M名人 怒涛!

北海道に戻りさっそく湖へ。ヘラブナで鍛えた合わせがここで通じるか・?そしてあれだけ氷だらけだった湖岸もこの10日のあいだにほとんど解けていて明日には無くなりそう。気温は昼ごろで18℃。しかし水は冷たく下半身が冷えるのでオーバーなぐらいの厚着でウェーディングです。

コンスタントに釣れるわけじゃないけど気持ちよくロッドをどの方向にも思いっきり振れるここは春は人気の場所。知床E師範や他何人もいたけどフライとルアーの女性が2人いたのは朗報!難しいけど奥が深く楽しいこの釣りはもっと多くの人に楽しんでほしい!ここでフライならまずウグイ君が遊んでくれます。

広大な浅場でどこを狙えばいいのかわかりづらいけど、じっとしていると竿の届くぐらいのところまでアメマスはやってきます。釣り始めて2時間後、ようやく40cmぐらいのレギュラーサイズの元気なアメマスをキャッチ。

本日一番大きかった53cm。リールをよく逆転させてくれました。このサイズは今は5~10匹に一匹ぐらい釣れるかなぁ・・目標はとりあえず65cm。この湖では80cmまでは釣れています。

日が傾くまで「まだ今年釣ってねぇ~ボウズばかりだぁ~」と心折れていていたM名人も40弱のニジマスとレギュラーサイズのアメマスを釣って一安心。そして夕マズメ、50オーバを含めて怒涛のアメマス6連発!!ワンキャストワンフィッシュ!・・いままでのボウズはなんだったんだと満面の笑顔です。ボクもフライで2,ルアーで3の満足いく釣果。ここ数年、型が小さかったりあまり釣れなかったりしたので今年はいまのところ安心できそう。最高の自然と風景のなかでの至福。また行こう!

 

 

首都圏へ

首都圏はインバウントの方たちがあふれかえっていました。特にここは桜も見ごろということもあり大変なにぎわい。凄いなと思うのは外人といえば日本の文化が好き、というニーズをくみ取って隅々までJAPANらしさを追求した商売。(多少怪しいのもあり)これだけ来る人のニーズをくみ取って具現化できればどの町でも活性化するのでは、と深く感心。見習わねば。

和洋折衷的なスィーツも素晴らしい!

隅田川も屋形船で大にぎわい。

危ない→即禁止ではなく、気を付ければこんな街中の川で釣りしていいんだ!というのが素直な感想。素晴らしい!

桜吹雪に外人さんたちも大喜び。この桜の下では花見で宴会だらけ。

埼玉の釣り堀で半日肩慣らししてから静岡県の足柄にある鮎沢川という川で釣りを・・と思ったけど魚狂Nさん、神奈川Y氏と下見すると・・川に魚がいない・・普通ウグイとかオイカワとかカワムツとか見かけるけど小魚一匹いない・・そのとき漁協の組合長さんと話す機会があり、放流して釣り切られてカワウにも獲られて・・で、この状況とのこと。かなり手間と時間はかかるけど地元の皆さんでいろいろなルールを作っていつも魚がいる川になれば人は来るのでは、という話をしました。期待しています!

そこから車で10分ほどのところにある釣り堀でサクラと富士山を見ながら釣り。ホント釣り堀でもJAPAN!

ニジマスの釣り堀の中ではここの魚の多さと釣れやすさは一番かも。昼から終了の20時ごろまでライトの明かりで夜釣りも体験。貴重でした。

最終日は自転車で片道10キロほど走ってびん沼という埼玉では有名な釣り場へ。フライだ、ルアーだといわずに今回は延べ竿で釣れる魚を狙ってみました。竿は渓流用、餌はなんでも釣れるという練り餌。仕掛けも一本針という適当なもので期待はしていなかったけど・・

22cmのヘラブナが釣れました!中学、高校とはまっていたヘラ釣り。やっているうちに練り餌で寄せて「ツン」アタリで合わせて釣るんだと、だんだんと釣り方を思い出してきました。このあとクチボソ何匹かともう一枚ヘラを上げることができて大満足。掛けたときに「ああぁ・・この引きだぁ~ヘラだぁ~」と感動しました。次回はもうちょっと道具も揃えて(実家にあるはず)本気でやってみようかと思います。それにしても今回もよく自転車に乗り、よく歩きました。都会って健康になるよね・?

 

 

 

やっと釣れた!

