雨が来る

今日も一日急に風が吹いたり雨が降ったり晴れたり・・季節の変わり目です。少し雨が落ちてきたな、と思ったら前方から雨雲がやってきます。そこであらかじめ雨具を着て荷物にカバーをかぶせ準備を整えると見事なスコール。

雨が上がると知床K氏が登場。少し高い波の中、浮きルアーを投げては引いているとさっそくヒット。岸からのキャスティングでブリやシイラを上げているK氏の竿さばきは見事で無事にデカいオスをゲット。

浮きフカセしか持ってこなかったボクは高めの波と向かい風で浮きが良く見えない(目も悪い・)中、なんとかカラフトマスとメスのサケをゲット。よく見えるウキと浮きルアーを持ってきていたらあと2匹ぐらいは釣れていたかな・・明日から9月。ここ数年、サケが釣れはじめるのが早くて釣れなくなるのも早い気がします。一昨年までは9月の25日ごろにサケが岸よりしたピークだったけど昨年は15日ごろ。今年もそうなるかも・・

サケ初物

昨日、痛恨のバラシを続けた後、今シーズン初のサケが釣れたので帰宅後、嬉しくてビールやらワインやら飲んで酔っ払い横になったら朝になっていました・・昨日も天気が不安定で雷と雨が接近!濡れた体で海でカーボンの釣り竿を持って立っているのは人間避雷針・・他の釣り師も一斉に避難。30分後、誰もいない海に戻ってくるときれいな2重の虹が出ていました。

沖合で魚が跳ねていたのでできるだけ遠投し、沖に向かう流れ込む川の流れに乗せて糸を少しずつ出して70メートルぐらい沖で誘い、思い通りに釣れた一匹。今回掛けた魚はすべてこの釣り方だったのでシーズン初期の沖合にいる昼間のサケには効きそうです。課題は寄せてくるときのバラシの多さ。周りの釣り人に迷惑をかけないように強引な寄せが必要なので針やラインも含めたタックルの強化も必要でしょう。今日も行こうかな!

休日です

先日、知床半島方面の空に赤い虹がでました。これも不安定な天候が作る一瞬の造形。

今日から6日間ほど休館。久しぶりに大雪山に行こうとしたけど山の上は天気が悪い予報なので延期しました。そして夕方、食材調達のための出漁。今年のカラフトマスは極端に少ない魚影で実は木曜日にボウズ食らっています・・そのため今日は帰り間際に連続ゲットできてホッと一安心。オスの大物ですがさすがに少しセッパリになってきました。切り身として宿の料理に使えるのはこのぐらいまでかな・・

日没も日に日に早くなってきています。この時は18時。天に続く道はすっかり有名になり車やバイクがひっきりなしに通っていました。さて明日はどうしようかな・・

淡水へ

昨年より夏に一度は行く淡水でのトラウトフィッシング。北海道へ移住する一つのきっかけとなったぐらい好きな釣りです。しかしこの時期は草木が生い茂り藪こぎが大変!虫も多いので長袖も着用しウェダーを履き、汗をかきながらロッドやラインの引っ掛かりを外しつつ進んでいきます。

まずは大河川の中流域へ。魚たちはかなりスレていて一投目だけはルアーをつつきにくるけど2投目からは反応なし。でも場所を移動しつつ投げると元気はつらつなアメマスが来ました。

50センチほどのやつはガンガン流れる瀬ということもあり、かなり引くため無理せず竿を寝かせ反発力を使って慎重に寄せます。(人の多い海でサケマスばかりやっているとこのやりとりの仕方を忘れていてハタと思いだす・・)

フライに換えると小さいながらもニジマスも来ました。

その後は大好きな湧き水の川へ。バイカモの間から少しサビの出たかわいいヤマメが飛び出してきます。

お腹が真っ赤なオショロコマ、と思ったらアメマス(たぶん)。環境により顔つきも違います。さらにいくつかのヤマメ、アメマス、ニジマスを釣った後、良い型のニジマスにぶっちぎられて終了。よく見るとカラフトマスも少し遡上していてその卵を狙いトラウトたちも付いてきていました。。久しぶりのドライフライの釣りはやはり楽しかったです。

