スノーシュー買いました

スノーシュー

軽登山のツアー用にスノーシューを4セット買いました(4つで10万円!)。メーカー品を買ったのですが、それにしても高いなぁ・・・次回はあえて安いものを買って耐久性や使い勝手を比べようと思います。アウトドアメーカーや釣り具メーカーの製品は服も含めてかなり割高です。たしかに品質や使い勝手はいいものが多いですが、高価なのは生産量が少ないのと、趣味性が強く高いほど売れる、ということからそういう値段になるのでしょう。人気商品は1~2年もするとテントでもフリースでもスノーシューでも同じような形の安物が出回ってくるのですが、値段は3分の一でも品質はそれほど低くないものも最近は多いです。それと小さな町工場のようなメーカーで値段もリーズナブルで物もいい、という応援したくなるものも出てきて、そういうものを見極めるのも楽しいものです。またそのような物を使っている人を見ると「おっ!さすがわかっているねぇ~」とほくそ笑んだり。これも自分が機械設計士とアウトドアショップに勤めていたからでしょうか。

しかしスノーシューって弱いです。メーカー品は何万円もする割に「この設計じゃ壊れるよな、これじゃちゃんと留まらないよ~」っていうものも結構あります。取り扱いのメーカーは修理はちゃんとやってくれるけど、ここのメーカーはかかとにかけるゴムの交換などは1万円!!他のメーカーも高いかもしれないけど、これじゃ次に買おうとは思わないし、人にも勧められません(もう何人にもおすすめして皆買っちゃったよ・・)最近はガイド会社の中には安物でも十分、という考えで数千円のものを使うところが多くなってきたのも事実。高い商品を扱うメーカーさん、せめて修理などのアフターは出しやすい料金設定にしてもらわないと結局お客さんが離れるんじゃないかな。

五湖の下見と流氷と

この冬、知床五湖の冬期利用という五湖までの除雪と許可を受けたガイドが案内する試験的な試みがされることになり、関係者と下見に行ってきました。コースは決められてるものの、よくわからないところもあり新雪でずっとラッセル。若くて元気なガイドさんが先に行ってくれてボクは楽させてもらいました。夏の喧騒の五湖も冬は不思議な静寂。この冬はボクも何度か案内する予定ですが参加者に除雪費用の負担(2000円予定)もあり、また時間などの制約もあるので諸条件の検討が必要となるでしょう。

五湖下見

流氷15

流氷も来ました!ウチからも水平線上が真っ白に見えます。まだ勢力は弱いけどこれからさらにきれいになるでしょう。まだ未経験の方はホント素晴らしくキレイで海が凍る不思議な世界はおすすめですよ~!

 

キツツキたち

何かを写真に収めたいと思い知床の原生林をちょっと歩いてきました。

倒木や立枯した木の多い場所でジッとしているとキツツキが近づいてきました。

さすが逆さまに枝につかまるのも得意なコゲラ。

コゲラ

アカゲラは頭上でつつかずに実を食べているようでした。

アカゲラ

原生林の静けさの中の音は営みの音。生き物の音。聞いていて心温まる音です。

 

神の子池 しばらく行けません

神の子入り口

森林管理局から急に連絡があり、約1ヶ月の予定で神の子池上流の森を伐採するとのことで見に行ってきました。林道は除雪されていて入り口には進入禁止のロープが2重に・・看板には3月一杯となっていましたが、少しでも早く終わってほしいものです。同じく、さくらの滝方面も伐採が始まっていて入れません。直接連絡をもらっただけでも良かったけど、ウチではお客さんの神の子池スノーシューツアーの予約も取ってしまった後に来た連絡なので、どう対処するか悩むところ。でもこれだけ冬でも毎日のようにハイキング客が入っているのにいきなり立ち入り禁止、となったら来た人はがっかりするだろうなぁ・・管理局も伐採業者もハイキングの人のことはあまり考えてもいないのだろうけどこれからレクレーションで使っている場所や道路は工事の時期など事前に協議していく仕組みを作らねばいかんなぁ~と感じた次第です。日曜日は工事休みだろうから行けるだろうか・・?

