本日の天の川

今日も異常な暑さでこの時もまだ23℃もありました。空は少しモヤがかかっている感じですが天の川はキレイに見えています。もう少し天気が例年のようになってくればもっと晴れ渡ると思うので期待したいと思います。・・月が出てきちゃうかな・・?

本日の天の川

玄関を出てしばらくすると目が暗さに順応してきて斜里岳の右側に天の川が見えるようになってきます。右側の明るい星はたぶん木星。日中30℃を超えた気温も21時には21℃まで下がってきました。今日からついに真夏の天気となりましたが夜の涼しい星空の下で流れ星や人工衛星、そして天の川を見るのは至福の時間です。

山の今

昨日はお客さんを見送った後、斜里岳パトロールへ。ピンテープの道標も間違えやすいところだけでなく間隔や見やすさ、そして景観上うるさくない程度に考慮して付けているのですが、このように親切心からか?勝手に付けてそのままにしてしまう人も多いのでこれを除去することも仕事です。そして登山道上に張り出した枝を切りながら、ゴミを拾いながら、コース上に不具合などが無いか、登山者は無事に下山できそうかなどを見ながら登っていきます。

羽衣の滝の看板が無くなっている!なんでだろう・・?また製作と付ける段取りをしなくてはなりません。

ちょっと見づらいけど珍しいヒグマの足跡。登山道は人が多くて嫌なのか横の沢に入って行った様子。

例年よりひと月ぐらい早くミヤマダイモンジソウが咲いていました。

標高が上がってくるとチシマノキンバイソウ他、花々が出迎えてくれます。

チシマフウロウ・・トカチフウロウ・・?

斜度のきつい斜里岳は暑いと特に堪えます。風の当たらない、しかし日差しの強いところは忍耐!

山頂直下の崖にはミヤマオダマキとチシマギキョウがへばりつくように咲いていました。

夏のいつもの気候。オホーツク海側は晴れ。太平洋側は曇りと霧。知床半島も南側はすべて雲の下。峠は濃霧だということがよくわかります。

山頂は晴れなれど左側は濃霧です。

我が家を見ながらゆっくり下山。斜里岳はやっぱりオンリーワンでハードな山ですね。登られるときはどんな山なのか事前によく調べてからチャレンジしてくださいね。

 

 

 

 

今日の天の川

写真「ど」素人のボクが今日22時20分ごろに宿の前から撮った天の川。ネットで撮り方を調べ、カメラ(キャノンEOSkissX70)を三脚につけてこんなもんだろう・と適当に設定し風の吹く中写したのですが、ちゃんとわかるぐらいに撮れて感激!この時はちょうど月が出てきたときであと5分遅かったらもっとぼんやりした感じになってしまったでしょう。こうやって撮影にハマっていくのですね。これから天の川銀河がよく見える時期。時間のあるときにちょくちょく写してみようと思います。

身近な自然

宿業は最繁忙期。出かけたい気持ちを秋に向けて充電中ですが、家の周りでも自然が楽しめます。窓のすぐ近くに来たこのハクセキレイもきっと昨年生まれたあの雛が戻ってきたのでしょう。すっかり大人の顔でちょっとの警戒心で屋根の上に落ちた虫をついばんでいます。他にもニュウナイスズメやベニマシコ、アカゲラなど多様な野鳥たちがすぐ近くにやってくるのはとても嬉しいもの。

玄関前のコンクリートにミヤマクワガタが無防備に歩いていたので朽木の上に移動、嬉しそうに隠れていきました。玄関先に落ちていた緑の太いヒモを片付けようと思ったらアオダイショウで飛び上がるほどビックリしたり、雨の降る前にアマツバメが群れで飛んできたりと掃除や食事作りの合間に見られる自然に心癒されるのでした。

山開きへ

次の日曜日の山開きにあたり、登山道の道しるべ(ピンクテープ)の取り付けや草刈りなどのため裏山(斜里岳)へ行ってきました。登山口の清岳荘にはすでに20台ほどの車が停まっており30人以上登っている様子。雪解けの早い今年は登山者も早く来るようです。ここは熊見峠へ向かう稜線からの山頂方面の風景。登らなくては見られないこの姿にはいつも心打たれます。

そして熊見峠への道。下る道なのに登るほぼが終わり落ち着いて楽しめる稜線の風景もいいですね。摩周湖も良く見えます。

まだチシマザクラが咲いていました。これがホントの最後の花見でしょう。斜里岳の登山道上にはほぼ雪が無くなりました。もう通常通りの夏山登山ができますので楽しいんでください。(皆さんが思っているより斜度があり沢登りも多く、きついですよ!ご覚悟ください)

 

もはや戦い

ここ数日、涼しく虫が少ないので毎日少しづつ汗だくになって草刈り機を振り回したり草取りをしています。しかしスギナは根深く抜こうとすると上だけちぎれてすぐにまた生えてくるし、タンポポも根が垂直に地中深くまでのびれているうえ、開花前に刈っても倒れたのに花をつけて種を飛ばすし、イタドリは切っても切っても生えてきて2メートル以上になっちゃうし・・他にも強烈な雑草の生命力には脱帽。雑草魂とはよく言ったものです。これから夏の終わりごろまで何度かやらねばならない草刈り、ボクのように仕事の合間にやる草刈りは300坪ぐらいがいいところかもしれません。

