ご当地ナンバーへ

町役場からもらってきた2020年から始まる知床ナンバーの宣伝ステッカー。次の車からはこのナンバーになるとおもいます。(絵はいらないかなぁ・・)今の北見ナンバーよりはずっと名前の知れている知床。一部の地元の人からは「知床ナンバーなんて田舎くさくて恥ずかしいから嫌だ」という意見も出たそうで、わ~い知床だぁ~!と喜んでいる私たちには「へぇ~地元で生まれ育った人はそう考える人もいるんだー」と多様性の勉強になりました。

今日は昼間も氷点下。でもうっすら積もった雪はすでに解けてほとんどありません。年末までに積もるかなぁ・・風も弱く気持ちよかったのと、そろそろ冬のツアーに向けて体力回復させなきゃというおもいで家の周りの5キロの散歩コースを歩いてきました。顔は寒く、しかし体は暖かく気持ちのいいものでしたよ。

サケとば製作

一晩かけて解凍→ぬめりを丁寧に取りながら3枚おろし→粗塩を塗り込み→2時間おいて水で塩抜き→干す→切り込みを入れてさらに干す→細かくハサミで切る という、かな~り手間のかかるサケとば作りですが、あの美味しさのためにはがんばります!今年は早い時期にサケを釣ったのでイクラや白子に栄養があまりいっていなくて身のほうが脂がのっていてかなり美味しそう。そのまま焼いて食べたい感じです。(トバには脂分が多いのは水分が抜けづらく冷凍焼けもしやすい難しさがある)

ハラスも塩をして塩抜きし、3日間ぐらい干します。

カマも同様に。美味しそう!明後日食べよう!

アラもかなり出ました。あら汁って美味いんだよなぁ~

15時から始めて干したのが21時。風は弱まったけど氷点下10℃まで冷えています。干す、というよりすぐにカチカチになりそう。でも凍って少し解けてを繰り返し熟成されてうまみが出るのです。サケとばは今の時期なら3週間ぐらいはかかるので年末には恒例の「ハサミで切ってもらっって食べ放題」ができそうです。

北国の物語は・・

熱源 川越宗一 文藝春秋

北海道や樺太、国後、択捉などの北国の物語ってホント暗い・・差別、貧困、疫病、極寒などテーマはだいたい決まっている。この小説もフィクションではあるけど史実を元にしているため、今まで読んできた本により気持ちが重くなっているのにさらに重りを載せられた感じた。戦争により樺太はロシアになったり日本になったりしたため先住民はひどく翻弄され、理不尽な扱いを受けたことは事実だ。教科書では習わないけど(あえて教えない)このことは知らねばならないと思う。「文明」ってなんだろう?そこの地域で完結できる持続可能な生活をしていた先住民こそが一番の文明人だったのではないか?と考えさせられる。また北方民族博物館に行きたくなった。

氷の季節へ

昨日は暖かったので(といっても5℃ぐらい)屈斜路湖へ行ってみました。ウェダーを履き、膝ぐらいまで水の中に入っていると湖の北岸、南岸で水温がかなり違うのがわかります。また大きな湖では水温が下がるのは気温が下がってからしばらく時間がかかるので今は思ったより冷たくありません。晩秋は気温が低く水温が高い、初春は気温が高く水温が低いという感じです。しかし流入する小河川は気温の低下でたちまち冷えて両岸や中洲から凍結していきます。

湖岸ではしぶき氷が付き始めていました。12月の北海道なのに最盛期と同じぐらい釣り人が多いのには感心?呆れ?だけど釣果のほうはさっぱり・・でもきれいな氷やオオワシやキツネや鹿たちが見られただけでも良しとしますか・・

 

日本の両極端を知る

久しぶりの首都圏へ。季節の代わり目のため北海道も関東も天気が悪くて雨に濡れたり風に吹かれたりしました。その下界は雲の下。もうすぐ羽田というときの夕暮れに浮かび上がったのは富士山。B29もこの山を目標に飛んできたんだな、などど思っているとスマホのシャッター音が機内にあふれていました。

埼玉県の川越あたりを歩いているとワークマンが・・新聞で絶好調との記事を見ていたので入ってみたところ・・ビックリ!!あ~いつもの作業服ね、という定番品の棚の横にはこれってどこのアウトドアメーカーの服?と見紛うようなオリジナルのアウトドア系のウェアーが超低価格でずらり。カッパなどはゴアテックスではないものの、他のメーカーでもやっているオリジナルの防水透湿素材で耐水圧、透湿性まで数字で表されています。縫製も悪くないしデザインもそこそこ。(外しているのもあるけど・・)価格も有名アウトドアメーカーの価格の5分の一から10分の一だけどこれでホントに性能の差が少なければ、あるいはなければ、私たちはただのブランドロゴに何万円も余計に払っていることになります。(というかブランドとはそういうもののですね・・)そのうち買ってみて実際にアウトドアで使ってみようとおもいますが広告や戦略を練ってそちらの方面の人材を確保すればこの会社、面白いことになりそうです。

以前から行きたかったさいたま市の鉄道博物館(てっぱく)に行ってみました。日曜日ということもあって親子連れに大人気。これは日本を走った機関車第一号ですが、最近の新幹線までの展示、運転をはじめとする様々な体験、往年の食堂車のメニューなど5回は来ないと回れないような充実ぶり。鉄ちゃん、おそるべし!