一日中ミゾレ混じりの北からの強風で極寒!こんな日に横のキャンプ場では何張りもテントが張られ焚火を楽しんでいる人がいて、よくやるよな~・・なんて言っていたらK氏いわく「氷水の中にずっと漬かって釣りをしているなんて変態じゃねぇ?」って自分ら言われてますよ・・そりゃそうだ・・3人で午後から出陣するも苦戦・・またまだボウズか・・と思っていたら一発目は大エゾウグイ。M名人をバックにいつもの構図。

何発かのウグイ、エゾウグイ(ちょっと違うのです)の後、やっと、ようやく、待ちに待ったアメマスさん。ちょっと痩せているけど安心と感激。この春も始まった感じです。

後ろの光景は雪雲で真っ白。吹雪さん来ないでね。

K氏が得意のジグでグッドコンディションをゲット!

続いてボクもハイパワーのアメマスを!嬉しい!

連発の2匹は同サイズ。きっと同じ群れだったのでしょう。風向きが少し変わり笹濁りが広がったらやっぱり釣れました。まだ湖は冷たく天気も悪かったので虫も出ていなくて魚っ気も最初の2時間は感じられず寒さと相まってモチベーションダダ下がり・・そして一匹釣れたら皆急上昇。暖かい日が続いて虫が出始めればもっと釣果は上がるでしょう。帰り道の峠は真っ白だったので慎重に帰宅。さてこれから楽しむぞ!

自然の中で・

例年より2週間ぐらい早く今日でほぼ水面の氷が無くなった湖。先日の北からの強風で南岸には流氷山脈のような氷の山ができていました。

氷水にしっかり漬かってルアーを投げる湖初釣りのM名人。腰が痛いと言っています。ボクはそんなに漬かりたくないな・・

日中は10℃以上になったので湖畔ではキタキツネも昼寝。

午後2時半、南からの強風で一面の氷があっという間に無くなりました。海明けならぬ湖明け。この時を待っていたのです。しかし半日K氏、M名人と竿を振り続けたけど魚のさの字もありませんでした。やはりまだ虫も出ていないし厳しいか・・

??・・くつろいでいた湖畔のすぐ後ろに・・鹿の体毛がいっぱい・・これってもしかして・・

バラバラになった足や背骨が転がっていました・・クマちゃんの仕業?ここはキャンプ場のすぐ脇だけどそんなの関係ないみたい。気を付けなくちゃね。

 

 

大雪!

朝起きたら積雪が20cm!お客さんの送迎のため急きょ、そして今さら除雪車を始動し車の通るところだけ除雪。こんな均一に積もった雪ならキレイに除雪できることがわかったけどもう春です・・・この雪もたぶん2~3日で解けると思いますがGWまでたま~にドカっと積もるのでタイヤ交換はまだ先です。

気持ち先行

湖の氷が少し解けたので出陣、あっという間にダメだと悟って敗退・・遠くに投げると氷にのっちゃうし、べた凪だし、そもそも例年待ちきれなくなって氷の間に投げたりしているけど生体反応ゼロだし、かつて一匹も釣れたことがありません。やっぱり氷のある時って釣れないんだね(涙)

湖畔の林床にはフクジュソウ、道路脇にはフキノトウ。春だ。

昔のようなカラフルな色ではなくナチュラルカラーの最新型?のテントがずらり。20年ぶりぐらいのキャンプブーム。ボクが仕事で各社のテントを売っていたころとは全く違うものばかりで知っているものは一つもありませんでした。時代は変わったねぇ・・気温は朝は氷点下、昼は5℃ほどだけど虫もいなくて焚火が楽しいし寝袋さえしっかりしていればいい夜が過ごせるでしょう。

帰路では道端の畑につがいのタンチョウヅルがいました。

ちょっと寒いのに春霞の斜里岳。もう宿前の畑の雪もすっかり解けました。例年より2週間早いかな。この分だと干ばつと土埃の嵐が心配です。

 

 

どうするアイゼン

まだスノーシューツアーでついた筋肉が残っているうちに、ということで雌阿寒岳へ。この時期の雌阿寒は初なので状況がよくわからず、まずはスノーシューで。ここはアカエゾマツの原生林の中の急斜面を登っていく登山道。ほぼずっと雪の上でたまに踏み抜きの跡があったけどスノーシューのヒールアップ(ハイヒールのようにかかとが高くなる)機能が威力を発揮し、アキレス腱が伸びそうになるのを抑えてくれました。

3合目を抜けると、「これでアカエゾマツは終わり!」というように視界が開けハイマツの森になります。まだ頂上は遠いなぁ・・

上部は夜の冷え込みで雪が固くなっていて慎重にスノーシューの爪を刺して登ります。気温はこの時約3℃。風も弱くずっと急斜面の登りで暑かったけど展望は最高です。

氷結したオンネトーもいつものブルーではなく真っ白。大雪山も見えました。

7合目から上の急斜面の雪面が光っている・・氷結か?ちょっとなめて軽アイゼンとストックしか持ってこなかったからカチカチならあきらめて下山か・・どうする!アイゼン・・とりあえずスノーシューから軽アイゼンに履き替えて前進。

