回に一匹ぐらい釣れるからやっぱり通ってしまう中毒性のある釣り場ですね。
油汚れと格闘
氷結
ダメもとと思えば
今日は快晴!連日の屋内仕事だったので、いてもたってもいられず、とにかくどこか行こう、藻琴山に登るか、しかしもう昼過ぎだし・・ということで仕舞いこんだ道具を引っ張り出しやはり湖へ。ロッドのガイド、ライン、ウェダー、ネットなど水がついてたものはたちまち凍り付き、氷結した川の下から流れてくる水には芯から冷え、モチベーションも下がり、今日もボウズだな・・と無心で投げていると根がかり・?リールを巻くとグゥワンという引き・・重い!デカい!ドラッグを調整しながらバーブレスのフックが外れないように慎重にしばらくやり取りしネットイン。やったぁ~!!
最高のプロポーションのオスの弾丸ニジ58センチ。このあとも45センチのニジをゲットして久しぶりの満足の釣行。寒いからもう終わり、とこの時期いつも思うけどこんなことがたまにあるのでなかなかシーズンは終わらないのです・・今度暖かい日はいつだろう・・






















