大都会で考えた

今年も北海道暮らしフェアー出展のため浅草に行ってきました。朝、浅草寺から見るスカイツリー。日本の伝統的文化、建築、土産に食べ物、そして新しい技術や若者の文化、思いやりに清潔感。人工的な物だけでもちょっと考えてみるとたしかに日本と日本人は最高に素晴らしく、面白く、外国人が怒涛の勢いで来るのもわかります。

これか!マリオカートという車は!皆コスプレして団体でのそのそ走っています。凄い!と感心したのは彼らじゃなくて周りの車。普通の車にとってはただの邪魔でしかないのに、クラクション鳴らしたり文句言ったりする人を見なかったこと。押し寄せる新しい文化や外国人の気に障る行ないに対して寛容になったのか、それともどうでもよくなったか・・・(一車線に2台並走しているぞ!?)寛容さは大切だけど、日本の規律と思いやりは薄まってほしくないものです。

北海道暮らしフェアーのほうは昨年より少し来場者が減った様子。今は日本中の田舎が移住推進をやっているからでしょう。北海道の素晴らしさはなんといっても広大さ。その広さや土地の値段、遊びと暮らしなどを全体としてもっとアピールしたほうがいいと思うのだけど近年はイベント業者に任せすぎている感があります。何年か前まではそれでも良かったと思うけど・・フェアー自体の開催内容とアピールの方法をもっと移住者目線で提案していけば北海道は他の都府県より突出することができるのにな・・と感じたのでした。

埼玉では実家の近くにある回転寿司「スシロー」へ。値の張るネタの寿司は一皿1貫。北海道の回転寿司と違い職人が目の前で握るわけではなく、ウラで機械の握るシャリにバイトのおばちゃんやにいちゃんがネタのせているんだな、という感じ。でもオーダーもカウンターでも各席ごとに取り付けてあるタブレットだし、コンベヤに乗ってくると「もうすぐ来ます」という音声案内があるし、安いし味もそこそこ。これはこれで寿司の敷居をさげるのにいいものだと思うのでした。牧舎に飼われている牛になった気がしないでもないけど、このシステムは他にも何かに応用できそう・・。

そしていつも考えさせられるのは巨大なスーパー、イオン。人が多い→物が売れる→品揃えが豊富→安く売れるという都会の経済は好循環でちょっとうらやましい。特に魚や牛肉などは種類も多くて安く、こちらのような地方より生活必需品に関しては都会のほうが全体的に安いです。(物がありすぎて余計なものも買ってしまいそうだけど・・)そしたら地方の良さはなんだろう?と考えると「買う」以外の「もらう、作る、獲ってくる」というのがありがたくて楽しいのです。

・・・今回も感じたことは、都会は文化や物については楽しくて便利。しかし分業が進みすぎていて、なんか「生きている」という実感が薄く、「生かされている」ような感覚なのです。そんなことを感じるあなた!地方で衣食住を楽しみ「生きている実感」を楽しんでみてはどうでしょうか。

フィッシングウィーク2017秋

今シーズンも秋の「毎日釣り」のシーズンがやってきました。台風で雪が降った後、美幌峠では除雪作業。この時期では珍しいことです。

しかし近年では久しぶりの温暖な快晴!気温は15℃以上あり、風も無く春のようなポカポカ陽気の中、紅葉の和琴半島と向こうに斜里岳を眺めながらロッドを降ります。が・・ウグイしか釣れません。こういう天気は人には優しく釣りには厳しいのです。

しかしさすがM名人!いい型の色白ニジマスをゲット。

こんな紅葉の横での釣りは至福の時間。

そして北へ。はるばる来たな、といつも感じるエサヌカ線。道路の先が逃げ水になっていて見えません。

橋の向こうはオホーツク海。ウエーディングすると水面下20センチのところで藻が浮いていて、海水と淡水の分かれ目が見えました。ルアーにフライにと投げちゃ引き、投げちゃ巻きをひたすら続けます。

