今年も町内のいつもの場所にオオワシやオジロワシが多数来ています。昨日は一カ所だけで約200羽。正月明けまで上ってくるサケを狙いしばらく清里にとどまるワシたち。世界一大きいワシのくせに警戒心が強くて数十メートル離れていても三脚など長いものを出すといっせいに逃げてしまう・・・強いんだか・弱いんだか・・
ワシたちのいる反対側には斜里岳がきれいに佇んでいて、写真好きな人には特におすすめの場所です。
今さら薪割り・・
ありがとうエスティマ・よろしくヴォクシー
4年半しか乗っていないけどエスティマを手放すことにしました。まだタイヤも替えたばかりだし車検も長く残っているけど、どうやらエンジンから燃料の軽油がたまにしみ出して漏れている様子。秋に送迎などで乗っていただいた皆さん、たぶん油臭かったとおもいます、失礼しました。車検を新規にとって45万円で買ったこのエスティマ。よく故障して、言うならば「ハズレ」だったけど重量配分やステアリングのバランスがとてもよく、車の挙動がつかみやすく、ディーゼルで燃費もまあまあ。名車と言えるでしょう。すっかり気に行って同じ車を2台乗り、トータル10年。よく働いてくれましたがついにさよなら。ありがとうです。
で、さいたまの知人の車屋さんにさがしてもらったヴォクシー。すでに10年車で11万キロ走っていますが、タイヤやマット、ブレーキやワイパーをNEWに、そしてオイル関係などをメンテし一生懸命掃除して、さあこれから働いてもらいます。
若きサラリーマンの頃はバイクも車も大好きで新車を買っていたけど、今は経済的にも、そしてここ北海道の田舎に住んで生活にも仕事にも酷使し、雪も降る、融雪剤の塩はかぶる、それに年中青空駐車となると中古で充分だと思うようになってしまいました。治して治して、大事に乗れば結構もつでしょう。なるべく壊れないでね。
帰国して
帰宅して日が経ち、ようやく頭の中が現実に戻ってきた。
あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、という感じだ。
北海道は外は寒いなぁ・・・今外は氷点下5℃、吹雪。11月、12月は気温だけは低い1月,2月より天候も不順で暗くて寒々しい。だからこの季節に毎年南半球のニュージーランドで暮らせたら最高だな、なんて北海道にきてからもずっと考えていた。
そして宿を開業してからもそれが一つの目標でもあった。北海道のように季節性があり、またここ清里のように観光地ではない場所で営むウチのような形態の宿業は「儲ける」ことは厳しいから自分が遊ぶ資金はガイド業などの副業でまかなわねばならない。
それで何年もかけ少しづつ貯金し、友人のY氏の誘いもあり「時来る!」という感じで今回の旅にあてたわけだが、やはり旅は素晴らしかった。こういう心に残るものにお金は使うものだとあらためて思った。
22年前、会社を辞め、27歳で初めての海外としてNZに1年間行ったときにはすべてが新鮮と驚きと感動で、それを充分に消化してから、自分の過去、現在、そして将来についてじっくり考え、出した結論が「北海道で宿をやる」ということだった。帰国後すぐ長野県の戸隠村で宿業の修行をさせていただいた。しかし結婚や子育てもあり、不安定への世界へ踏み切れず、再び会社員として5年、その後まことに紆余曲折と挫折、失敗、そして挑戦を繰り返して35歳のときにようやく宿をやる、という目標に到達できた。危ないこと、汚いこと、つらいことを死ぬ気でやった。宿を作り営業許可がとれたときには涙が出た。