もうすぐポンッ!

GW、知床峠が開通になったり、ならなかったり、今日は最高気温が29℃!それなのに海のほうへ2キロも行くと5℃ほども下がったりと服装も難しい季節。しかし宿の周りのシラカバは着実に新芽がひらき、もうすぐ一気にポンッと葉が一斉に開きます。そして桜の季節ももうすぐ。春と夏が混ざってやってきました。

茶色の季節

今日は暖かく、外の温度計は18℃。一昨日積もっていた雪もすぐに解けて茶色の季節がやってきました。これで晴れが続いて乾燥し風が吹くと大地だけでなく、土ぼこりで空間も茶色くなります。(どうか風、あんまり吹きませんように!)そしてなかなか写真に撮れないのですが、キタキツネがとても活発に昼間から獲物を探しています。よく見るとネズミをくわえているのが多いのですが、それは母ギツネで巣穴で子育ての最中なのです。鹿やタヌキ(エゾタヌキという本州とほぼ同じ亜種)キツツキやリス、そしてヒグマなど動物たちも活発になってきました。GWに来られる方はまだ樹々に葉が生い茂らないこの時期は動物たちを見かける確率が高いのでカメラはすぐに写せる状態にしておくことをおすすめします。

そして夕方の一瞬、輝いた斜里岳。素晴らしくキレイでした。

 

挨拶に戻ってきてくれた

北風にのって小清水から網走までの海岸に再び接岸した最終盤の流氷。もうかなり解け、角が丸くなって絞った後のスポンジのようになっていました。岸から約500㍍ぐらいの幅でしたが、この時期にこれだけの流氷が見られるのはこの16年間で2度めです。

次に暖かい日が来たらついに無くなると思いますが、最後まで楽しませてくれた流氷に今年も感謝です。

北海道の野生を堪能する

空にはミサゴが舞い、水面にはもうすぐ北に向かう白鳥が泳ぐ屈斜路湖。こんな光景の中で釣りをするのは至福の時間。今シーズンも始まりました。初日なので、まあ釣れなくても仕方ないだろう・・しかし黒いカワゲラがいっぱいいてうっとおしいなぁ・・と思ってフライを投げると・・

 

釣れました!今年はこんなに早い時期からメタボが多く、パワーも素晴らしい!ニジマスのようなテールウォークも。

水面には白鳥、後ろはこの冬もよく登った藻琴山。上から見ていた湖面、下から見上げる山頂。ここは自然に溶け込んでいる感覚がとてもいいのです。また近いうちに来よう。

シーズンの締めはモアン山

モアン山はスノーシューマラソン大会が開かれていて、駆け抜けるランナーの中、清里応援団・・?の東京のデザイナーさん、ライターさん、カメラマンさん、大学の先生たちと大雪原を堪能。

日本の中心部で活躍されている皆さんに北海道の雄大さを感じてもらえました。ちょっとつらかったかもしれませんが、感性を刺激するもの、あったかな・・?

これにて冬のツアーは終了。今シーズンは流氷バッチリ、天気も良く、新コースのモアン山も楽しくて充実したツアーができました。今日から宿も休館。再開はGW前からですが、日曜大工、掃除に片付け、事務仕事、そしてなにより遊びと楽しく忙しい日々になりそうです。

スノーシューツアーウィーク最終週

冬のスノーシューツアーも終盤。まずは知床のガイド屋pikkiさん2人と裏摩周~神の湖池間の林道調査へ。まず旧裏摩周へ行く途中の稜線上、いきなり雪面陥没!落ち込む若月さん。穴に手を入れるとホンワカ暖か。あちこちでたまにあるのですが、暖気がどこかからか出ているようです。さすがカルデラ。

