冷え込み

今朝は今季最低の氷点下21.9℃まで下がりました。(ちなみにここに住んでからの最低は氷点下27℃)風もなく天気もいいときの放射冷却ですが、風のある時の「やばい死ぬ!」というのと違い「キン!」という寒さ。

今日は燃やせないゴミの日で古くなったホースを捨てるため丸めようとしたらバキバキに折れました。新しいホースも折れそうなので今日はそのままに。昨日は北風が強く体感温度が低すぎて外で除雪機の修理ができなかったので次に修理する時間がとれるのは春かな・・って除雪する時期過ぎてるじゃん・・(涙)

でも流氷はようやくびっしり来ました。明日からのツアーでは今までとは違った表情の流氷が楽しめそうです。

氷平線にて

7月上旬の花の季節と冬はイチオシの野付半島。ここでは水平線という言葉から氷平線という呼び名をつけ広告に使っています。そんな凍った広大な海に穴を開けて釣りをするのは最高の気分。それと今日は短時間の釣りということもあって厚着してテントも無しで始めました・・しかし擬餌針で誘っても餌をいくつも付けても撒き餌さをしても1時間まったく生命反応無し・・風景は堪能したので移動。

半島の外海側には国後島の泊山がくっきり。近いなぁ・・自由に行ける日は来るのだろうか・・

ウチの常連さんが開いた宿「のつけのつけね 」– ようこそ野付半島へ (notsuke.net) の外海側にはオジロワシが泊まっていました。この宿のHPはこういう人来て!というよりこういう宿だから承知してくれる人だけ来て!というちょっと面白いページ。でもオーナーさんは温厚ないい方でよくこんないい場所に作ったものだと感心してしまいます。

夕暮れ間近に半島を戻り、尾岱沼側の釣り場で竿を出したら・・入れ食い!さっきのところが見えるほど同じ湾内なのになんでこんなに違うの?時間とタイミングが良かったようではあるけど釣れないところではねばらないのが肝心のようです。30分で30匹ぐらい釣って終了。今日は野付半島で癒されました。やっぱりここは素晴らしい!

山と海と牧場と

実はまっすぐ歩けないほどの地吹雪。天気は良いのと風は弱まる予報なので風下を向いて歩きモアン山を目指しました。

こんな牧場の真ん中を歩かせてくれるのはホント素晴らしい!解放してくれている方には感謝しかありません。このお礼は中標津の牛乳を飲むのが一番か・?

ほぼ直登の斜面。少しコースを外れると笹の踏み抜き地獄が待っています・・

風も弱まってきて最高の風景。

今年も深く関わることになる西別岳と摩周岳。待っててね。

時間があったので開陽台へ・・吹き溜まりで行けませんでした・・その下の道、真っ白な北19号。ライダーの聖地的道です。

野付半島では見たい光景と鳥が見られました。氷結した野付湾を走る鹿の群れ。夕映えの雪原でのこのシーンにも北海道を感じます。それにしても・・ここはいつも男っぽい男子校のようなオスばかり。

コンデジではこれが限界の写りだったけどコミミズクが見られました!ちっこいフクロウのかわいい表情。先日のシマフクロウは何倍でかいんだろう・・

今週は知床方面が人気。オシンコシンの滝も連日の冷え込みで滝の両側が氷瀑になっています。

まだ波打ち際にはイワシがあちこちに沈んでいました。なぜかあんまりオオワシたちも食べないんだよなぁ?

餌を探してはいるんだけど・・

時期的には早そうなのに冷え込んだのか流氷蜃気楼が見られました!水平線に浮いているように流氷が写っています。

よぉ~く、よぉ~く見ると蜃気楼の流氷に30羽以上のオオワシたちが乗っていました。あの辺にクジラの亡骸でも浮いているのか・・

原生林を抜けて展望地へ。エゾシカだらけです。ここは雌ばかりの女子高のよう。こっちがいいな・・

今年の流氷はいまのところ小さく薄く広がっている状況ですが、海面とのコントラストがなかなかいい感じです。本体の氷、来るのだろうか・・

森の中は鳥たちで意外に賑やかでした。気温は低くても明らかに日差しが強く、体感温度は暖かくなってきた2月。日焼けにもうちょまだまだ楽しみたいと思います。

スノーシューツアーウィーク第一週

今シーズンも始まったスノーシューツアー。宿業との兼業は大変ではあるけど毎日のように山、川、海、森を歩き、原始の自然の中で遊ぶのは至福のときでもあります。出発前に町内のスケートリンク(グラウンドに水を撒いて作る)では小学生の大会をやっていました。けっこう本格的。

