先日の積雪、清岳荘周辺の雪は一日で解けそうですが、今年の山はどうかな?と斜里岳へ様子見に行ってきました。
窪んだ登山道には雪がたまり歩きづらく余計な体力を使いましたが、下ばかり見ているとピンクの花びらが雪面に!?上を見ると千島桜が満開でした。
沢の脇道はこんな感じ。この新雪も3日もすれば解けるでしょう。
新雪が岩の間に入り込んでどこに足をおいていいかわからず、注意してもスボッ、とかグキッ、とかイヤな足のとられ方をします。何度か転びました。捻挫とかしなくてよかった・・
今年は残雪が少ないので例年と雪の付き方が違いスノーブリッジが低かったり、両脇の斜面にへばりついていたりとかえって要注意なシーズンイン。
ヤバイスノーブリッジ。ここは表面に新雪が無くて硬そうだな、と状況がわかったから渡ったけど、気分はロシアンルーレット・・
倒木もかなりありました。これは雪が解けたらどうなるのかな・・道はピンクテープが残っているところが多く、何度も登っている方なら、よく周りをみればなんとかわかりそう、なレベルです。
羽衣の滝。さすがにここまで来ると谷はほぼ雪に覆われています。ただ先日の新雪が危険な罠!雪の凹凸やちょっとした凹み、下の沢の音をいつも意識し集中して見て、聞いて、ルートを決めていかないと、どこが薄いスノーブリッジか、岩と岩の隙間はどこか、などがつかみづらく怖いったらありません・・ピッケルが力を入れなくてもスコッと全部刺さっちゃったりとか・・
三重の滝。雪の上を行ったらいいのか、岩と枝の上を行ったら良いのか、どこを通ったら一番危険度が低い?登りやすい?もし落ちても最小限のダメージで済む?などいちいち悩みます。枝もよけて、またいで、ぶら下がって・・
時間切れで今日はこの見上げ岩まで。横の斜面の雪、いやらしいなぁ・・
足首ぐらいまでもぐりました。途中から軽アイゼンをつけましたが、斜面をトラバースするときなどは頼もしいけど沢を渡ったり露出している岩をのぼったりと雪の無いところでは逆に危なくて、付けたい、いらない、付けたい、いらないの繰り返し。この時期の斜里岳は、よほど慣れていない人以外は行かないほうがいいかも。たぶん約1ヶ月後の山開きには雪解けも進んで登りやすくなるでしょう。