ベニマシコと人工衛星

ウチの前で繁殖し子育てしているベニマシコ。厨房での仕事が多いこの時期、窓の前で給餌したり飛行訓練したりと多忙な親の動きや幼鳥の甘えっぷりを見て和んでいます。たまにニュウナイズズメや他の小鳥が来るとイヤそうなしぐさを見せたり無視したり。

月の無いこの時期は撮影にはいいタイミングだけどいざ撮影というときに雲が・・中標津の町明かりが雲に反射して斜里岳が浮かび上がっていました。

天の川銀河の中心方向は雲の中だったのでほぼ真上を撮影。人工衛星が横切っていきました。宇宙旅行も始まっているけど10万円ぐらいで行ければ行ってみたいです。(100年先か・・)

花と小鳥の季節

今日の小清水原生花園。エゾキスゲ、エゾスカシユリ、ハマナス、クロユリなどで盛りの季節です。自然の花なので過密ではなく群生という表現が合う咲き方でこれぞ北海道の自然の風景。海沿いのロングドライブで原生花園巡りの旅もいいですね。

小鳥たちも原生花園だけでなく、我が家の周りにも多くやってきています。最近よく見るマヒワ?

ベニマシコやニュウナイスズメも毎日やってきます。

いつものコン吉7世も。

ライダーさんたちにも最高の季節。まだどこも混雑はしていないので天候をみて明日の行き先や宿を決める旅もおすすめです。

 

斜里岳の季節

今月25日の山開きに向けて登山道整備に行ってきました。メンバーはベテラン登山ガイド兼山小屋清岳荘管理人のKさんとトレランショップ兼ゲストハウス経営のトレイルランナーのSさん。2人とも体力、整備の技術ともエキスパートでとても頼りになります。

倒木や障害木の除去、枝払いに笹刈り、沢の渡渉点の足場作り、間違えそうなコースのロープ張りに標識テープ付け、看板設置やゴミ拾いとやることは多岐にわたります。

 

登山道わきにはチシマザクラが満開。今年最後の花見です。

キバナシャクナゲもいくつか咲いていました。

そして近年では珍しくヒグマの足跡を2か所確認。いるのはわかっているけど最近油断しているので注意しなければ。今回の整備は時間がかかり上二股までしか行けませんでしたが上二股まではほとんど登山道上に雪は無かったですが、上はまだ雪渓が残っていて踏み抜きに注意するのと馬の背周辺はアイゼンがあった方が安心かな、という感じです。今シーズンの斜里岳は皆さんにどんな想い出を与えてくれるのでしょうか。きっと登ったことが無い方は思っているより危険で筋力的にも大変な山なので覚悟が必要ですが、ある意味こんな楽しい山もなかなか無いので万全の態勢で是非チャレンジしてみてください。

トレイルを作る

きよさと観光協会が主体となり町と環境省で裏摩周展望台~西別岳・摩周岳の登山道へとつながるトレイルを作っています。もともと裏摩周展望台周辺をもっと楽しめる場所に、ということで何年も前から提案していた案件で、環境省のロングトレイル事業(釧路~知床羅臼の300キロ!)とちょうど方向性が一致したのです。もしここの区間(約6キロ)が完成すれば登山道だけでも摩周湖第一展望台か西別岳登山道から裏摩周展望台までが通じ、摩周湖を見ながら縦走的な楽しみ方ができるようになります。他にも第一級の風景の中を楽しめる歩く道へとつながる予定。来年にできるかなぁ・・?笹のジャングルを泳ぐようにかき分け、何度も行き来し道を決め、何日もかけて笹を刈り道を作っていく作業はホント体にこたえますがそれだけに充実し心と後世に残るいい仕事です。聞いた話では50年ぐらい前までは同じルートで登山道があったとか・・なんとな~くそれっぽい跡があったりしていました。そのあたりも今度知っている人に聞いてみようと思います。

帰りにさくらの滝に寄ってみたら凄い数のサクラマスがジャンプしていました。今年は遡上する時期が早い魚が多いみたい。滝の落ち口もけっこう崩れていて少しジャンプが成功しやすくなったかも。例年通りならこれから8月いっぱいの午後から夕方によく飛ぶので是非見に行ってください。

 

虹の季節

ついに明日から繁忙期。といってもまだお客さんで連日満室、ということではなく自転車の大会(グランフォンドきよさと)の準備や打ち合わせ、斜里岳山開きのための登山道整備、新しいトレッキングコースのコース作り(来年ぐらいからお楽しみに!)、小学生の野外体験学習の補助や講師、そして宿のメンテナンス(ドアが閉まらなくなったり、水回りの汚れが落ちなかったり・・)や強靭な雑草や虫との戦い、細かい大工仕事や会合などホントきりがありませんがこの歳になっても仕事があるのはいいこと、なのでしょうね・?本日の諸事を片付け、買い出しに行ってそのまま海へ。日差しの途中に急に雨がサァーッと降ってきて小清水原生花園とトウフツ湖の向こうの斜里岳に虹が出ました。空の広い北海道は雨が降っている地域が見渡せるのも面白い。

網走の浜でも知床から虹が上がっていました。いいことあるかな。これから8月まで釣りはあまり行けないけどこの夏も自分も楽しく、お客さんにも楽しんでもらえるように宿の掃除や料理、そして遊びや食べどころの情報などもお伝えしていきますのでよろしくお願いいたします!

