斜里岳の季節

今月25日の山開きに向けて登山道整備に行ってきました。メンバーはベテラン登山ガイド兼山小屋清岳荘管理人のKさんとトレランショップ兼ゲストハウス経営のトレイルランナーのSさん。2人とも体力、整備の技術ともエキスパートでとても頼りになります。

倒木や障害木の除去、枝払いに笹刈り、沢の渡渉点の足場作り、間違えそうなコースのロープ張りに標識テープ付け、看板設置やゴミ拾いとやることは多岐にわたります。

 

登山道わきにはチシマザクラが満開。今年最後の花見です。

キバナシャクナゲもいくつか咲いていました。

そして近年では珍しくヒグマの足跡を2か所確認。いるのはわかっているけど最近油断しているので注意しなければ。今回の整備は時間がかかり上二股までしか行けませんでしたが上二股まではほとんど登山道上に雪は無かったですが、上はまだ雪渓が残っていて踏み抜きに注意するのと馬の背周辺はアイゼンがあった方が安心かな、という感じです。今シーズンの斜里岳は皆さんにどんな想い出を与えてくれるのでしょうか。きっと登ったことが無い方は思っているより危険で筋力的にも大変な山なので覚悟が必要ですが、ある意味こんな楽しい山もなかなか無いので万全の態勢で是非チャレンジしてみてください。

トレイルを作る

きよさと観光協会が主体となり町と環境省で裏摩周展望台~西別岳・摩周岳の登山道へとつながるトレイルを作っています。もともと裏摩周展望台周辺をもっと楽しめる場所に、ということで何年も前から提案していた案件で、環境省のロングトレイル事業(釧路~知床羅臼の300キロ!)とちょうど方向性が一致したのです。もしここの区間(約6キロ)が完成すれば登山道だけでも摩周湖第一展望台か西別岳登山道から裏摩周展望台までが通じ、摩周湖を見ながら縦走的な楽しみ方ができるようになります。他にも第一級の風景の中を楽しめる歩く道へとつながる予定。来年にできるかなぁ・・?笹のジャングルを泳ぐようにかき分け、何度も行き来し道を決め、何日もかけて笹を刈り道を作っていく作業はホント体にこたえますがそれだけに充実し心と後世に残るいい仕事です。聞いた話では50年ぐらい前までは同じルートで登山道があったとか・・なんとな~くそれっぽい跡があったりしていました。そのあたりも今度知っている人に聞いてみようと思います。

帰りにさくらの滝に寄ってみたら凄い数のサクラマスがジャンプしていました。今年は遡上する時期が早い魚が多いみたい。滝の落ち口もけっこう崩れていて少しジャンプが成功しやすくなったかも。例年通りならこれから8月いっぱいの午後から夕方によく飛ぶので是非見に行ってください。

 

集中

春の釣りも終盤。湖も冬季閉鎖の林道が開き、一昨日はいつものようにいつものように午後から出陣。モンカゲロウも羽化が見られましたがトラウトは出ず・・

そんな中でもM名人のルアーが2回もファットサクラマスをゲット。もちろんリリース。K氏はニジをジャンプで外され、ボクはウグイ君爆釣・・で以上。

いったい何百万匹いるのだろう、頭上にはおびただしい数の蚊の仲間(刺さないのでよい)が羽音をうならせて乱舞していました。これも凄い自然。

今日は夕方のみ海へ。途中激しい落雷で30分ほど避難。再開するとすぐに名人のモアザン改?が曲がっています。重そう・・

60弱の見事に太ったハイパワー海アメ。斑点が穴あき状の模様となっていました。

ボクもポイントを探りながら投げて歩いてをしていると場所を移動した一投目でサクラマスをゲット!48cmとはいえ体高があり銀ピカ。めちゃ美味いので、大事に持って帰って食べようとおもいます(ユーチューバーわっさむ調)。たぶん魚はそこそこいる気がするけど人も多いのでスレでいるよう。なんか夕方のここの釣りが少しわかった気がしました。

