虹で良しとしよう

晴れの予報なのに空が真っ黒になりサァーと降りました。こちらの天気予報は外れることが多いですが2重の虹が心和ませてくれます。季節は進み屈斜路湖の周りの葉っぱもほぼ落ちて紅葉も終了で釣果のほうも芳しくなく気持ちも晩秋気分。でも例年より水も気温も暖かい!なんか変・・そろそろ雪も舞う季節なのに・・

道北イトウ釣行2018秋2

アイヌ語の川の名前の意味を見ながら北上。こんな解説を付けてくれるのは嬉しいです。バロー~入口の意味とのこと。内陸に通じるところだったのだろう。

イペ・オ・イがゆうべつになったのかな・・?魚がいっぱいいるところ、という意味はわかります。湧別川は良く釣れる川で有名なので。

野鳥が多いという紋別市のコムケ湖へ寄り道。自然のままという感じの湖でホント鳥がいっぱいいました。ちなみにコムケとはコムケ・ト~曲がった沼の意味。地図で確認すると確かに曲がったところがあるといえばある・・かな。

とんべつ~ト・ウン・ペッ~沼に行く川の意味で沼はクッチャロ湖のこと。クッチャロもクッシャロも同じ「のど元」とか「出口」のこと。同じ意味からきている名前多いです。

やっぱりここは通りたい。猿払村の村道エサヌカ線。また来たな!と気合が入る場所。

2日半、ルアーにフライに、沈めたり浮かせたり早く引いたり遅く引いたりいろいろなルアーやフライも試したけどイトウはまったく釣れず。いつも10~20人ぐらい釣り人が周りにいたけど、誰かがちゃんと釣ったのを見たのは一度だけ。例年より魚も少ないのか?食欲がある奴がわずかしかいないのか?そんなことを考えつつこんな葦の中を抜けた川に一日中いるのです。

その葦原(あしばら)がそのまま地名と川の名前になっています。サル(シャルも同じ)プト~葦原の口。まあ斜里も沙流も湿原という意味ですね。

2日目は雨ですっかりびしょ濡れになり3日目は晴れたので一休みの間、いろいろ干しています。

M名人のベストにとまったトンボ。今年はまだ暖かい証拠。

終盤、ついにヒット!?

なんか引きが違う?・・黄色いお目目に間抜けな顔・・60センチもあるボラでした・・(泣笑)これでボクも大ボラ吹き・・ちなみに北海道ではボラは刺身で食べます。(知床で獲れたボラを刺身で食べたけど意外に美味かった!)でもすすんで食べたくはないのでリリース。

白鳥のV字飛行が見られたし葦原に沈む夕日もがキレイだったし、大ボラ吹きになれたし、まあ今回の旅も良しとしますか。でもイトウの顔を見たかったなぁ・・

 

 

フィッシングウィーク2

後半もあちこちへ。白鳥たちも多くやってきています。

秋の川での基本「底を転がす」ことができているY氏。見事な「石」を上げています!?

いい型のオショロコマも良く釣れました。

虹の下でニジを釣るM名人。

同じ湖の中でもこの場所で釣れる魚はどれも体高が高くパワフルでした。

Y氏もいい型のニジ(それ以上にウグイ)を満喫。

ヒグマダム(通称)はみぞれでしたが、ドライフライでもけっこう釣れて大満足。

屈斜路湖は日増しに葉っぱが落ちて真っ赤なカエデだけ残っていきます。

コンディションのいいアメマスもきました。

人の少ない場所でいきなり釣れたニジ。ウグイすら来なかったのでびっくりしました。

フィッシングウィーク道東編が終了し、今朝は快晴。知床連山もかなり白くなりました。でもあとひと月はトラウトフィッシングが楽しめるでしょう。

 

フライフィッシングウィーク2018秋

この秋も神奈川Y氏を迎え、昨日から釣り週間の始まりです。今、屈斜路湖の周りは紅葉がピーク。真っ赤なカエデと黄色と緑の葉の混ざり具合がとてもキレイ!

