活躍してくれるか

昨日、破格で譲ってもらった除雪車。ヴォクシーより板を渡して下ろしました。重機で除雪してもらった後の玄関前とか車周り、薪小屋周辺など残ったところをママさんダンプで必死にやっていた22年、やっと少し楽ができそうです。積雪期に向けてバッテリーやオイルの交換、できれば錆も落としたり塗ったりとメンテして大事に使っていこうとおもいます。

午後からは湖へ。もう2週間は見ていないトラウトの顔を見たかったけどあちこち行っても今日もウグイ一匹。これだけボウズが続くとさすがに心が折れました。ハクチョウを見に来たとおもえばいいかっ・・

林道でボクの車の前を100メートルぐらい歩いていたキタキツネ。何が言いたかったのだろう・・「そろそろちゃんと仕事しろよ」・・かな・・

 

 

嵐の後

昨日の嵐が去り穏やかな日となりました。斜里岳は初冬の装いに。空気も澄んで最高気温も10℃にならず肉体労働にはいい陽気。

昼までの会議のあとは少しの大工仕事と釣り道具作り。このアシストフックも何個か作ってようやくそれなりにきれいなものができるようになりました。一生幸せになりたいなら釣りを覚えなさい、という中国のことわざがあるようですがいつもそれを感じています。物心ついたときからいままでいろいろな釣りに没頭してきたけどこの世界はホント奥が深い!特に道具や毛ばりを作るのは家にいて釣りに行っているようなもの。食べる魚を釣るのも釣って逃がす釣りをするのもホント面白いのでちょっとでも興味のある方は是非身近な釣りからやってみてくださいね。

道北ウグイ釣行2022晩秋

久しぶりの天塩川へ、狙いはもちろんイトウですが広大な天塩川はポイントも絞りづらく魚も散らばっているので極めて厳しい釣りになるのはわかっていたけど・・その通りでした。結果は大エゾウグイ一匹・・しかし旅に出ることが目的。コロナや観光船の事故、旅行支援などで例年と違った忙しさのシーズンも終わり、あちこちに行っていろいろなものを見ているとだんだんと心が旅モードになり感性が戻ってきます。そんな心で見る秘境駅。音威子府村の筬島駅(おさしま)はきれいな客車になっていました。

やっぱり糠南駅のヨド物置の駅舎は素晴らしい!こんなアイディアで鉄路存続を願いたいが・・

簗の川の意味。岩が簗のように川を横断している(ところがあるのだろう・・)から名付けられたとのこと。音威子府あたりのことかな・・

天塩川ではあちこちで竿を出してみたけど結局一番人気のここでねばりました。列をなす風車と見事な利尻岳を見ながらルアーをとっかえひっかえしながら腕が痛くなるまでひたすらキャスティング。

ただ投げて引いているだけじゃ飽きるのでワーム(やわらかいミミズのようなゴム状のルアー)で川底を探ってみたらキタっ!!・・ん・・なんか引きがいつもの奴の感じ・・パッと見たらイトウじゃん、って自分を慰めた45cmの大エゾウグイ。唯一の獲物。ありがとうですね。

大湿原の広がるサロベツは渡り鳥の聖地。頭上にはカモ類やそれを狙うオジロワシなどが飛んでいきます。たまにフン爆弾が落ちてくる・・当たりませんように・・

何百羽いるのだろう・・あの下には居たくない・・

何百年もかけて形成されたふかふかの泥炭地が川の波で少しずつ削られて流されていきます。人の一生はこの泥炭より短い・・なんて考えながら竿を振ります。

帰路は下流から中流に移動しながら釣り。分解され大地に帰っていくサケたち。骨も残らないほどきれいに分解されるのはホントのリサイクル。

釣れない釣りにちょっと疲れて予定より一日早く昨晩帰宅。しかし今日はホームグランドの湖へ行ってやはりウグイと遊んできました。やっぱりここ、好きだな。

 

最高のトレイル

昨日は防波堤でサケを狙ったもののボウズに終わりましたが、途中の畑でタンチョウヅルの親子を見ました。釧路方面で増えてきていてだんだんと十勝方面に生息域を広げていますが、オホーツクにはわずかしか来ません。これから増えていってくれればいいのですが。

