監獄以外にも実はいいところ満載の網走。網走湖でワカサギ釣りをしようと湖の流れ出しを見ると例年どおりゴマフアザラシが寝そべっています。あんまりにもだらけて寝ていたので、ちょっと声をかけるとこっちを向いてくれました。起こしてゴメンね。そして釣り。今年はとても魚が少ないようで3時間がんばってようやく50匹ほど。でもこのようにたまにとてもよく引くウグイやカレイがかかってきて網走湖の豊かさを実感。帰りには能取岬周辺も散策してよく遊んだ一日でした。
工房建設中
宿の横に建設中の小さな建物、実はパンを焼く工房にする予定です。焼くのはボクではなく、移住者のYさんとウチの女将・?。Yさんは清里産と北海道産の小麦を使い見事なハード系のパンを焼きます。ボクの個人的なイチオシはフランスパンで、「フランス人はこういうパンを毎日食べているんだ」というもので、まさに毎日食べられるパン。大手メーカーのフランスパンしか知らなかったボクにとって「フランスパンなんて味の無い食べづらいパン、という固定観念を一気に払拭しました」いい材料をたっぷり使っている手作りなので決して安くはありませんが、小麦畑の前で地元の小麦を使ったハード系の美味しいパンが食べられる日が夏前までにはやってきそうです。
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かなり多くの方に何年も前から「誰か町おこしも兼ねてパン屋さんかカフェやってくれないかなぁ~」とつぶやいてきましたが、こういうことは結局自分でやるしかないな、と一念発起し、ちょうどバッチリのタイミングで職人さんも来てくれることになり、第一弾としてパン工房を考えました。田舎はどこも普通の就職は無いけど自分の職を自分で作ることなら可能性は大だと考えています。そんなようなことをお考えでしたらいろいろとアドバイスいたしますので、是非宿へ泊まりにきてくださいね。
裏山ブリザード
連日ツアーで楽しんでいますが、昨日は一昨日に近くのエトンビ山登頂に挑戦するも8合目で雪で断念したため関西から来たNさんと再び挑戦。途中から風の音がひどくなってきて、こりゃ上はそうとう吹いているな、と覚悟し、斜面からその稜線に出たとたん吹き飛ばされそうな地吹雪。「♪ブリザード~ブリザード♪」なんて歌っている場合ではなく、ときおりしゃがんで突風をやり過ごし、なんとか山頂にたどりつき写真をすばやく撮って直ちに下山。稜線から下がるとほとんど無風という不思議な状態の中下っていきましたが、山から畑にでるとまたしてもブリザードが・・でも直線の終点に停めた車に向かうこの写真はなんか北海道らしくて気に入りました。もちろん無事帰着です。
極上の風景
青空と流氷原
ダストを見ながら朝食を
斜里岳山麓 敗退・・・
スノーシューの新コース開拓のため、知床半島基部を横断する根北峠から斜里岳の稜線上の最初のピークを目指して出発・・しかし・・膝まで埋まる積雪のラッセルに大汗、息切れ、ボクの根性は1時間半で終わりました。ここはやはり雪の締まった3月からがいいようです。しかし今日は2週間ぶりの晴天。疲れの残る足を引きずって流氷ビッシリの冬の風景を求めて知床へ。
夕映えの流氷を撮ろうといい場所を探していると、知床の付け根の日の出漁港周辺の開氷面から蒸気が上がっていてとても不思議な光景。海面のほとんどが氷結し波の打ち寄せない防波堤の高いところから見渡すと素晴らしい風景でした。今日は斜里岳は敗退したけど、流氷は大満足。あまりの美しさに日没までじっと見とれていました。
冬道 太平洋側
一泊2日の小旅行へ行ってきました。目的地は釧路湿原周辺。途中、好きな中標津周辺の道を通りました。ウチの周りは吹雪でも峠を越えるとこのように天気は快晴。一面の牧草地が雪化粧し真っ白。道路はドライで車もほとんど通らず気分は最高です。
茅沼駅に向かうと、いきなり道路を横断してる丹頂鶴がいてビックリ、その鶴が今度は線路の上にジッとしていました。そこは立ち入り禁止ですよ。
そして知人を迎えに塘路駅に向かうとちょうどSL冬の湿原号が到着。行って帰ってくる路線で、途中の転回場所が無いため帰路のこの場合のSLは後ろ向き。でも近くでみると、シューと結構な音で迫力満点、なんか爆発しそうで怖い雰囲気でした。周りには何人も撮り鉄がいてボクもにわか撮り鉄に。この機関車を撮影したい気持ち、わかるなぁー。
そして知人たちと宿で一枚。ご存知の方も多いと思いますが、この知人たちは十勝のこもれび、日高のふかふか亭、富良野の夕茜舎と「北海道移住の本」(12月2日のブログ参照)に載った宿のオーナーたち。それぞれ皆とてもいい人間でいごこちも良いオススメ宿です。
流氷来る!
昨日宿から流氷が見えたのでさっそく知床へ行ってきました。道路沿いの沿岸も薄いながらも流氷はやってきていて今年もありがとう、の気分です。知床自然センターからスノーシューを付け、原生林を抜け、男の涙~フレペの滝をハイキング。日が射さずに寒かったけどさすがに断崖絶壁の上から見下ろす流氷は美しい!そこにオオワシの滑空がさらにスパイスとなり雄大さを増幅させます。
氷のほうは流氷の始まりの姿である「氷泥」から「蓮の葉氷」、「流氷」と成長段階がすべて見られましたが、特に今回面白かったのは氷泥の波模様とこの写真の模様、「氷紋」とでもいいましょうか不思議な模様です。こんな多様な表情を見せてくれる流氷を今年も少しでも長く見ていたいと思います。