私とオオワシの日常

昨日釣ってきた小さい大物。15センチもあったのできっとチカに違いないとおもい図鑑で調べました。チカは腹びれの位置が背びれより少し後ろ側についているけどワカサギは同じぐらいかちょっと前。で、結果はワカサギ。図鑑やネットによると最大は15センチで寿命は通常1年だが2年、3年と生きるものもいるとのこと。そういえば一昨年は小さい魚が多かったからそれが育ったのでしょう。

その30匹ぐらいの大物はハラワタをとり他の中小物と一緒に塩でもんでぬめりをとり水洗いして干し網へ。これで3日ぐらい水分を抜いて熟成させてから甘露煮を作ります。

買い物ついでに近くのオオワシのポイントへ遠くの木の上に留まっているオオワシ。斜里岳とのコラボが見事。

やはりサケの遡上の少なさからか例年の10分の1ほどの20羽ほどしか来ていません。でもその少ない獲物のサケをついばむオオワシとそれを横からつついて食べようとするカラスの攻防が面白く、「おいっ邪魔すんな!」という声が聞こえてきそうでした。

帰宅するとサンピラーが樹々の向うの藻琴山の上に出現。薄く扇状にも広がっていて後光のようでした。

 

2019年初氷上釣り

おそらく日本一魚影の濃い網走湖。今シーズンも冬の風物詩氷上ワカサギ釣りの季節がやってきました。しかし・・最初に開けた穴、次に開けた穴でもいつものようにすぐに釣れません。最後に良く釣れていそうな人の近くに腰を据え穴を開けテントを張り釣り開始。

メンバーはM名人、真冬でも屈斜路湖でルアーを振る知床K氏、清里K嬢、ボクの4名。10分ぐらいするとポツポツと、たまにガンガンという感じで釣れました。外は氷点下5度でも日差しがあるとテントの中はホント暖かで手袋もいらず足元の氷が解けていくほどです。

ウグイやカレイは来なかったものの、どう見てもこの大きさと色はチカじゃね?という15センチぐらいのやつも何匹も来ました。思ったより釣れなかったけど200匹は釣れたでしょうか。

自分の靴のボアを釣っているK嬢。しかし外した針に残ったボアが匂うのかこの後連続ゲット!(笑)

湖畔の樹にはオジロワシが見張りのように留まっておりたまに「キャッキャッキャッキャッ」と鳴いています。彼らは釣り人が帰るとテントの周りに落ちているエサや魚を狙うのです。今年も始まった氷上の釣り。ワカサギ、チカ、コマイを自然の中で楽しもうと思います。

これが北海道の空港だ!

久しぶりに中標津空港へ。この空港は立地がTHE北海道。着陸は雪で覆われた雪原の牧草地の真ん中に降りていくため到着前から北海道の広大さを味わうことができる絶景空港といえるでしょう。是非一度ご利用を。

飲む遊ぶ年末年始

今年もおじさんたちに手を合わせにいくぞ!と2019年0時に向けて歩いていきましたが、来運神社も周辺の過疎化が進みついに開かなくなりました・・もちろんいつもの焚火もお神酒もおみくじも無くなり訪れる人も数人。これが現実でしょうか。ちょっと寂しいので来年はちがうイベントを考えようと思います。

斜里岳から上る初日の出。

新年はまずおせち料理から。

元日からいきなり神の子池へスノーシューツアー。積雪もいい感じになってきました。

池では多くのオショロコマが越冬中。でも水温は年中一定の8℃ぐらいなので魚の動きはけっこう活発。

神の子池周辺の川筋ではあちこち水が湧いています。冷気によってできたフロストフラワー。冬を実感。

ミニの子池前急斜面の一気降り、というか一気ゴケ・・みんな尻制滑りになっています。

新鮮な?ヒグマの爪痕。少し警戒。

2日は知床へ。オシンコシンは半分氷の下でした。ここは日陰だから寒いのです。

男の涙へ。雄大なオホーツク海もあとひと月で流氷に覆われます。

原生林でのこの日の主役、ゴジュウカラ。逆さになって木を下っていく鳥はゴジュウカラとキツツキぐらいでしょうか。

フレペの滝上部では草の幹が氷漬けに。滝から吹き上げる風が水を運んでくるようです。

エゾシカたちも暖かい日差しの下でまったり。ちなみに次の日の昼食はエゾシカカレーやエゾシカカツ丼を堪能。ボクは彼らの姿を見ても可愛いというより美味そうだなと思うのでした。

 

 

日常の風景

毎日斜里岳の写真ばかりですが、あまりにも美しいのでシャッターをきりました。今日は風が強く地表は地吹雪の状態。山のほうも強い風で雪が舞い上がりそれに夕日が当たってより紫色に輝いているようです。厳しい天候の中の素晴らしい光景。荘厳です。