今日は我が町自慢(となること間違いなし!まだ正式に公開していませんが)のトレイルを歩いてきました。ほしかぜの丘と名前が付いたキャンプ場の横にある旧町営牧場。牧場をやめてしまった広大なここを地域振興のために使おうと観光協会と地元のガイドたちで知恵と労力を出し合いMTBとトレランもできるコースを作りました。ボクはキャンプ場横のハイキングコースからトレイルへ。いきなり道の真ん中に頭の無いサケが・・すぐ下の川にはサケマス孵化場があり多くのサケが登ってきているのでそれをオジロワシかキツネが捕らえてここに運んで頭だけ食べたのでしょう。(食べた方がきれいだからたぶんクマじゃないな・・)動物たちには頭が人気。やはり栄養価でしょうか。

5分ほど森を抜けると空が急拡大。遠くに一本のシラカバが見えます。

ゆっくりまっすぐ登っていくとこのシラカバが待っていてくれます。

風の抜ける丘を歩くのは極めて爽快。10℃ほどの気温でしたが半袖でちょうどいいくらい。ここは丘と丘の間の緩い谷筋。降りてきたなという感じです。

ぐるっと回って一つ奥の丘へ。やっぱりシンボルは斜里岳。広大な畑作地帯のパノラマを楽しみながら一時間ほど一汗かくのは最高でした。次はMTBで走りたいな。来シーズンには一般公開できるように準備したいと思います。

釣り週間 秋

今回はフライだけでなく海の餌釣りもやろうということで知床の磯へ。足元から怖いぐらい急深になっているここは大物釣りの絶好ポイント。狙いのブリは足元を通り過ぎていったけど夕方に良型カレイの連発!食べ応えのある煮付けとなりました。

足の大きさよりはるかにでかいカジカ。引きは根がかりのようにひたすら重い!そして最高のダシが出て美味かった!

神奈川Y氏はジグの2本バリに2匹の小サバ。オホーツクにサバが急増したのがわかります。サケ稚魚も食べまくっているようだし、生態にも変化があるようです。

キャンプ場にあったジンギスカンなどの肉の自販。

これぞ東北海道の清流!

トラウト四目釣り、まずヤマメ。

アメマスにオショロコマ

ニジマス。型は小さいけど魚種と魚の多さはピカ一です。

この時期、難しい湖に東京Y氏も連日挑戦。新たにフライも始めてウグイ君に遊んでもらっています。

水辺の紅葉は見事。いつも惚れ惚れ。

標津の公園にある釣り堤防へ。ここはトイレもあるし釣りもしやすいし快適。こんな公園を斜里網走方面にも作ってほしい!ちょっと釣り方のコツをつかんでコマイ爆釣!重くて抜き上げが大変。

アブラコ(ウサギアイナメ)煮付けが美味い!

ソイの仲間。刺身良し!

なんか付いてると、おもったらホッカイシマエビ。獲っちゃいかんので優しくリリース。

その2,なぜか毛ガニ・・もちろん優しくリリース。

釣果はこんな感じ。コマイ、カレイ、アブラコ、ソイと多彩。狙っていたのに釣れなかったのはイナダとサバとサケ。余すことなくすべて夕食の食材になります。

漁協改め魚狂の東京N氏にもご協力いただき、おっさん並列3気筒で速攻魚処理。あ~助かった。そんなわけでしばらく宿の夕食の汁物はコマイ汁になります。

幻想的朝もや。ここでの釣りは至福(ウグイでも・)

雨→曇り→小雨→晴れと一日の中でも不安定。ただし気温は高めで寒くはなかった。

わらわらと出てくる怪しい奴らとお戯れ。この生物、めちゃいます!!

沈んだ紅葉にもなんか感動します。歳か・・・

最後の最後に川でY氏の上げた55cmのアメマス。あれこれ試していきなりガツンで有終の美。今回の釣りウィークは海も織り交ぜて富んだ知床の海を満喫しました。

絶景の一コマ。斜里岳に神降臨!?

オオワシも次々とやってきています。冬になるなぁ・・

 

 

 

 

 

 

近い将来に向けたロングトレイルを

まだ調査のための道作りの段階ですが、釧路~知床を結ぶロングトレイルを環境省と民間(私らガイドとか観光協会)が協力して作っています。ここは昔(たぶん40年ぐらい前まで)登山道があったと聞いていたところで何年も前から自分たちで調査し、トレイルの設定を申請していたところ。あと10年ぐらいでできればいいなと考えていたのですがロングトレイル設定のために動いていた環境省と思惑が一致し、早く着手することができたのです。とにかく生い茂るクマザサとの戦い。皆で協力してコース設定と草刈りをしていきました。

こんな風景を見ながら6キロほどの道を策定中。景色が素晴らしすぎて辛い作業でもみんな笑顔でした。

まずは見晴らしのいい休憩ポイントまでで昨日は終了。まだ3分の一ほどですが今日もあと3分の一進んだとのことであとは最後の難関の登りの斜面。次の作業は雪が解けてからになりますが最高のコースができると思います。ご期待ください。

