大雪の年となるか?

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まもなく冬のツアーも開始となるため神の子池の入り口の様子を見に行ってきました。
清里にきて12年経ちますが、いままでで一番積雪が多い!!正月でも車で池まで行けてしまうときもあるのに、林道入り口ですでにストックの高さほどもあり、スノーシューで歩いてもかなりのラッセルでした・・こりゃー冬そうそう意味面白そうです。
北海道は温暖化が進むと低気圧が増えて積雪が増えるといわれていますが、これはその影響なのか・・?でも地球規模では温暖化は止まっているという説もあるし、太陽の活動はこれから何十年か低くなり低温傾向になる、とか氷河期に向かっている、とかいろいろだけど、人の人生という時間の尺度では年による多少の違い、ぐらいのものなのかもしれません。

今シーズン最後の鮭

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周りの人が皆釣れているのにボクだけ釣れないという悔しさを味わった日から3日後の今日、またもや釣りに行きました。今回は所用を済ませ午後2時から1時間半だけ集中する釣り。寒さの中ではテンションを保つ限界はこのぐらいの時間でしょう。ここは網走港の一番人気の場所ですが、行ってみると一人しかいません。聞くと「今日はどこも一匹も釣れないので皆帰った」とのこと。
魚の少ない日に当たったのだとがっくりしながら、竿を振ると10分ぐらいでいきなり釣れました!こういうこともあるから釣りはやめられません。
でもこの獲物が今シーズン最後のサケそしてトバとなりそうです。今年はホント釣れなかったなぁ・・・・来年は楽しむためにももっと工夫しなくては。
改めて確信したこと・・「天気は悪い方が釣れる」

装備は完ぺきに!

宿のメンテナンス

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釣りばかりしているわけではありません。宿の仕事もやってますよ!
いつも苦労させられるのが水まわりのメンテナンス。とくにウチのように木を多用している場合、塗装などで対策しても数年経つとどうしてもカビが生えてしまいます。
まずはコ―キングをはがして再度つけ直し。でも今回板の部分は木部に深く入ってしまったカビがとれないので上から色を塗ることにしました。

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このオスモカラーという塗料は乾きが遅いのが難点。今は早く乾くものも出ているようだけど、とても高価なので家にある残りを使っています。
ちょっとだけ変わる予定の洗面台。数年のうちにはレイアウトも含めて一新したいと思っています。

釣ってます

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昨日から網走川の河口部分周辺でサケ釣りが解禁され(というか、もうあんまり釣れないから海ならどこでも釣りしていいよ、って感じ)2日連続で行ってきました。結果は3時間やって1匹づつ。狙いの鮭児は釣れなかったけど、まあサケトバにはいい魚体でしょう。天候は昨日は吹雪、今日は曇りだけど風が強く気温はもちろん氷点下・・人間の耐寒テストという様でホント寒い!
でもボクを含めたもの好きの15人ぐらいが釣りをしていました。皆さんの釣果は0~5匹。多くの人はボウズで釣れる人だけ何匹も釣っているようです。何かが違うのですね。寒さ+アタリが少ない中、いかに集中力を持続させるか、流れや濁りを読んで魚がより回遊して来そうな場所を探すかが勝負でしょう。年末年始にサケ釣りに挑戦する猛者の方、防寒は極端なぐらい完璧に!

ワシ多数滞在中!

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今年も町内のいつもの場所にオオワシやオジロワシが多数来ています。昨日は一カ所だけで約200羽。正月明けまで上ってくるサケを狙いしばらく清里にとどまるワシたち。世界一大きいワシのくせに警戒心が強くて数十メートル離れていても三脚など長いものを出すといっせいに逃げてしまう・・・強いんだか・弱いんだか・・
ワシたちのいる反対側には斜里岳がきれいに佇んでいて、写真好きな人には特におすすめの場所です。

今さら薪割り・・

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11月に遊んでいたことですっかり遅くなってしまった薪割り。薪の準備とは毎年、必要量な分だけをきっちりと用意しないと、腐ったり、足りなくなったり、乾燥が進んでいなくて燃えなかったりとうまくいかないものです。今年は一昨年用意した細い木を主に電動丸ノコで切っているのだけど細いだけにすぐに燃えてしまって労力の割に見返りが少なくて・・
でも斜里岳を眺めながらマイペースで薪を割るのはかなり自己満足な労働(笑)
薪の調達、薪割り、灰の処分、メンテナンスなどとても面倒で、手間がすごくかかって、しかし最高に気持ちのいい薪ストーブ。
今、外は吹雪だけど家にいるの楽しいアナログな暖房器具です。

