ありがとう食洗器

中古で買って20年使い続けてきた食洗器。ホシザキが珍しく家庭用に出したものでたしか4万円ぐらいで購入したのですが、これが約7分ほどでキレイに洗浄できるため(乾燥は無いのでふき取る)とても使い勝手がよく、ウチのような小規模の宿にはピッタリ。ほぼノントラブルでフルに働いてくれました。この人一人分の働きをしてくれた食洗器も鉄の部分はサビ、プラスチックの部分はひび割れてついに破壊寸前。そのため新たな食洗器を導入することになりました。

それが右側に設置した新たな食洗器。今度は業務用のため新井時間も2分ほどでお湯の温度も機械側で熱くしてくれるのでよく落ちます。ただし価格はハンターカブの約1.5倍というこれも業務価格。もちろん補助金を活用して自己負担は3分の1ほどでしたがそれでも大きな出費でした。一生懸命に働いてもらおう!そして先代の食洗器には感謝しかありません。この機械導入で一番手間だったのが左側の調理台。幅を3分の2にしてなんとか使えるようにしたのですが、開業当時に急いで作った台なので作りが雑・・いらんところに接着剤を使っていたりネジの留め方に無理があったりして解体と再組立てが難儀。それと天板のステンレスの折り込んだ部分の切断と曲げが難しく専用の道具も無いので何時間もかかってしまいました。今日も改良をしたのですが気力があったら秋の休館日に作り直したいです。

フクロウのおかげ

とにかく暑い!40℃近いところから来ている皆さんには涼しいと感じるようですが連日の30℃越えは寒冷地仕様の体には堪えます。そんな暑さの中、ウェダーを履いた名人は海を凝視しカラフトマスを探しています。ボクはズボンとウェーディングシューズのみでズボンびしょびしょ、波も頭から何度かかぶったけど冷たくて気持ちいい~泳げるような水温です。魚はたま~に数匹岸沿いに来るので前回よりはモチベーションが保てます。

そしていきなり釣れました!その魚狙い撃ち!・というクリーンヒットではなく、なんとなくあの辺に泳いでいったかな・?と思って投げて引いたら釣れたので釣ったというより釣れたという感じ。スプーンにちょっとイカを付けた邪道とも言える釣りですが、過去いろいろ試してみてボクの釣り方ではこれが一番効果あるみたい。何人も釣り人はいましたが釣れたのはボクの一匹だけ。厳しい状況は変わりませんがやはり先日のフクロウが福をもたらしてくれたのでしょう。

 

フクロウの宿

ここ数日宿の前の街灯周りにエゾフクロウが来ています。昨日も愛知のMさんが「フクロウ来ていますよ!」と22時半ごろに教えてくれて撮影に。ストロボはなるべく使いたくないし、でも暗いしISOは6400までしかないしシャッタースピードを遅くすると手振れするしでまだまだボクの腕ではまともに写せません。でも街灯に集まる虫かあるいはそれを食べるネズミを狙っているのか近づいてもしばらく逃げずに姿をよく見ることができました。こんなに近くにフクロウが来るなんてきっと福も来てくれるでしょう。

暑さ続く

ここ数日、晴れて30℃を越える日が続いています。私たちは30℃近くなると暑くて犬みたいにハアハアしてしまうのですが、40℃のところから来られた方たちは「北海道はおもったより暑いかな」という感想。20年ぐらい前に一度だけ9月中旬まで30℃越えが続いた年がありましたが、例年ならお盆を越えると秋の様相。はたして酷暑のこの夏は終わるでしょうか・・

魚はどこへ・・

カラフトマスがいない・・M名人が浮きフカセで一つキャッチしたものの午後2時から日没まで魚を見たのは1度だけで数匹。群馬H氏とボクは丸坊主。波打ち際に群れになって現れていたのもここ数年見なくなりました。漁も極端に不漁とのこと。ロシアでは豊漁という情報もあるので海や河川の水温の上昇で生まれた川とは別の適温の川を見つけて引っ越し・?したのか・・それにしても数が少なさすぎるのでどこぞの国に公海上で獲られている?増えたブリやサバに稚魚のときに食べられている?問題となっているネオニコチノイド系農薬も関係している?あるいはそれらの合わせ技か・・斜里岳登山道の沢もコケで滑りやすくなったし、この釣り場の河口の岩もコケだらけでツルツルだし、沈黙の春は近いのか・・

星空ようやく

長~いトンネルを抜けたようにようやく星空が見られました。もちろん流れ星も3分に一つぐらい流れ、人工衛星も見ることができました。斜里岳はバックの中標津の光で輪郭がはっきり見えます。

真中のボヤっとした光はアンドロメダ銀河。光の速さでも250万年かかるほど遠いと思うけどお隣さんの渦巻き銀河。今見ている光が人類は生まれたころの時代の光だと思うと光って遅いと感じてしまいます。

そして我が天の川銀河、中心方向。これでも2000億といわれるここの銀河の星々のなかのごく一部しかみることができていない、などと考えてみてもなんだかボーっとするしかないスケールです。

憧れのオフローダー

神奈川のYさんの82年式!XL400R。開業してから初めて見ました。XL250Rは大ヒットしましたが400は販売台数も少なくとても珍しく、当時最先端のサスペンションだったプロリンクサスがスマートなオフロードバイク。ボクもちょうど免許取りたてでオフ車では羨望のバイクでしたが、足つき性の関係でセローにしたことを思いだしました。こんなバイクに乗ったら心も二十歳ぐらいになりそうです。

天国じゃないよ

このあたりで一番有名になってしまった「天に続く道」。開業前(25年前)宿の建設候補地の一つだったここは水の確保が難しいということでやめたのですが、オホーツク海を一望する風景と北海道らしい直線道路はやはりイチオシの場所。数年前までは地元ガイドが案内する穴場で名前も無かったので網走の知り合いが「天に向かって道が続いているようだから”天に続く道”と名付けよう」と名を決めました。訪れた方たちの何割かはなぜか「天国に続く道」と呼んでしまいます・・(ここを走ったら地獄でなく天国に行ける、という伝説でも作ろうかな・)

日没時にカラフトマスがいないかなぁ・・とちょっとだけルアーを投げたりしてみましたが魚は見つけられず。定置網には今年もブリが多く入っているようでサケマスの魚影は少ないかも。でもタイミングがあえばそのうちちょっとは釣れるでしょう。

やばい暑さ

午前十時で34℃。本州の方からみれば「たいしたことないじゃん」と思うかもしれないけど汗の出づらくなった北方圏仕様のこの体にはこたえます。以前からこんな日もあったけど連日のこんな気温はここ5年ぐらい前からでしょう。救いは水の冷たさ。地中はまだ十分に冷えているので水道の水はとても気持ちよく一口ずつ飲んで涼を感じたり顔を洗ったり。例年だとお盆の頃には気温も下がってくるのですが今年はどうなることやら。早く北海道らしい爽やかな気候に戻ってくれ~!

麦 収穫

例年より1週間(ぐらいかな?)早く小麦の収穫が始まりました。ダンプの倍ぐらいあるコンバインで一気に刈り取り麦わらを後ろに排出していきます。それを今度はロール状に丸めて牛の敷き藁に。ロールを作るときは面白いので近くでやっていたら作業の妨げにならないようにちょっと遠くから見てみてください。