冷水ニモマケズ

極寒ウェーディング

風で南に行ったり北に流れたりしながら砕け、解けていく屈斜路湖の氷。ネオプレーンの胴長を履いているとはいえ、ここでの釣りは人間耐寒テスト。先月までしょっちゅう登っていた藻琴山を望みながら、ルアーを投げたり、フライを降ったり。

白鳥と藻琴

 

まだ少し残っている白鳥も飛んだり鳴いたりしながら数も減ってきました。後ろの森ではキツツキのドラミング。

暴れる

 

この時期のアメマスはお腹ブックリの元気はつらつと、痩せていて、なよっ~と釣れちゃうやつがいます。

ニジ

小さいけどニジマスはパワフル。ウグイもけっこう釣れたけど写真はありません。差別はいかんなぁ・・とおもいつつ。

アメマス大物

パワフル君。このお腹の中はワカサギか?我慢の釣りをしたあとは温泉で解凍。極楽。

1番かも!?

氷の山脈

温度計が15℃を示してして、そろそろ氷も解けるんじゃないかな、とおもい、再び屈斜路湖へ。しかしいつものポイントは9割りは氷に覆われ岸沿いには流氷山脈のような山が出来ています・・午前中は割れないようにと慎重に氷の上にのり、わずかな開氷面に向かって投げたり、釧路川への流れだしに行ったりしたけど全く反応なし・・ふたたび最初のポイントに行くと強風が吹き荒れ、30分もすると氷がみるみる流されて無くなっていき、このポイントの今シーズン1番乗り。しかし強風すぎてフライがまともに振れずルアーを投げると・・

初アメ

すぐにアタリがあるものの乗らず、次に一匹バラした後の45センチほどの初アメマス。コンデジションも良好でした。目の前までルアーを追ってきてパクッ、ラインもほとんど巻き取っていたのでビックリ!でも群れはすぐに去ってしまったようで今日はこの1匹で終了。かなりねばってゲットしたので大満足。屈斜路湖の釣り、始まりです!

初釣り・?

砂湯

初釣りだぁ~!(氷上穴釣りは別)と向かった屈斜路湖は氷結・・・スコップで氷を割り、釣り場を作ろうと奮闘するM名人。しかし乗っかっても割れないほどの氷に断念。

新品リール

アウトレットは釣りができるぐらい水面が空いていましたが、この直後に強風と波と雨で退散。新品のリールが気持ちのいいことったらありません。しかしここではボウズ・・

弾丸

しばらく車を走らせ、雪の中をズボズボもぐり大汗をかきながら小さなダムへ。インジケーター(浮き)のアタリに合わせるといきなり竿がのされて、リールが激しく逆転!時間をかけて慎重に取り込むとヒレピンの弾丸レインボー48センチ。こんな小さなダムにこんなキレイな筋肉質の魚、なんでいるんだろう・?完璧なヒレからして放流モノじゃなさそうだし・・今シーズンも幸先のいいスタートが切れました。

買ってしまった

リール

フライリールの購入なんて以前の勤務先のアウトドアショップで買って以来、おそらく18年ぶりぐらいでしょうか・・右側が愛用していたダイワのアルトモア200D。これがついに摩耗やバネの伸びでドラグが効かなくなり、またラインの巻きぐせがつきにくいリールを使ってみたくなり、シマノのフリーストーンLAを購入。もうすぐ始まるシーズンが楽しみです。フライ巻かなきゃ!

女満別湖

1女満別湖

網走の人は網走湖といい、女満別の人は女満別湖というけど、まあ郷土愛があってどっちでもいいか~ということで網走湖の女満別湖・?(女満別側)へ初釣行。同じ湖なのにこちら側はほとんど人がおらず、車の音もせず、立派な雑木林の湖畔からキツツキのドラミングやオジロワシの鳴き声を聞きながら釣りをするという最高のロケーション。例年なら今ごろはかなり暖かいのに今日は昼間でも氷点下7~8℃で北風が吹く極寒。でも陽射しが強くテントの中はポカポカでビニールハウスの中の作物のよう。眠くなってしまいます。竿を出すと!さっそく「おおっ!来た!けっこうデカイ!!」・・・

2ウグイ

最初はウグイの連続(泣)・・

3ワカサギ

しかしいつの間にかウグイはいなくなり、ワカサギの入れ食いラッシュ!1月より魚体がスマートになったようですが撒きエサもまったくしないのに一日中釣れ続くのはさすが女満別湖!(タイミングもよかったのかな)そのワカサギをエサにしてアメマスを狙ってみると・・!

4カレイ 5ワカサギ

モゾッというアタリに合わせると・・カレイだぁ~!?それも次々と!自分の半分ぐらいの体長のワカサギを丸飲み!ヒラメなら魚食というのはわかるけど、カレイがこんなにワカサギを食べるとはビックリポンッや。一度だけ竿を持っていかれそうなアタリがあったのですが途中でバレてしまいました。あの強い引きはたぶんアメマスだと思いたい!次回こそは狙います!

6ニジ

オジロワシが舞う夕方、太陽の両端に虹が出ていました。明日曇るのかな・・

6気温

帰宅すると今シーズン最低のマイナス19℃。たまに20℃に達して記録更新。一昨日のお客さんには「もう寒さの峠は超えてこれからは暖かくなるばかりですよ」なんて嘘をついてしまいました。スミマセン・・これも記録的な遅れでやってきた流氷の影響でしょう。明日の朝の北見は24℃まで下がるとか。寒さを楽しむのもあと少しです。

 

リベンジ なる!