しかしこれはあくまでもスタートラインでお客さんもすぐには来てくれるはずもなく、netもまだ創成期。集客方法もろくにわからない不器用な自分は3Kの仕事で生活していくしかなかった。親にもひどく迷惑をかけた。宿、ドカタ、登山ガイド、スキー場といくつもの仕事を休みなくこなし3年もたつころ心身が疲れ果て、「うつ」になりかけた。自分でもすべての気力が減退していくのが自覚できた。と同時にお客さんが来てくれるようになった。つぶれる寸前だったといっていい。宿の評判を聞き来てくれる方、何度も来てくれる方、すごく嬉しかった。
そして少しづつでも貯金して、好きな旅に使えるようになって、目標であったNZにも行けて自分の中では一区切りついた気がする。今回の旅は22年前、NZで買った釣り竿と、同じく当時のままのザックやコッフェルであえて行った。祝ってくれる人がいるわけでもないが自分のなかでは凱旋といった感じだろうか。
あまりにもNZが素晴らしくて毎年でも行きたいが、まだ当面それは無理だろう。次回は大人になった子供を連れて家族で行くかもしれない。それも10年後ぐらいか・・いや、5年ぐらいでなんとか・・
これから北海道は雪と氷の世界だ。たしかに寒いがそれ以上に美しい。まずは地に足をつけ、ここで再びしっかり生活をしよう、これからはちょっと体をいたわって今まで以上に楽しもう。次の人生のステップを考えつつ・・・
ニュージーランド紀行7
これもNZ固有種の飛べない鳥、ウェカ。足元まで寄ってきます。よほど敵がいないのでしょう。
モーテルのキッチンにはこんなお知らせが・・「ウェカが入ってくるのでドアは締めてね・・」
最後にクライストチャーチへ。やっぱり和食はいい。
胃腸の弱いボクは脂っこい西洋の食べ物は毎日は厳しい~これも歳かな・・昔は大丈夫だったのに。
クライストチャーチの水は世界一だ、水道水も安心して飲んでエンジョイしてくれ!みたいなことが書いてあります。やはりいいところは宣伝しなきゃ。参考になります。
レンタカーを返却。17万キロ走行、カーナビはフランス語、砂利道ではほこりが入ってきて車内は真っ白、ミラーが勝手に外を向いて倒れる、など名車?でした。でもよく16日間で4300キロも走ってくれた。ありがとう味のあるレガシー。
ニュージーランド紀行6
再びテカポへ。昔3週間滞在したここのユースの居間からみる風景。この景色がずっと頭に残り、自分が宿をやるならこんな感じだ!と決めた場所です。
ここは人気があり泊まれなかったけど、写真だけ撮らせてもらったのです。ありがとう、ペアレントさん。
そしてテカポリバーへ。川では釣れなかったけど、というか魚がいなかったけど、この看板、「自己責任で入るなら入れ」と書いてあります。素晴らしいお国柄。だからこの国の人は加減、限度がわかるのです。これを日本でも目指せたらいいのに・・いや知床からこの考えを発信して30年ぐらいかかけて国民性を変えていきたいものです。
特に面白かったテカポキャナル(水路)での釣り。車に乗りながらあるいは歩きながら魚を見つけてそっと釣る、面白いハンティング。Y氏が見事にブラウンをキャッチ。とてつもない大物もいました。次回は釣るぞ!
コンパクトデジカメで撮った南十字星。難しいなぁ・・っていうかマニュアルモードでいろいろ設定してもこれぐらいが限界か・・
Y氏が先に帰国し、ちょっと寂しく一人西海岸へ。途中またも撮り鉄。キュウイレイルと書いてある機関車がでかい音をたてて長大な貨物を運んでいきます。人口が少ないのになんでそんなに物資を運ぶんだろう・・?