なぜか夕暮れ時は釣れないけどねばってみました。夕焼けがキレイだったし2人とも釣れたので満足。次はいつ行けるかな・・

 

虹の季節

ついに明日から繁忙期。といってもまだお客さんで連日満室、ということではなく自転車の大会(グランフォンドきよさと)の準備や打ち合わせ、斜里岳山開きのための登山道整備、新しいトレッキングコースのコース作り(来年ぐらいからお楽しみに!)、小学生の野外体験学習の補助や講師、そして宿のメンテナンス(ドアが閉まらなくなったり、水回りの汚れが落ちなかったり・・)や強靭な雑草や虫との戦い、細かい大工仕事や会合などホントきりがありませんがこの歳になっても仕事があるのはいいこと、なのでしょうね・?本日の諸事を片付け、買い出しに行ってそのまま海へ。日差しの途中に急に雨がサァーッと降ってきて小清水原生花園とトウフツ湖の向こうの斜里岳に虹が出ました。空の広い北海道は雨が降っている地域が見渡せるのも面白い。

網走の浜でも知床から虹が上がっていました。いいことあるかな。これから8月まで釣りはあまり行けないけどこの夏も自分も楽しく、お客さんにも楽しんでもらえるように宿の掃除や料理、そして遊びや食べどころの情報などもお伝えしていきますのでよろしくお願いいたします!

 

 

ウサギが・・

知り合いからいただいた花を植えようと玄関を出るとシラカバの木の根元にキツネの死体?・・埋葬しようとスコップを持って近づくと急にその茶色い物体が飛び起きて自分は飛びのきました!あ~ビックリした・・ウサギじゃん!なんでそんなところで寝ているの??普通はまさに脱兎のごとく逃げるのにあまり逃げません。毛並みは良いけど薄目を開いているところをみると調子悪いのかな・?

2メートルほど近づいてもノソノソとお隣さんのほうへ行きました。たぶんキツネにやられるな、近いうちに・・

午後からは昨日の続き。今日は電気ドリルにバフを付けて研磨剤で磨いてみた・・全く落ちないじゃん・・

最後の手段、鏡がダメになってもいいから2000番の耐水ペーパーを付けたサンダーで削っちまおう!

やっとほぼ取れました。最初からこれでやればよかった・・しかし鏡は細かい傷だらけ。まあ「よく見ると」わかるかな、ぐらいの傷なので良しとしましょう。これに車用のガラス系のコーティングでもやれば傷が埋まっていいのかも・・そのうちやってみよう。鏡のガラス、鉄、ステンレス、耐水ペーパーの硬度を調べたら耐水ペーパーの研磨面の素材はガラスより硬いから傷は付くのは仕方ないけど鉄がガラスと同じか少し軟らかいよう。明日は風呂の鏡をスチールウールでやってみようと思います。・・ここまでやるなら普通は鏡を取り換えたほうがいいです・・

 

サクラ咲く


シャワーブースと風呂の鏡のうろこ状のシミが取れません。youtubeで予習してサンポールだ、研磨剤だ、ダイヤモンドパッドだとさんざんやってみたけどホントすこ~しずつしか取れません。23年間のシミはただものではない!最後の手段ともいえるステンレスのヘラで擦ってみると煙のように粉となって少し取れています。いっそ鏡を取り換えてしまえばいいのだけどここまでやったら傷がついても割れてもやれるとこまでやってみようと思います。擦りすぎて手も痛いし夕方になったし出かけるか・・

小雨の中、海へサクラマスを狙いに毎度のボウズにも懲りずに出陣。人気のここは朝は10mに一人ぐらい釣り人が並ぶ北海道では極めて密なところだけどこの時間だとみんな帰ってしまいいつものキツネしかいません。雨だし・・でもこういう日って釣れるんだよな、でもまたボウズだろうな・・・釣れないことも慣れたけどモチベーションを保つため、30メートルぐらい歩いて投げるという感じで数百メートル歩きました。