ここってたぶん昔の林道だよね?という雰囲気の樹々の間をひたすら2時間以上歩きます。もちろん誰もいません。静寂。

およそ1時間で神の子池から続く、しかし途中で崩落しまくっている広い元林道にでました。さらにここから1時間・・

ようやく見慣れた神の子池へ着きました。雪のない時期にMTBで降りてみると楽しいと思いますが、倒木だらけで整備しなくちゃたぶん無理かな・・

次の日からは連続知床。流氷、まだいっぱいあります!オオワシもいっぱい。

宮城から卒業旅行で来られたNさん。この流氷がこの時期に見られてラッキーでした。

流氷と風を避けて丸まっているキタキツネ。この下にエゾシカの亡骸というご馳走があるようです。

象の鼻もまだこの風景。

フランスから来られたNさんたちと男の涙、象の鼻、フレペの滝に行くと行く先々でヒグマちゃんの足跡が・・これってさっき通ったばかりだよなぁ・・・

しかしクマはクマでもクマゲラ発見!これはラッキーでした。

フレペの滝下では落ちてしまったエゾシカをめぐってワシとカラスが宴会中・・

その上ではまたまたヒグマちゃんのレアな足跡が・・降りようと思って断念したんだね・・

次の日は知床五湖へ。Nさんたちは知床の動物や森を興味深く見て感じていたようです。よかった!

 

 

 

羅臼の流氷

根室海峡(野付水道ともいいます)にかなり流氷が流れ込んでいるという情報で羅臼方面へ行ってきました。根北峠から標津に下りる直線道路の逃げ水の先が流氷でビッシリ!これほど南下しているのを見たのは初めてです。

オオワシ、流氷、国後島。羅臼の流氷はウトロ側とはかなり違い、沖合の流氷が知床半島の南側に流れ込むので、氷がキレイで雪があまり積もっていないので角張っていてシャープな感じ。開氷面もあるのでコントラストもいい感じです。

羅臼町の展望台からの眺め。絶景です。

夕方、標津付近からの雲に浮かぶ知床連山。いつも見ているのと反対側からなので山も裏側。でも羅臼岳はどこから見ても羅臼岳。目印になる山というのも親しみやすいいい山です。

晴天の風景

今年は大荒れになる日がほとんどなく穏やかな日が続いています。今日もあまりにも気持ちのいい快晴なので、どこか景色のいいところに行こう、と思ったけど、ここが一番いいじゃん、と我に返っていつものところから写真撮影。ただカメラのオートモードでシャッターを押すだけですが、宿WebのTOPページに出せる写真が撮れました。宿から見える流氷も行ったり来たり。さて今日はこれからラジオ深夜便の最終回。卒業の安堵感もあり、ちょっと寂しくもあります。2年間の出演でしたが、NHKのラジオで喋る緊張感はとても勉強もなりました。

ここも絶景

連日、絶景の中にいると夢の中にいることが当たり前のような感覚になっていきます。連日ツアーの最後は標高1000㍍の藻琴山へ。

雪のない時期はハイマツのトンネルで展望のないここも冬はこれです!

屈斜路湖、阿寒の山々、知床、流氷のオホーツク海。出来過ぎてるなぁ~

北海道の冬山。開放感の中、緊張感も忘れてはいけない・・

ようやく湖の水が冷えて全面結氷した屈斜路湖。釣りができるのはいつからだろう・・

手軽、とはいえ、そこは山。ちょっと大変、それなのに最高の充実感。

もうちょっとで再接岸なんだけどなぁ~

大斜面を一気降り。ちょっと緊張、かなりの開放。

日焼けに春を感じる冬のスノーシューツアーもそろそろ終盤。

知床の森へ

曇天、今日は流氷と森と動物へ。ちょっと贅沢すぎるほど多様に楽しめる東オホーツク。

オオワシたちは少なくなってきた流氷の上で食べ物を探します。

象の鼻からの眺めは毎回違う表情。

まったりと松の木の下で。

この日のハイライトはクマゲラ。重厚感のあるコンコン音。びっくりしたような目。会えて良かった。さすが知床。