 

秋の道東

親族を知床と野付半島を案内。まずは天に続く道へ。撮影している後ろ姿が面白いです。道路脇の樹木、育ったなぁ~

野付半島にある会津藩士の墓跡。北方警備を担っていた人たちはここの厳しさにかなりやられたようです。

なんか毛並みは良いけど顔つきが厳しい野付のキツネ。

オジロワシがカモたちを追いかけまわしていました。

ハクチョウたちも多くなってきました。

まだなんとか聞こえるメロディーロード。案内看板も無くなったし、標識も傾き路面も痛んできていてよく聞かないとわからない知床旅情になっていました。

昨日は秋の屈斜路湖へ初釣行。この紅葉の中で釣りをするのは格別です。(あんまり釣れないけど・・)

ボクはいつものウグイ君とエゾウグイ君少々。

ついにフライデビューした東京のWさん。最初から結構投げることができていました!ウグイ君は絶好の練習相手です。

やっぱり釣れないからちょっと歩いて違うところに竿を出すと・・重~いジグを枝の下からアンダースローでヒョロっと投げた知床K氏の一投目にガツンと大物!竿をのされつつドラグを駆使して慎重に寄せると・・

5グッドコンディションの50オーバーのニジマス!あ~釣れないとモチベーションが切れかけていたのでいきなりびっくりしました。この場所でこの時期はまだ簡単には釣れないけど、釣りって何度やってもわからないものです。宿も休館に入りました。でも会議や観光関係の仕事、大工仕事など日々仕事に追われるけどこの秋も釣りはしっかり楽しみたいと思います。

 

 

 

白鳥が来た

宿の上から白鳥の鳴き声が聞こえ見上げるとV字だったり〇と1だったりと編隊を組みながら屈斜路湖の方へ飛んでいきました。この時期は南へ下る小鳥が多い中、大きなハクチョウやオオワシ、オジロワシが続々とやってきています。

雪化粧して解けてを繰り返しつつも白い日が多くなってきたウチの裏山。登山道の沢の岩や石も濡れているようで凍っている罠のように危ないところが多くなっています。登山口までの林道も10月いっぱいで閉鎖。次は雪のしっかり積もっている冬に楽しむとしましょう。

秋の小さなお客さんと小さな魚

海が荒れていたのでウトロ漁港で竿を出しました。昨晩の雨は山に雪をけっこう積もらせたようで知床連山も斜里岳も上部は真っ白です。

狙いのサケは釣れず、サビキ仕掛けを上下させていたらチカが3匹ほど。唐揚げでも美味しいです。今はサケ漁も終盤だけどやっと昨年よりは獲れているよう。

玄関に小さなお客さんがきました。エゾリス君の宿、風景画・・?ボクに近づいてきたので人馴れしている様子。家の中の様子を見ていました。入れてやるぞ・・

切り株が定位置なようです。このあと隣のお家へ行ったようです。

昼間は10℃、これを書いている22時には2℃以下まで下がり本格的な秋がきました。ウチも今週いっぱいで宿業は秋の休館。釣りも行くけど大工仕事やら会議やら観光関係の仕事やらやることも満載。そんな日常も発信して行きますのでよろしくお願いします!

地元の原生林を歩く

我が家の裏山(斜里岳)の登山口の清岳荘周辺は原生林。そんな清里の森を見てもらおうと15年ぐらい前に作ったのが1周30分ほどのトレッキングコース。昨日は知床のプロ自然ガイドpikkiさんとコースマップの更新のための確認を兼ねて歩いてきました。清岳荘から見た清里方面とオホーツク海。

原生林の特徴は倒木。倒れた木が苔むし、朽ちてきて何十年もかけて徐々に土になっていくのが見ることができます。そして今年はどんぐりが豊作。動物たちも喜んでいるでしょう。

苔の種類はとても多くて覚えられないのですが湿潤を感じる緑です。

ミズナラの赤ちゃん。あと100年ぐらいで森の主役になるか・

積雪でまがりまくっているダケカンバ。座って休むのにちょうどいい高さ。皆さんも樹木に座ってみてください。なんかいいですよ。

夫婦エゾ松。癒着したのかそれとも元は一本の木だったのかも・・原生林を歩くといろいろな発見があります。ここに限らず是非歩いてみてください。

下山途中の林道脇のカエデは赤くなっていました。そろそろ里も紅葉が始まりそうです。