いつも投げ疲れて、ぼけ~と無心で巻いているころにくるイトウ。今回はこんなちょっと小型の57センチを2つでした。そして・・

なんだよぉ~ゴミが引っかかっちまった・・とフライを引いてくると・・川ガレイ!狙い通り川底を引けているのはわかりました・・そして・・

M名人はやった!イトウだ!・・?とネットですくうと・・ウロコのデカイ、イトウよりもさらにヌケた顔のボラ!しかしこっちでは「銀ボラ」といって刺し身で食べるのです。キレイな水で育ったボラは結構美味いですよ。このときはリリースしましたが。

次の日はいつものダム湖へ。ここ数年寒さで釣りにならなかったのに、この日はポカポカ陽気でここのトラウトは活性が上がっていました。ロングキャストをしてライズしている魚を小さなドライフライで釣る、というフライフィッシングでは最高のシチュエーション。神奈川のY氏も次々にヒット。

 

とても冷たい水から元気なアメマス、ニジマスがポツーン、ポツーンとフライをくわえてくれました。そういえばトラウトのライズってこういう小さい吸い込むようなものだったな。忘れてた・・

今回もとても楽しかった秋の釣り。これからは防寒バッチリで魚を追う日が続きます。

 

 

 

ロッジ風景画のお正月企画

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大晦日。恒例の年越しそば。長野県戸隠村でそば打ちを学んだ宿主が地元清里産の高品質のそば粉(秀峰そば)を使い、北海道流の打ち方で作った本格的なものをお出しします。おいしいそばの食べ方の一番は「ざる」です。いままで「うどん派」だった人もこの機会にそばにはまってみては・・

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あけましておめでとう!の時報を聞いてから、宿から歩いて行ける来運神社に初詣。天気がよく、積雪が充分にあれば
星空の下スノーシューやかんじきで森を抜けて神社までショートツアー。
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小さな神社でお賽銭を入れ、鈴を鳴らし、目の前に座っている地元のおじさんたちに手を合わせるとお神酒をくれます。ここの御神体はおじさんたち・・!?

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朝食はちょっとしたおせち料理。お正月気分をあじわってください。

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元日は町内近郊自然ツアー催行(参加無料!)。まだサケが遡上してきている川へ。(天候により行き先を決めます)

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サケの一生をとりまく生き物たちの生活の一部が見られるでしょう。

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サケの上る川の周辺には翼の幅が2メートル以上のオオワシ(絶滅危惧種)たちも多くやってきます。

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この年は斜里岳を望む丘の上で昼食。風がなければそれほど寒くありません。

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ちょっと飲み過ぎ、食べ過ぎの元日はスノーシューを履いて宿までウォーキング。

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神々しい斜里岳の夕映え。是非見てほしい光景。

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町営温泉に入った後はゆっくり夕食。星も見事です。

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2日からはご希望により通常のツアーを催行します。ピリッとした空気の中、山も森も川も爽快。是非お越しください。

道北イトウ釣行15秋

天塩15カヌー

久しぶりのカヌー釣行。天塩川は初ですが、毎年カヌーの大会が開かれるほどの大河でイトウの生息河川。でもイトウ釣りは最高難度でM名人が昨年一匹上げただけ。今年こそはとカヌーまで出しましたが、大雨の影響で増水と濁りもひどく結局ボウズでした。(しかし猿払で再開した京都のTさんは数日前にはかなり釣っていたとのこと、やはり経験も含めた腕、ですね・・)でもカヌーで下るだけでも気持ちのいい川。釣れなくても大満足です。

沼カヌー

次の日は猿払方面に移動。風が強く、小さな沼に漕ぎ出しましたが、ウグイと20㌢のミニイトウが釣れただけ。でもこの風景と原始の沼での釣りはどこかと似ている・・そういえばアラスカの湿原でのパイク釣りそっくりです。

