摩周湖と斜里岳

Photo

普段は大型観光バスと団体客+駐車料金がかかるので行くことの少ない摩周湖第一展望台へ久しぶりに行ってきました。足元は観光地化しているものの風景はやっぱり綺麗。日本と世界のあちこちから人が訪れるのもうなづけます。それに湖面に浮かぶカムイシュ島の向こうにはウチの裏山、斜里岳がちがう形で見えるのも素晴らしい。次回はこの風景が見えて人気のないところを探し、お茶でも沸かしてゆっくりしようと思います。

南西の端から北東の端へ

Photo

Photo_2

氷点下10℃の北海道から26℃の沖縄方面に行ってきました。目的の一つは西表島のマングローブの森をシーカヤックで行き森を感じること。ナーラの滝というところへ向かう河を遡るとまずはカンムリワシがお出迎え。これは大きさはカラスより少し大きいぐらいの幼鳥で近くに行っても逃げない愛嬌のあるおとなしいワシのようです。浜には無数のカニ、マングローブの木の根元にはシャコの巣、ハゼ、色々な貝、カヤックには魚がぶつかってきたり、ボラや黒鯛が群れていたりと北国とは全く違う自然がとても新鮮でした。

Photo_3 これはピナイサーラの滝ツアーという西表島で一番有名なエコツアーの途中にあるサキシマスオウという木の根っこです。台風などで倒れないように根が板状になるとのこと。ここ亜熱帯の森を歩いて感じたことは、落葉樹が無いのでいつも緑が濃く森が薄暗い、ジャングルなのに思いのほか蚊やブヨなどの嫌な虫が少なく、北海道のような冷帯ではよく起こる”一つの種類の虫が大発生する”ということがあまりない様子。これは年中温暖で湿潤の気候が生態系のバランスを安定させているのではないかと感じました。また土壌などの関係で硫化水素が発生するらしく硫黄の匂いが少しするのも新鮮だったなぁ・・それに樹木の表皮がどの樹もツルツルしているのも不思議な感じ。だけど鳥はすごい。カワセミなど北海道とまったく同じ鳥がここにもいる。彼らは一番グローバルな生き物でしょう。

Photo_4 そして沖縄本島へ戻って知人のガイドでやんばるの森へハイキング。植生は離島に近いのに雰囲気はまた違い、濃密感より透明感が少し増した感じがしました。

Photo_5

一気にさいたまから青森まで車で北上。下北半島の北の端の大間にて特産のマグロを使ったマグロ丼。これは最高に美味かった!嵐が来るので少し急いでフェリーへ。

Photo_6

そして北海道へ入り走りに走り、途中の天馬街道(襟裳岬の北側の峠)では猛吹雪・・この一週間で、短パン、サンダル、ぬるいソーキソバからダウンジャケット、オーバーパンツ、熱い味噌ラーメンまで、日本の多様性を体感できたいい旅でした。また行こう!

畑の春

Photo 写真はイマイチですが小清水近郊の畑の真ん中にある廃屋。このようにすぐに解体しないで古い建物が残っているのは歴史を感じるいいきっかけです。畑に積もった雪も早く解かすためにブルトーザーで硬い表面を壊すためこのようにごろごろした雪となっています。海沿いでは多くの畑は雪が解けてもう秋にまいた小麦の緑が出ていて、もうすぐ畑も一面の緑と土色の季節です。

車上生活・?

Photo

この車は一緒にガイドの仕事をしているN氏のハイエースバン。彼はバイクと旅が大好きでありちゃんと住宅もあるのに車で寝泊りすることが好きな浮浪者です。いや放浪者です。遊び好きの車内はバイク、釣り竿、スノーシュー、長靴から寝袋と完全に一つの部屋、というか物置。ボクも本音ではちょっとうらやましいライフスタイルでもありますが、車内で寝ているとよく警察に職務質問されるとのこと。そりゃそうだろー・・

農業体験?

Photo

地元の知り合いの農家の方に融雪剤の散布の体験をさせてもらいました。広大な雪原に「いしかり」というキャタピラー車を乗り入れ太陽光を吸収する炭のようなものを散布しながら走ります。操作も新鮮だったけど広い畑をゆっくりと走る作業も北海道ならでは。いい体験をさせてもらいました。

馬の町のトイレ

Photo

ようやく念願の新冠町へ行ってきました。さすがサラブレッドの町。あちこちの牧場はこちらのように牛ではなく馬、また馬。それもどのサラブレッドも芸術品のようなしなやかさでした。子馬もかわいかったな。トイレのドアもこのように蹄鉄のマーク付き。そしてこの町の産業である馬とそれを取り巻く建物、歴史などはとても奥深いものがあります。馬好きの方、また北海道を違う視点で見てみたい方にもこの町はおすすめです。レコード館も40代以上には懐かしくて面白いですよ。

一気の雪解け

201003_5

昨日は最高気温7℃、今日は氷点下1℃と北海道らしい気温の乱高下ですが雪解けは暖かい日に一気に進んでいます。そんなときでもちょっとした春の造形物を見つけるのは嬉しいもの。これは昼時に解けた雪が夕方道路上で波打つように凍っている様子。ちょっと寒くってもう少し早めに散歩に出ればよかったかな、でもこれを見られたからいいか。

壊れちゃったの?

Photo

宿近くの湧水地、来運公園の水汲み場にあった水車が壊れていました。湧水地はどこも同じく窪地なので突風でやられたとは思えず、たぶん木の腐食と融雪でつぶれたのでしょう。(まさか人為的じゃ・・?)ここはあまり宣伝もしない穴場で近隣の人が頻繁に水汲みに来る場所でリスやエゾクロテン、キツツキ、水の中にはオショロコマもいます。近所にキレイな水が湧いているというのは気持ちもとてもいいものです。

冬山の素晴らしさ

Photo_5

我が家からいつも見える斜里岳山麓に続くエトンビ山にようやく上りました。清里ストレートロードの除雪最終地点に車を止めひたすらの上り。急斜面も多く、氷点下10℃なのに汗が吹き出て、大きな心臓の鼓動を2時間聞きながらようやく稜線へ。一気に開ける視界、遠くに見える流氷と知床、背後に摩周岳をはじめとする山々、横に見える斜里岳。うなり声がでるほどの風景。装備はもちろん細心の注意も必要だけど、これが冬山の最大の魅力です。

ズームの楽しみ

Photo_3

Photo_4 エトンビ山の頂上から見る風景ですが、ウチはどこにあるのか肉眼ではようやく位置がわかるほどの小ささ。でもズームの威力で、48倍にすると、ちゃんと我が家が写っていました。デジタルズームなのでたしかに画質は粗いけど山頂から家が見え、写るなんて、なんか楽しく嬉しいです。