管理釣り場にも2回行きました。神奈川の管理釣り場では惨敗・・こんなに釣れない釣り堀ってあるんだ・・と逆に感心しましたが、管理人さんにいろいろ聞いて釣れない理由も納得。(釣りに興味あってウチに来られた方にはお話ししますね)そこはアオサギだらけで、大物を捕まえても飲み込むことができないサギに笑えました。ここは埼玉の釣り堀。魚を狙う猫だらけで、水に落ちないように手を伸ばして死んだ魚を捕まえようとする猫たちに笑えました。でも一日中いろいろな釣り方でよく釣れて満足。

昨晩帰宅して今日。オホーツクは日差しが弱く、北風が強く気温も氷点下で極寒。実際に気温が低いのは1月と2月ですが、体感温度の平均では12月が一番寒く感じるでしょう。道路もアイスバーンになっていて転ばないようにスケートをしているように運転しています。

今回も人にもまれてスマホを見つつ満員電車に乗っていた昨日と見渡す限り誰もいなくて(オオワシは飛んでます)斜里岳を見ている今の状況がなんか楽しいです。

斜里岳を見ながら

今日は寒い!昼でも1℃しかなく、一日中北西の風が吹き荒れました。その中を宿の周りのお散歩コースの5キロをジョギング&ウォーキング。年末からのスノーシューツアーに備えて体作りをせねばなりません。斜里岳は一昨日までの暖気で雪はかなり解けましたが夕方は赤紫に染まり見事な山容。収穫がほぼ終了した畑は静かでキタキツネもせっせと食べ物を探していました。

そんな山を眺めつつ、酒でも飲んでいるとネットで注文しておいたルアーが到着。100年以上前に創業したアメリカの会社のルアーですが今の日本のルアーと比べるとやはり作りが昔だなぁ~というおおらかさです。しかしこのルアー、いつもの湖ではとても使いやすく一昨年は右側の一個のルアーのみでワンシーズンを釣り続け、多くのアメマス、ニジマス、サクラマス、ヒメマス、ウグイをゲットしてきました。他のルアーも牛に食べさせるほどありますが、気に入って使っているルアーはほんの数種類。「また買ったの!?」という女将のあきれ顔にも慣れてきました。こういう趣味ってそろえることも楽しいですよね~

最後の秋空

多摩川を案内してもらった東京のNさんと屈斜路湖へ。ボクはルアー、フライの二刀流。11月中旬とは思えない暖かさでまだまだ釣りができそうです。

ヒメマスをネットインするNさん。しかしボクも含めてニジマス、アメマスを釣った人は2日間一人も見かけませんでした。これは人為的プレッシャーが一番だとは思うけどなんか釣れません。湖の水がかなり暖かいのも原因かも。そして夕方から気温は急降下。昼間13℃だったのに今はマイナス4℃。寒さも続きそう。この秋はあまり良い釣果に恵まていないけど次は1月のワカサギかな・・

次の世代へ


宿近くの来運公園を流れる川に多くのサケが遡上してきています。この光景を見ると「北海道にホントに住んでいるんだなぁ~」と今でも感じています。この川いっぱいのサケもあと何日かで次の世代に命をつなぎ大地へ帰っていきます。

まずうっすらと

いつのまにかうっすらと雪が積もり、日中解けてを繰り返すようになってきました。こちらでは寒気は急にやってきてその日から一気に冬の気温になります。昼の今の温度も3℃。屋根のペンキ塗りは日を逸してしまいましたが薪割りや大工仕事などの重労働には汗もあまりかかず、虫も出ずいい気温。天気の悪い日は室内業務、良い日は屋外業務と山積みになっている宿とガイド関係の仕事をコツコツと楽しみながらやっている休館期間です。

道北イトウ釣行2019秋2

時折現れるブラックアイスバーンにヒヤヒヤしながら猿払へ。まずはエサヌカ。また来たよ道北!の風景。

長さと平らさで道の先が消えています。

川にはハクチョウがたたずみ、空にはオオワシ何羽も滑空していてのどかな風景。しかし天気が良いのは初日まで。といっても1時間後に小雨、その1時間後に日が射し、次にミゾレという感じでした。そしてひたすらフライやらルアーやらを投げ続けたのに2日間全く釣れず。たまに釣れている人もいましたがいったい何が違うの・・?。一番は場所ですが、それもいつも決まったところとは限らず季節、天候、水量、濁り、潮の満ち引き、人為的プレッシャーなどなどによって変わり、なおかつイトウの捕食スイッチが入らないとまず釣れません。その捕食スイッチがいつ入るのかそれを読めるようになるのはまだまだ先かな・・難しい・・

3日目、さすが名人!ほんの30分の間に大中小の3連続ヒット。これだからイトウはわかりません。

そしてボクは降りしきる雪の中、なんとか一匹!とねばったものの・・・虚しさと悔しさ、そして雪の冷たさで心折れましたが、こんな北海道の大自然の中で釣りができてそれだけでも幸せじゃん!?と自分を励まし、雪の中、飛び出すシカを避けながら途中、温泉で体と心をほぐしつつ300キロ5時間の帰途につきました。

浜頓別のトシカさんでは少しダイエットした名犬コハルにも会えたし、いい旅でした。