春の釣り終了

春の釣りもおそらく最後。午後から屈斜路湖へ。気温は25℃で水も暖かくなってきて虫も多く発生して釣りにはいい感じですが・・小さいヤマメやアメマスが少しとウグイが入れ食い・・その無数にいるウグイは産卵のためあちこちの岸際でバシャバシャやっています。そしてそれを狙うキタキツネ。すっかり夏毛になって痩せっぽっちに見えますがあれが夏の普通の姿。このキツネ、浅瀬に飛び込み3打数2安打ぐらいでウグイを食べ放題。自分にはイマイチでも彼らにはご馳走です。小川が流れ込むところではワカサギを捕まえていたからすっかり魚食になっているよう。健康だねぇ~

この時期屈斜路湖周辺でよく発生する雷雨を車の中でやり過ごした後、湖面に出るとウィ~ンと高周波の音が全体に鳴り響いています。見上げると雲のように無数の蚊が飛翔していました。もちろん自分の体も蚊に囲まれてうっとおしかったけど、よく見るといつものかゆい蚊とちょっと体型が違い刺してくるやつは一匹もいませんでした。この虫たちが魚や鳥や他の昆虫たちの栄養の源をなっていることを考えると「刺さないならまあいいか」と水面に突き出る一本の木と化して休息所となっているのでした。これから宿もハイシーズン。山開きに向けた登山道整備の段取りや自転車の大会の準備などでいったん釣りは一区切り。次の釣りは仕事の合間のお昼時に8月のカラフトマスかな・・

月を愛でる

今日は一日快晴。夕食を作りながら満月の月の出を楽しみにしていると斜里岳の斜面から上がってきました。月はこのあと稜線から30度ぐらいの角度を保ちながら上っていき眩しいぐらいの明るさで大地を照らしています。小麦をはじめとする作物たちはもしかしたら月の光で光合成をわずかでもしているのでは?なんてことを考えたりしながらの月見酒は幸せ気分です。

春の釣り終盤

24年間使ってきたシマノのリールがついに壊れ、昨日新たに購入。今日は自分では初めて使うPEライン(ポリエチレンのより糸)を巻いて(今までは普通の釣り糸、ナイロン)さっそく屈斜路湖へ。今主流となりつつあるこのPEライン、とにかく伸びが少ない、細いのです。これは40センチほどのワカサギをたらふく食べて(たらふく、とはタラお腹ののようにでっぷりしていること)太ったアメマス。今までのナイロンラインは魚が来た時にグゥン!と来るのですが、このラインだとガツッ!です。投げ方や傷に注意をはらわねばなりませんが、ナイロンがRV車、PEがレーシングカーといったところでしょうか。

写真ではよくわかりませんが、知床K氏の上げた体高がとても高いサクラマス。いい引きしてました。

午後からは曇りの予報が完全に外れてかなりの雨。釣りで上げ下げする腕は袖口から雨が侵入し皆びっしょり。おまけにボクが中古で買ったカッパは・・ただのウインドブレーカー並みの防水。背中ビショビショでした。そして夕方、一瞬雨が上がりキレイに紫となった日の入りの風景。釣りをしているからなおいいのですが、一か所にしばらくゆっくりしてあちこち眺めて、動物の声を聞いて過ごすのもいい休日ですね。

日本の東端を実感

地震の弱い揺れで目が覚めると午前3時40分。でも外はとても明るく知床連山が朝焼けに染まっていてとてもきれい。3時間前におやすみしたのにもう朝。明るいから朝だというのは東京あたりの標準じゃないか?ここで未明というと午前2時ごろになるのか?などと思いつつ・・おやすみなさい・・

トレイルを作る

裏摩周展望台から神の子池までの約8キロ。ここをつないでMTBも走れるトレイルを作ろうと我々ガイドと森林管理署、環境省、役場の方と調査に行きました。基本的にかつて伐採などで利用していた林道を利用しようという計画です。ここは裏摩周展望台から15分ぐらい歩いたところで30年ぐらい前まで車で来られた旧「裏摩周」というところ。展望はイマイチだけど、昔はここから湖面に降りたところで、今でも水質調査のときは特別にここから行っているようです。

もう何十年も手の入っていない林道は倒木だらけでその倒木も苔むしていたり幼木が生える倒木更新なども見られました。草も生え、よく周りを見渡さないとどこが道だったのかわからない感じで、こうやって森に帰っていくんだということが実感できます。

5~6キロなだらかな尾根筋を歩いて沢沿いの林道へ。ここは大雨で道路が流されてほとんど無くなっていて車は通行不可能。MTBは担がないとならない場所もあります。

神の子池へ到着。ほとんど緩い下りが主なのでのんびりダウンヒルにはいいコースになりそう。また冬のクロスカントリースキーやスノーシューハイキングにもいいコースとなりそうです。いつ完成するかはまだ未定ですがご期待ください。

 

道北イトウ釣行2018春

オホーツクを一路北へ。道路と並行して残っている鉄道の廃線後を見ながら歴史に思いをはせるのもいい旅です。

いつものエサヌカ。道路の端は逃げ水に。広い・まっすぐ・真っ平・北海道!

