撤退

連日寒波がやってきている中、久しぶりに網走港にサケとワカサギ狙いで出陣。交通量の少ない近所の道路はテカテカツルツル・・冬が来たなって感じです。

海は大荒れ!帽子岩にも高波が打ち付けていました。

港の中も人の背丈ほどのうねりがあり打ち付ける波もたまに道路にかかってきてちょっと恐ろしい感じ。防波堤には津波のように10メートルぐらいの波しぶき。水はどこも濁っていて戦意も落ち気味・・

オマケにとにかく寒くて(たかが氷点下3℃ほどなのに風が強かった)少し波の低い場所へ移動。感覚のなくなってきた足の指を無くさないために車を風よけに使いシートに座って竿を持ちウキを見つめます。釣り人はボクがやっているのをみて両隣に来たけどやっぱりだれも何も釣れません。2時間ぐらいねばったところで海上保安庁の兄ちゃんが歩いてきて親切に「これからさらに満潮になって波が高くなるから気をつけてください」と言ってくれたのを機に撤収。なんか体を冷やしに来たみたいだし、港の岸壁の高さぎりぎりまで波が来ていて場所によっては乗り越えて「ドシャ~」という恐ろしい音を上げていたから潮時。っていうかこんなとき海釣りに来るなんてボクってアホかも・・・・帰りのラジオからは波浪警報のアナウンスが・・季節、天候や風、波によって行き先を考えるという鉄則を忘れていました。反省。

聖地

所用で帰省の折、遠くても楽しい管理釣り場へ、という神奈川のY氏とN氏の案内で長野県の管理釣り場へ遠征しました。中央高速に乗り、山梨のSAで信玄餅をソフトクリームの周りにトッピングした信玄ソフトなるものを注文。組み合わせも面白いけどこのソフト自体がクリーミーな食感で美味しかった!

登りたいといつも思っている八ヶ岳。白馬岳の景色も含め、山梨、長野の山々に囲まれた風景を見たのは戸隠村で宿業の修行をしていた時以来の27年ぶり。懐かしくてウルッときました。この地方は風景画2号館を作りたいほどいいところです。

管理釣り場の近くにサルたちがいてこれにも感激!北海道にはいないので。

聖地、鹿島槍ガーデン管理釣り場。広くて投げやすく水はクリアー。魚は見えるしリールファイトが必要なほど元気な大型のニジマス、ブラウン、イワナが一日中爆釣!条件も良かったのだと思うけどこれだけ大物ばかり数釣りをしたのは初めてでうれしい腱鞘炎になりました。

案内してくれた名人N氏もシナノユキマス他爆釣。Y氏はなんとドライフライでイトウをキャッチ!

トイレの小屋の張り紙・・本州にいるツキノワグマって小さいくせにいきなり向かってくる奴が多いから嫌なんだよなぁ~ヒグマはでかいけど落ち着いているやつが多い気がします。やっぱり怖いけど・・

メタボのニジマスを一匹持ち帰って刺身とバター焼きで食べてみたけどここの魚は変に脂っぽくなくて美味しかった。食べるための魚作りも見事です!

2日経ち腱鞘炎も良くなってきたので今度は自転車で朝霞ガーデンへ。自分でも病気なんじゃないかと思うぐらい釣り好きなのです。ここではなるべく小さいフライで遊びたかったので場所をあちこち変えてみると最後の池で24番のミッジサイズで入れ食いに。魚は鹿島槍の半分の大きさだったけどこの釣りはこれで楽しかったです。

羽田からのフライトが朝なので近くの川崎のホテル泊。歩いて多摩川へ行ってみました。さすがにここ下流までくると水質は・・・で河原のゴミも悲惨な状況だけどボラらしき魚が群れていたりジャンプしていたりと魚影は濃そう。こんなビルに囲まれていて排水ジュースのような水なのに魚たちはしたたかに生きているようです。北海道で原始の自然と飲めるような水の中でヒグマにおののきながらの釣りはもちろん最高だけど、こんな大都会での釣りもやってみると違う楽しさを発見できそう。次回はちょっと釣りの幅を広げてみようとおもいます。

 

多摩川みたい

所用で北見に行ったついでに近郊の常呂川へ日没までの1時間だけ行ってみました。名前の由来は沼を持つ川で、沼はサロマ湖を言っていたらしい・今はつながっていないけど、なるほど。

釣り師の間では有名らしい堰堤。水面が鏡のように波紋一つありません。釣れません。ボウズ覚悟で堰堤下へ。

写真がわかりづらいけど、堰堤の下に高い所から投げると一発でアタリと元気のいい魚の引き!数メートル下から竿が折れないように、糸が切れないように抜き上げると・

40センチほどのアメマス。嬉し~い!このあと連続5ヒットで一匹はニジマスでした。磯でホッケを抜き上げるようにマスたちを抜き上げるのは新鮮でした。

 

満足!

