リスクを減らすために

今日は漬け込んだキュウリウオとチカを干します。まずはさばいた腹を下にして少しでも漬け込み液とを切ります。

普通に干そうと思っていたけど、何度も脚立を乗り降りしているうちに、いつかやろうと思っていたことを思い出し斜里町のホームセンターへ。それはこれからもチカやワカサギも釣って干すのだけど、そのたびに高い脚立を出し、凍り付いた長靴で滑って転落しないようにビクビクしながら上って高い軒下に重い干し網を吊り下げること。毎年、いつか落ちて命も落とすな・・と思っていたのです。そこで滑車とロープを使って脚立を出さなくても干し網の上げ下げができるように考え200~300円の部品をいくつか買ってきました。綿ロープは氷点下でも硬くならないので使いやすいです。

まずは滑車をカラビナで結び(考えてみたら滑車は外さないならカラビナはいらないのだけど、ラフティングやカヌー、登山ガイド時代の癖でつい”カシャ”と付けてしまうのです。なんかその音が気持ちよくて・・)ロープの長さを決めてほぐれないように切るところにビニールテープを巻いて切断。

外壁の厚いツーバイフォー材をつかってあるコーナーの部分にフックをネジ留めしカラビナを付けてマスト結びで留めます。

干し網を吊り下げ、魚をキレイに並べます。

下からロープを引き、再びマスト結びで留めて完了。うまくいきました。お客さんの来る玄関の上なので、何やっているのだろう、という見た目だけどお許しを。でもこれで脚立から落下するリスクは無くなりました。あとはオコジョとイイズナ、キタキツネ、そして猫の攻撃が無いことを祈るのみ。(一つだけあるオコジョ返しは付け忘れた・・)

あまり動かずに作業していたので足が冷え切って感覚が無くなってしまいました。ストーブの前に張り付き、妙に冷えるな~と温度計を見ると氷点下14.5℃・・寒いはずだわ。

そんな時だからこそ見られる知床連山の夕映え。やっとできたという充実感も風景をさらに素晴らしくさせているようでした。