野付の森

野付ネイチャーセンター主催のハイキングに参加してきました。普段は案内する立場ですが逆に案内されるのはちょっと緊張します。それにどうも職業病で、つい先頭を歩いたり、常に参加者の動きをみて危険かどうか考えたりして「あ~イカン!もっと感じることを楽しまねば!」と変に気合を入れたり・・

原生林

 

国有林のため入林許可を取ってもらって入ったのですが、道からみると荒涼とした印象の野付もトドマツとミズナラの見事な原生林が広がっていました。

動物たちも生活感が出ています。

鹿群れ

鹿の群れが群れのリーダーらしき雄鹿を待っています。「お父さ~ん、早く気てよ~」

ナラワラ1000

年末の爆弾低気圧でネイチャーセンター先の遊歩道と残ったトドマツもかなり流失してしまったようですが、森の際のナラワラは見事に残っています。

ワシ食事

帰路も道路脇の浜にもオオワシたちが群れていてなんかくわえていました。この下には真っ赤な肉の塊が・・たぶんアザラシの死骸でしょう。大宴会という感じ。

コミミズク

そして「いるよ!」と言われてよく探したらいました!コミミズク。いいショットは撮れなかったけど丸い顔が愛嬌あります。

野付半島はまだかなり穴場です。あれだけの原生林と立ち枯れしていく森、動物たちと初夏の花々。道東の穴場はホント素晴らしいところばかりです。

楽しかった年末年始!

今年も年末年始は楽しい方たちと遊びました!飲みました!食べました!
まずは神の子池へのスノーシューツアー

池はもちろんきれいだけど、最近の低温でシブキ氷が見事。スノーシューでは滑ったり転んだり。


初回の藻琴山では素晴らしくハッピーなことがありました!
Sさん、これからも二人で楽しんでください。

よく見るとSさん二人が藻琴山山頂にいるのですが、このとき空には指輪のようなリングがかかっていましたよ!

次の日は吹雪で山は途中で撤退し、川湯のアカエゾマツの原生林をちょっとウォーク。
植林みたいに同じ木が生えていますが原生林。アカエゾマツの群生地です。

大みそかの夜は恒例の来運神社へのお参り。名犬?ムギも深夜の散歩に大喜び。泥酔者数名(笑)


元日はオオワシを見て宇宙展望台そしてスノーシューで広大な風景の中、宿まで戻りました。
気持ちいいです。

藻琴山へ。雪は少ないながらもさすが絶景。転んだり、もぐったり、引っかかったりと楽しかったなぁ~

帰路は夕映えに成長しかけの樹氷が屈斜路湖をバックにため息の風景

そして次の日、今までのツアーでもっとも寒かった斜里岳ルイベピークへ。(誰だっ!こんなネームミングしたのは!)

ポーズをとっていますが、ちょっと言えないぐらいの低温と強風。体感温度は相当なものでこれはマズイ!と
ただちに下山。少し下ってNさんのジャケットを見ると

内側が氷結していました・・あんな寒い思いはボクも初めてです。つらい思いをさせてしまいましたが
これでオーロラでも南極でもシベリアでも大丈夫でしょう・・

最終日のツアーは知床の原生林へ。

いい写真はありませんがラッキーなことにクマゲラが見れました。
やはり原生林はいいものです。

最後はフレぺの滝。流氷の季節前のだれもいない知床。自然の音や風を「考える」ことではなく「感じる」ことができたでしょうか?

お越しいただいた皆さん、ほんとうにありがとうございました。常連さんたちと笑い、初めてのお客さんともいろいろ話ができて
私もとても楽しかったです。これぞ宿冥利ですね。
まだこれから流氷の季節。さらなる絶景が待っていますので是非お越しください。

精悍

近くのいつもの場所にようやくオオワシたちが集まってきました。今日数えたら約130羽。こんな顔をそっと見に行きましょう。

こんな吹雪でした

3日前パソコンが破損(ハードディスク交換)し、あせりましたがプロに修理してもらいなんとか回復しブログも更新できるようになりました。
数年に一度の吹雪!とさんざん気象予報士に脅かされましたが、結局年に数回あるぐらいの普通の猛吹雪というレベルでした。でも学校も交通機関も道路もすべて止まりウチも陸の孤島。開き直ってゆっくりくつろぎました。
状況はこんな感じでした。

冬にそなえて


近所をうろついていたキタキツネ。冬に向かって食べることに夢中であまり逃げません。体も丸々。・・でもさすが野生、カメラを向けると睨まれます。
人間とは違うようで今のうちにせっせと主食のネズミを探して体脂肪率アップをするようです。