断面を書いてみたら・

最近ブログの更新、頻繁でなくてすみません。たまにトレーニングがてらスノーシューで宿の周りを歩いたり除雪するぐらいでずっと引きこもっています。体によくないなぁ・・今やっているのは雑誌の仕事。雑誌のライターさんが書いてくれた原稿の校正(3月27日全国発売予定の北海道生活に出ます)や今後、宿や町おこしのために使えそうな文などの作成。そこで今日は裏摩周展望台から見た摩周湖の断面を寸法の比率を忠実に下げて書いてみました。それで分かったこと!カルデラ湖はすり鉢状になっていて深いとよく言われるけど、湖の大きさからすると図のようにすり鉢ではなく浅いフライパンのよう。でも水深だけみると200m以上あるので人から見ると十分に深いですが・・また摩周岳の噴火口の中にはなぜ水が溜まらないのかな?と思っていたけど、もちろん水を通しやすい溶岩なのと噴火口の底でも摩周湖の湖面より20メートルも高いからという理由もありそう。それと真ん中のカムイシュ島って海底から鉛筆のように突き出ていると思っていたけど、実はそれほどでもなく湖底の麓は直径1キロぐらいあるということ。そして神の子池は摩周湖の湖面より75mに下にあり、水の成分は神の子池と全く同じではないけど、しみ込んだ湖水と外輪山にしみ込んだ水が混ざっているのではないか、ということ(そう願いたいけど検証は困難)・・こうやって絵を描いてみるとイメージつかめます。摩周湖の水も、そして海も地球的規模からみるとまるで薄皮のようなのですね。そんなことを考えていると自然の大きさと人間の小ささをますます実感してしまいます。