紅葉の前の湖面での釣り。暖かく気持ちいいですが、波が凪いでいると釣りは苦戦します。

今日は天候が急変し、嵐に!この後は写真撮影も厳しいほどの大雨と強風・・でも皆耐えています。

でも岸を見るとこんな紅葉。雨の日はより色が鮮やかに見えます。

嵐は魚にはいいのでしょう。こんなニジマスをいくつも掛けることができとても楽しめました。明日は晴れの予報。そうすると釣りは厳しいか・・・?

最後のサケかな・・?

夕方ちょこっと2時間、今シーズン最後?の知床でのサケ釣りに行ってきました。さすがに人も魚も少なくなっていて、これはボウズかなと思ったけど結果はようやくちょっと痩せている銀ピカメスをゲット。圧巻だったのは毎日来ているF名人。夕方ふらっと来て誰も釣れていない中、最初から4連続ヒット!これは夢か幻か?というほどのマジック!良く見ていると最高のバランスの仕掛け、天候と波と時間に合わせた狙い場所と誘い。究極の名人技でした。まったくそんな釣りを見せられたら止められなくなるじゃないですかぁ~・・また行くかも・・

遊びと食と

我らが清里町の誇る「酒菜屋 大田」さんの大田御前。これに中サイズのイクラ丼と味噌汁も付いて「ちょっと安すぎない?」という値段ととても美味しい味。連泊や常連のお客さんと「今日は大田さん行きませんか!」と行くこともあります。

昼間はこんな感じで最高の環境と開放感の中で釣り。(のんびり、はできずに結構一生懸命釣りをしてしまう・・)

新築してから「頑張ってる感」の伝わってくる「道の駅パパスランドさっつる」の雲丹クリームうどん。地元B級グルメの虹色うどんとともに温泉とセットで味わうと至福です。

こんなオレンジと赤の絵の具を振りかけたようなカエデの紅葉の下で釣りをしています。

50センチほどのニジマスが釣れました。

暗闇が迫る中、「なんか重いっす!あっアメマスだ!」旅の最後の最後にW氏が見事に上げた53センチ。今回は50オーバーのニジマス、アメマスにヒメマス多数、ウグイも多数ゲットと見事でした。W名人へ昇格でしょうか。

今日は女将の付き合い、という名目で北見でアウトドアショップ&釣り具屋めぐり。店頭からすっかり品物が少なくなってしまったフライフィッシング用品に寂しさを覚えながら、夕食は「マルシェ」でハンバーグ。ここは北海道にしては珍しく、ボリューム勝負ではないところが素晴らしい!何を注文しても美味しく外れがありません。

今日から宿は休館です。今シーズンも楽しく素晴らしい出会いがあり、悲しくつらい別れもあり、地震だ停電だ台風だと、またいろいろなことを経験したなぁ・・と感慨深い気持ち、そしてこれからどう生きていこうか‥などと哲学的なことを考えたり、北海道の田舎暮らしの楽しさを伝えていくことは変わらないにしてもその方法は他にもあるはず・・と思ったり。

来てくださった皆様、そしてブログを見ていただいている皆様ありがとうございました。明日からは普段できない場所の掃除から始めて修理やら会議やら。いや、まずは遊びからだな。

残った清里焼酎は空になっちゃったし、まぶたが重い・・おやすみなさい・・

深まる秋と深みにはまる釣り

気が付くと斜里岳が白くなっていました。たぶん初冠雪は5日ぐらい前。

湖の釣りも本番を迎え気合が入リます。

屈斜路湖の素晴らしさはこの自然の中で遊べること。釣りをしている後ろではキツツキが木をたたき、エゾリスが走り回り、エゾシカが「キュイーン」と鳴き、白鳥が渡ってきて、忘れかけていた感性を呼び戻してくれます。

サケが上がっているならそれについてマスたちも来ているはずだ!という期待は大いに外れ、あちこちで竿を出したところようやく小さな湿原河川で魚たちと遊べました。これは東京W氏の本日の大物賞。

北海道のワイルドさを感じる一つ、頭蓋骨。エゾシカのもののようですが、たまに転がっています。さて宿の営業もあと2日。楽しく〆て自然にどっぷりつかりに行きたいと思います。

