幸先ボウズ

午前中、仕事して午後は釣りのパターンが始まりました。今日は女子トイレの床塗り直し。無垢の板は傷つきやすいけど塗装が剥げたり汚れたら削って塗ればいいのが利点。木の温かみもあります。そしてさすがに20年も経つと足の位置の床の塗装がすっかり剥げています。

サンダー(自動紙やすり機)で粉だらけになりながらある程度古い塗装を落としてから塗装。このために少し取っておいたオスモカラーフロアークリアー。ちょっと高すぎない?というような値段の塗料だけどやっぱり仕上がりは最高です。

午後はM名人との第一戦。20mぐらい割れた氷をかき分けると釣りのできる沖までいけました。ここでねばり。ひたすらねばり。・・でも全く釣れませんでした。まだ魚は寄ってきていない様子。あと1週間ぐらいしたら本番のような気がします。

だらける・・

天気予報では北海道大荒れ!と言っていますが、こちらオホーツクは午前中強風、午後から雪という通常の天候です(夕方現在)。昨日は観光関係の打ち合わせで久しぶりに頭を使ったのですが、今日は反動なのかどうもやる気が出ません。図らずも長くなってしまった休業で寝過ぎてしまったり感染者数に一喜一憂したり非常事態宣言の延長だとかの楽しくないニュースを耳に入れすぎて自覚せぬうちに不安が溜まってきているのでしょう。こんなふうに感じるボクと同じような方も多いと思います。また自営業者の憂鬱としてお客さんがいなくてもやることが山ほどあるのに期限が決まっていないので後回ししてしまってだらけてしまったり。ここをしっかりやっているかどうかがお客さんの評価にもつながってくるのでしょうね。まあ開業20年目でのボーナス休業だと思ってゆっくりするか・・もうタブレットがお友達。日中はYou-tubeやヤフーのニュースばかりみていたりして・・アマゾンプライムで映画も一日一本ぐらい見ています。「ショーシャンクの空に」面白かったなぁ・・

思う存分だらけた後、夕方からやる気が出てきました。よし!1階風呂外側廊下を塗ろう!しっかりマスキングをし、ハケとローラーで一気に1度目の塗装。そういえば最初の会社でも5時から男だったなぁ・・グロンサンを飲んでがんばります!・・40代以上の方にはわかりますよね・・

やっちまった・・

母屋客室廊下の2度塗り、終了。パッと見た目は新築のようで悦に入ります!そしてローラーについた残りの塗料で5号室のシミを上塗りで隠そうかと・・

やっちまいました・・塗り始めて気がついた・・ペンキの色が違う!・・もうとれません。どうしよう・・部屋全部を塗るほど塗料もないし手間かかるし・・

・・ちょっとダサいけどとりあえずこんな感じのツートンカラーの壁にしておきました・・3年以内ぐらいには腰壁をつけようと思います。

壁塗りでガックリした後、気を取り直し女満別で釣った大漁のワカサギがいい感じに干しあがったので真空パックに。甘露煮にしてからでもいいのだけど、お客さんがどのくらい来てくれるか読めない今年は小分けにして都度、作ることにしました。お楽しみに!

 

段取りの手間

今は時間があるだけに後回ししてきた仕事を始めるのに「さあやるか!」という気力が必要です。毎日釣りしているわけにもいかんしなぁ・・塗装はマスキングなど段取りにかかる手間が仕事の3分の2。特に今はテレビで感染拡大だ、ホテルや居酒屋がつぶれただ、などと聞いていると気力が削がれてるので楽しいラジオなどを聞きながらまず段取り作業を進めます。

廊下のスイッチの回りはシミだらけ。開業20年の軌跡といえばそうだけど20年分の汚れですね・・

アサヒペンインテリアカラーのライトベージュをローラーとハケで一気に塗りました。この水性塗料は使いやすいです。今日は一度目の塗装で終了。明日2度塗りして完成です。

宿から見える流氷もオホーツク海の多くの面積を占めるようになりました。そろそろ状況を見てこようと思います。

新本棚

解体した本棚の材料をほぼそのまま使って形状変更&場所移動終了。なにかカッコよく作ろうとおもったけどカッコ悪いアイディアしか浮かばずシンプルに。

本のスペースを3分の1にしたので今まで所蔵から厳選。どうも思い入れのある本や漫画、年に一度ぐらい情報を拾うために見返す雑誌など断捨離できません・・でも持っていてもたぶん見ないだろうな・・という3分の1は捨てることに、漫画の半分は中古本屋へ、どうしてもまだ捨てられない本は屋根裏へ上げました。近年のお客さんは(っていうか自分も・)くつろいでいるとき、スマホやタブレットを見ていることがほとんどで本や雑誌のニーズも減ってきていますね。そんな時代に合った宿の運営、目指していきます!