エサヌカ両側の牧草地にいつもいるエゾシカたち。そりゃごちそうの草原だよね・・

道路脇の湿った場所のそこかしこに生えている雑草、水芭蕉。

こんなところで釣りをしています。北海道だなぁ~と感じる風景。

M名人はさすが!。ホントによく釣ります。

あと8センチで1メーターでした。大物。

この魚、なんともお茶目な顔つきで、いつもなごみます。

ボクも名人の半分ぐらいは釣りました。

上空ではミサゴがホバリングして狙いを定めています。イトウを狙ったら逆に食われるんじゃないかな・・・

帰路はアイヌ語の川の意味が書いてある看板を見ながら勉強。なるほど!濁っている、という意味なのかな?

漢字を当てはめると風烈布。勇ましい意味かと思ったら赤いという意味。きっと昔は湿原の成分で赤茶色く濁っていたのでしょう。・・この上流はやまべ(ヤマメ)釣りのメッカ!?次回行ってみるか。今回は3年前に別寒辺牛川で会った人が偶然隣で釣りをしていたり、猿払のイトウの会の話を聞いたりといい旅でした。

 

少し早い春の風景

なかなかスカッと晴れないGWも後半。昨晩しっかり降った雨が太陽の日差しを浴びて一斉に蒸発していきます。

我が家の桜(エゾヤマザクラ)も開花宣言。例年より5日ぐらい早いかな、という春です。

初冬一変 初夏

昨日、朝起きてみると一面真っ白。寒々としていて初冬のような感じでしたが昼になると、

急に日差しが強くなり雪解けも進みました。

今日は17℃。初夏の陽気となり久々にCB750Fをひっぱり出し充電しておいたバッテリーを付けてセルを回すとすぐにエンジン始動!。一年以上回していなかったのでかからないかな、と思っていたので感心、安心です。ただ今は廃車状態なので敷地内をぐるぐる回ってモリワキの音を楽しみました。ウインカーのリレーが不調ですが他はとりあえず大丈夫そう。まだしばらくは眠っていてもらうつもりですがやはりいいバイクだと再認識しました。XLR125は発注したバッテリーが来次第始動予定です。

ついに開店!そしていい釣り

今日、小清水町にアウトドア用品メーカーのモンベル(ウチの子供たちはよくモンベツ(紋別)と間違える)がオープンしました。この建物の中には小清水の観光協会も入り、モンベルの体験型観光のノウハウを使った町おこしや農業者のためのモンベルブランドの作業着なども販売するとのことでこれからが楽しみです。我が清里町も何か手を打っていきたいところ、考えねば!

昼からは屈斜路湖へ第2回めの釣行。M名人は自然と同化しています。後ろの森ではオジロワシが眺め、ヤマゲラが鳴き、アカゲラが木をつつき、エゾシカがガサガサやっています。

ボクの上げた初アメマス。まだ氷が解けたばかりなのに例年よりしっかり太っていてパワフル。たぶん沖でワカサギを食べているのかな。

アメマスお手玉!?元気ハツラツな魚たち。

銀ピカニジもいくつか出ました。飛ぶは跳ねるわ!素晴らしいファイト。

見事なダイブを見せてくれたミサゴ。このあと魚をまさにワシづかみにして樹木の上へ。白鳥もまだ滞在中。もうすぐ北へ。今日は釣りも自然も最高に楽しめた一日でした。さすが屈斜路湖!

山も春へ

月曜日より春の休館に入りました。よくお客さんに「休みはなにやっているの?」と聞かれますが、実はけっこう多忙で、まず会議。春と晩秋が北海道の観光関係者にとって時間のあるときなのでこの時期は意外にあります。そして大工仕事。宿のメンテナンスや改装もコスト的にできることは自分でやらねばならないので(というか、やりたいので)ホームセンターに通い、ネットで資材や塗料などを調達して一気に、ときにダラダラと月曜大工。それにこれからは薪集めと割り、そして一番大事な「遊び」もかかせません。そんな中、晴天の日の夕方はやはり風景を眺めて北海道を実感するのが日常の楽しみ。斜里岳と知床連山はハイマツやダケカンバ、ハンノキなどが剃り残しのヒゲのように雪面から枝を出してきて春を告げています。明後日からは一気に暖かくなる予報。もう暴風雪は来ないかな・・