アイゼンの爪の部分はしっかり刺さったので登れました。噴気孔と阿寒富士が見事。

山頂着。今日の登山者はボク一人。独り占め、だけどちょっと寂しい。

反対側の噴気孔と阿寒湖、雄阿寒岳、斜里岳までの展望。

帰路は一気に降りるので早かったけど、雪が固かったり、そこそこ軟らかかったり氷だったりと一歩ずつ変わったりするので慎重に。滑落したらけっこう、かなりヤバイ・・

行きも帰りもエゾリスが出迎えてくれました。彼らは高いところの枝から枝へと素早く動き回るのが凄く達者!よく落ちないなぁ・・

下山してすぐに野中温泉へ。ここは昔ながらの温泉で石鹸もシャワーもないけど硫黄が強くこういう温泉好きには最高のお湯。しっかり体をほぐれました。今回は装備の面でちょっと反省。急に暖かくなったとはいえまだ十分に冬山でした。

 

 

 

 

 

半日遊ぶ

うわさのます焼きを食べに川湯ビジターセンターへ。旧川湯エコミュージアムをちょっと改装し、小さなカフェが2階に出店。もともと雰囲気のいいところだったのですがさらに磨きがかかったよう。アカエゾマツの原生林を眺めながらお茶が飲めます。また、ます焼きにはヒメマスとアメマスがあり(あんことクリーム)これは釣り師であれば食べておかねば。特に皮の部分がサクッとしていて食感がよく美味しかったです。また袋も含めてやはりデザインもいいですね。

屈斜路湖で今年初釣り。というか5回ぐらい投げてみただけ。もちろん釣れません。でも気持ちいいので満足。今年の氷の解けるのはあと1週間ぐらいかな、例年より2週間ぐらい早そう。早く解けろーっ

湖畔の森にはゴジュウカラやシジュウカラ、アカゲラなどが春を楽しんでいます。気温は15℃!

まだほぼ氷結している屈斜路湖と左奥に斜里岳。美幌峠からの眺めはさすが有名観光地。

閉店間際に名物の揚げじゃがいもを堪能。やっぱり美味しいです。今日はとても暖かく穏やかに遊べました。

 

〆の藻琴山

今シーズンのスノーシューツアーも最終日。藻琴山も暖気が続いて雪の状態が心配だったけど夜からの冷え込みにより固く締まり、雪の下のハイマツや笹まで踏み抜くこともなく歩くことができました。それにしても今年の雪解けは早い!

凍結した屈斜路湖は表面だけ解けて水色になっているところが多くなってきました。

山頂近くの稜線では珍しい北と南の両方から枝にエビの尻尾がついていました。

知床岬周辺にだけ見えた流氷。さらば!

やはり素晴らしい斜里岳と知床の山々。いつも駆け降りる北の谷もアイスバーン状態。コケると滑落サヨナラコースだったので往復コースで帰りましたがこの風景を見ながら降りていくのも別世界にいるようです。

こんなハイマツの間を抜けながら下山。でもあと数日暖かい日があれば登山道以外は歩けないでしょう。タイミングのいいラスト藻琴山でした。

 

 

風景も釣りも

朝5時 月と斜里岳 静寂。

知床連山。これらの風景を見られただけでも早起きした甲斐がありました。さて行くか!

久しぶりの阿寒湖。暖かく天気もいいのでテントも張らずに釣ります。しかし氷が固~く厚~く、人力での穴あけで四苦八苦していると隣の紳士が電動ドリルで穴を開けてくれ感謝感激。さすがに来年はボクも買わなきゃダメそう・・そして雄阿寒岳をバックにワカサギエキスパートとなったS嬢、M名人も最初から食べごろサイズを釣りまくり!

ちっこいけどこんなの釣れました。チビサクラあるいはヒメか?

反対側には雌阿寒岳。噴煙も見えます。

阿寒湖の釣れるポイントは10メートル以上と深いので仕掛けの上げ下げに時間がかかるのと上げてくるまでに結構バレます。平日のこのコンディションでは袖針6本仕掛けで小さめのサシと針が良さそう。それでも好調で数百匹は釣れました。阿寒湖は3月末までワカサギ釣りができる予定とのこと。ちょっとしか釣れないときもあるみたいだけどシーズン後半なのに閉鎖された湖水域でこれだけ釣れるのはさすが阿寒湖でした。