クリスマスのときの湿った暴風雪のおかげでウチは停電でまいったけど、森の樹々は倒木としなりで受難。でもスノーシューでアーチ状の木の下を抜けていくのも非日常な気分。

気温は低いけど昼は池のほとりで温かいスープなどで昼食。静かな神の子池は今の時期ならでは。

ウチのツアーはけっこうアドベンチャー。林道から外れて道なき道を歩くのでちょつと油断すると、ハマる、落ちる、転ぶの3拍子。見ているほうは楽しいけど・・

コケたら川へ・・ちょっと緊張のコース。

池の青さは変わらず素晴らしい!晴れた日の昼頃が日が射しこんで一番青いです。

カワガラスがいつも警戒しつつ出迎えてくれます。

晴れているときの天に続く道はTHE HOKKAIDO!

知床ウトロ近郊では山の斜面に当たってできる上昇気流を見つけてキレイに羽ばたかずに滑空するオオワシ、オジロワシが見られます。でかいなぁ!(羽の幅が2メートル以上!)

エゾシカファームの後ろでカラスに騒がれるワシ・・と思ったら!よ~く見るとシマフクロウ!!真昼間にこんなに姿を見せてくれるなんてほんとついてます。

最近の低温でオシンコシンの滝も半分以上氷のカバーがかかっています。

あとから付いてきて抜かしていったキタキツネ。

遠くの流氷とのんびりしている鹿。

北風があと1日吹けばすぐに海は氷でいっぱいになるでしょう。

青い空の向こうに流氷帯が迫ってきていました。

知床連山もバッチリ。

フレぺの滝の氷瀑は芸術品。双眼鏡で拡大してよく見ると枝のように伸びていました。今シーズンもスノーシューツアー、楽しめそうです。

 

 

寒い

今日の写真は寒くてただ一枚。昼の車の温度計は氷点下12℃。気温は昼間にしてはかなり低いな、ぐらいだけど風が強く極寒!雪かきと掃除やあちこちの修理の一日だったけど外で魚を干しているだけで軍手をした手と長靴を履いた足の感覚が10分ぐらいでなくなってきました。魚もカチカチに凍るだけ・・でもこの強い北西の風で流氷も近づいてくるはず。それが楽しみです!

藻琴山下見

天気がイマイチだったけど今週末からのツアーのために藻琴山の雪の状況を見に行ってきました。

ここはウサギ天国。あちこちにシラカバの枝をかじった痕と丸いフンが落ちていました。

曇天で午後遅い時間なので誰もおらず足跡も雪で消えていました。明日から暴風雪だっていうし・・まあこっちは大したことないでしょう・・と勝手な予想・・調べたかったのは雪の下がハイマツや笹で空洞ができ踏み抜いてしまいちゃんと歩けるかどうかです。でもこれはルートをよく見て選べば大丈夫そう。

矮小化したトドマツやハイマツは半樹氷。もう少し発達するでしょう。屈斜路湖は一部薄氷といったところ。まだ一部は釣り出来そうだな・・もうさすがに行かないけど・・

今はスノーシューでしか行けない静寂のハイランド小清水。(もちろんレストハウスは休業)オホーツク海も一望できて素晴らしく絶景なのに美幌峠の名に隠れてまだ穴場。流氷も紋別沖20キロぐらいにまで来ているようなので今月末ごろには来るかなぁ・・?という感じです。

イワシが!

連日朝夕氷点下15℃前後と冷え込んでいて風除室(内玄関と外玄関の間の空間)に置いていたチカのみりん干し製作のための漬け汁が凍結・・濡れた素手で鍋を触るとすぐにくっつきました・・危ない・・

昨日、今日ともほぼ半日ずつ、全国旅行支援のステイナビというシステムと格闘していました。GOTOトラブルと同じくホントこのシステムは複雑で難解、完成度も低くトラブルだらけで昭和人の私には相当な労力とストレスがかかりましたがなんとか昨日から申請を受けられるようになりました。とりあえず良かったけどまだトラブル頻発しそう・・その時は皆さまどうかご協力を・・

斜里の以久科原生花園前の海岸からは真っ白になった知床連山が一望。この辺で知床だけは西高東低になると斜里岳などの周辺より雪が降ります。

足元の凍結した砂浜に!・・イワシが大量に打ち上げられていました。オホーツク海の広い範囲で冷水に阻まれて打ち上げられたよう。もう何日か早くくれば鮮度のいいやつが食べられたのに・・でもなぜかカラスやキツネなどは来ていませんでした。もう十分に食べたのかな?こちらではたまにイワシとかサンマがこうなります。

