まだ台風の影響で天気が安定しないうちにまた、次の台風が来るとか・・今日の清里町は雨の予報に反して晴れていたことが多かったのですが、周りが弱い雨が降っていて半日ぐらい虹が出ていました。「あっ!あそこからあそこまで雨が降っているな」とわかるのが空の広い北海道。ここ東オホーツクは虹の地域ですがこんなことでもスケールの大きさがわかるのが北海道です。
カテゴリー: 自然
嵐の前のオンネヌプリ
2000億の星々
神奈川の星空カメラマンM氏が先日宿の東側駐車場で撮影し、送ってくれた星空。素晴らしい!この日は強風が吹き荒れていたので木がかなりなびいていますが、天の川や流れ星、人工衛星などが普通に見えました。この白く細長い雲のように見える天の川銀河は約2000億の恒星(太陽のように燃えていてみずから光っている星)の集まりとのことで、太陽系はその銀河の円盤の中にあります。つまりその中から縦方向に星が密集して集まっている方向を見ているのです。この銀河の円盤の直径はおよそ10万光年といわれていますが、光の速さで10万年の距離、なんて想像すらできません。そんな想像できないことを想像するのも星を眺める楽しみでしょう。北海道の田舎は星空観察に最適です!
小さな凶暴
登ってきました
斜里岳は100名山の中でもかなり特殊な山。宿のお客さんで登山する方がいる場合は毎日その注意点をお伝えしているので旬の情報が欲しい!それに登りたい!ということで時間を作り、というか宿を休みにして登りに行ってきました。
ここは上二股から5分ほど登った登山道脇にある水源。このチョロチョロと湧いている水がだんだん大きくなり登りの登山道の沢となっているのです。
上二股の少し手前、見晴らしの滝でおにぎり。10時から登りはじめたのでボクがラストの登山者のよう。誰もおらず沢の音が聞こえるだけ。自分で握った握り飯は・・塩がきいていてけっこう美味いじゃん!
登山道脇にはチシマノキンバイソウがけっこう咲いていました。ピントが合いづらいほど黄色が鮮やか。
胸突き八丁まで来ると摩周湖の湖面が眼下に見えます。右手には屈斜路湖も雲の合間から見えました。高さを実感。
チングルマはもう終盤。すでに綿毛になっているものも多く、数メートル離れただけで見頃が違うのです。
他にも色々な花がありましたが、いつもの定点で今年も健在だった白のハクサンチドリ。今年も咲いてくれました。でも毎年植物たちの勢力は変わっています。
山頂直下のエゾツツジ。うまく踏まれないところに咲いています。というか残っているのかな・・
山頂を後にして下り始めると・・・晴れてきました・・我が家はこの中央付近。奥はオホーツク海。7月の斜里岳は午後になると晴れてくることが多いのです。山は早朝出発が鉄則!にも例外があります。
気温18℃。爽快な風がそよぐなか、稜線を行きます。体は疲れているけどまた来たな。という充実感を感じるとき。下山までこれから先が長いですが、気持よく下ることができました。やはり斜里岳は素晴らしい!