ルアーを引いているとなんか重く感じて、ここ離岸流だなと思いつつジグを無心で投げていると着水してすぐにヒット!いきなり釣れちゃいました!!50cmほどのプリプリのサクラマス!夕方専門で何度も来ていてやっと初物。嬉しさ満点というかなんかホッとしました。

超美味なサクラマス。大事に袋に入れすぐ後ろに置くとたちまちカラスがやってきました。ずっとどこかで見ているんだね・・そのため腰に結んでキャスト&ウォーク(釣り用語ではランガン)結局釣果は一匹でしたが満足。これに味をしめてまた行くのですが、ボウズ連発だろうなぁ・・

乾杯!!

スタンプラリーの元祖!

旅好きの兵庫のYさんが巡っているのはお寺。納経帳(のうきょうちょう)といいお寺が会を作り巡礼した寺院で御朱印をもらうためのもの。

それぞれの寺院が作られたときのことや短歌などが書かれていてその横のページに御朱印を書いてもらうものです。(達筆だ!)寺院が多くある地域がなぜそこに多くあるのか?またそのお寺の歴史などを考え知りながら旅をするのも面白そう。お寺を巡り、書いてもらうというのはスタンプラリーの元祖と言えるでしょう。。神社仏閣や歴史好きな方などにはおすすめの旅のスタイルです。

 

終盤か・・?

今日は釣れるかも・・といういつも外れる期待とともに湖へ行き、フライを引っ張るとすぐにチビアメマスが。これはいけるかも・・

そこかしこでウグイのライズがあり、食べられていたのはコカゲロウ。一斉に羽化して水面を流されていく途中でゴボッと吸い込まれていました。

それからはウグイ爆釣。10匹に一匹ぐらいはアメマスがくるだろう、と思っていたらエゾウグイ80%、ウグイ20%。フライでもルアーのプラグでもスプーンでもデカいのから小さいやつまで100%ウグイ・・管理釣り場で釣っているよう。

虫の羽化や波など条件もいい中、日没までねばったものの結局良い型のトラウトは釣れず・・魚の回遊コースから外れてきているよう。もしかしたら今年のここは終盤なのかも・・?

 

雨のマス

斜里岳も山麓から新緑が登っていっています。今日は天気は下り坂。特に湖のある太平洋側はずっと降る予報・・狙いはアメマスだから雨なら釣れるかも・?という期待でカッパ2枚重ね戦法で出陣。

気温8℃、強風、雨。予想通りでしたが腕をなるべく上げないで袖口からの雨の侵入を少しでも減らすように、そして風下に向かってキャスト。しかし肘まで濡れました。

あっち投げ、こっち投げ、そっち投げて3時間、いくつものウグイの後、遠投してようやく釣れた50cmジャストのタラアメマス。サクラマスかニジマスかと思うほど重い引きを堪能。来てよかった!

一匹で満足し東藻琴の芝桜公園の前を通って海へ。

知床は南から雲がなだれ込んでいるけどオホーツク海側は天気も持ち直し波もいい感じです。

が、今日もウンともスンとも・・しかし小魚の群れが波打ち際ではじけるように追われていたのを見られたのでモチベーションはなんとか持続。帰り際にさっき投げていたところを振り向くとキツネの親子か兄弟が波が引いたときに餌を探していました。まあ、いい1日だったかな。

過酷だった・・

屋根の残り半分の塗装がこの3日間で塗り終わりました。落っこちなくてよかった。命綱を付けているとはいえ、足場がないので勾配のある屋根では末端の庇の部分を塗る体勢が大変。力王たびは威力を発揮してくれたものの、素手で触れないぐらい熱くなった鉄板に踏ん張りすぎて足の母指球のところの皮がやけどのようになって剥けそうです。腰と背中、手と指、アキレス腱までもうガッタガタ・・たぶん足場もなく自分で屋根の塗装をするのはこれが最後でしょう、というか最後にしたほうが体のためだな・・しかし達成感は格別。乾杯です!明日は釣りに行こう。雨予報だけど。