今年も斜里岳ロードレースというマラソン大会が開催されました。穏やかな天候のなか、本州の大会と何が違うか?というとその一つは「音」でしょう。ほとんど人工的な音のない風景の中、選手が近づくと足音がまず聞こえ次に息遣い、そしてそれがだんだん遠のいていくという、人間の動きの音のみが聞こえるのです。やはり地元清里は走るのにも最高の環境だなぁ~といつも思っていましたが、この音をダイナミックに聞けるのもここの特徴です。
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清中登山2016
恒例の清里中学校一年生の斜里岳登山。私を含めて4名のガイドがついて案内するのですが、この時期は天候が安定せず開催確率は50%。今年は1週間延期してのトライでしたが気温も低く、風をひいた生徒も多く出て、原生林ハイキングコースのガイドウォーク+ショート登山に変更。登山の目的地は約1時間で着く下二股までとなりました。原生林ハイキングでは自然に対する興味と感性に差がでましたが、地元清里でこんな原生林が残っていることを誇りに思ってほしいものです。そしてショート登山ではちょっと増水した沢をスニーカーの生徒たちはヒザ下まで水に浸かりながら身軽に歩いていきました。
これは女子生徒の一人が歩きながら作った笹舟。素敵な感性に感心。男子も女子も中学1年生は純真無垢てまだとても可愛くて自分の子供、いや、もう孫か・?のようで、こちらが元気をもらったようです。これからいろいろなことが待っていると思うけど、清里町の象徴である斜里岳の姿をいつまでも忘れないように!
グランフォンドきよさと
第5回グランフォンドきよさと、ついに開催されました。実行委員として半年ぐらい前から打ち合わせ、段取り、そしてそれに関わる宿泊などの用意をしてきましたが、この大会はホント、町民や協力していただける方々の手作り感満載で、やり遂げる達成感はなにものにも代えがたいものがあります。特に今年はオホーツクサイクリングとも重なり参加者の減少が懸念されましたが、今までで最多の150名以上の申し込みがあり、しかも前夜の大雨も上がって良い日となりました。これは前々日の看板建ての様子。
前日は観光の拠点となる予定の新施設、「きよ~る」の落成式、そして懇親会。(早朝には斜里岳山開きも重なりました)
そしてスタート。今回は160キロのロングコースにも10代の若い選手が目立ちました。すげ~体力!!
ボクはスタートを見送ったあと、急いでエイドステーションのすりおろし人参のミネストローネスープを作製。女将さん、YUKIさん大変お世話になりました。煮込んだ後、すぐに車に積んで40キロ先のエイドステーションまで運ばねばならないのですが、「ナベが熱くて重くて持てない・・・」アホでしたが、水道水で周りを一瞬冷まして、エイヤッと車載。あ~よかった・・
担当は標津町の金山エイドステーション。スープとパイナップルを出したのですが、好評でよかった~!
エイドステーションの仕事を終え、ナベやコンロを積んで選手たちを追いかけました(もちろん車で)。森を抜ける直線。最高のロケーション。車もほとんど通りません。
海へ向かう直線。あまりいい写真は撮れませんでしたが、手前味噌ながらグランフォンドきよさとはコースも楽しさも最高です。ロングコースだけでなく短いコースもありますので、サイクリング好きなら是非チャレンジしてみてください。
地元探索
XLR125始動。昨夜のうちからバッテリーを再充電し、一発で始動。やはりこの時代のシングルは強い!そろそろか?と思い、さくらの滝へ行って5分ほど見ているとジャンプしないまでも魚の顔は見えたので条件がよければそろそろ跳びそう。
そして入り口の看板、これを見ると最初はビビってしまいますが実際は何年かに一度見かける程度で(ボクはここでは一度も見ていません)、ほとんどのクマさんはすぐに逃げてしまいます。(知床は人慣れしていて逃げないやつばかり・・国立公園だから撃たれないことを知っている)・・看板のクマさんの絵、けっこう個性的なのであちこちの写真を集めてみたい気がします。
ウチから5分ほどの江南地区にあるチエサクエトンビ川の「はなよめばし」。これは今度地元の人にいわれを聞いてみます。橋の名前めぐりも面白いかも。
清里を応援してくれる人たちと
デザイン変更により販売好調の清里焼酎。そのデザインをしてくれたデザイナーさんたちと清里めぐり。まずは畑も牛もやっている澤田農場さんへ。なるほど!という説明を聞きながら牛舎を見学。どの業界も奥が深い!
自動運転のトラクターにも乗せてもらいました。GPSによる測量技術で誤差は数百メートルにつき2~3センチだとか!すごい精度と技術。これはすぐにでも農業のスタイルがかわりそう。
漬物製造のMK食品さんも見学。ザワークラウトも試食させてもらいました。胃腸にとっても良さそう。
昼食は秀峰庵さんのそば。とても洗練されたそばで、そばを自分で育て、粉を挽き、打つ、というスタイルだけでも素晴らしい!そして美味しい!これは石臼びきで粉をひいているところ。
焼酎工場の貯蔵庫にもいきました。樽って味ありますね。
私の主な担当は藻琴山ミニスノーシューツアー。氷点下8℃、強風という極寒のコンディションの中、皆さんがほっぺたを赤くして楽しいでいる姿を観るのは大好きです。大都会の人なのに結構強者!
昼食は清里のtokotokoさんが持ってきてくれてとても美味しいお弁当。(写真撮り忘れた)その後に川湯エコミュージアムの解説員さんにお世話になりアカエゾマツの森でショートハイキング。今回も業界の第一線で活躍している方たちともつながりもできて、とても有意義な時間をすごせました。この経験と人脈を町づくりと宿づくりに役立ていかねば!