急降下

今日は会議のち午後3時半からペンキ塗り。風も弱く爽やかな晴天で塗装日和だとおもいきやどうも塗料の粘性が高くて塗りづらい・・なかなか混ざらないうすめ液でなんとかするものの蒸発するのかすぐにネバネバの状態になってしまいます・・

いつもは汗だくでやっているのに今日は北風で爽やか。屋根の上からオホーツク海のほうをみると海霧(こちらでは気嵐”けあらし”という)が濃く出ていてこちらに迫ってきています。きっと海上は濃霧で真っ白なはず。

作業を夕飯で切り上げる時まで濃霧はウチから1キロ先までで持ちこたえてくれました。あ~こんな気温だったからペンキがネバネバだったんだ!そして今(22時)ウチは濃霧に包まれて気温も6℃まで低下。でも予報では明日は今日より10℃以上高そう。どうか土嵐の吹くような南風とブヨなど虫の攻撃は勘弁してほしいです。こちらは日により気温差がとっても激しいので旅の方は服装に気をつけて。お客さんには5℃から30℃まで対応できる服装で・・なんて言っていますが、そんなの無理かな・・?

風まかせ

屋根の塗装をするため命綱を張り、勾配のキツイ屋根に上り高圧洗浄機でキレイにして「さあ塗るぞ!」と思ったら昨日も今日も土ぼこりを伴う強風となり断念。5月なのに暑く南風の吹き荒れる日が続いています。「今日も途中でできないのかよ~」と腐っていてもしょうがないので気分を変えて湖へ釣りに出陣。いつもと違う場所へ向かいました。湖に降りている道には花が咲いていて土の中も春が来ています。

ウグイ君はたまに釣れるけどトラウト類はさっぱり・・昨年からなんか不調なのです。しかし湖の対岸にはウチの裏山の斜里岳がまた違った山容でそびえていていい風景。山も暖気で一気に雪解けも進んでいるようです。

夕方、結局いつもの場所に戻って、だだっ広い湖に一人ポツンと立ちこみ、何も考えずにひたすらルアーを投げ続けているといきなりガツン!大暴れして取り込んだのはサクラマスでした。今日のトラウトはこの一匹。ボウズではなかったけどやっぱり苦戦の続く今シーズンです。

道北釣行2022春

いままでのように早朝出発して釣り釣り釣りというのも戦闘モードでいいのですが、今回はゆっくり出発してあちこちを見ながら行くことにしました。上湧別のチューリップ公園も満開。広くて平らな公園一面に咲く花は北海道ならではでしょう。

湧別の国道沿いにある「麺屋おほーつく」のうどん。やっと行けました。有名店だけあって11時半ごろには平日なのにすでに満席。北海道らしくなく?(失礼・)洗練されたデザインとしょっぱすぎないいい味で丁寧に作られています。・・そういえば北海道って小麦の産地なのになんでうどん屋さんって少ないんだろう・・?この周辺にこのレベルのうどん屋さんがあったらさぞかし繁盛するのになぁ・・俺、やろうかな・?

紋別を超え、雄武を過ぎて明るく広く平らな道北らしい風景になってきました。ここは枝幸にある天北南部広域農道。海沿いからちょっと寄り道して道を満喫します。

必ず寄るエサヌカ線。今回は昨年夏のイトウ大量死のため釣り自粛願いの出ている猿払村まで行き、良いオヤジは言うことを聞き釣りをせずにUターン。とりあえず現地に行けば気が済むのです。こういうことってありませんか・?珍しく反対側から山に向かうエサヌカを撮影しました。

いつものように鹿の群れが牧草満喫。牧場主はイヤだろうな・・

浜頓別の何にもないところの海でデカくて重いルアーを投げる練習をしました。ルアー釣りはまだ経験が浅く、20グラム以上のルアーはあまり投げたことが無かったのです。それにもしかしてサクラマスかアメマスが釣れるかと・・思ったら強いアタリ!重い引き・・上げてみると30センチほどのカジカ。超うまい魚なので今日帰宅するなら間違いなくキープだけど・・また来てねとリリース。

次の日はM名人と待ち合わせて中流域へ。なんか久しぶりの川で新鮮です。

狙いのニジマスは25センチどまりだったけどポツポツ釣れました。

沼に続く川、の意味。こういう看板、旅が楽しくなります!