転生

知床の川では産卵を終えたマスとサケの亡骸が色づいた落ち葉とともに累々とたまっています。腐敗臭もきついのですが1週間ほどでみるみる分解され大地と大海原へ帰っていく様は輪廻転生を感じます。

これは釣れたサケ。無駄なくしっかりいただいて人間経由で転生です。もうサケ釣りも終盤。(まだまだ黒いやつなら釣れるけど)次はニジマス、アメマス、イトウといきたいところです。釣りばっかりですみません・・・

魚も秋色

まったく釣りばっかり!・・と女将にも呆れられていますが、サケ釣りは「漁」です。久しぶり(といっても1週間ほど)の知床の海岸は晴れの予報が見事に外れてどんより曇りという良いコンディション。場所により釣れている人と、そうでない人がはっきり分かれるのがこの釣りで今日はボクもM名人もそうでない人組。2人ともサケを掛けて寄せてくるときに鋭利なフジツボ類がいっぱい付いている岩の裏に走られスパッと糸を切られました。これはM名人が切られる直前の状態。「あーあーっ」と叫んでいます。

ボクはなんとか銀ピカとまでいかない銀黒帯オスをゲット。釣られるサケはみな、先週と違い魚の大きさも小さくなっています。そろそろここでのサケ釣りも終盤かな・・

道北イトウ釣行2018秋

石油の温泉で有名な豊富温泉の手前約10キロの山奥で「ボンッ」という音でいきなりパンク!まずM名人との集合場所に行けない・・当然携帯電話も全く通じません。5分ほど待ち、通りかかった車の方に事情を話すと携帯が通じる温泉街まで乗せていってくれました。札幌のFさん、本当にありがとうございました。

M名人と連絡がつき、現場に戻ると・・原因はこいつ!めくれたアスファルト・・

踏みどころが悪かったのでしょう、大きく裂けました・・こりゃダメだ・・意外にあっさりとスペアタイヤに換えることができて稚内のオートバックスまで1時間ほど走りタイヤを新品に。(まあちょうど来春には換えようと思っていたからいいか)

時間も少なくなったので何年か前に釣った声問川で少し釣り。しかし簡単には釣れません。

この日は豊富町の「あしたの城」さんに宿泊。サロベツ原野の真ん中の高台という最高のロケーション!(しかし写真撮るの忘れた・・)広大な庭のきれいな芝生と膨大な薪!(薪ストーブの部品、ありがとうございました)オーナーさんの労働力と風景は唯一無二。車は45万キロ走行のノア。ここまで乗れるんですね、ボクも挑戦します。

結構整備されている秘境駅へ寄り道。

この日はサロベツ川中上流を見て回り少し竿を振って、最後は天塩川との合流点へ。リールと同じ太さの草(名前も忘れた・・)こんなところを藪こぎして釣りをするも40~50センチ(首を振る独特の引きだったのでたぶんイトウ)の魚をばらしたのみでした。

宿泊は稚内の抜海にある「ばっかす」さんへ。夕食はタコ、ホッキ貝、豚肉のしゃぶしゃぶ。素晴らしい!ちょっと飲みすぎ、食べすぎちゃったけどオーナー夫妻が宿の清潔感の維持にとても気を使っていることが伝わってきました。

今日は釣りは後にして宗谷丘陵の白い道へ。砕いたホタテの殻を敷き詰めてあってホントに白い!

利尻、礼文、樺太も見渡せる最高のロケーション。そして快晴!

樺太はこんな感じです。近いなぁ~そのうち行ってみよう。国後と違って行けるし。

よく見ると空には何羽かオジロワシが飛んでいました。

オホーツク海側の小河川を見ながら最後はいつもの猿払川へ。(M名人は猿骨川で1バラシ)まだ人もまばらで、しかしイトウはいたけど結局ボウズ。最後に道北らしい風景での真っ赤な夕焼けを見て帰路につきました。今回の旅は釣りというより川観察と風景と宿を楽しむ旅。でも良かったですよ~とっても。