この国を代表するいたずらオウム、ケア。前回はバイクのゴムやシートをかじられたっけ。でも羽の下はきれいなオレンジ色。
ウエストコーストはいつも雨なのにこの日は運よく快晴。シダが生い茂り、熱帯のジャングルのよう。
氷河も2つ見にいきました。これはフランツジョセフ氷河。日本にはない風景。雄大。
制限速度は郊外は100キロ。でもそんなに出したら事故る場所も多く、これぞまさに自己判断、自己責任。急にカーブやアップダウン、道が狭くなったり、ほとんどの橋は車1台分の幅で交互通行だったりする。日本みたいになんでもうるさいぐらいの制約はありません。ストレスたまらなくていいよ~
最終目的地である懐かしいレイクブラナーの夕焼け。魚はいます。風景は素晴らしいです。釣れません・・・
ニュージーランド紀行5
だんだん夕飯作りは面倒になってついにカップラーメン。そこそこいけます。
ついに来ました。今一番注目されているオレッティリバー。ロケーション、釣りやすさ、魚の大きさなど最高です。魚は少ないけど・・
夕方湖でニジマスを釣って食べました。魚もあまり売っていないから食べるなら釣るのが近道。久しぶりに新鮮な魚。うまかった!
何カ月も住んでいたテアナウのキャンプ場。今は立派なモーテルも併設し昔の面影はないけど、たぶんこの木のあたりかな。いつもテントを張って寝ていたのは・・
今はこのタイプのキャンピングカーが主流です。それもレンタカーばかり。昔のように引っ張っていくタイプはもうほとんどなかったなぁ・・
ジッとしているとスズメも手からエサをとっていきます。いいね!
ニュージーランドは昔放して増えてしまったウサギがそこいらじゅうにいっぱい!!天敵も少ないようでこれは問題だな。
ニュージーランド紀行4
やっと、それもたまたま見つけたクリーク。ここの魚影が一番濃かった。が、Y氏は痛恨の合わせ切れ・・ボクは池になったところでなんとか一匹。100メートルに一匹ぐらいの魚影で、10匹以上は見たけどこれが相応の釣果でしょう・・・やってくれるぜNZブラウン。
その唯一キャッチしたブラウン。これはいいコンディションで会心の一匹でした。大体1日1匹、という感じでしょうか。
夜は面倒なのでアングロサクソンの定番、フィッシュ&チップス。こんな量のフライドポテト、食べきれないよ・・よく白人達はもたれないなぁ・・
たまには撮り鉄。昔ゴールドラッシュにわいたこの周辺では鉄道が重要な交通”でした”。この機関車、走っていましたよ。
日本で言うと高山植物のキンバイあたりでしょうか?牧場に普通に咲いていました。
大物だ~と思ったら今回もっとも小さい獲物ニジマス。NZはなぜか小物が少ない、あるいは一般的な釣り場にはあまりいないようです。どこにいるんだろう・・?
テアナウにいた数日間、毎日夕方に通っていた川の河口。22年前も同じ場所、同じ釣り竿、同じ釣り方でやっていたのが面白いです。・・ここでそれをやりたかったんだ!
ボクの一番好きな町がテアナウです。
ニュージーランド紀行3
ニュージーランド紀行2
クイーンズタウンで見かけたクロウタドリというツグミの一種。人為的に持ち込まれたよう。NZは元々哺乳類もいなかったところです。
レイク テアナウの川の流れ込みで大型のニジマスとやりとりするY氏。シャレでネットを構えているけど引きが強くて魚はまだ遠くです。根掛かりだったかな・・?
テアナウではけっこういいモーテルに泊まりました。新築の家を一軒借りているようなもので、1泊約1万円(2人で)。4人まで泊まれるのでこれは安いというべきでしょう。キッチン、シャワーにベッドルームも2つあり快適。
北海道と同じくサルオガゼというコケのような共生植物が南方性ブナについていて、これを見ると親しみを感じます。たぶん年間を通じて湿度が高くて気温が低めなのでしょう。
西へ向かうにつれて雨が多くなるニュージーランド南島。有名な観光地のミルフォードサウンドへ向かう途中にあるエグリントンバレー。氷河で削られた地形が見事です。
ここを流れるエグリントンリバーではニジマス、ブラウンともに釣れました。でも魚が強すぎて半分は逃げられました・・
オイスターキャッチャーといわれているニュージーランド固有種のミヤコ鳥。近くに巣があるらしくギャーギャーうるさいやつです。