川底には石の間にカラス貝がビッシリ。天塩川もそうでしたが栄養豊富なのでしょう。食べてみようかな・・

頭上ではオオジシギがディスプレーフライト(ジャージャーと声と羽音で威嚇しながら降下てくる)し、森ではキツツキがコンコン。目の前ではエゾハルゼミが長い幼虫生活から最後の一瞬の成虫へなろうとしていました。

トシカの宿さんの近くの川を散歩しているとアメリカミンクがワカサギを食べまくっていました。特定外来生物なのでやっつけねば・・と思うだけです・・

帰路は内陸に入ってサンル川上流へ。素晴らしくキレイな明るい渓流でいいポイントを発見!しかしチビトラウト2匹しか生体反応がありませんでした。

これが原因だろうな・・巨大な新しいダムが現れました。湖面にはまだ腐りきっていない立ち木がいっぱい。こういうものを撤去する時代が日本にいつ来るのでしょうか・・解体も莫大な公共事業なのだから進めればいいのに。

しかし下川町にはスキージャンプのレジェンドがいてジャンプ台があります。

そして世界旅行の大先輩で、画家でもある栗岩さんのやっているモレーナのカレー。M名人いわく、「辛みはそれほど感じないのに汗が出るスパイスの効いたカレー」古いながらもすべてに人生を感じる店内と、今までの旅の記録を出版し、また原稿も書き続けている栗岩さんには経験という凄さを感じます。

チャイを飲んで出発。岩尾内湖でチビアメマス、ウグイで少し遊び旅は帰結。毎日温泉に入りあまりガツガツしない「釣りもする道北旅行」。例年とちょっと違う旅ができました。この夏はあまり高温や渇水にならず秋にはイトウ釣りができることになるよう願っています。

 

 

 

 

 

阿寒を満喫

GW頑張ったし、どうみん割りで宿泊費も安くなるから1泊2日で旅に!いつも日帰りで行っているところだけど、近いから温泉でゆっくりできるし宿の食事も参考になるし、釣りもできるし、ということで阿寒へ。まずは津別町の相生道の駅。周りは廃墟ばかりで「なんか地域の雰囲気が・・」という中で突然明るいキャラクターの名物「クマヤキ」。自販も、

軽トラも、

袋も徹底したクマヤキぶり。味のほうはタイ焼きそのものだけど、衣がふんわりしているのが特徴。そういえば

北見の「たい夢」という39号沿いのたい焼き屋さんのたい焼き、衣がパリパリ目で注文後に作ってくれてめちゃ美味いっす!(車を停めづらいので注意)

オンネトーへ。沼のブルーが見事。神の子池と違い水が鉱物で青いのです。雌阿寒岳からオンネトー方面に登山道を降りてくるとすごくきれいですよ。

湖岸を散策。アカエゾマツの倒木更新があちこちにあるいい森です。

阿寒エコミュージアムの裏手の散策路。巨大な水芭蕉がお化けのよう。

阿寒川沿いのホテルに宿泊。目の前で釣りをしている人が何人もいてジッとしていられません・・

夕食は川に向かったカウンターで出されました。ウチは山と畑の風景だけどここは川と森が売り。窓の向うの目の前に現れたエゾタヌキ。

エゾシカの群れもやってきました。ボクには日常の光景ですが、町に住んでいる人には感激する時間です。またこれだけ川が近くても大丈夫なのは自然の湖から流れ出す水量というのは安定しているからでしょう。川岸も苔むしたところが多いです。

翌朝は少し早起きして前の川で釣り。ここは40~70センチぐらいの大型のニジマスばかり放流されていて竿が折れそうなぐらい重量感のある引き。10匹ほど釣ったら腕が痛くなりました。放流魚だけにあまり分散していなくて150メートルぐらいの区間に50~100匹ぐらいいて自然河川の管理釣り場そのものといった感じです。

