「今回こそ最後だ!」と言っていつまでもやっていたサケ釣り。この秋の楽しみもこのように釣り竿のガイド(糸を通す輪)が凍りつくと終わりの合図。海水なのに凍りついたこの日の最高気温は氷点下2℃と、この冬初めての真冬日となりました。時折吹雪のやってくる中、仕掛けを投げては引くを繰り返すこと3時間。芯まで冷え切ったのに結局2度魚のアタリがあっただけで釣れずにめげました。こういうときは余計に寒さが答えます。空にはオオワシも見え始めてついに冬のようです。でも体感温度は意外に暖かいのですよ。
スロープ製作中
斜里岳を裏から
国後島を見ながら
カジカ君
滑車を使う
久々の大物
いつまでも遊んでいては、宿の作りこみやガイド業の事務的な仕事が進まない上、女将さんの眉がつり上がってくるので 、そろそろ納竿(のうかん:釣りおさめ)にしようとサケ釣りへ。着膨れした格好で支度をすると港の中はまだあちこちでサケが跳ねていて寒さも忘れます。でも魚はいるのになかなか釣れないのがこの釣り。釣れている人は何かが違うのですが、それを色々考えて思い通りに釣れたときは嬉しさひとしおです。この魚、やたら重くて新調した強くて硬い竿を根元から曲げてくれました。体長を測ると82センチもあり海では自己最高記録です。合計4匹ゲット。さて釣ったはいいけど帰ってからの処理が大変。でも今年も美味しいサケトバを作りますので年末からのお客さんは楽しみにしていてください。