ありがとうエスティマ・よろしくヴォクシー

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4年半しか乗っていないけどエスティマを手放すことにしました。まだタイヤも替えたばかりだし車検も長く残っているけど、どうやらエンジンから燃料の軽油がたまにしみ出して漏れている様子。秋に送迎などで乗っていただいた皆さん、たぶん油臭かったとおもいます、失礼しました。車検を新規にとって45万円で買ったこのエスティマ。よく故障して、言うならば「ハズレ」だったけど重量配分やステアリングのバランスがとてもよく、車の挙動がつかみやすく、ディーゼルで燃費もまあまあ。名車と言えるでしょう。すっかり気に行って同じ車を2台乗り、トータル10年。よく働いてくれましたがついにさよなら。ありがとうです。
で、さいたまの知人の車屋さんにさがしてもらったヴォクシー。すでに10年車で11万キロ走っていますが、タイヤやマット、ブレーキやワイパーをNEWに、そしてオイル関係などをメンテし一生懸命掃除して、さあこれから働いてもらいます。
若きサラリーマンの頃はバイクも車も大好きで新車を買っていたけど、今は経済的にも、そしてここ北海道の田舎に住んで生活にも仕事にも酷使し、雪も降る、融雪剤の塩はかぶる、それに年中青空駐車となると中古で充分だと思うようになってしまいました。治して治して、大事に乗れば結構もつでしょう。なるべく壊れないでね。

帰国して

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帰宅して日が経ち、ようやく頭の中が現実に戻ってきた。
あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、という感じだ。
北海道は外は寒いなぁ・・・今外は氷点下5℃、吹雪。11月、12月は気温だけは低い1月,2月より天候も不順で暗くて寒々しい。だからこの季節に毎年南半球のニュージーランドで暮らせたら最高だな、なんて北海道にきてからもずっと考えていた。
そして宿を開業してからもそれが一つの目標でもあった。北海道のように季節性があり、またここ清里のように観光地ではない場所で営むウチのような形態の宿業は「儲ける」ことは厳しいから自分が遊ぶ資金はガイド業などの副業でまかなわねばならない。
それで何年もかけ少しづつ貯金し、友人のY氏の誘いもあり「時来る!」という感じで今回の旅にあてたわけだが、やはり旅は素晴らしかった。こういう心に残るものにお金は使うものだとあらためて思った。
22年前、会社を辞め、27歳で初めての海外としてNZに1年間行ったときにはすべてが新鮮と驚きと感動で、それを充分に消化してから、自分の過去、現在、そして将来についてじっくり考え、出した結論が「北海道で宿をやる」ということだった。帰国後すぐ長野県の戸隠村で宿業の修行をさせていただいた。しかし結婚や子育てもあり、不安定への世界へ踏み切れず、再び会社員として5年、その後まことに紆余曲折と挫折、失敗、そして挑戦を繰り返して35歳のときにようやく宿をやる、という目標に到達できた。危ないこと、汚いこと、つらいことを死ぬ気でやった。宿を作り営業許可がとれたときには涙が出た。しかしこれはあくまでもスタートラインでお客さんもすぐには来てくれるはずもなく、netもまだ創成期。集客方法もろくにわからない不器用な自分は3Kの仕事で生活していくしかなかった。親にもひどく迷惑をかけた。宿、ドカタ、登山ガイド、スキー場といくつもの仕事を休みなくこなし3年もたつころ心身が疲れ果て、「うつ」になりかけた。自分でもすべての気力が減退していくのが自覚できた。と同時にお客さんが来てくれるようになった。つぶれる寸前だったといっていい。宿の評判を聞き来てくれる方、何度も来てくれる方、すごく嬉しかった。
そして少しづつでも貯金して、好きな旅に使えるようになって、目標であったNZにも行けて自分の中では一区切りついた気がする。今回の旅は22年前、NZで買った釣り竿と、同じく当時のままのザックやコッフェルであえて行った。祝ってくれる人がいるわけでもないが自分のなかでは凱旋といった感じだろうか。
あまりにもNZが素晴らしくて毎年でも行きたいが、まだ当面それは無理だろう。次回は大人になった子供を連れて家族で行くかもしれない。それも10年後ぐらいか・・いや、5年ぐらいでなんとか・・
これから北海道は雪と氷の世界だ。たしかに寒いがそれ以上に美しい。まずは地に足をつけ、ここで再びしっかり生活をしよう、これからはちょっと体をいたわって今まで以上に楽しもう。次の人生のステップを考えつつ・・・

