2回目の釣り納め・・

一昨日が今年の釣り納めじゃなかったの?・・これってやっぱり釣り中毒。周りの人も中毒患者さんばかりですが自分も重症のよう・・土曜日からの宿営業に向けていろいろやろうと思っていたけど「全部明日2日分やればいい!」と怪しい理屈をつけ、今日使うルアーを決めて湖へ向かいました。・・あれだけ釣れちゃったらどうしてもまた行きたくなってしまったのです。

釣り始めも終了時も頭上にいたエゾリス君。こいつは飛んできたオジロワシに驚き、そのオジロワシはボクに驚き、と、なんか面白かった。

低気圧と前線が通過しているはずなのに晴れベタ凪。なんで??氷はあるけど気温もプラスでグローブ無しで大丈夫。ガイドも凍りません。11月初旬のよう。

仕事を終えて駆けつけてくれたジグキャスター知床K氏とダブルヒット!やっぱり今日も釣れました!最高!

ほとんどがコンディションのいいアメマス。この縦になっている姿、好きだなぁ~

夕方、「遅れていました前線が通過しま~す」という感じの暖かい急な強風!風はあっても無くてもポツポツ釣れます。この時期は風はあまり関係ないのかな?ミサゴがいないから?深いところに魚が定位しているから?

この53センチを筆頭に今日も2桁の釣果と一昨日とほぼ同じ大満足の結果。今度こそ釣り納めです(本当に)。明日は道具一式を仕舞って宿中しっかり掃除。気持ちのいい年末年始を迎えたいと思います。

 

 

 

 

奇跡の納竿

今年の釣り納めは釣れないだろうけどやっぱり湖に行ってみようと思い立ち、状況を知りたく知床K氏に連絡したら一緒に行くことに。(K氏は先に夜明けからやっていました・・)しかし湖岸は早くも氷結し始めていて釣りのできないところも・・

フロストフラワーも出来ていたので朝は氷点下10℃以下になっていた様子。9時のこのときで氷点下5℃。一投ごとにラインもガイドも凍りつきました。フライはあきらめルアーでいきます!

こんなしぶき氷があっても今日は晴れで無風!気温は低くても日差しのおかげでグローブ無しでも大丈夫なぐらい。水もなんかあまり冷たくなかったし・・

後でクマゲラが鳴き、アカゲラとヤマゲラが木をつつき、そして前方の硫黄山は定期的にゴォ~と地鳴りのような音を立てて大量の蒸気を噴出していました。ここまで大きな音、聞いたことないなぁ・・これって噴火か地震の前兆!?そうだとしたらヤバイなぁ・・

ベタ凪だからダメだわ・・なんて言っている間もなく良い型のアメマスをゲット!それも目の前に追ってきて食う奴もいたりしてエキサイティング!これは活性の高い魚が釣れる範囲にけっこういる、と直感。ベタ凪=釣れない、の法則は冬はあてはまらないよう。ただ深いところでのヒットがほとんどでした。

イワナ属は立ったりします。このお茶目さが好きなのです。

数匹釣って歩いて少し移動してルアーを投げるとまたヒット!あれだけ釣れなかった秋はなんだったんだろう・・

夕方、鏡のような湖面とワンキャストごとに凍り付くライン、ガイド、リール。そして足を滑らせ水の中で転倒・・左半身とウェアーがビッショリ。しっかりあちこち締め付けていたので水没とウェダーの中への浸水はぎりぎり免れましたが足が浮いてなかなか立てない!先月のY氏の言っていた通りです。浅いところでよかった・・

日没直後、最後にK氏の竿が大きく曲がりました。ニジかも・・?

50オーバーのハイパワーアメマスでした。今日のアメマスはほとんどがグッドコンディション。サビの出ている魚体は皆無。秋の産卵をしなかったのかすでに完全に回復したのか?そうだとしたらワカサギとか小魚をしっかり食べていなくちゃこんないい体型にはならないよなぁ・・?

今日の釣り納めは湖で今年一番の釣果の2桁突破!。たまにウグイがライズするぐらいで波の無い湖面は静寂そのものなのにアメマスだけは夢のようによく釣れて大満足。良い年を迎えられそうです。

 

振り向くやつ

家の近くのカラマツの先に成人したぐらいのオオワシが留まっていました。遠くからでもカメラを向けるとキッと振り返って警戒するのはさすが野生。エサのサケの遡上数が今年も少ないのでワシたちの飛来数も少ないけど冬にはやはり彼らの姿はいつもあってほしいと思います。

スノーシューツアー準備

朝からちょっと吹雪。家の周りの積雪はまだ10センチぐらいですが、ウチから見える知床半島はいつも雪雲がかかっているので積雪は期待できそう。

4月から眠っていたスノーシューやストック、冬用のウェアーなどを出しツアーの準備をしました。もちろんワカサギ釣りの用意も。それに伴い靴や長靴も冬用に衣替え(っていうのかな?)。網走湖も氷結したので正月明けにはワカサギ釣りが解禁になるでしょう。楽しい冬がやってきました!