知床の自然ガイドのE氏と網走川へ。駐車場前でまず一振り。10時だというのに・

ガイドが凍り付きちっとも遠くに飛びません。釣れません。

少し暖かくなりガイドに氷も付かなくなってダメ元で最下流へ。ウグイのライズがあちこちで見られたので釣ってみるか・・とロッドを振ると、さすがE氏。すぐに小型のアメマス、大型のウグイを上げました。しかしインジケーターで流すのが一番だという短絡的なボクは全く釣れません・・

引っ張りの釣りに換え、どうせウグイだろう・・というライズを釣るとアメマス!次のライズこそウグイだろう・・アメマス!型は20~35センチぐらいと小さかったけどここから2人で昼までアメマスパラダイス!!よく釣れる管理釣り場状態。このときのライズの主はほとんどアメマスだったのです!虫はほとんど飛んでいないし水中にも見当たらなくて、でも引かないと釣れない、ということは動く小魚を追っているのか、リアクションバイトなのか・・アメマス君たちはコンディションもプリップリ。今年は産卵していないのか?それともとっくに産んじゃってからたらふく小魚を食べて回復したのか?あるいは海に下るやつはもしかしてサケと同じく3年とか4年経たないと産卵しないのか?などなど多様性と謎多き魚です。

女満別空港が至近のここは飛行機がすぐ上から降りてきます。足が冷え切って休憩、昼飯後、再び行ってみるとライズはあるけど釣れない・・結局ボクは1匹、E氏数匹。どうやら多くのアメマスは沈黙か移動してしまったような感じで、スレきったウグイ君のライズに変わっていました。でも今日は型は小さかったけど表層の釣りで一時入れ食いを味わったので大満足。海と行き来するアメマスの釣りは爆釣の次の日にボウズだったりするけどたまにこういう日があるのでやめられないのです。あ~楽しかった!

 

あまり釣れんなぁ~

午後から湖へ。晴れていても16時15分には暗くなるので1か所2時間と決めて今日は2カ所へ。気温は3℃。北風が強かったけど日差しが強く、風下を向いていれば暖かいぐらい。しかしフライで釣りやすい風下側は全く釣れず、ルアーに換えて風上へ投げると一発で45センチほどのアメマスが!でも痩せていてとても全身はお見せできません・・しかし後は続かず。

2カ所目ではアタリが一度あっただけ。たぶんウグイ?白鳥の親子が沖合でのんびり泳いでいます。子供に何か教えているのかな・

段々風も止んできて日没。誰もいなくなった湖畔に月がきれいに出ています。ねばればまだ釣れるかもしれないけど、ひたすら待つ釣りはやっぱり苦手。明日はちょっと違う釣りをしてみようかな・・

唯一のチャンスを・・・

2回連続で良い型のニジマスをバラシたのが悔しくて再び湖へ出陣。河川のインレットには終盤のヒメマスが遡上していました。

最初の場所では4時間粘ったもののウグイのアタリすら一つなく人気の場所へ移動。夕方1時間の一勝負です。藻琴山のある北側から強風が吹き雨も降っているのが見えます。向かい風のためフライでは近場を狙い、30分ほどするとアタリが!・・フッキングして数秒でジャンプ!太った50オーバーの良い型だ!・・しかし直後にフライの結び目からラインブレイク・・・(またまた涙)しっかり確認して結んでいるのになんで??どうして??

状況はこんな感じ。急なジャンプでラインは水の抵抗でまだ水中。上向きの魚の上あごに掛ったフライが空中で下に引っ張られたら外れるかフッキングが浅くなる→それで着水したときにラインがたるんで外れる・・きっと前回はこのパターンでしょう。今回切れたのはたるんだのと魚が突っ走ったのでラインが張ったときのショックで切れたのか・・でもそんなショック無かったから魚の歯にでも当たったか・・リリースする釣りのときのフックはすべてバーブレスにしてあるので外れやすいのはわかるけど一日一回の唯一のアタリでキャッチできないのが3連続というのはショック・・対策がどうもわからない・・誰か教えて・・このままではバラシ街道まっしぐらのようです。

 

初チャレンジ

春に一度だけ来たことがある湖への流れ込み。2週間前までは大アメマスが釣れていた、という期待できない情報に期待しないで行ってみました。でも釣り人はズラッと並んでいて人気の高さを伺えます。

雨のようなライズ・・じゃないな・・あれはなにかのアピールのためのボイル?・・とまずはルアーを投げるとやっぱりウグイ君。彼らの魚影の濃さは凄く、たまに数百匹の群れがザバッと波を立てていてビックリ。でも意外と入れ食いではなく、それなりにがんばって釣れるかな、ぐらいで大きさも30センチほどありハイパワー。結構楽しいじゃん!

