晴れとバイク

夕方、斜里岳も木星の下に現れ、1週間の曇天と雨のトンネルを抜けたようです。ようやく暑い夏がやってきそう。

やっぱりエンジン、スタイルなどすべてがバランスよくできている神奈川のSさんのCB750。北海道ツーリングでは走りも安定感も特に向いている並列4気筒のナナハン+集合管。荷物を積んで遠くから来て走っているのをみると旅とバイクって最高の組み合わせだとしみじみと感じるこのごろです。

彗星の宿

彗星が見える!との情報で外に出て北西の低いところをみると・・しっかりと肉眼でも彗星が!こんなにはっきりと見えるのは初体験なのでさっそく素人カメラマンとなってシャッターを押すとちゃんと写っていました!(嬉しい~)この彗星は3月に発見されたまだ新しいネオワイズ彗星というやつで次に現れるのは5000年後だそうです。(人類いなさそう・・)昔であれば凶兆の箒星と言われていたのですが、現代では人類の尺度を超えた宇宙空間での壮大なスペクタクル。

彗星の反対側は天の川と木星。雲のように見える2000億の恒星の一部と同じ地区の住人のような太陽系の惑星。こんな星空を小麦畑の横で見上げていると、人間のような生命など宇宙ではありふれた存在なのではないか・・などと思えてきてなぜか謙虚に生きなきゃな、と感じるのでした。

奇跡の川、健在

30年以上前、雑誌の一面を飾ったこの流れに一目惚れし毎年通っていた西別川。バイカモが茂り、水がきれいでとても冷たく、夕方にはトビケラのスーパーハッチがあって当時はそこそこ釣れたけど、ここ数年は釣果も良くなくバイカモもほとんど無くなってしまったときもあって足が向かずにいました。しかし今日は様子見に行ってみたところバイカモの流れは復活!水も冷た~い!

魚はこんなチビばかりだったけどニジをはじめ変わらず多種類のトラウトが見られました。サケマスのふ化事業や時の流れによるのか魚の生態はずいぶん変わったようだけどこのバイカモと稚魚たちを見られれば一安心。

梅の花のような藻だから梅花藻とはいいネーミング。また秋にはサケと一緒に大型のアメマスとニジマスが戻って来ることを期待です。

峠は真っ白

夏らしいといえば夏らしいのですが、オホーツク海側は晴れか曇りで蒸し暑く、太平洋側は曇りや霧雨で肌寒い日が多くなってきました。ウチからみると見事に知床峠の羅臼側(南側)から霧が流れ込んできています。こんな時は晴れた方に遊びに行く、という気ままな旅がおすすめ。宿泊施設もまだ空いているし(臨時休館や休業ところもあり、注意!)観光地の人も少ないので北海道らしい「広大な大地をひとりじめ」的な楽しみをしてくださいね。

野の花と作物の花

原生花園だけでなく、高山植物も道端の花も畑の作物の花も盛り。これは宿のすぐ近くの道端に咲いているナデシコ科のチシママンテマ。この辺ではよく見る雑草で草刈り機でよく切られているのですが、調べると絶滅危惧種!今後の対応に困ります・・

じゃがいもの花も満開。気温も30℃になり今日は客室の布団も夏用に換えました。しかしちょっと冷えると昼でも12~13℃。服も布団も難しいのが北海道の夏です。

曇りのトンネルをいつ抜けるか・

霧雨と曇りの中、摩周湖~神の子池周辺で山仕事をしてから帰ると久しぶりの日差し。連日曇りと霧雨の「えぞ梅雨」だったので気持ちも晴れ。斜里岳も夕映えが素晴らしくこの景色を見ながら夕食。贅沢な時間でした。あと2日ぐらいははっきりしない天気が続きそうですが、その後は晴れの予想。もしかして?30℃越えとなるか?または10℃ぐらいしかならないか?服の選択がとても難しい北海道です。

登山道整備

3日ほど前に斜里岳の登山道整備に行きましたが、ちょっと頑張りすぎて疲れていまごろ更新。やっと回復したので状況の一部をお伝えします。この日は草刈り班と看板付け班に分かれて山へ。ボクは看板班。行方不明だった羽衣の滝の看板も復活。

