清中登山2016

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恒例の清里中学校一年生の斜里岳登山。私を含めて4名のガイドがついて案内するのですが、この時期は天候が安定せず開催確率は50%。今年は1週間延期してのトライでしたが気温も低く、風をひいた生徒も多く出て、原生林ハイキングコースのガイドウォーク+ショート登山に変更。登山の目的地は約1時間で着く下二股までとなりました。原生林ハイキングでは自然に対する興味と感性に差がでましたが、地元清里でこんな原生林が残っていることを誇りに思ってほしいものです。そしてショート登山ではちょっと増水した沢をスニーカーの生徒たちはヒザ下まで水に浸かりながら身軽に歩いていきました。

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これは女子生徒の一人が歩きながら作った笹舟。素敵な感性に感心。男子も女子も中学1年生は純真無垢てまだとても可愛くて自分の子供、いや、もう孫か・?のようで、こちらが元気をもらったようです。これからいろいろなことが待っていると思うけど、清里町の象徴である斜里岳の姿をいつまでも忘れないように!

ちょっと水多し

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斜里岳の水量が気になり1時間15分ぐらいのところにある羽衣の滝まで行ってきました。水量は・・今日の時点では、6月下旬の雪解けの頃と同じぐらいでした。足首ぐらいまでは水に入りますが、登山靴+登山用のスパッツをつけて、なおかつザップンとズッコケなければなんとか足の中は濡れなさそう。

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羽衣の滝もちょっと水量多いかな、ぐらい。このまま雨が降らなければ少しづつ水は減ってくるでしょう。しかし現在も水をたっぷり含んだ山の状態は変わらないので要注意です。

大雪山2016

1トリカブト

毎年恒例の大雪山ハイク。17年ぶりの御鉢平一周を目指します。まずロープウェイ、リフトの乗り継ぎ、ひたすら登る1時間。かなり整備された登山道の脇にはトリカブトやアザミが彩ります。

2黒岳

登り切ると突然!という感じで黒岳山頂。ここからの眺めだけでも来た甲斐があります。とにかく広大。

3石室

70年以上まえに建てたという黒岳の石室。管理人さんと話すと先日の台風は雨風とも凄まじく、屋根が飛ぶかと思ったとのこと、そうでしょうね・・でもうまく屋根の水をためています。ここは老朽化がすすんでいますが、ペダルを漕ぐバイオトイレなどもありなかなかいい感じです。

4北鎮

巨大な噴火口の周りを回るコースからちょっと登ったところにある北海道第2の高峰、北鎮岳。登ると晴れが広がりました。けっこう疲れてます。

5奇岩

奇岩。風雪の凄まじさが伝わってきます。

6間宮

とても広大で、不思議な大地の真ん中にある間宮岳の山頂。特に大雪だなぁ~と感じる場所。表面が凍って解けてを繰り返してこういう土壌の様相になるらしい。

7景色

周りは高い木はまったくありません。全方位こんな風景です。

8バルたん

チョキの奇岩。

9チングルマ

あちこちにあるチングルマの綿毛。初夏は凄いだろうな。

10地紅葉

紅葉も始まっていました。でも今年は少し遅そう。

11渡渉

終盤の渡渉地点。増水で皆さん悪戦苦闘していたけど、斜里岳でならした人には「まかせてよ!」。

12黒岳

ぐるっと回って黒岳へ。神々の遊ぶ庭、「カムイミンタラ」。大雪山は山の大きさ広大さに魅せられます。山登りをあまりやらない人も黒岳までだけでも行く価値はあるでしょう。素晴らしい!!

嵐の前か・・後か・?

ニジ台風前

まだ台風の影響で天気が安定しないうちにまた、次の台風が来るとか・・今日の清里町は雨の予報に反して晴れていたことが多かったのですが、周りが弱い雨が降っていて半日ぐらい虹が出ていました。「あっ!あそこからあそこまで雨が降っているな」とわかるのが空の広い北海道。ここ東オホーツクは虹の地域ですがこんなことでもスケールの大きさがわかるのが北海道です。

嵐の前のオンネヌプリ

オンネヌプリ

太平洋側からマントのように雲をまとい夕焼けに染まる斜里岳。南から雲をまとうと天気が悪くなる、と言われるとおり、この後は台風の影響で数日雨の予報。でもこんな情景を見せる存在感のある山だから、先住民のアイヌの人々はオンネヌプリ(大きな山、オヤジの山)と呼んだのでしょう。早く天気が回復してまたこの姿を訪れた方たちに見てほしいです。