近所の沢へ

夕方、魚の顔を見たくて冷凍庫にカピカピになっていたイクラを持って近所の沢へ。たまにエサ釣りをやりたくなるのです。さて、今年もそろそろ魚が上ってきているかな~・・

一投目から予定通りチビヤマメがすかさず食らいついてきました。

次は20センチほどのオショロコマ。産卵後のようで痩せていますがお腹のオレンジ色はやはり独特の美しさ。これが釣れるとなんか安心します。

お次は30センチほどのアメマス。在来の3種がかわるがわる楽しませてくれました。氷点下5度の中、夕方30分だけだけど指の出ている釣り用の手袋だとそろそろ限界。

夕映えの斜里岳も待っていてくれてトラウトたちに囲まれていることを実感した平いい一日でした。

撤退

連日寒波がやってきている中、久しぶりに網走港にサケとワカサギ狙いで出陣。交通量の少ない近所の道路はテカテカツルツル・・冬が来たなって感じです。

海は大荒れ!帽子岩にも高波が打ち付けていました。

港の中も人の背丈ほどのうねりがあり打ち付ける波もたまに道路にかかってきてちょっと恐ろしい感じ。防波堤には津波のように10メートルぐらいの波しぶき。水はどこも濁っていて戦意も落ち気味・・

オマケにとにかく寒くて(たかが氷点下3℃ほどなのに風が強かった)少し波の低い場所へ移動。感覚のなくなってきた足の指を無くさないために車を風よけに使いシートに座って竿を持ちウキを見つめます。釣り人はボクがやっているのをみて両隣に来たけどやっぱりだれも何も釣れません。2時間ぐらいねばったところで海上保安庁の兄ちゃんが歩いてきて親切に「これからさらに満潮になって波が高くなるから気をつけてください」と言ってくれたのを機に撤収。なんか体を冷やしに来たみたいだし、港の岸壁の高さぎりぎりまで波が来ていて場所によっては乗り越えて「ドシャ~」という恐ろしい音を上げていたから潮時。っていうかこんなとき海釣りに来るなんてボクってアホかも・・・・帰りのラジオからは波浪警報のアナウンスが・・季節、天候や風、波によって行き先を考えるという鉄則を忘れていました。反省。

北海道の冬支度

こちらの初冬は晴れ・曇り・雪の短いサイクルと風が冷たく気温もぐっと下がってきて真冬より寒さを感じる季節。オホーツクは雪は日本海側よりずっと少なく、しかし太平洋側よりずっと多いちょうど中間点。こんなさらさらの雪をスノープッシャーという道具でどけていきます。(北海道弁で”雪はね”)

タイヤは10月末に冬用に交換済ですがワイパーも雪用に交換。このゴムに囲まれたワイパーでないとたちまち雪がこびりつきアイスキャンディーのようになって解けた水や雪をかかなくなり前が見えなくなるのです。

トバも今年はオコジョにやられることなく8割の部分は完成。今年はマストバを多く作ったので脂が多く手がベタベタになりますが味は脂ののった魚が好きな方には好評だと思います。

皮をペンチではがしてあとはよく切れるキッチンばさみでチョキチョキと・・ひたすらチョキチョキと。マメができるので軍手必須。冷凍保存するのですが、脂が多いと特に冷凍焼けするので小分けの真空パックにしました。

報道では連日”過去最高”とか言っていますが、こちらは夜、連日今シーズン最低の気温更新。このあとマイナス14℃まで下がりました。風がないので思っているよりは寒くないですが、寒いです・・

そんな中、北の窓が一瞬明るくなり火球級の流れ星が・・そうだ!ふたご座流星群だ。防寒着をつけてさっそく玄関前で撮影開始。斜里岳は雲の中だったのでオリオン座と流れ星を狙い10枚ほど撮りましたが残念・ちょうどいいタイミングでこの方角に流れてくれませんでした。でも1分に一つは見られたので満足。普段の日でも5分に一つぐらいは見られるので流れ星や人工衛星は珍しくはないのですが、流星群はワクワクする・天体ショーのひとつです。

 

 

聖地

所用で帰省の折、遠くても楽しい管理釣り場へ、という神奈川のY氏とN氏の案内で長野県の管理釣り場へ遠征しました。中央高速に乗り、山梨のSAで信玄餅をソフトクリームの周りにトッピングした信玄ソフトなるものを注文。組み合わせも面白いけどこのソフト自体がクリーミーな食感で美味しかった!