キャッチ&みりん干し

釣ってきた魚を手間と時間をかけ加工し美味しく食べる。これほど良い時間を過ごしているなぁ~と感じるときはありません。今年も第一弾のチカ、キュウウオのみりん干しが出来上がりました。ちょっと小骨は多いけど魚の風味を無くさずにいい味付けができ、厳しい女将のお墨付きもいただき大満足です。(今までさんざん失敗した)特にキュウリウオはその名のとおりキュウリの匂いがきついけど、干して焼くと最高に美味く変身するのです。(”臭い魚は美味い”のを実感)これらは真空パックして冷凍保存。干物と真空パックは特に相性がいいようです。

午後からは大工仕事。既存の立てかけの本置きは外して少し上へ移動。本棚はとりあえず一段にして足を取り付けオイルステインを塗ってみたら良いアメ色が出ました。これが乾いたら本が後ろの階段に落ちないように留めを付けて両脇をブックエンドの機能を持たせた何かしらを考えて付けます。ゆっくり考えるから完成までまだ2日ぐらいかかるかな。

 

 

新築のような壁に萌え~

昨晩、静かで密度の濃い雪が降っていたので朝起きるとやはり結構な積雪。今日は壁塗りと除雪の肉体労働の日となりましたが、体を動かすのが好きなので(頭使うの苦手なので)やる気が出ます。

朝30分除雪してから壁塗り一度目。昼飯後30分除雪して2度目の壁塗り。夕暮れ時にまた30分除雪。塗装は太陽光のある明るいうちに塗らないとムラがわかりづらいのです。

ムラがあるかな・・?と思っていても表面が乾くと艶消しになり新築の壁のようにキレイになって一人悦に入っています。それでこの壁を見つめていたら本棚のあったここは時代に合わせて使いやすいように変えようと思いたちました。今のお客さんは皆、スマホで情報探すし本も漫画のゴールデンカムイと旅の雑誌以外はほとんど見ないし、それにソーシャルディスタンスがしばらく必要だから少しでもデーブルの間隔開けたいし・・本棚は縮小して違うところへ・・まだ頭の中にデザインはキレイに浮かんではいないけど形を考えるのはとても楽しいです。

かなり気をつけていてもやっぱり手や服は(これは腿のところ)ペンキだらけ。仕事したって感じ。

今日は嵐の後の晴天。斜里岳は素晴らしくキレイに、

知床連山も紫色に染まっていました。明日も楽しもう!

強吹雪

昨晩から今シーズン初の吹雪。でも予報の猛吹雪とまではいかないぐらいの強吹雪といったところ。JRや飛行機は止まり温泉も休館。宿の前の道は除雪車以外に通る車もほとんどなく皆さん家でじっとしている様子です。

降雪量はそれほどでもなくまだ雪は少なめ。でも細かい雪なのに湿っていてけっこう重く玄関前の除雪でも少し汗をかきました。気温は氷点下5℃なのにサラッサラの粉雪とは限らないのですね。またこの気温で強風、太陽も出ていないのでジッとしているとたちまち命の危険を感じます。

こんなときは室内仕事、塗料を塗る前にへこんだところをパテで埋めます。

この際だから石膏ボードの継ぎ目の段差も埋めておきました。(段差が出ること自体が下地の木材がナナメになっちゃってる証拠。素人だったなぁ・・)

マスキングテープを貼っています。これが手間。あと塗料が落ちてもいいように床もきっちり段ボールなどで養生。段取り8分です。これで明日の朝から塗って乾かし、夕方2度塗りして完成予定。電灯の明るさだと塗りムラが良く見えないので昼の明るいときに塗るのです。明日は晴れ予報。ハプニングなどありませんように。

 

月曜大工宣言

今日は雪、明日は暴風雪との予報。こんな時は室内の改装です。今回は玄関上の屋根を高圧洗浄機でキレイにしたときに窓の隙間から内壁に水はねしてしまい、そこがシミになってしまった本棚の壁を塗ります。本を移動し掛けてあった絵や時計を外すと見事な日焼け跡。2階の居間の南側には山を越えた数十キロ先まで家が無いためカーテンを付けていないけどやっぱり日焼け止めは必要かな?今日はこの本棚を解体して終了。これからサケトバをつまみ酒を飲みつつあ~あというニュースを見て、前向きに「これからどうすっかなぁ~」と考えたいと思います。

リスクを減らすために

今日は漬け込んだキュウリウオとチカを干します。まずはさばいた腹を下にして少しでも漬け込み液とを切ります。

普通に干そうと思っていたけど、何度も脚立を乗り降りしているうちに、いつかやろうと思っていたことを思い出し斜里町のホームセンターへ。それはこれからもチカやワカサギも釣って干すのだけど、そのたびに高い脚立を出し、凍り付いた長靴で滑って転落しないようにビクビクしながら上って高い軒下に重い干し網を吊り下げること。毎年、いつか落ちて命も落とすな・・と思っていたのです。そこで滑車とロープを使って脚立を出さなくても干し網の上げ下げができるように考え200~300円の部品をいくつか買ってきました。綿ロープは氷点下でも硬くならないので使いやすいです。

まずは滑車をカラビナで結び(考えてみたら滑車は外さないならカラビナはいらないのだけど、ラフティングやカヌー、登山ガイド時代の癖でつい”カシャ”と付けてしまうのです。なんかその音が気持ちよくて・・)ロープの長さを決めてほぐれないように切るところにビニールテープを巻いて切断。

外壁の厚いツーバイフォー材をつかってあるコーナーの部分にフックをネジ留めしカラビナを付けてマスト結びで留めます。

干し網を吊り下げ、魚をキレイに並べます。

下からロープを引き、再びマスト結びで留めて完了。うまくいきました。お客さんの来る玄関の上なので、何やっているのだろう、という見た目だけどお許しを。でもこれで脚立から落下するリスクは無くなりました。あとはオコジョとイイズナ、キタキツネ、そして猫の攻撃が無いことを祈るのみ。(一つだけあるオコジョ返しは付け忘れた・・)

あまり動かずに作業していたので足が冷え切って感覚が無くなってしまいました。ストーブの前に張り付き、妙に冷えるな~と温度計を見ると氷点下14.5℃・・寒いはずだわ。

そんな時だからこそ見られる知床連山の夕映え。やっとできたという充実感も風景をさらに素晴らしくさせているようでした。