神の子池ルート調査

神の子池スノーシューツアーのための風景画オリジナルコースの事前調査に行ってきました。今月中旬の湿雪の暴風雪でたぶん倒木が多くて川沿いのルートが通れるかの調査が一番の目的です。午後から行ったので林道はすでに何人ものトレースで固まっていたのと時間短縮のため池まではスノーシューを脱ぎつぼ足で行きました。

だれもいない神の子池。25分で到着。周りも見ず、ただ歩くだけならこんなに早く着くんだ、とちょっと新鮮な気分。風もなく鳥も少なく池の中心の黒い砂がゆらゆら揺れ、オショロコマの姿もよく見られました。

今日の失敗・・深い新雪を歩くのにストックを忘れた・・が、代わりにノコギリを持ってきたので折れた枝でストックを製作。もぐりづらいように枝分かれの部分を残しました。これは成功。もともと昔はこうやって作っていたのでしょうね。最近道具ありき、で動いていたけど先日の停電の電気といい、もしそれが無かったら、その代わりにどうするか・?をすぐに考えられる人間になりたいし、それが生き抜く知恵だな、とただ一人深い森の中で考えさせられました。

川沿いは予想通りだれ~も歩いていなくてずっと新雪だっけど思ったより足が沈まなくて歩けました。しぶき氷が作る造形は湧き水の暖かさと外気の低さを表しています。

やっぱり途中は倒木だらけ・・動物たちは川の対岸に渡る橋があちこちできて嬉しいだろうけど、迂回にくぐりに乗り越えにと例年より少し体力を使いそう。

この谷はあちこちで湧き水があるのでフロストフラワーもよく見られます。

終盤にはまりました・・これはようやく抜け出たところだけど、トドマツの倒木の上の雪を踏み抜き見事にスノーシューがカエシの付いた釣り針が刺さったようにしばらく抜けませんでした。こんなときこそ一人のときは慎重に落ち着いて・・体勢を整えしばらく考えて手で足を引っ張り上げました。

斜里岳があまりにもキレイなので家の前を通り過ぎて裏の高い所へ。

ころころ冬毛のキタキツネもエサ探し。

海をみると!ついに沖合に流氷が来ました。20~30キロ先だから明日にでも接岸するかも。知床らしい流氷の季節がやってきますよー!!