ニュージーランド紀行7

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これもNZ固有種の飛べない鳥、ウェカ。足元まで寄ってきます。よほど敵がいないのでしょう。

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モーテルのキッチンにはこんなお知らせが・・「ウェカが入ってくるのでドアは締めてね・・」

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最後にクライストチャーチへ。やっぱり和食はいい。
胃腸の弱いボクは脂っこい西洋の食べ物は毎日は厳しい~これも歳かな・・昔は大丈夫だったのに。

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クライストチャーチの水は世界一だ、水道水も安心して飲んでエンジョイしてくれ!みたいなことが書いてあります。やはりいいところは宣伝しなきゃ。参考になります。

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レンタカーを返却。17万キロ走行、カーナビはフランス語、砂利道ではほこりが入ってきて車内は真っ白、ミラーが勝手に外を向いて倒れる、など名車?でした。でもよく16日間で4300キロも走ってくれた。ありがとう味のあるレガシー。

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帰国へ。

ニュージーランド紀行6

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再びテカポへ。昔3週間滞在したここのユースの居間からみる風景。この景色がずっと頭に残り、自分が宿をやるならこんな感じだ!と決めた場所です。
ここは人気があり泊まれなかったけど、写真だけ撮らせてもらったのです。ありがとう、ペアレントさん。

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そしてテカポリバーへ。川では釣れなかったけど、というか魚がいなかったけど、この看板、「自己責任で入るなら入れ」と書いてあります。素晴らしいお国柄。だからこの国の人は加減、限度がわかるのです。これを日本でも目指せたらいいのに・・いや知床からこの考えを発信して30年ぐらいかかけて国民性を変えていきたいものです。

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特に面白かったテカポキャナル(水路)での釣り。車に乗りながらあるいは歩きながら魚を見つけてそっと釣る、面白いハンティング。Y氏が見事にブラウンをキャッチ。とてつもない大物もいました。次回は釣るぞ!

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コンパクトデジカメで撮った南十字星。難しいなぁ・・っていうかマニュアルモードでいろいろ設定してもこれぐらいが限界か・・

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Y氏が先に帰国し、ちょっと寂しく一人西海岸へ。途中またも撮り鉄。キュウイレイルと書いてある機関車がでかい音をたてて長大な貨物を運んでいきます。人口が少ないのになんでそんなに物資を運ぶんだろう・・?

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この国を代表するいたずらオウム、ケア。前回はバイクのゴムやシートをかじられたっけ。でも羽の下はきれいなオレンジ色。

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ウエストコーストはいつも雨なのにこの日は運よく快晴。シダが生い茂り、熱帯のジャングルのよう。

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氷河も2つ見にいきました。これはフランツジョセフ氷河。日本にはない風景。雄大。

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制限速度は郊外は100キロ。でもそんなに出したら事故る場所も多く、これぞまさに自己判断、自己責任。急にカーブやアップダウン、道が狭くなったり、ほとんどの橋は車1台分の幅で交互通行だったりする。日本みたいになんでもうるさいぐらいの制約はありません。ストレスたまらなくていいよ~

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最終目的地である懐かしいレイクブラナーの夕焼け。魚はいます。風景は素晴らしいです。釣れません・・・

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魚影、見えますか?50センチを超えるブラウン。ワンキャストで逃げられました・・・(泣)

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他の場所でなんとか魚を見つけ、会心のキャッチ。嬉しい~

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ここのレイクブラナーで釣りも終わりです。夕方、この吊り橋を渡って対岸で真っ暗になるまで釣りをしていました。