宿の前の小麦の収穫が始まりました。大型ダンプの倍ぐらいあるコンバインで一気に刈り取る様子はなかなかの迫力。でも今年は干ばつがひどくて作柄が心配。おまけに今日の最高気温は35℃!風が強いのでまだいいのですが庭の草刈りをしたところ汗が吹き出し30分ほどで終了。これは宿にもエアコンの導入を検討する必要がありそう。使うのは年に一週間も無いのですが・・おまけに宿用の大きいやつは100万円ぐらいするのです・・どうしよう・・
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サーモカメラ導入!
あった!アンドロメダ銀河
こちらは相変わらず干ばつ。気温も30℃まで上がり暑いオホーツクがやってきています。小麦も一気に色づいてきてあと2週間ほどで刈り入れでしょう。天気がいいので今晩も期待し月の入りを待って宿の前へ。
やはり今日もいい天の川が撮れました!流れ星も見ました。(ここでは普通だけど・)
そして双眼鏡でやっと見つけたアンドロメダ銀河。っていってもよくわからないかもしれませんが、真ん中のピンボケしたような光が250万光年離れた(今見ているのは250万年前の光)アンドロメダです。想像できないほど遠い銀河ですが、我が天の川銀河のお隣の大きな銀河。約1兆個の星の集まりとのことですが、あっちからもこっちの天の川銀河がこの半分ぐらいの大きさで見えるのでしょう。撮影も今はただ設定してシャッターを押しているだけですが、Kさんからいただいた赤道儀をちょっと修理して使い方をマスターして撮ってみたいです。
山の草刈り
斜里岳登山道は漆の葉っぱが夏独特の白半分となっています。今回も登山道整備。前回見ておいた笹の生い茂っている箇所を重点的に刈っていきました。
特に生い茂ってしまっているのは新道コースの熊見峠から下。100名山の登山道とはいえ、ちゃんと登れて刈れて時間がある人って、ひどい過疎の我が町周辺にはなかなかいないのでいつも結構生えちゃってから切っています・・藪こぎのようになってしまっていてすみません・・これが刈り払い前。
これが刈り払い後。剪定バサミでチョッキンチョッキンと硬~いクマザサや枝、ハイマツなんかをひたすら刈っていくのです。手は過労で下山し、風呂に入ってマッサージし、ビールを飲んだ5時間後の今でも痙攣中・・なぜか真面目に仕事しすぎちゃうのです・・体を壊すまでいつもいつも・・アホですね。
稜線沿いからのオホーツクの風景でほっと一息。ノコギリや剪定バサミを持ってよく登るよな、とも思いますが、整備後の充実感もひとしおです。
クマザサ遊泳
新しいトレッキングコースを作るための事前調査で裏摩周展望台から西別岳・摩周岳登山道へつなげるルート調査へ。昔はここも登山道がもあったそうです(たぶん50年ぐらい前まで)。裏摩周展望台は知床五湖のような展望台があとひと月で完成。それまでは仮設の展望台があります。
摩周湖の稜線沿いに進みますがここまで笹が伸びているとは・・新規コースの下見の始まりはどこもまずこんな感じではありますが・・。クマザサの藪を泳ぐようにひたすら進みます。今回は知床サイクリングサポートの西原さん、知床のガイド屋PIKKIの若月さん、地域おこし協力隊で登山が趣味の市川さんと皆若く(ボクよりも・・)強者揃い。ボクは最後についてったので少し楽できましたが、先頭の西原さんの体力には脱帽!自転車のペタルを漕いでいるように笹を漕いでずんずん進んでいきます。
1時間ほど藪こぎすると珍しいクマザサの花。数十年に一度、枯れる前に花を咲かせて種を作るようです。
少し開けたところに出ると我が裏山も見えます。
汗と疲労と笹薮についている白い粉でズボンを白くしつつ笹をかき分け進みます。たまに見える青い摩周湖の湖面と向うには阿寒の山々が素晴らしい!