漁師

今日はM名人、Oさんと能取湖へ。先日はコマイの一瞬の入れ食いでなんとか満足しましたが、今回は「これぞ能取湖!」のチカ爆釣!釣り人もすっかり少なくなりましたが、まだ釣れるときは釣れるのです。コマイはわずかに2匹でしたが、Oさんが一人で宿2軒分釣ってくれたので(まるで漁師)また美味しい一夜干しのチカをお出しする予定です。

苦戦の中にも

コマイ釣り

今日は能取湖でチカ・コマイ釣り。イヤになるほど釣れるよ~とOさんをその気にさせ、M名人も出動。しかし・・最初の1時間はほとんど釣れません・・場所を移動しても釣れません・・あちこち穴だらけにしても釣れません・・今までの絶好調はどうなってしまったのか・・?しかしOさんが穴の中を見ていると「なんかのそ~という感じの魚がいま~す」とのことでチカの仕掛けをコマイに替えると一発できました!あ~よかったぁ~。このあとOさんが怒涛の入れ食いであっというまに20匹。

切断

エサのゴカイにドン引きしつつも一時いいおもいができました。時期的なのか、それとも先週の嵐で魚の付き場が変わったのか、自然とはホントに読むのが難しいものです・・

嵐の前に

能取2

 

嵐の前にもう一度!ということで再び能取湖へ。前回は雪をどかすと氷がシャーベット状で、落ちることはないよなぁ・・?という感じでしたがここ連日の冷え込みで氷もしっかり凍り寒いけど安心。全面結氷でアザラシくんもいなくなって良い条件。

テント内」

今回もこんな感じで最初からコマイ、チカをそれなりに釣りましたが、最初1メートル50㌢ぐらいあった水深がなんか釣れなくなってきたなぁ・・と思ったらいつのまにか70~80センチに・・。そういえばここって、潮の満ち干きがある海水の湖なのでした。帰り際にちょっと深いところで竿を出してみたらまたすぐに釣れたので、潮汐の時間はおさえておくこと、昼間のコマイは食欲が弱いけど目の前でちょっとだけ誘えば(ゆらゆらさせれば)釣れること、それなりの水深のあるところにいることなどが今回の教訓。「お~っ、水が増えてきたから浅かったところに行ってエサ探そう~」「ギョギョ(魚魚)!水が減ってきたなぁ~深いところに戻ろう~」と、さかな君の気持ちがわかれば名人は近いかな。

竿

自作竿

自作の竿はこんな感じ。ガイドの代わりは浮きを留めるゴム管です。

チカ・コマイ能取湖2016初釣り

16初能取

 

能取湖へ。今日は寒い!この時にマイナス13℃。北見はマイナス20℃まで下がりました。外で仕掛けをいじっているとたちまち手がシバレちゃいます(北海道弁)。

能取アザラシ16

沖の氷上をズームするとアザラシ君たちが毎度のように休息中。でもこっち来ないでね・・魚いなくなるから・・よく見ると流氷ならぬ海氷蜃気楼が出ています。

自作竿

昨日自作した穴釣り用の竿で初釣果。チカはやはりでかくて先週のワカサギの倍の大きさ、4倍の重さで釣り応えあり。竿はアクリル(プラスチック)の板と木で作り、それなりに使えたけど、今回の作品では小さなアタリの出方がイマイチで釣具としてそれなりの値段で売っている竿ほうが上でした。誰か、穂先が極めて小さい力でもよ~く曲がり、しかし折れなくて反発力のあるいい素材って知りませんか?市販品はグラスファイバーを削って作ってあるみたいだけど、なんかこう「オッ!こんなもんでいいんだ!」みたいな物が利用できれば面白いんだけどなぁ~・・イヤしかし網走湖や能取湖は浅いからリールも要らないし指でアワセて、手でたぐったほうがよく掛かるし手返しも早くて数を釣れるし、そうすると小さなアタリがわかれば竿じゃなくたっていいんだなぁ・・・固定観念を外して考えてみよう・・なんてブツブツ言っていると・・

Mコマイ

M名人が主目的のコマイをようやくゲット。実はここまで2時間、最初の場所は浅いし釣れないしであっちこっちと場所を何度も替えようやく釣れる場所を見つけました。教訓・「能取湖、釣れない場所では粘らない」

Mカジカ

オオッ来たっ!・・・カジカじゃん・・・でもお汁にすると美味しいのでいただきました。

能取初釣果

 

チカは釣れ過ぎるので途中からコマイに専念。釣果は2人でコマイ30匹、チカ60匹ほど。今回の収穫は、コマイは昼間でも釣れる、ということでした。ただアタリは極めて小さく、穴の下を見ているとエサの前を素通りすることも多々あり食休み中という雰囲気でした。それでも釣るには美味しいデザートをちょっとかじってもらう、っていう感じで誘うことでしょうか。そしてこのビク、深さ40㌢ぐらいあるのに満タンで入りません。さすが能取湖、よく釣れる上、穴の下の魚が食いついたりなかなか食わないのを見ながら釣るのは最高に楽しい!足先の寒さ対策をしてまた来よう!