午後は本命の阿寒湖へ。湖岸の遊歩道にはエゾエンゴサクが春を告げています。

大物!?・・やはりこいつか・・雄阿寒岳をバックに丸々太った尺越えのエゾウグイ。

アメマスは45分に一匹ぐらいのペースで4匹。だいたい40~45センチでしたが、手元で2連続大物バラシ・・超悔しい・・深いところを漂わせていたのできっとフッキングが甘かったのでしょう。まだまだだなぁ・・

 

海へ

夕方、少し時間ができたのでサクラマスを狙いに海に行ってきました。結果は・・アタリも魚の跳ねも小魚の影すらありませんでした。まあこんなものでしょう。ボクはPEラインを使ったルアーキャスティングがまだ未熟なので遠投の練習ということで投げ続けたらだんだんとコツがつかめてきたような気がします。練習の成果が出るのはいつの日か・・網走に沈む夕日もとてもキレイでした。

天候不順なGWでした

爽やかな日、雨の日、30℃近い暑くてエアコンを入れた日、日中でも5℃しかなくストーブを入れた寒い日、雪の舞った日、そして強風と土ぼこりのブラウンアウトの日と目まぐるしいGWでした。そんな中、当宿にお泊りいただいた皆様ありがとうございました。またブログを見てくださっている皆様いつもありがとうございます。斜里岳もたまに白さがぶり返したり、一気に解けて緑が優勢になったり。また雨の後に晴れると畑一面から蒸気が立ち上り幻想的な風景が現れるのも春を感じさせてくれます。

小鳥たちも少しづつやってきていてきれいな声でさえづっています。

そして最悪のブラウンアウト。映画インターステラーの序章のよう。(宇宙好きなボクには好きな映画です。アマゾンプライムで見られます。どんなに高気密の家でもこの土嵐に何日もやられると家中真っ白。(真っ黒か・?)サッシのガラスが強風で押されてパッキンとの間に隙間ができて煙のように土ぼこりが入ってきます。一日3回かけるモップもたちまち真っ黒になり掃除機のフィルターはすぐに目詰まりし、掃除の手間が何倍にもなって宿の掃除人(私と女将)を苦しめてくれます。

そんな中でもがんばって農作業している農家の方は凄い!逞しさに惚れ惚れします。

そんな強風の中、昨日は湖へ行きました。が丸ボウズ。ウグイは釣れたけど一同なんでこんなに釣れないのというぐらいトラウトがきませんでした。

場所を移動し、釣っていると50メートルぐらい横のフライマンの長竿が満月に!しばらくやり取りしてネットに収まった魚を見せてもらうと!超大物72センチ!このドーナツ状の斑点は秋に釣ったアメマスと同じでしたが、海アメ遡上系と違い体が全体的に金色っぽく淡水育ちのよう。魚体も完璧にキレイで今まで釣られたことないのかな?湖でここまでの大アメマスは初めてみました。こんな魚を見てしまうともう通うしかないっしょ!!

三寒四温

平地は残雪が完全になくなりましたが、山は解けつつもたまに薄っすらと雪化粧という日の繰り返しです。

我が家の桜も7分咲で春を楽しませてくれています。しかし極端な三寒四温で25℃で半袖で汗をかいていたのに2日後には最高気温が5℃といった感じ。

でも植物は着実に忍耐強く春を告げ、シラカバもじゃんけんパーのように一気に葉が開きました。

午前中は外は0℃近くて畑に雪が薄っすらと積もりました。旅行者の方もどんな服を用意したらいいのか困っていますが、0℃から25℃まで対応できるような服装でおいでください、と適切な言葉が見つからない答え方をしています・・

今日も土嵐

 

昨日は地元ガイドさんたちと打ち合わせ。清里町を盛り上げ、自分たちにもやりがいと楽しみのためにどこで何ができるかを皆で考えています。その一つがここ。丘の上に一本のシラカバが立ち、目の前は広大な畑作地帯と斜里岳。こんな最高の風景の中でどうやって楽しんでもらうかを考えるのはホントやりがいがあります。そのうち公開しますので楽しみにしていれください。