不安定

宿業として一番多忙なお盆も終了。この夏もいろいろな方に来ていただき、いろいろなことがあったなぁ・と思い返したり、反省したり、対策を考えたり・・接客商売はどの業種も同じように「え~マジかよ!」ということもたまにありますが、多くの場合は楽しそうに「また来ます!」と出発されるお客さんを見て「やっぱり宿業っていいよな」と日々思います。また今回のウイルスは接客をなるべくするな、しゃべるな、という我らの業態を完全否定するものですが、考え方を変えて少し新しい運営方法も見えてきた感じでもあります。そして天候は秋に入りかけた感じで不安定。雨がざーっと降ったり急に晴れて蒸し暑くなったり。そんな不安定な気候も斜里岳や知床連山を一瞬、水墨画的な風景にしてくれます。

この季節、休みの日はほぼサケマス釣りですが、マス、いくら探してもちょっとしかいません・・一年ごとのハズレ年、当たり年のパターンにはまっていて昨年ならよ~く波打ち際を見ていれば昼間でも5~30匹ぐらいの群れが見つけられるのに今年はほとんどいません・・ということで初ボウズを食らいました。これはしばらくは(もしかしたらマスはもう終わりか・・)釣れそうもないかも・・

やっぱりハズレ年

2年で川に戻ってくるカラフトマスは豊漁、不漁の年がほぼ交互に来るのが特徴。(例外あり・)予想通り今年は不漁のようで昨年は結構見えた魚影がかなり少なめ。普段この釣りをやっていないとほぼ魚を見つけることができない状況です。チーム風景画の面々も苦戦で4連戦したH氏とM名人ですら初日と2日目に釣ったぐらい。4日目の今日はちょっと暑さの戻りの中でのんびりタイム。知床の海岸でまったりするのもいいものです。

歩いて探して狙って掛けた一匹は痛恨のバラシ(涙)この後はしばらく釣れず、夕方、皆が帰り静かになった波打ち際で良い型のオスが連続で釣れました。お盆が終わりやっと釣りに来ることができた執念の2匹。これで本日の食材調達の任務完了です。

ホームグラウンドへ

日中に仕事を済ませ夕方に今シーズン初のホームグラウンドへ。しかしここは、駐車場が狭い、釣り場までけっこう歩く、ルアーや仕掛けが岩に引っかかる、ヒグマが出るの4拍子揃っていて人も少なめ。そして魚影も他の有名どころよりは少ないですが自然の雰囲気が好きなのです。でもやっぱり1時間ほどは魚の姿は全くみかけませんでした。

エサ釣りからルアーに換えてすぐに大物がヒットしてビックリ!しかし強力な引きにラインを出され岩にこすれてあえなくブレイク(涙)・・タックルをもっと強化して時には強引な「ゴリ巻き」も必要かも・・それと次回はナイロンの新しいタイプの糸も使ってみようかな。薄暗くなる中、面倒だけどショックリーダーを付けなおし、ふたたびスプーンをセット。海面をよぉ~く見ると数匹の群れが波間に見えた!

すぐにポンポンとオスの中型を連続ゲット。ここで8月の早い時期に釣れるとは思っていなかったので嬉しさひとしお。明日からは盆明けまで休みは無いので出かけられませんがこの様子だと今年のカラフトマスはそこそこいいのかな・・?今後に期待です。

ちょっと知床へ

今日の休みはぐったりしていないで外へ出よう!と知床へ。しかしウトロは33℃・・車のエアコンが気持ちよくて・・それでは避暑に知床峠へ行ってみる・・

やっぱりいつものように霧一色で人もまばら。連休の時はかなり混んだようですが・・

風があり寒いぐらいの21℃。ほんの10分走っただけで10℃以上下がりました。このままこの涼しいところで昼寝でも‥と思ったけど、竿も持ってきたし、今シーズン初のカラフトマスの様子を見てくるか・・

道の駅に車を停めて自転車でウトロの近くの有名ポイントへ。ウェーダーなんて暑くて履きたくないのでウェーディングシューズだけでジャバジャバと水に入ると気持ちいい~しかし33℃、快晴で季節も早くて釣れそうもないので誰もいません。とりあえずルアーをあちこちに30分ほど投げてダメだなこりゃ、と帰ろうとすると視界の端に背びれが出たのを発見!!いるじゃん!しかしルアーには反応なく、浮き釣りに換えてたぶんここを通るだろうというところで待ち伏せすると浮きの周りの水がざわめき・・スゥ―とアタリ!