ウグイ君を10匹ぐらい釣ると横に走らないやつが・・きたのは35センチほどのグッドコンディションのアメマス。小さいのはまだいるじゃん!大きいやつは海に下ったのか、さらに下流に行ったのか・・?

フライに換えて・・やっぱりウグイ君。引きが強いからまあいいけど・・

少し痩せたアメマスが来ました。やっぱり35センチぐらい。計3匹。でも釣れて良かった。今日は川がダメなら海で夕飯のおかずを調達して帰ろうと思っていたけどウグイ君のおかげでモチベーションが保てました。春もそうだけど大型が少なくなり小型のアメマスが釣れてくるとそろそろ下りアメマスのシーズンも終盤かも。今日はふとした思いつきで違う場所へ行ってみたけど新鮮で楽しめました。

近所の探索と久しぶりの感触

昨日は午後の一時、近所の渓流に行ってみました。しかし絶好のポイントを何か所か回ったのに魚一匹いません。浅瀬に稚魚がいましたが大人たちのオショロコマやアメマスは産卵後、下流の深いところでじっとしているかサケの卵を目当てに出かけているのでしょう。期待したニジマスは・・やっぱりサケの卵を探して旅をしているのか、この川にはいないのか・・

そして今日は再び湖へ。湖畔はどこも落ち葉でふかふか。虫たちにとっては良い布団でしょう。

秋にはなかなか釣れないポイントにダメもとで行ってみると・・久しぶりにアメマスが釣れました。産卵後で痩せていたけど55センチあったのでいつものウグイとは違う引き。懐かしい感触です。

あとは続かず、雨が降ってきて車に戻り一番人気のポイントへ移動。ルアーマンたちひたすら投げて巻き、フライマンもひたすら投げて引っ張るかじっとウキを見つめています。そんな中、この写真を撮った後にヒット!リールから激しくラインを出され、何度かジャンプされて50センチ弱ぐらいのニジマスと確認。これは取れると思ったらこちらに向かって突っ走ってきてラインがたるんでバレました・・ウグイじゃないのに向かってくるなよ・・・久しぶりに強烈なニジマスの引きを堪能しましたが、ひたすら待つのもここの釣り。モチベーションを保つのになんかいい方法ないかな・。

 

鹿注意

天気が良くなったのでニジマス狙いで湖の一番人気の流入河川の流れ込みに出陣。昼前に到着するとすでに10人ほどが竿を振っていました。しかしボクが見ていたかぎりでは誰もウグイ以外は釣れていません。朝は釣れた人もいたとか・・さすがにスレッスレのようですがそれでもこんな自然の湖で釣り堀のように放流もしていないのに毎日誰かしらは釣れているらしくこの湖のポテンシャルの高さが伺えます。また何日か通ってようやく50~60センチの大物をゲットできる、というのが北海道らしくていいですね。本日ルアーフライ二刀流のボクは・・夕暮れ間際にフライで掛けたものの一度首を振られてバラシ・・逃がした獲物は大きい、としておきましょう。

帰路は4回出ました。そのうちの一番慌てなかった一回。写真も撮れました。。こういうふうに道路に並行に向いているときは正面に飛び出してこないのでまあ大丈夫。後の3回はカーブを曲がったら道の真ん中にデカい雄鹿がいたり飛び出してきたり・・ぶつからなくて良かったです。

遡上

やっぱり釣れたときに脳内にいい物質が出るんだろうな・・1週間釣り三昧したのでしばらく竿を置こうときれいに仕舞ったけど、何日かするとまた行きたくなるのが釣りなのです。ということで今日はルアーロッドも持って紅葉もほぼ終わり葉が落ちて明るくなった湖にやってきました。林道は小さくて軽い軽自動車が楽なので女将号出動。(ちゃんと洗いますから)

最盛期の日曜日だけあって釣り人が多い!といってもこの北岸は1キロに3人ぐらい。ソーシャルディスタンスは十分ですがボクも含めて皆さん不調の様子。林道を進みつつたまたま人のいなくなった流れ込みにそっと近づくと・・いました!産卵のために岸際にいる50~60センチぐらいのアメマスが3匹。もう頭や体の一部が白くなっていて天寿を全うしそう。さすがに観察するだけにしてしばらく見ていると・・

サケと同じように水しぶきを上げてこの小さな沢に上っていきました。これから最後の力を振り絞って産卵するのでしょう。キツネや熊や猛禽類にやられないように気をつけてね。

意外に手強いウグイ君。ライズをドライフライで狙うと最初の2匹ぐらいは釣れます。その後はスレてしまってなかなか厳しい・・

4時に日没。夕方までは風も吹き、波もそこそこあって釣れそうな感じだったけどまだ水がぬるい感じ。一人気楽にボケッと力を抜いて湖に立つ一本の杭のようになって過ごしましたがいい時間でした。お目当ては釣れなかったけど。