昨日の晴天もつかの間、今日はまたまたブラウンアウト・・晴天なのに夕方のように暗くなってしまうほどの土ぼこり。

そんな中でも仕事を午前中に済ませて車に飛び乗り昼間からヘッドライトをつけて湖へ向かいます。急に前が見えなくなったり鹿があちこちで飛び出してきたりと危険なゲームをしているような感じですがゲームオーバーは勘弁・・

一昨日のボウズは何だったの?というほどすぐに釣れたアメマス。30センチほどとここではチビアメですが体高もあり元気はつらつ。引きが強くて一瞬でウグイとの違いがわかります。(型がもっと小さいとわからない・・)その後もこのサイズが4つ釣れました。例えると小学生の団体が通学していたところに当たったみたい。楽しめました。

ルアー陣は今日は苦戦しています。スレてきたか・・?

知床のガイドE氏の上げた43センチの見事な体型のアメマス。(写真だと太って見えない・・)

ミサゴが何度もダイブしていましたが3打数一安打ぐらい。こやつはあんまりうまくないみたい・・

コンデジではなかなかうまく撮れないけどやっとウグイらしき魚をゲットしたミサゴ君、何度も言うけど釣り師の目の前でダイブするのはやめてくれ~。

 

 

 

総勢不調

今日は清里は土ぼこりの舞うほどの強風なのに湖は無風、ベタ凪・・これは釣りには厳しい条件です。1時間ほど待つと少し波が出てきたもののウグイすら釣れません。

ときおり落ちてくる雨と霧で藻琴山も幻想的でいい風景ではあるけど・・魚はどこ?

結局ボクが少し痩せた45センチほどのアメマスを一匹釣ったのみ。今日はプリプリの群れはやって来なかったようです。そんなしょんぼりした我々の姿を最後まで何時間も見ていたオジロワシ。君もなかなか忍耐強いのう。

総勢好調!

午前中は地元ガイドとして役場と観光協会の方々とさくらの滝の観察場所の安全性を確認しに行きました。この滝周辺は砂岩でできておりとてももろく、滝や観察場所のすぐ前が毎年のように崩れているのです。

調査のため川に降りて観察場所をのぞくと・・あれま、やっぱり2メートルぐらいえぐれていて今の観察場所ぐらいまでがいつ落ちるかわからない状態です。そのため今シーズンも2メートルぐらい離れたところにロープなどの柵を設置することになりました。パッと見た目は川の近くまで行けそうですが、いつ崩落すかわからない状況なのでどうか皆さんこれから張りなおすロープから出ないようによろしくです。

午後は恒例の湖へ。今日は途中から南風が強くなりポイントが絞りづらい状況になりましたが、さすが知床のガイドE氏。水温や水流など自分の方程式に当てはめ、広大な釣り場の中から魚のいる場所を探し出し連発!見事としかいいいようがありません。

知床K氏も今日は順調。というか・・

なかなか寄って来なくて自分の周りを犬の散歩のように回しているな、とおもったら62センチの大物!コンディションもいいからそりゃぁ引くよね!

K氏はサクラマスもゲット。素晴らしい!羨ましい~!

何時間もウグイしか釣れずに今日はボウズ覚悟だったボクもルアーで今季初ゲット。連発で来ました!写真を撮ろうとするとウネウネッて逃げ出すのはやはりイワナです。

後ろの湖岸では鹿の親子が水を飲みに来ていました。

このオジロワシもここが生活圏。なかなか写真が撮れないけど水面すれすれに飛び、魚を鷲づかみするのは見事です。

苦戦していたM名人も連発ゲットでホッとしています。

フライに戻してワカサギをたらふく食べたと思われる48センチのアメマスをゲット。めちゃ引きが強くてニジマスかと思いました。今日は難しい風向きの中、全員複数匹釣りました。魚の型は25センチから60センチオーバー、少しスキニーな奴もいるけどほぼ素晴らしいコンディションの魚でとても楽しめました。またまた、また行こう!