2000億の星々

間宮星空16

神奈川の星空カメラマンM氏が先日宿の東側駐車場で撮影し、送ってくれた星空。素晴らしい!この日は強風が吹き荒れていたので木がかなりなびいていますが、天の川や流れ星、人工衛星などが普通に見えました。この白く細長い雲のように見える天の川銀河は約2000億の恒星(太陽のように燃えていてみずから光っている星)の集まりとのことで、太陽系はその銀河の円盤の中にあります。つまりその中から縦方向に星が密集して集まっている方向を見ているのです。この銀河の円盤の直径はおよそ10万光年といわれていますが、光の速さで10万年の距離、なんて想像すらできません。そんな想像できないことを想像するのも星を眺める楽しみでしょう。北海道の田舎は星空観察に最適です!

小さな凶暴

蛾とアリ

宿も最繁忙期となり、オホーツクなのに連日30℃の暑さに力が出なくてちょっとバテ気味。そんなときに玄関先で見つけた蛾によく似たトビケラの成虫とアリの戦い。このトビケラはまだ生きてきて羽をバタつかせているのですが、そのように暴れるとこのアリが上に乗っかって体の弱そうなところに噛みつくのです。トビケラ・「あ~ダメだ、バタバタバタっ」 アリ・「まだ動けるのかよ!トドメだっ、ガブッ!」 トビケラ・「ウグッゥ・・・もうダメだ、グタッ」 アリ・「まったく手間のかかる奴だぜ、あ~重い」・・という感じでした。

登ってきました

源頭

斜里岳は100名山の中でもかなり特殊な山。宿のお客さんで登山する方がいる場合は毎日その注意点をお伝えしているので旬の情報が欲しい!それに登りたい!ということで時間を作り、というか宿を休みにして登りに行ってきました。

ここは上二股から5分ほど登った登山道脇にある水源。このチョロチョロと湧いている水がだんだん大きくなり登りの登山道の沢となっているのです。

おにぎり

上二股の少し手前、見晴らしの滝でおにぎり。10時から登りはじめたのでボクがラストの登山者のよう。誰もおらず沢の音が聞こえるだけ。自分で握った握り飯は・・塩がきいていてけっこう美味いじゃん!

チシマノキンバイソウ

登山道脇にはチシマノキンバイソウがけっこう咲いていました。ピントが合いづらいほど黄色が鮮やか。

摩周湖

胸突き八丁まで来ると摩周湖の湖面が眼下に見えます。右手には屈斜路湖も雲の合間から見えました。高さを実感。

チングルマ終盤

チングルマはもう終盤。すでに綿毛になっているものも多く、数メートル離れただけで見頃が違うのです。

ハクサンチドリ白

他にも色々な花がありましたが、いつもの定点で今年も健在だった白のハクサンチドリ。今年も咲いてくれました。でも毎年植物たちの勢力は変わっています。

エゾツツジ

山頂直下のエゾツツジ。うまく踏まれないところに咲いています。というか残っているのかな・・

我が家

山頂を後にして下り始めると・・・晴れてきました・・我が家はこの中央付近。奥はオホーツク海。7月の斜里岳は午後になると晴れてくることが多いのです。山は早朝出発が鉄則!にも例外があります。

稜線

気温18℃。爽快な風がそよぐなか、稜線を行きます。体は疲れているけどまた来たな。という充実感を感じるとき。下山までこれから先が長いですが、気持よく下ることができました。やはり斜里岳は素晴らしい!

 

 

憧れの虫

ミヤマ16

少年のころ、憧れだったミヤマクワガタ。こちらオホーツクでは一番多いクワガタで、ハサミの小さいやつから立派なやつまでよく玄関先や窓の下に、灯りを求めてやってくるようです。ちなみにカブトムシは外来種。カブトは強いのでミヤマたちが駆逐されないか心配です。

最高に爽快な日々!

連山と宿167月

北海道好きな方、今すぐに来てください!というほど、爽快、快適な日が続いています。気温も20~25℃、湿度も低く快晴。バイクの方も自転車の方も歩きの方も車の方も、登山の方も皆、満面の笑み。そして宿の後ろには岬まで知床連山が見えています。

斜里と宿167月

今の斜里岳はこんな感じ。HPのトップ写真に使えそう。高山植物も原生花園の花も見頃ですので是非飛んできてください。