登山道の標識テープを付けたり印を書き込んだり、沢の岩をどけたり積んだり、草刈りしたりしながら登っていきます。同じ班のKさんの腰についているのはゴミ。残念ながら全国の登山道でありがた迷惑な標識テープを勝手に付けていく人が後を絶たず整備の人たちは皆苦労しています。景観を損ねなく、しかし迷わない程度によ~く考えながら付けているのに毎年外さねばならない迷惑テープはレジ袋小が2つほどになります。(対策検討中)

今度こそ最後の花見。チシマザクラ。

柱だけになっていた馬の背の標識も復活。ネジだと木が痩せて外れるので針金で取り付け。ただたまに点検が必要。

山頂直下の斜里岳神社に新しいしめ縄を取り付けました。

高山植物も盛り。ツガザクラはいつも「登ってきたなぁ~!」という充実感を与えてくれます。

チングルマも満開。

この斜里岳の文字もはがれそうなので付けなおす予定。

帰路は竜神の池を掃除して草刈り班がキレイに刈った新道を下山。いつみても周辺の材料で組んだ修復は見事です。

11時間の登山と労働。ボクも笑顔のKさんもよれよれ・・。鍛え方が足りませんね。

 

 

観光地に高山植物

北見に用事の帰路、少し遠回りして美幌峠へ。もちろん名物の揚げじゃがも味わいましたが(揚げたてを出してくれたので特に美味しかった!)久しぶりに展望台の一番高いところまで行ってみました。さすが日本最大のカルデラ湖、スケールが大きい!いつも湖面から見ているのでこの時期に高い所から眺めるのは逆に新鮮です。

ちょっとビックリ!斜里岳などで見ている高山植物のヨツバシオガマが遊歩道の道端のあちこちに咲いている!

チシマフウロもありました。普段は登山をしてやっと見られる花たちが道の駅の道端に咲いているなんてさすが北海道。すでに今も本州から多くのツーリングライダーやスポーツカー、キャンピングカーにレンタカーまで走っていますが、停車したときにでも道端の花をちょっと探してみてください。また今が盛りの原生花園の花々も存分に楽しんでいってくださいね。

植物と付き合う

幸か不幸かこの時期に草刈りができる時間がある!そのため以前からやってみようと思っていた「完璧な草刈り」。エンジンの草刈り機では刈れない、というか少しでも手元が狂うと植林した幼木もぶった切ってしまったり、成長した木の幹を傷つけて枯れる元になってしまうのでいつも幹の周りは雑草でボウボウでした。そこで、このあとはカマで手刈り。木の周りの草をつかんで少しづつ切っていきます。

すると床屋に行ったあとのようにさっぱり!他の木の根元も丁寧に刈り取って風通しもよくなりこれで気持ちにも爽やかな風が通りました。

ここ連日、12~3℃で霧雨や小雨が続き「エゾ梅雨」になっていますが午後久しぶりに日が射しました。小清水原生花園はエゾカンゾウ、エゾスカシユリが見頃。汽車からの車窓の風景も楽しめます。

雲の上には知床連山も顔を出しました。まだ何日もはっきりしない天候が続きそうですが、花々は今が盛りのいい季節です。

 

初夏の湖へ

気温12℃、ときおり霧雨の落ちる中、初夏の湖に行ってきました。この時期に釣りができるなんていままではなかったけど、今年は不幸中の幸いです。

今日はボウズだろう、と5メートル横にテキトーに投げた第一投目!いきなり52センチのアメマスゲット!なんでそんな近くの浅いところにいるの?少し痩せていて元気はつらつでもなかったので、簡単にエサを食べられる岸沿いの虫をついばんでいたのでしょう。

網走S嬢ついにウグイス嬢となる・・いや、ウグイ嬢となる。それも大ウグイ!とにかく釣ってもらうための怪しい仕掛けですが初物はトラウトでなくてもいいものです。投げ方よりすくい方のほうが様になっています。この後も2匹ゲット!初心者から初級者へ進級です。

結局トラウトは最初の一匹のみ。モンカゲロウもまだポツポツ出ていて吸い込まれるようなライズが!で、大ウグイを何匹か上げて今日は終了。トラウトは何処へ・・