久しぶりの天塩川へ、狙いはもちろんイトウですが広大な天塩川はポイントも絞りづらく魚も散らばっているので極めて厳しい釣りになるのはわかっていたけど・・その通りでした。結果は大エゾウグイ一匹・・しかし旅に出ることが目的。コロナや観光船の事故、旅行支援などで例年と違った忙しさのシーズンも終わり、あちこちに行っていろいろなものを見ているとだんだんと心が旅モードになり感性が戻ってきます。そんな心で見る秘境駅。音威子府村の筬島駅(おさしま)はきれいな客車になっていました。
やっぱり糠南駅のヨド物置の駅舎は素晴らしい!こんなアイディアで鉄路存続を願いたいが・・
簗の川の意味。岩が簗のように川を横断している(ところがあるのだろう・・)から名付けられたとのこと。音威子府あたりのことかな・・
天塩川ではあちこちで竿を出してみたけど結局一番人気のここでねばりました。列をなす風車と見事な利尻岳を見ながらルアーをとっかえひっかえしながら腕が痛くなるまでひたすらキャスティング。
ただ投げて引いているだけじゃ飽きるのでワーム(やわらかいミミズのようなゴム状のルアー)で川底を探ってみたらキタっ!!・・ん・・なんか引きがいつもの奴の感じ・・パッと見たらイトウじゃん、って自分を慰めた45cmの大エゾウグイ。唯一の獲物。ありがとうですね。
大湿原の広がるサロベツは渡り鳥の聖地。頭上にはカモ類やそれを狙うオジロワシなどが飛んでいきます。たまにフン爆弾が落ちてくる・・当たりませんように・・
何百羽いるのだろう・・あの下には居たくない・・
何百年もかけて形成されたふかふかの泥炭地が川の波で少しずつ削られて流されていきます。人の一生はこの泥炭より短い・・なんて考えながら竿を振ります。
帰路は下流から中流に移動しながら釣り。分解され大地に帰っていくサケたち。骨も残らないほどきれいに分解されるのはホントのリサイクル。
釣れない釣りにちょっと疲れて予定より一日早く昨晩帰宅。しかし今日はホームグランドの湖へ行ってやはりウグイと遊んできました。やっぱりここ、好きだな。