昨晩は夜までペンキ塗りをして今日は網走港へ。
午後より晴れてきてなんとか我慢できる寒さになりましたが、狙いのニシンとサケの気配は全くなく狙っている人もいません。今年はいかんようですね・・
そこで夕食用にワカサギを網ですくったり、釣ったりしてボウズは免れます。(たぶんチカではなさそう)
後ろには太って毛並みのいいキツネが魚をくれるのを待っていました。あげないよ。
釣ったワカサギを針に付け、沈めてしばらく待つと・・カレイがヒット!今年の網走港はこんな感じで年末を迎えそうです。
この秋のイトウはまだ1匹も釣れていません。今日、明日は季節外れの暖かさとの予報で急きょ遠征。川が凍っていないことを願って北へ。ここは夏、ライダーの聖地であるエサヌカ線。前日の雪で地平線まで真っ白。走れるのも今年はあと数日でしょう。
道北の空は移ろいが激しく、日が差したり雨がパラついたり。しかし11月初旬より暖かく我慢の釣りではなかったです。
1日半、魚を探し(しかし一匹も見なかった)ひたすら竿を振り続けてボクは35センチほどのアメマス一匹・・・
M名人は帰り間際にねばって渾身の一匹。さすがです。
今回もお世話になったトシカの宿さんのコハル。まったくひょうきんなかわいいやつです。ボクは結局この秋は丸坊主で、多くのイトウはいつもの場所周辺ではなくどこか違う場所にいるような感じでした。海か?中流か?自然を読むのは難しいですが、一匹の大物を追う旅はいいものです。
アイヌ語の川の名前の意味を見ながら北上。こんな解説を付けてくれるのは嬉しいです。バロー~入口の意味とのこと。内陸に通じるところだったのだろう。
イペ・オ・イがゆうべつになったのかな・・?魚がいっぱいいるところ、という意味はわかります。湧別川は良く釣れる川で有名なので。
野鳥が多いという紋別市のコムケ湖へ寄り道。自然のままという感じの湖でホント鳥がいっぱいいました。ちなみにコムケとはコムケ・ト~曲がった沼の意味。地図で確認すると確かに曲がったところがあるといえばある・・かな。
とんべつ~ト・ウン・ペッ~沼に行く川の意味で沼はクッチャロ湖のこと。クッチャロもクッシャロも同じ「のど元」とか「出口」のこと。同じ意味からきている名前多いです。
やっぱりここは通りたい。猿払村の村道エサヌカ線。また来たな!と気合が入る場所。
2日半、ルアーにフライに、沈めたり浮かせたり早く引いたり遅く引いたりいろいろなルアーやフライも試したけどイトウはまったく釣れず。いつも10~20人ぐらい釣り人が周りにいたけど、誰かがちゃんと釣ったのを見たのは一度だけ。例年より魚も少ないのか?食欲がある奴がわずかしかいないのか?そんなことを考えつつこんな葦の中を抜けた川に一日中いるのです。
その葦原(あしばら)がそのまま地名と川の名前になっています。サル(シャルも同じ)プト~葦原の口。まあ斜里も沙流も湿原という意味ですね。
2日目は雨ですっかりびしょ濡れになり3日目は晴れたので一休みの間、いろいろ干しています。
M名人のベストにとまったトンボ。今年はまだ暖かい証拠。
終盤、ついにヒット!?
なんか引きが違う?・・黄色いお目目に間抜けな顔・・60センチもあるボラでした・・(泣笑)これでボクも大ボラ吹き・・ちなみに北海道ではボラは刺身で食べます。(知床で獲れたボラを刺身で食べたけど意外に美味かった!)でもすすんで食べたくはないのでリリース。
白鳥のV字飛行が見られたし葦原に沈む夕日もがキレイだったし、大ボラ吹きになれたし、まあ今回の旅も良しとしますか。でもイトウの顔を見たかったなぁ・・
後半もあちこちへ。白鳥たちも多くやってきています。
秋の川での基本「底を転がす」ことができているY氏。見事な「石」を上げています!?
いい型のオショロコマも良く釣れました。
虹の下でニジを釣るM名人。
同じ湖の中でもこの場所で釣れる魚はどれも体高が高くパワフルでした。
Y氏もいい型のニジ(それ以上にウグイ)を満喫。
ヒグマダム(通称)はみぞれでしたが、ドライフライでもけっこう釣れて大満足。
屈斜路湖は日増しに葉っぱが落ちて真っ赤なカエデだけ残っていきます。
コンディションのいいアメマスもきました。
人の少ない場所でいきなり釣れたニジ。ウグイすら来なかったのでびっくりしました。
フィッシングウィーク道東編が終了し、今朝は快晴。知床連山もかなり白くなりました。でもあとひと月はトラウトフィッシングが楽しめるでしょう。