登山道までもう少しの最後の登り・・獣道さえほとんどないためかダニも意外に少ないのは幸いでした。
3時間半のクマザサこぎを終え登山道へ出ました。ガサパキッ、ガサパキッという笹薮を進む音になんか船酔いならぬ笹酔いしたよう。登山道が高速道路に思えます。
霧の中、フウロウやシオガマなどの花に癒されながら登山道を登ります。
西別岳山頂。あとは膝をいたわりつつ下るだけ。笹薮こぎで西原さんの長靴はボロボロ。手は擦り傷だらけ。新しいコースは笹を刈るだけでできますが国立公園特別地域だったり保安林だったりするので許可の高いハードルがあります。しかしこのコースができたら摩周岳・西別岳から裏摩周を結ぶ素晴らしいトレイルができるのは確実でしょう。環境保全に配慮しつつこんな理想のコースが実現するように進みたいとおもいます。
防災講習
清里小学校で防災授業をやりました。私が伝えたかったのは災害が少ない清里町とはいえ、真冬に停電し、暖房が止まったり避難所で布団が少なかったりしたらどうすかありそうなものを活用していかに体を冷やさず生き延びるか?ということ。学校の備品の寝袋も子供たちは使ったことがないので少しでも暖かく寝る使い方を伝えました。昔アウトドアショップで用品を売っていた知識とキャンプや登山の経験が今も役に立っていてなんか嬉しい。
毛布一枚で少しでも冷えない方法、す巻き。これは子供たちも大喜び。それから新聞紙を使って防寒服を作ったり、テントにみんなで入って暖まったりと小学生ぐらいまでの子供ってホントに無垢で未来と希望を感じる存在でした。教員って”本質的”にはいい仕事だと感じました。
ベストマッチ=バイク+北海道
ようやくライダー復活!8カ月乗らなかったのにセル一発で始動!この完成度と耐久性の高さにには驚きです。
22℃の快適気温と快晴の知床。(真ん中の樹木のあたりに我が家)これが北海道の6月。最高のツーリング日和です。
海に続く清里ストレートロード。NHKアナウンサーの瀬田ちゅうさんは「宙(そら)の道」と名前を付けてくれました。
さくらの滝のジャンプも最盛期へ。この春に水の落ちる部分がかなり崩れて助走のところに岩でもあるのか流れの太いいい場所になかなか飛べません。滝越えの難易度は上がったかも・・ちょっと心配。
我が家の裏の方の爽快ロード。バイクに乗るとやはり自分の原点を思い出します。それにやっぱり開放感と乗っている乗車感と操作感が最高!今はちょっとバイクバブルのようですが、こんなに楽しく爽快で思い出をどんどん作ってくれるバイクにみんな乗ったらいいのに・・メーカーさんもあんなに高くちゃスマホ世代の若者には買えないからもっとシンプルでかっこよくリーズナブルなものも出してくださいね。
登山道整備
3日ほど前に斜里岳の登山道整備に行きましたが、ちょっと頑張りすぎて疲れていまごろ更新。やっと回復したので状況の一部をお伝えします。この日は草刈り班と看板付け班に分かれて山へ。ボクは看板班。行方不明だった羽衣の滝の看板も復活。
登山道の標識テープを付けたり印を書き込んだり、沢の岩をどけたり積んだり、草刈りしたりしながら登っていきます。同じ班のKさんの腰についているのはゴミ。残念ながら全国の登山道でありがた迷惑な標識テープを勝手に付けていく人が後を絶たず整備の人たちは皆苦労しています。景観を損ねなく、しかし迷わない程度によ~く考えながら付けているのに毎年外さねばならない迷惑テープはレジ袋小が2つほどになります。(対策検討中)
今度こそ最後の花見。チシマザクラ。
柱だけになっていた馬の背の標識も復活。ネジだと木が痩せて外れるので針金で取り付け。ただたまに点検が必要。
山頂直下の斜里岳神社に新しいしめ縄を取り付けました。
高山植物も盛り。ツガザクラはいつも「登ってきたなぁ~!」という充実感を与えてくれます。
チングルマも満開。
この斜里岳の文字もはがれそうなので付けなおす予定。
帰路は竜神の池を掃除して草刈り班がキレイに刈った新道を下山。いつみても周辺の材料で組んだ修復は見事です。
11時間の登山と労働。ボクも笑顔のKさんもよれよれ・・。鍛え方が足りませんね。
我が町の技術!
斜里岳へ
知床のガイド・Pikkiのお二人と昨日林道が解放された斜里岳へ行ってきました。しかしなぜか今日だけ曇りのち晴れ、の予想が山は雨。でもさすがガイドさんだけあって濡れても汚れてもへっちゃらです。斜里岳の登山道は例年より雪が少なく夏の沢歩きと同じように「途中までは」登って行けます。ただかなり水量は多め。
チシマザクラも何か所かで満開。主張がきつくない感じの可憐なサクラです。
羽衣の滝まで行くとやはり出てきました。かなり危険なスノーブリッジ。
いつも見逃していた登山道の横の沢の下にはアイスブルーの氷の塊が!3メートル四方ぐらいの大きさで、たぶん奥の滝の水が氷ったものが残ったのでしょう。キレイでした。
風雨も強まり上二股を今日の頂上として下山へ。しかし残雪と雪に押された樹木でホント登山道が不明瞭で、初めての方にはさっぱりコースがわからないと思います。
風雨に打たれた稜線歩き。山って上の方が雪が残っているっていうことでもないのだと実感。ここはほとんどありません。
キバナシャクナゲが疲れて口数の減ってきた私たちの心を少しほぐしてくれました。
熊見峠からの急な下りでは崩落もあり荒れ気味。登山道補修をしたところは大丈夫でしたが、新たに崩れている斜面や転がった岩などがありました。さすがにこの下りはキツイ。
家について一休みして斜里岳をみると・・晴れてるじゃん!登っているときだけ風雨にやられたのでした。登山ってこんなもんです・・今は危険なスノーブリッジもあり、残雪により道もかなり不明瞭なのでまだ少なくとも2週間ぐらいは登山はおすすめしませんが遅くとも7月になれば良くなると予想しています。