ここを越えても

Photo 斜里川水系幾品川で産卵場所を求めて流れを遡ろうとするイワナの仲間のオショロコマのジャンプです。ここはコンクリートの堰堤でこの落差を越えても次に越えられない落差があり、魚達はほぼここで行き止まり。この堰堤は横に魚道も設置されているのにこの魚道は水もなく機能していません。たぶん魚達はここで孵化の確立の低い産卵をするしかないのでしょう。だれがこんな設計したんだろう?知床や斜里川をはじめ北海道中の川は悲惨な状況。魚の代弁ですが早急な改修を望みます。そうすれば本来の自然に少しでも近づき魚も土建屋さんも喜ぶのに・・

大発生

Photo 北海道が本州との違いを感じるのはこんなとき、つまり単一の動植物や昆虫の大発生がしばしおきることです。今年はトビケラという蛾に近い、川の石に幼虫が小石で巣を作っているイモムシのような虫の成虫。宿の窓は何百何千という数がとまっていてキモイけど良く観察できます。他の年や時期には

カメムシやハネアリ、てんとう虫なども大発生。まったくおもしろい自然現象で、子供なら夏休みの自由研究に出来るでしょう。

そばの花満開

Photo コンバインで収穫の始まった小麦と斜里岳をバックに、宿の前の畑ではそばの花が満開。数日前から夏の盛りで暑くなったけど、実りの秋が近いことも感じ取れる季節です。

夏の色

Photo 長い悪天候を抜け晴天がやってきて家の前のソバ畑も花が咲き始め、小麦はもうすぐ収穫の「小麦色」に輝いています。この周辺は夏なのに枯れ色があったり、初冬なのに緑があったりという不思議な色使いが見れるところ。季節を気温だけでなく目で楽しむことができるのはいいものです。

一時の夕焼け

Photo この2週間ほどほとんど太陽が出ず、霧雨、小雨の毎日が続いています。例年ここまで天気が悪いことはあまりないのですが、これはエゾ梅雨と呼ばれる状態のようです。木々の葉っぱも紅葉していたり、地面のあちこちにはキノコが生えたりという湿気の多さ、おまけに今日の気温は昼間で13℃しかありません。その中でもたまたま日が射した夕方、スカシユリも終盤です。

本州は35℃だとか聞きますが、こちらも本来であればそのぐらいになることもある気候。服装は15℃から30℃以上まで対応できるよう準備したほうがいいかもしれません・・ってどうゆう服装だ?

華麗なる高山植物

Photo 斜里岳山頂直下のチシマギキョウ。最近の下界は連日の霧雨で山の上は薄日が射す感じの天候が続いています。風景を楽しむ登山にはちょっと残念だけどこのような高山植物が待っていると思うと登る気も出てきます。それに斜里岳は簡単な沢登りが主体の登ることが少しスリリングでとても楽しい山。

いままで走る旅をしていた方にも旅のハイライトに山を登ること、おすすめします。

キモくてすみませんが・・

Photo 悲惨な状態の私の手。毒蛾の幼虫の毛虫にやられました。河原のヤブの中を抜けると、ひじの内側に黒にオレンジの線が入った毛虫がとまっていて、すぐに吹き飛ばしたのですが、10分ぐらいするとかゆみが・・・1日、2日とだんだんひどくなり腕の内側全体に・・・・このかゆさといったらたまりません。でもかくと悪くなるので病院からもらったステロイドを塗ってひたすらガマン。今は快方に向かっていますが「ヘビーなアウトドア遊びは長袖」の基本を忘れた戒めでしょう。反省。

サクラマス跳ぶ

Photo 清里町内にある、サクラマスがジャンプし、なかなか飛び越せないさくらの滝が見ごろです。ここは日本では、いやたぶん世界的にみても珍しい場所でしょう。魚たちもなんとか上流に向かって越していければいいのですが、強さと運が必要なこの滝越えは真に一見の価値あり。6~8月いっぱいぐらいまで

跳んでいますので、是非一度足を運んでみてください。うまく写す写真撮影は結構面白いですよ。

水質が変わったか?

Photo これは斜里岳の中腹、登山道の沢コースの水溜りにいたオタマジャクシ。この沢の水は鉄分を多く含んだ水質のため生き物は住めないと言われていて見たこともなかったのですが出現しました。コケもあまり着かないため滑りづらい沢コースだったのですが、今年は少し滑りやすい感じ。自然も少しづつ変化している様子です・・不自然な変化じゃなきゃいいんだけど・・・

雲上の知床

Photo_2 山開きの迫ったこの日、登山道整備のために登った斜里岳山頂からの一枚。後方に見えるのは知床半島の標高約1000メートルから上の部分。国後島の羅臼山や雌阿寒、雄阿寒岳、大雪山も上のほうが良く見え別世界の風景。オホーツク海高気圧が強いとこのあたりの下界は連日曇りか霧雨ですが高いところは晴れていることが多いので登山の方は期待して登っていいかも!?