 

 

ウサギが・・

知り合いからいただいた花を植えようと玄関を出るとシラカバの木の根元にキツネの死体?・・埋葬しようとスコップを持って近づくと急にその茶色い物体が飛び起きて自分は飛びのきました!あ~ビックリした・・ウサギじゃん!なんでそんなところで寝ているの??普通はまさに脱兎のごとく逃げるのにあまり逃げません。毛並みは良いけど薄目を開いているところをみると調子悪いのかな・?

2メートルほど近づいてもノソノソとお隣さんのほうへ行きました。たぶんキツネにやられるな、近いうちに・・

午後からは昨日の続き。今日は電気ドリルにバフを付けて研磨剤で磨いてみた・・全く落ちないじゃん・・

最後の手段、鏡がダメになってもいいから2000番の耐水ペーパーを付けたサンダーで削っちまおう!

やっとほぼ取れました。最初からこれでやればよかった・・しかし鏡は細かい傷だらけ。まあ「よく見ると」わかるかな、ぐらいの傷なので良しとしましょう。これに車用のガラス系のコーティングでもやれば傷が埋まっていいのかも・・そのうちやってみよう。鏡のガラス、鉄、ステンレス、耐水ペーパーの硬度を調べたら耐水ペーパーの研磨面の素材はガラスより硬いから傷は付くのは仕方ないけど鉄がガラスと同じか少し軟らかいよう。明日は風呂の鏡をスチールウールでやってみようと思います。・・ここまでやるなら普通は鏡を取り換えたほうがいいです・・

 

終盤か・・?

今日は釣れるかも・・といういつも外れる期待とともに湖へ行き、フライを引っ張るとすぐにチビアメマスが。これはいけるかも・・

そこかしこでウグイのライズがあり、食べられていたのはコカゲロウ。一斉に羽化して水面を流されていく途中でゴボッと吸い込まれていました。

それからはウグイ爆釣。10匹に一匹ぐらいはアメマスがくるだろう、と思っていたらエゾウグイ80%、ウグイ20%。フライでもルアーのプラグでもスプーンでもデカいのから小さいやつまで100%ウグイ・・管理釣り場で釣っているよう。

虫の羽化や波など条件もいい中、日没までねばったものの結局良い型のトラウトは釣れず・・魚の回遊コースから外れてきているよう。もしかしたら今年のここは終盤なのかも・・?

 

雨のマス

斜里岳も山麓から新緑が登っていっています。今日は天気は下り坂。特に湖のある太平洋側はずっと降る予報・・狙いはアメマスだから雨なら釣れるかも・?という期待でカッパ2枚重ね戦法で出陣。

気温8℃、強風、雨。予想通りでしたが腕をなるべく上げないで袖口からの雨の侵入を少しでも減らすように、そして風下に向かってキャスト。しかし肘まで濡れました。

あっち投げ、こっち投げ、そっち投げて3時間、いくつものウグイの後、遠投してようやく釣れた50cmジャストのタラアメマス。サクラマスかニジマスかと思うほど重い引きを堪能。来てよかった!

一匹で満足し東藻琴の芝桜公園の前を通って海へ。

知床は南から雲がなだれ込んでいるけどオホーツク海側は天気も持ち直し波もいい感じです。

が、今日もウンともスンとも・・しかし小魚の群れが波打ち際ではじけるように追われていたのを見られたのでモチベーションはなんとか持続。帰り際にさっき投げていたところを振り向くとキツネの親子か兄弟が波が引いたときに餌を探していました。まあ、いい1日だったかな。

南十勝を旅する

今回、南十勝(帯広より南の地域。帯広市、更別村、大樹町、幕別町、広尾町、中札内村)の大樹町を拠点に釣竿持って旅をしてきました。まず結論。素晴らしかった!!道も風景も自然も”The 北海道”、人も景色も明るさを感じ、遺構や最新のテクノロジー、食も素晴らしく、しかし観光ズレしていない穴場的な地域でした。我が清里町のある東オホーツクと同じく2度目からの北海道の旅におすすめです!(初めての北海道旅行の方は一応主要な観光地を巡るとおもうので・・)。ここは歴舟川河口付近から南の広尾町に伸びる道々1037号。恐竜の背骨のように襟裳岬まで連なる日高山脈を背景に精神の開放!という感じ道。

日本一の清流と言われる歴舟川。河川名のアイヌ語解説看板を見ながらの旅もいいものです。水、大なる処・・たまに氾濫するからかな・?

