毎年のように同じところが壊れるアトラスのスノーシュー。(でもスノーシューのメーカーの中では優秀なメーカーだと思う)歩行面のもっとも負荷がかかり硬いものにもぶつかる場所にリベット留めがしてあるという設計ミスのようなモデルなのですが、こんなものでも2万円ぐらい出して買ってしまったので大事に使いながらも何度も取り扱い会社のモ〇〇ルに修理に出していました。(最近のモデルは”ここの”設計は改善された)しかし、もうこんな古いモデルの修理は勘弁してくれ、と言われ(それも電話をかけるとその言い方は無いんじゃないの、というような対応をする担当者が出ることがあるので注意)がっくりしていましたが、もし修理できればまだまだ使えるので(これこそエコです!)自分で部品を探してやってみることにしました。ホームセンターをハシゴして探しても合いそうなリベットは無かったのでノギスで穴径やカシメ厚を測り、ネットでメーカーを探し直接電話。材質も相談して送ってもらいました。それが上のリベット。
これを差し込み鋲の部分をハンマーで軽く打ち込むと見事に、あっけなく、簡単に修理完了。スノーシューのフレームのアルミパイプの肉厚が薄いのと繊維強化樹脂が柔らかいこと、構造上どうしてもリベットに負荷がかかる、等の理由でどこまで使用に耐えられるかわかりませんが自分としては満足。これから知床峠周辺の残雪で耐久テストをしてみる予定です。しかし老舗メーカーのスノーシューは高い!製造数も少ないので仕方ないのかもしれないけど、こんなものがなんで3万円もするの?というものが多いのです。それもすぐに靴と外れちゃったり壊れちゃったりという設計のあまいものもあるので、まだスノーシューは未完成の分野の商品なのでしょう。毎日使っている知床のガイドたちにモニターをしてもらえばもっといいものができると思うのだけどなぁ・・・ガンバレ、メーカー担当者!