岩と海藻をなんとかかわして釣れました!!50センチほどと小さいけどオスの銀ピカカラフトマス。幸先の良い初物。7月に釣ったことって初めてかも。さてこれからシーズンイン。道具ももっとちゃんと用意して食材調達にがんばります!

道北イトウ釣行2021初夏

10日ほど前、大宴会を開いているイトウを前にほぼ敗北した悔しさから再び300キロ先の猿払を目指しました。そしてまた来ちゃったよ・・のエサヌカ線。猿払までの一般道の300キロは信号も少なく、しかし取り締まりも結構やっていることもあり安全運転で走って5~6時間。景色も最高で気持ちのいいドライブです。北海道の地方の道はホント疲れません。(眠くはなる・・)

今日も道路が逃げ水で無くなって見えます。向うから浮くように近づいてくる対向車。

猿払川にはよく白骨化したエゾシカが沈んでいます。ぬかるむ泥底から抜けられなくなったのか老衰か・・生き物と水と大地の輪廻でしょう。それにしても川にはイトウの姿がかなり減ったと感じます。(データー的には数は減っていないらしい)。2年ぐらい前からエサの小魚やエビの姿もめっきり少なくなりそれに伴ってのことだと思うけど、その原因が人為的なものでないことを願います。

海では釣れるようになったと聞いているのでエサの小魚を探しに海に下るイトウの割合が増えたのではないかと・・河口や海も偵察。ホタテの町というだけあって猿払村の砂浜はホタテをはじめ貝殻でいっぱいです。

2日間の釣行も終盤。迎えてくれたのは野生化したミンクとウグイ君。無心と疲労のあきらめモードで海に向かって、もらった拾い物のルアーを投げていると・・

いきなり釣れました!!久しぶりの大物92センチ。河口の防波堤から釣ったので足場も高く、高波とテトラに走られてダメかとおもったけど、ちょっと強引になんとかいなし、たまたま買って持ってきた磯用の長いたも網(持ってきてホントによかった!)で波の合間を見計らってネットイン。掬って足下に上げた瞬間に”バキッ”と網の柄が折れました。横にすると折れることはわかっていたので慎重に縦に引き上げたけど魚の重さには耐えられなかったよう。初めて掬った一匹のイトウで折れるなんて「あ~あ」という気持ちもあるけどそれより「イトウはやっぱすげえ!」と思いました。(一張羅の竿(モアザン)が折れなくて良かった・・)次は人間を掬っても折れないような網を作るかな・・

まもなく夕暮れ。真っ赤な夕焼けの手前に新しく設置された中型の風車郡が道北らしい。・・防波堤から全力でイトウを持って浜に走ったので胸は苦しく足もつりそうだったけどこの一匹ですべてが報われました。(そのあと2回、足もとの波打ち際で中型がアタックしてきたけどフッキングに至らず)今回も海と川を行ったり来たりするイトウの釣り方もなんとなくわかってきたし野生動物ってやっぱりアナログなんだな、と再認識しました。秋も楽しもう!

 

 

ウグイのち月見

毎回「今日こそは釣れるだろう!」というプラス思考で出陣して1時間ぐらいすると段々「今日も釣れないのかよ~・・」と心折れてきます。そんななかでもウグイ君たちだけは遊んでくれるのはありがたいことです。ウグイばかり釣りすぎてエゾウグイと普通のウグイのだいたいの釣り分けとかかった時の引きで両者の違いが分かるようになりました。(だからなんだ?という感じだけど・・)エゾウグイ君、上唇硬いんだね。

小河川のインレットではワカサギを狙っていつものやつが来ています。ただ例年よりワカサギがかなり少ない・・それも自然のサイクルならいいけど・・

森にはオオバナノエンレイソウ。

雪もかなり解けた藻琴山の夕暮れ時。右奥200mにM名人が黙々とルアーを投げています。他にはだれもおらず屈斜路湖貸し切りのよう。

帰宅すると斜里岳の上に暗いオレンジ色の(カメラで明るく撮った。実際はかなり暗いの皆既月食が見事でした。凄いのは満天の星空が現れたこと。月の明るさがよくわかりました。

数十分後、左上から通常の明るさの月の出。そしてまもなくスーパームーンの明るい満月に戻ると同時に暗めの星たちは見えなくなっていきました。宿の居間のライトを消してお茶を飲みつつの天体ショーは最高でした。