イトウ顔15秋

カヌーを降りて夕方、いつも混雑の猿払銀座は人もいなくて、10月下旬の人の多さはなんなんだろうという静かさ。ようやくボイルしている55㌢の小型のイトウの顔を拝めました。いつもながら、「あっれ~釣られちゃったぁ~早く離せよっ」っという顔つきが憎めません。

猿払カヌー

朝から猿払本流へ漕ぎ出しましたが、沈黙。やはり陸っぱりか・・そして、

村松15秋

さすがM名人。67㌢の中型をキャッチ。こいつは元気いっぱいでした。その後はボクがボイルしている65㌢のイトウを思い描いたとおりに仕留めることができて大満足。その一匹は今までのイトウでも一番充実感を感じました。そして爆弾低気圧が来る前に帰ってこいという女将の指令で早めに帰宅。暴風は夕方から丸一日経った今の続いていますが、玄関先が・・

倒木15秋

柳の木が倒れました!根本からボッキリ。風の中、処理が大変だ~

 

ちょっと走ってきた

霧の裏摩周

晴れ続きの日々も明日は一雨ありそう。というわけでCB750Fでショートツーリング。霧のかかりそうな裏摩周展望台。同じ時間に第一展望台は濃霧だったとのことなので、やっぱり標高のちょっと低いココは見えることが多いです。しかし樹木が邪魔していて湖面が見づらいのが残念。ここまでウチから40分ほどですが、30℃で暑くて薄着で出かけたのに一気に5℃以上下がって寒い!ちょっと冷えていい避暑になったけどさすが北海道。なめちゃイカン!

裏摩周バイク

駐輪場には次々にツーリングライダーが入ってきて夏本番。朝出発された石川県のSさんとも会い、一緒にバイクを並べていると今でも自分がホントに北海道に住んでいるのが不思議な感じで現実感がありません。もう15年以上経っているのに・・・やっぱり北海道はいいところなのでしょう。

 

伊勢へ

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清里移住者ネットの一員として、伊勢で行われた町おこしの団体の交流会に行ってきました。
紀伊半島に足を踏み入れたのは初。ワクワクしましたが、とにかく暑い!・・女満別はこのとき冷えていて3℃、これが伊勢では28℃で一気に25℃UP。人もとても多くて、体は!!状態です。
宿泊した星出館という旅館は築90年!中庭があり、全体に黒光りしている木調がまさに伊勢の古き良き建物。
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地元の名ガイドさんたちの案内で伊勢神宮(2つある外宮と内宮とも)を参拝し、歴史、建物の様式など多くのことを教えてもらいました。故事は難しい用語や神話が多いので予習してからいったほうがよりわかるでしょう。

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ここは河崎地区の保存再生された町並み。その活動をされた方々に案内していただきました。ボクとしては道や建物がとても興味深く、わざと曲げて作ってある道や、屋根の形式、耐火構造、瓦の装飾と意味、大工の技など「歴史は古くならない」ということが体感できました。それに木造建築の技は昔が頂点だったことがわかります。

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この鳥はなに?と聞かれて思い出せなかったのですが、「イソヒヨドリ」でした。海岸の岩場に住んでいる鳥です。他にも神宮にアゲハやニワトリがいたり池に亀がいたりと動物も意外にいましたが、なにせ人が多くにぎやかなのでそちらにはなかなか気がいきません。参拝者は年1000万人以上!(知床でさえ180万人)
神宮で一番の印象はヒノキを主体とした樹木がケタ外れに大きく太いこと。どれも300年以上は経っていそうです。

地元の皆さん、先生方、参加された団体や財団の皆さん、大変お世話になりました。
この経験は、見方を応用して清里のまちづくりに役立てます。これからもよろしくお願いいたします。

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帰路の飛行機では霞んいる空気の下に北アルプスが見えました。いつか登りに行くまで斜里岳に鍛えてもらわねば。