進化を感じた

ノースフェイスのオーバーパンツも13年使用し、性能的にもくたびれてきたので新しいものを買いました。今度のメーカーはファイントラック。ボクがそっちの業界にいたころには無かった新しい会社だけど国産にこだわり余分な機能やデザインを外した硬派なメーカー。店の従業員も「熱い」人が多く好印象だったので決めました。アウトドアメーカーの服はビックリするぐらい高いけど、ガイドの仕事で10年ぐらい使うから(使えるでしょう・・たぶん)いいものが欲しかったのです。そして今日は宿からスノーシューを履き大雪原の一本道を1時間ほどウォーキングし履き心地などを確認。高い防水性と相反しそうなストレッチ性がうまく調和していて新品なのに履いていないような自然なフィット感。たしかに進化しているなーと思いました。もう一つダウンのインナーが自分で洗うことが面倒でクリーニングに出していたけど3回出したら新品が買えるぐらいの料金が馬鹿らしく、またはたしてホントにダウンが汗かいたりつぶれたりという様々な状況の中でトータル的に性能がいいのか疑問に感じ、同じくこのメーカーのクシャクシャにしたシート状の中綿・?が入っているインナージャケットを購入。こちらはまた後日、使用した感想を書きたいと思います。

まっすぐ歩いているつもりでもけっこう曲がってしまうもの。

今日も斜里岳は快晴。歩いていると体は熱いのに顔はとても冷たく、気温が下がっているな、と家に戻って温度計をみると氷点下13℃。でも風さえ無ければ意外に気持ちのいいウォーキングができるほどの気温です。

雪の神の子へ

この冬初のスノーシューで神の子池へ。冬至後ということもあり、昼過ぎなのに太陽は低く池に日が当たらないためいつもの青さはかなり控え目。でもたくさんのオショロコマが越冬準備のようにじっとたたずんでいました。積雪はまだ30~50センチほどですが、川沿いも歩けました。

まだ新しい引っ掻き痕を発見!トドマツで見るようなきれいなヒグマの爪痕とは少し違うような・・しかしヒグマ以外にこんな傷をつける奴はいないような・・そうだとしたら大きさから見てかなり巨大なやつ?登ろうとしてうまくいかなかったか・・?ホームグランドともいえる神の子池周辺。水の多い環境がいいのかとても気持ちのいい場所なのです。

帰路、道の駅パパスランドから見た風景。少し崩れたようにこのあたりから見える斜里岳のほうが絵は描きやすいと画家の方は言っていました。そういえば六花亭の中札内美術村の相原求一郎さんが描いた斜里岳はここより少し北側からの絵のような気がします。

自然界に何が・?

やっぱり飛来数が少ない・・いつものワシたちの集結場所にはこの時期、毎年100羽~300羽集まってくるのに今年は10羽ほど。川にのぼっているサケも例年の5分の1ほどしかいません。それにしてもワシの少なさはサケの数の減少分よりはるかに少なめ。もっとサケの上る川を見つけてそっちに行ったのならばいいのですが、数そのものが減っていないか少し心配でもあります。

凍って終了

今シーズン最後のルアー&フライの釣り。場所はいつもの屈斜路湖。今日同行の知床のKシェフは1月もやってますが(すごい根性だ!)ボクは11月に入ると釣れない、という固定観念があったので(虫も出なくなるからボクの好きなスタイルのシングルハンド低番手ロッドのフライフィッシング‥小さい毛バリや浮く毛ばりを使う・・ではまず釣れないと思っていた)こんな遅くまでやったのは初めて。ホントに釣れるのかな・?寒さに耐えられるのかな・?と心配だったけど、やってみると条件さえよければ充分釣れる、寒さは装備で何とかなる、ということがわかりました。今日の釣果はKシェフはニジマス、ボクは大ウグイでしたが今シーズンは満足のいく釣果でした。釣り名人の条件とは「釣れないときには釣りをしない」ということらしいけど、屈斜路湖では釣れないときと釣れるときの傾向は大体つかめました。・・といっても釣れるはずのときに釣れないのが釣りですが。

釣りを終わって装備を外すとウェダー、ネット、ジャケットも凍り付いていました。冬ですね。

山はホントに美しい

知床連山と斜里岳の間にある海別岳(ウナベツダケ)。斜里岳とは違いなだらかな山容ですが、それだけに雪が付きやすく日差しにより色が変わります。特に今日の夕方は紫に染まり、あまりの美しさに氷点下の中、上着も着ずに物音一つしない静寂な外に飛び出しました。この色は日没間際の15分ほど。最高の時間でした。