今日は夕映えの斜里岳の陰影が特に素晴らしかった!是非皆さんに見ていただきたいです。

広大な湖面で遊ぶ

毎冬恒例の女満別湖でのワカサギ釣り。湖の正式名称は網走湖ですが女満別の人は地元なので女満別湖と言うようで地元LOVE、いいですね!朝は冷えこんで氷点下15℃ほどでしたが人力のドリルで穴をあけるとたちまち汗をかきます。この穴あけはけっこう難しく特に氷が硬いとなかなかドリルの先が入っていきません。苦戦するK氏。

今回も一投目から入れ食いだ!・・と思ったらなかなか釣れません。やっとでかいのが来たかな?とおもったらウグイ君2連発・・今日のこの場所(沖合いの3メートルぐらいの深場)ではワカサギは少ない様子。1時間かけて穴あけ、テント張りまで完璧にやったのに癪だけど移動しました。

監視員のようなワシたち。おこぼれを待っています。

もしかして浅場にいるかも!?と直感して再び汗をかきつつ穴をあけ試し釣りをすると一投目から入れ食い!当たりました。浅いところにいる理由がわかればもう一段釣れるようになるのだけど・・昨年同時期は深いところにいたのでわかりません・・カレイもいっぱいいます。

再びテントを張り腰を据えて釣り始めます。名人はテント横で一服中。

釣りあげて生かしておくとフンを出すので少しでも美味しく食べるために出させます。密になると皆同じ方を向いていてこっちを見ているよう・・なんか怖い・・

何百匹釣ったか数えていませんが満足。撤収した釣り人のテントの跡にたくさんのオジロワシが集まっています。

日没時、サンピラーが出ていました。

今日は魚たちを干します。干物屋風景画となっています。

 

スノーシューを履いて湖に

雪で車で入れなくなった湖のいつもの場所へスノーシューを履き1時間ほど歩いて行ってきました。やはりどこも鹿だらけで近づく前に警戒音を発して逃げていきます。どこも鹿道だらけ。一見人間も歩きやすそうだけど実際は狭く凸凹で硬くフンだらけで気持ちよく歩けません。しかしスノーシューツアーに向けたトレーニングでもあるので汗をかきつつバランスをとりながら頑張って歩行。雪が無いときは車では10分もかからないぐらいなのに歩くと結構大変。車って凄い・・

湖岸の樹々は霧氷でとてもキレイ!被写体だらけです。湖岸も氷結し始めていてあと3日遅かったら釣りはできなかったかも。浅いところから凍るので魚が多くいる(と思われる)深場はまだ凍っていなくて釣りはほぼできました。

11時の時点で氷点下9℃。現地について薄着でクールダウンするとすぐに冷えてきます。13時ごろは氷点下3℃で風も弱く日差しもあり寒くはなかったです。

背負ってきた重いウェダーを履き、1投目でアタリがあり2投目と4投目で50cmほどのグッドコンディションのアメマス連発!ここまで来た甲斐がありました。そしてさすが冷水性の魚、水は0℃近いのによく引きました。

荷物はすべてこんな感じで木の少し高いところに吊るしておきます。キツネのやつがマーキングするのです・・・

湖岸にはマリモが打ち上げられていました。この湖でもたまに見かけます。

後ろの森で鹿はカサカサ動き、オジロワシはキャッキャッキャッキャと叫んでオオアカゲラはガンガン木を叩いて虫をほじっていて水辺はハクチョウの声で賑やか。車も人もほとんど来なくなった森と湖で動物たちはのびやかに生活しているようです。

500メートルぐらい歩きながら釣りをしたけど釣れたのは2か所だけ。でも今日の魚は皆45~50cmと大きく太っていて銀ピカ。年末の魚たちとは違うし群れもあまり移動していない感じでした。

3時に終了、また1時間歩いて暗くなりはじめたころに車に戻りました。釣果は良い型のアメマス6匹。バラさなければ10匹ぐらいは釣れていたはず。まだまだだな・・そしてさすがにアメマス釣りは終了(今度こそ本当・・)。これから氷上釣りで食べる魚を釣りまくり。湖は氷が解ける4月から楽しみたいと思います。

 

 

 

斜里岳絶景

先日釣ってきたキュウリウオとチカをみりん干しにするため一晩漬けこみました。うまく漬かっています。

冷えた魚を並べていると軍手+ビニール手袋でもかじかみます。これが美味さに変わるので頑張らねば!

夕方は斜里岳が赤くなりシンと静まりかえった大地の中での絶景でした。

そんな山と夕日を見つつ焚き付け用の木っ端を鉈で割っていきます。

この景色、いつ見ても現実感が無いような感覚になります。気温はマイナス15℃。風もなく、キン!という感じです。