砂利が多く河川工作物も少なく流域に人も少ないこの川は水が素晴らしくキレイ。十勝の川らしく河原が広くてポイント間の歩く距離が長いけど気持ちのいい遡行ができます。

板状節理の巨大な岩が突然転がっていたり火山灰の崖があったりと地層も古のもののよう。ブラタモリでやってくれないかな・・

戦争の遺構であるトーチカが砂浜に打ち上げられるように残っています。骨は鉄ではなく木材。ここから浜に上陸してくる敵を銃で小さい穴から撃つ構造。3人ぐらいしか入れないのに大砲もある軍艦から敵が押し寄せたら・・

埋まりつつある多くのトーチカ。遺構として一級のものが放置されています。浜沿いに根室方面までかなりの数があるよう。トーチカ巡りの旅もできそうです。

釧路湿原周辺から増えたタンチョウが主に十勝方面に広がっていると聞いていたけどホント、あちこちにいました。

十勝川の河口でないのになぜか十勝港という名の広尾町の港では釣り好きのおっちゃんたち自作の自動シャクリ機がずらり!「これって車のワイパーのモーターじゃん!」とM名人も感動。ホントなんでも作ってしまうただ者ではないおっちゃんたち。すげーなぁ・・機械的に上下する竿と仕掛けに大きなニシンがたまに釣れていました。

今回お世話になったのは「旅うたり」さん。掃除に接客、大工仕事から料理もすべてオーナーさん一人で運営しています。いつ休んでいるのか不思議になる凄いパワーです。倒れないでくださいね。

宿は畑の真ん中の一軒家というロケーション。この物件を見た時「ここだ!」と感じたとのこと。行ってみてよくわかりました。

宿からは楽古岳をはじめ尖った日高の山々の連なりが楽しめます。

実直さと一生懸命さが好印象なオーナーの水本さん。地域の見どころ、楽しみ方もよく伝えてくれるガイドのような方。将来性を感じました。

北海道開拓を目的に明治時代に結成された晩成社の開拓跡地。

延齢草が咲ききれいな場所でしたが七転び八起きの開拓は苦難の連続だったよう。

通りすがりの川でちょっと釣り。歴舟川と違い苔が多くついた川の石に静かな川という意味がわかります。

あちこちで釣りをしましたが、20~30cmのニジマスやアメマスを何匹か釣ったぐらい。でも南十勝の川の状況がわかったし雪代の残る5月としては満足です。

知床のフレぺの滝と同じ意味で赤い川のこと。漢字は違うけど北海道のあちこちにあります。

そして科学。JAXAの航空宇宙実験場。広大な敷地内にはロケットの発射台や見学できる施設もあり宇宙を想像できます。

外観だけでも写真を撮らせてもらいました。インターステラーテクノロジー社屋。大樹町はここのおかげで若者を中心に人口が増えているとのこと。夢を目標に変え、宇宙を目指している方々には感動をもらえます。素晴らしい!

中札内の道の駅の食べ物は美味い!安い!(一部はちょっと安すぎかも・?)平日なのに駐車場が満杯なほどの人気はこれです!見習いたい・・

キツネと鹿にはあちこちで出会いました。ヒグマには出会わなくてよかった・・

釣り場にはボコボコの林道を走りまくって行くので腹をぶつけたり、枝や草で車体をこすったりします。ブォクシーにはボクがオーナーでゴメンね、という思いですがまだしばらくは働いてもらいましょう。今回の旅は新鮮で南十勝の明るさを感じるとてもいい旅でした。やっぱり北海道は面白い!

 

 

 

 

 

 

 

釣りは楽しい!

GW最終日、お客さんを送り出し午後からM名人、東京W氏とともに湖へ。この風景の中にぽつんと3人。釣れない情報が出ているのかいつも場所には誰もいなくて貸し切り状態。いい感じの適度な波と青空が気持ちいい~!

頭上ではミサゴが盛んに獲物を探していますが今日はなかなか探せない様子。やっぱり今日は釣れないかなと思いつつフライロッドを振ります。

しかしウグイ連発の後にやっぱり同じ場所できました!ワカサギを飽食しタラのようなお腹の重量級アメマス。45センチだったけどニジマスかと思うハイパワーの引きを堪能!春先の魚とは別物のようです。

W氏も苦戦しつつもアメマスを2つゲット。そして・・

圧巻!巨大エゾウグイ!ここまででかいやつは初めてみました。ある意味貴重な体験。このあともなぜかW氏のダーデブルにはエゾウグイ連発。群れか・?

いろいろな釣りを楽しもうと決めたボクはミミズをその辺で探してのべ竿の浮き釣りへ。意外にも入れ食いとはならずウグイ君がポツポツ釣れたぐらい。でも引きの楽しみは軟らかいのべ竿が一番かも。

なんとなく直感でルアーにチェンジすると一投目と数投目で連発!大きい方はやはりハイパワーでしたが、フライ、ルアー、のべ竿のタックルの違いでこうも魚を寄せるのに難易度ややり取りの仕方が違うのかと実感、そして堪能。いい経験です。

その後は日没までねばるもべた凪となり終了。でもとても楽しい一日でした。また行こう。