斜里岳を登る

登山口までの林道が開通し、今年も斜里岳夏山登山のシーズンがやってきました。ダブルストックとアイゼンを持ち、さあ雪面をサッと登るぞ!と歩き始めると雪がほとんど無い!6月初旬でこれだけ雪が解けてしまっているのはボクは初めてです。上二股の上までは2~3か所10メートルぐらい残っていましたが、例年何か所もできる危険なスノーブリッジもゼロ。先日登られた福岡のIさんにこの時期のスノーブリッジは危険ですよ~と伝えましたが、すみません、ここまで雪が無いとは想定外でした。

沢の水量も少なく、8月初旬ぐらいの感じでした。快適に登れた霊華の滝。

主な残雪はここ上二股の上100メートルぐらいと

馬の背の下50メートル、ここ馬の背稜線から上150メートルぐらい。ここ1~2週間ぐらいのうちに登る予定で雪の斜面の歩行が苦手な方は軽アイゼンがあったほうがいいかも、という程度です。上二股上の雪渓は踏み抜き注意。踏み抜いても最悪捻挫ぐらいですむと思いますが捻挫=遭難となります・・右の頂が山頂。

知床連山、オホーツク海、国後島がくっきり見えました。

もちろん摩周湖、屈斜路湖、大雪の山々、野付半島までの大展望。風にあたっていると少し寒いぐらいの最高の気象条件でした。

すぐ近くでキレイな声でさえずっていた地味な色のやつ。ミソサザイのよう。いつもは渓流でチッチッと地鳴きしているのにこんなにキレイな声でさえずるんだ~。

高山植物の花の見ごろにはちょっと早いけど山頂近くではキバナシャクナゲが疲れをいやしてくれます。

まだ登山者は少なく、山頂は同行の隣のYさんとボクだけ。眼下の畑作地帯とオホーツク海も見事でした。

よ~く見ると我が家とY邸が見えます。自分ちの裏山が斜里岳という贅沢。

熊見峠へ向かう道から見る風景。なぜかここからの山容にいつも心うたれます。(山頂は真ん中のピーク)

最後の花見。チシマザクラ。

あんなに荒れていた熊見峠からの下りの急斜面がそこに落ちていた倒木や石で見事に自然に整備されています。ホント素晴らしい!関わったYさんOさんはじめ皆さんにはホント頭の下がります。

心地よい、をかなり超えた疲労とともに無事下山。清岳荘では管理人さんたちが小屋開きに備えて掃除中。ここはテントウムシの集まる場所なので除去が大変そうでした。

 

 

原始の中で釣りをする

5月下旬~6月初旬は新緑がとてもキレイで涼しく虫も少なくどこも空いていてハイキング、湖の釣りなど特におすすめの季節。旅好きの方々、仕事の都合がつけば是非おいでください。この森ではキツツキたちがコンコンと、シカがカサカサと、キツネがトコトコと、セミがジージーと生活の音をたたています。そして水の中、水面、空中でも生物たちの営みが盛ん。

モンカゲロウが水中からぱっと羽化し現れ、羽を乾かし飛び立っていきます。

そんな虫たちをシュポシュポ吸い込んでいたアメマスを発見、羽化直前の虫を模したフライで狙い撃ちして釣ったハイパワーのアメマス。この時期の元気な魚は針にかかったときにぐるぐる体を回転させてサクラマスのように抵抗します。

場所を変えて今度はワカサギが多く接岸しているところでそのワカサギを追っているアメマス、サクラマスをM名人がゲット。素晴らしいコンディション、お手玉後そのままリリース。

名人のバッグを興味深々で眺めるキタキツネ。岸沿いにはワカサギやウグイが群れており、それを狙ってよく出没します。いいところに住んでいるね。

屈斜路湖中島の向うに斜里岳。さて明日登ります!

 

 

斜里岳と流れ星

カメラに詳しい京都のMさんがキャノンパワーショットの星空モードで撮影。これだけいいタイミングとアングルでの斜里岳と流れ星撮影はさすが。コンデジでも撮影モードのある上位機種で腕(運が90%、奇跡が10%で機材と腕はそれぞれどこまでマイナス分を減らせるか・・Mさん談)があればこんな写真もとれるのですね。

そして今日は猛暑日・・先程から少し下がって34度台になりましたが、暑さに対応できなくなった北海道人の私にはきついものがあります。風も強めに吹いているのですが熱風・・ただ地中の温度はまだかなり低いので1階のお客さんの寝室はそれほど暑くならず夜は12~13℃に下がったりするのでまだ布団は夏用には換えられません。北海道は気温の乱高下が多く服装なども難しいのが特徴です。旅の方はどんなに暑くても薄手のジャケットはあった方が安心でしょう。