登りたいといつも思っている八ヶ岳。白馬岳の景色も含め、山梨、長野の山々に囲まれた風景を見たのは戸隠村で宿業の修行をしていた時以来の27年ぶり。懐かしくてウルッときました。この地方は風景画2号館を作りたいほどいいところです。

管理釣り場の近くにサルたちがいてこれにも感激!北海道にはいないので。

聖地、鹿島槍ガーデン管理釣り場。広くて投げやすく水はクリアー。魚は見えるしリールファイトが必要なほど元気な大型のニジマス、ブラウン、イワナが一日中爆釣!条件も良かったのだと思うけどこれだけ大物ばかり数釣りをしたのは初めてでうれしい腱鞘炎になりました。

案内してくれた名人N氏もシナノユキマス他爆釣。Y氏はなんとドライフライでイトウをキャッチ!

トイレの小屋の張り紙・・本州にいるツキノワグマって小さいくせにいきなり向かってくる奴が多いから嫌なんだよなぁ~ヒグマはでかいけど落ち着いているやつが多い気がします。やっぱり怖いけど・・

メタボのニジマスを一匹持ち帰って刺身とバター焼きで食べてみたけどここの魚は変に脂っぽくなくて美味しかった。食べるための魚作りも見事です!

2日経ち腱鞘炎も良くなってきたので今度は自転車で朝霞ガーデンへ。自分でも病気なんじゃないかと思うぐらい釣り好きなのです。ここではなるべく小さいフライで遊びたかったので場所をあちこち変えてみると最後の池で24番のミッジサイズで入れ食いに。魚は鹿島槍の半分の大きさだったけどこの釣りはこれで楽しかったです。

羽田からのフライトが朝なので近くの川崎のホテル泊。歩いて多摩川へ行ってみました。さすがにここ下流までくると水質は・・・で河原のゴミも悲惨な状況だけどボラらしき魚が群れていたりジャンプしていたりと魚影は濃そう。こんなビルに囲まれていて排水ジュースのような水なのに魚たちはしたたかに生きているようです。北海道で原始の自然と飲めるような水の中でヒグマにおののきながらの釣りはもちろん最高だけど、こんな大都会での釣りもやってみると違う楽しさを発見できそう。次回はちょっと釣りの幅を広げてみようとおもいます。

 

冬の動物たち

葉が落ち、北より渡ってきたり、冬もここで過ごす動物たちが見つけやすい季節になってきました。小鳥たちでよくみられるのはシジュウカラやゴジュウカラといったカラ類の混成部隊。宿の周りのシラカバにやってきて、落ち着かずに何かをついばんでサッサと次の木に移動していきます。あっ来た!いるいる!あっ行っちゃった・・という早さでカメラを構える時間をくれない中、やっと撮ったハシブトガラ。

窓越しの撮影ですが、人気者のシマエナガもよく来ます。ホント可愛いやつです。

キタキツネは身近な存在だけど毎日目の前を通ったり、しばらく見なかったりとあまり一貫性のある動きはしないよう。

夕方(といっても3時ごろ)にいつものオオワシ・オジロワシの群生地へ行ってみたところ30羽ほどいました・・少ないな・・

彼らの下を流れる川にはサケが一匹もいない・・サケは年々急激に漁獲が落ちているのでまだ採卵用の魚を河口近くの捕獲施設で獲っているのでしょうか。ワシたちはレストランにきて料理が運ばれてくるのを待っているようでした。

 

 

鹿注意

天気が良くなったのでニジマス狙いで湖の一番人気の流入河川の流れ込みに出陣。昼前に到着するとすでに10人ほどが竿を振っていました。しかしボクが見ていたかぎりでは誰もウグイ以外は釣れていません。朝は釣れた人もいたとか・・さすがにスレッスレのようですがそれでもこんな自然の湖で釣り堀のように放流もしていないのに毎日誰かしらは釣れているらしくこの湖のポテンシャルの高さが伺えます。また何日か通ってようやく50~60センチの大物をゲットできる、というのが北海道らしくていいですね。本日ルアーフライ二刀流のボクは・・夕暮れ間際にフライで掛けたものの一度首を振られてバラシ・・逃がした獲物は大きい、としておきましょう。

帰路は4回出ました。そのうちの一番慌てなかった一回。写真も撮れました。。こういうふうに道路に並行に向いているときは正面に飛び出してこないのでまあ大丈夫。後の3回はカーブを曲がったら道の真ん中にデカい雄鹿がいたり飛び出してきたり・・ぶつからなくて良かったです。